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5月1日 <br /><br />朝からどんより曇り空<br /><br />朝ごはんを食べ、歴史民族資料館の方のお迎えを待つ<br />昨夜、電話をして何時頃行きたいと連絡したのだ<br />宿で待っていると雨が降りだした<br />今日の御岳登山はこれで絶望的になった<br /><br /><br />しばらくして、お迎えがきた<br />昨日運転してくれたaさんも一緒に車に乗り込む<br />何とも人懐っこくかわいいお子さんが2人迎えてくれた<br /><br /><br />宿から歴史民族資料館は少し離れているが、坂がきつく、歩きで行くのは少し大変だろう<br />迎えに来てもらえばすぐだ<br /><br /><br />まずは歴史民族資料館から<br /><br />トカラの歴史についてのビデオをみて、トカラの動植物の展示、昔使われていた漁の道具などが展示されている<br />中でも迫力があるのは悪石島のボゼの仮面だろう<br /><br />襲ってこないとわかっていても間近で見るととてつもなく気持ちが悪く<br />こんな姿のボゼに追いかけられたら子供よりも泣いてしまうかもしれない<br /><br />その他、三島村の仮面等も展示してあった<br />こちらも祭りの際に見れば迫力があるのだろう<br />しかし、ボゼを見てしまったあとでは可愛くみえてしまう<br /><br />館内をぐるっと回ったところで、トカラ馬を見せてもらった<br /><br />この時期は発情期らしく、人間でもお尻をかみ、ちょっかいを出してくるそうだ<br /><br />い草のような香りのする草の塊をあげるとむしゃむしゃ食べ始めた<br />その姿はなんとも愛らしい<br /><br />しばらくするとまた雨が降ってきた<br />急いで民俗資料館に戻り、今度は日食の時のビデオを見た<br /><br />私がトカラ列島のことを初めて知ったのがこの皆既日食の時だったと思う<br />当日は晴れなかったようだが、その分、神秘的な現象が見られたそうだ<br /><br /><br />雨がやみ、隣の天文台につれていってもらう<br />残念ながらこの日は部品が欠損していたようで、天体観測は出来なかったが、機械を見せていただいた<br /><br />帰りは郵便局でおろしてもらった <br />離島に行くと必ず寄る郵便局<br />ハガキを買って風景印をしてもらったり、入金をして通帳に局名印をおしてもらったりするが<br />今回は風景印があるか聞くのをすっかり忘れ、入金して局名印だけ押してもらった<br />(あとで分かったのだが、トカラ列島の郵便局で風景印があるのは宝島だけらしい。真偽は不明)<br />宝島に行く頃は郵便局が休みなのを思いだし、さっき入金したのにあわてて出金の手続きをした<br />ちなみに、トカラの郵便局にはATMがないので窓口のみの対応<br /><br />出張所にいって宝島への切符を買おうとしたが、窓口はしまっていた<br /><br />切符はまた午後買うことにして<br />テクテク歩いて宿へ向かう<br />途中、がじゅまるが木陰を作る道があり、思わず写真を撮った<br /><br />この時期は花がたくさん咲いていて歩いていても楽しい<br />特に真っ白なユリが潮風に揺れる姿がとてもきれいだ<br /><br />のんびり歩いて20分<br />宿に着いたらちょうどお昼の時間だ<br /><br />aさん、この日の船できた方々と一緒に食べる<br />女将さんに やっぱり今日は山はダメだね <br />と言われた<br />わかっていたが、やはり残念だ<br />でも島の方が島内を案内してくださることになった!<br />昨日、行けなかった御池などをリクエストすることにした<br /><br />ご飯が食べ終わり、海を眺めていたら、宿の方が物凄い大きな魚をさばいていた<br />GT ロウニンアジと呼ばれるやつらしい<br />35キロくらいあるそうで、諏訪之瀬にいるご親戚からいただいたそうだ<br />2歳の孫と比べて写真を撮りたい女将さんだが、子供が怖がって魚に寄り付かないほどだ(笑)<br /><br />ロウニンアジの解体ショーをしているうちにガイドさんがやってきた<br /><br />ガイドさんが中性的な顔立ちのイケメンだったこともあり、山に行けない残念さが吹き飛んだ現金な私<br /><br />私と同じ宿のおじ様2人を乗せ、いざ出発<br />まずは『島へ』に載っていた大きながじゅまるの木をリクエスト<br />灯台をこえ、砂利道をめげずに進む<br />道の終点がそれだ<br /><br />車を降りるとまるでもののけ姫に出てきそうな森が広がる<br />川の音、苔むした岩、そして大きながじゅまるの木<br />生い茂ったがじゅまるの枝の隙間から射す光が何とも神秘的な気分にさせる<br /><br /><br />すると メェー と可愛い鳴き声が聞こえてきた<br />トカラヤギだ<br />自然と小声になる<br />どんどん近づいてくる可愛い鳴き声<br />親と思われるヤギの声も聞こえてくる<br />大きな岩の影に隠れ息を潜めていると<br />すぐそこに真っ白で可愛いトカラヤギの赤ちゃんが来た<br />じっとこっちをみてシャッターチャンスをくれた<br />写真が撮り終わると、はかったかのように親の鳴き声に反応し、森へ消えていった<br />幸運にも赤ちゃんヤギに出会えた興奮が冷めやらぬまま<br />次の『島へ』ポイントに行く<br /><br />来た道を戻っていくと竹やぶのなかに小道が出来ているところがある<br />そこがヤジガウラへの入り口だ<br />竹やぶの中を下っていくと、視界が開けた<br /><br />ヤジガウラに着いたのだ<br /><br />平瀬が間近に見える絶景ポイント<br />ここは観光客だけでたどり着くのは到底無理だろう<br /><br /><br />その後七ツ山海岸を見晴らせる道やキャンプ場に行った<br />キャンプ場は廃墟となっていた<br /><br />キャンプ場の奥には砂浜へ続く道があったが、木の架け橋は朽ちており、砂浜へはたどり着けなかった<br /><br />キャンプ場を後にしたら、今度は水力発電所に向かう<br />水力発電所の先にも森と海を見渡せる秘密の絶景ポイントがあった<br />足がすくむような高さなので、高所恐怖症の人は卒倒してしまいそうだ<br />下の草むらで白いトカラヤギがお食事タイム中だった<br /><br />発電所すぐそばの御池は晴れて風がなければトカラ富士が水面に写るそうだが、<br />この日はあいにくの強風で見られなかった<br /><br />一周が終わり、宿へ帰る<br />宿の近くのガイドさんのところへ遊びに行くと、漁師のお父さんが、鰹を食べさせてくれた<br /><br />鰹の刺身は生姜やにんにくがつきものだと思うが<br />まったく臭みがなく、とても美味しかった<br /><br />夕食後は温泉へ向かう<br />9時頃の温泉は誰もおらず、貸切状態だった<br />お湯は昨日とは違い適温になっていた<br /><br />帰りもてくてく歩いて帰宅<br />翌朝早いので、早めに寝ることにしたが、なかなか眠れないので<br />youは何しに日本へ?!<br />という番組で中之島に住んでいる方の回があるというのを聞き、それをみてから寝た<br /><br /><br />つづく…

トカラ列島の旅-中之島編その2-

9いいね!

2015/04/29 - 2015/05/07

58位(同エリア75件中)

2

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islanderさん

5月1日

朝からどんより曇り空

朝ごはんを食べ、歴史民族資料館の方のお迎えを待つ
昨夜、電話をして何時頃行きたいと連絡したのだ
宿で待っていると雨が降りだした
今日の御岳登山はこれで絶望的になった


しばらくして、お迎えがきた
昨日運転してくれたaさんも一緒に車に乗り込む
何とも人懐っこくかわいいお子さんが2人迎えてくれた


宿から歴史民族資料館は少し離れているが、坂がきつく、歩きで行くのは少し大変だろう
迎えに来てもらえばすぐだ


まずは歴史民族資料館から

トカラの歴史についてのビデオをみて、トカラの動植物の展示、昔使われていた漁の道具などが展示されている
中でも迫力があるのは悪石島のボゼの仮面だろう

襲ってこないとわかっていても間近で見るととてつもなく気持ちが悪く
こんな姿のボゼに追いかけられたら子供よりも泣いてしまうかもしれない

その他、三島村の仮面等も展示してあった
こちらも祭りの際に見れば迫力があるのだろう
しかし、ボゼを見てしまったあとでは可愛くみえてしまう

館内をぐるっと回ったところで、トカラ馬を見せてもらった

この時期は発情期らしく、人間でもお尻をかみ、ちょっかいを出してくるそうだ

い草のような香りのする草の塊をあげるとむしゃむしゃ食べ始めた
その姿はなんとも愛らしい

しばらくするとまた雨が降ってきた
急いで民俗資料館に戻り、今度は日食の時のビデオを見た

私がトカラ列島のことを初めて知ったのがこの皆既日食の時だったと思う
当日は晴れなかったようだが、その分、神秘的な現象が見られたそうだ


雨がやみ、隣の天文台につれていってもらう
残念ながらこの日は部品が欠損していたようで、天体観測は出来なかったが、機械を見せていただいた

帰りは郵便局でおろしてもらった
離島に行くと必ず寄る郵便局
ハガキを買って風景印をしてもらったり、入金をして通帳に局名印をおしてもらったりするが
今回は風景印があるか聞くのをすっかり忘れ、入金して局名印だけ押してもらった
(あとで分かったのだが、トカラ列島の郵便局で風景印があるのは宝島だけらしい。真偽は不明)
宝島に行く頃は郵便局が休みなのを思いだし、さっき入金したのにあわてて出金の手続きをした
ちなみに、トカラの郵便局にはATMがないので窓口のみの対応

出張所にいって宝島への切符を買おうとしたが、窓口はしまっていた

切符はまた午後買うことにして
テクテク歩いて宿へ向かう
途中、がじゅまるが木陰を作る道があり、思わず写真を撮った

この時期は花がたくさん咲いていて歩いていても楽しい
特に真っ白なユリが潮風に揺れる姿がとてもきれいだ

のんびり歩いて20分
宿に着いたらちょうどお昼の時間だ

aさん、この日の船できた方々と一緒に食べる
女将さんに やっぱり今日は山はダメだね
と言われた
わかっていたが、やはり残念だ
でも島の方が島内を案内してくださることになった!
昨日、行けなかった御池などをリクエストすることにした

ご飯が食べ終わり、海を眺めていたら、宿の方が物凄い大きな魚をさばいていた
GT ロウニンアジと呼ばれるやつらしい
35キロくらいあるそうで、諏訪之瀬にいるご親戚からいただいたそうだ
2歳の孫と比べて写真を撮りたい女将さんだが、子供が怖がって魚に寄り付かないほどだ(笑)

ロウニンアジの解体ショーをしているうちにガイドさんがやってきた

ガイドさんが中性的な顔立ちのイケメンだったこともあり、山に行けない残念さが吹き飛んだ現金な私

私と同じ宿のおじ様2人を乗せ、いざ出発
まずは『島へ』に載っていた大きながじゅまるの木をリクエスト
灯台をこえ、砂利道をめげずに進む
道の終点がそれだ

車を降りるとまるでもののけ姫に出てきそうな森が広がる
川の音、苔むした岩、そして大きながじゅまるの木
生い茂ったがじゅまるの枝の隙間から射す光が何とも神秘的な気分にさせる


すると メェー と可愛い鳴き声が聞こえてきた
トカラヤギだ
自然と小声になる
どんどん近づいてくる可愛い鳴き声
親と思われるヤギの声も聞こえてくる
大きな岩の影に隠れ息を潜めていると
すぐそこに真っ白で可愛いトカラヤギの赤ちゃんが来た
じっとこっちをみてシャッターチャンスをくれた
写真が撮り終わると、はかったかのように親の鳴き声に反応し、森へ消えていった
幸運にも赤ちゃんヤギに出会えた興奮が冷めやらぬまま
次の『島へ』ポイントに行く

来た道を戻っていくと竹やぶのなかに小道が出来ているところがある
そこがヤジガウラへの入り口だ
竹やぶの中を下っていくと、視界が開けた

ヤジガウラに着いたのだ

平瀬が間近に見える絶景ポイント
ここは観光客だけでたどり着くのは到底無理だろう


その後七ツ山海岸を見晴らせる道やキャンプ場に行った
キャンプ場は廃墟となっていた

キャンプ場の奥には砂浜へ続く道があったが、木の架け橋は朽ちており、砂浜へはたどり着けなかった

キャンプ場を後にしたら、今度は水力発電所に向かう
水力発電所の先にも森と海を見渡せる秘密の絶景ポイントがあった
足がすくむような高さなので、高所恐怖症の人は卒倒してしまいそうだ
下の草むらで白いトカラヤギがお食事タイム中だった

発電所すぐそばの御池は晴れて風がなければトカラ富士が水面に写るそうだが、
この日はあいにくの強風で見られなかった

一周が終わり、宿へ帰る
宿の近くのガイドさんのところへ遊びに行くと、漁師のお父さんが、鰹を食べさせてくれた

鰹の刺身は生姜やにんにくがつきものだと思うが
まったく臭みがなく、とても美味しかった

夕食後は温泉へ向かう
9時頃の温泉は誰もおらず、貸切状態だった
お湯は昨日とは違い適温になっていた

帰りもてくてく歩いて帰宅
翌朝早いので、早めに寝ることにしたが、なかなか眠れないので
youは何しに日本へ?!
という番組で中之島に住んでいる方の回があるというのを聞き、それをみてから寝た


つづく…

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  • がじゅまるの道

    がじゅまるの道

  • ロウニンアジ

    ロウニンアジ

  • がじゅまるの森

    がじゅまるの森

  • ヤジガウラへの道

    ヤジガウラへの道

  • 東区温泉

    東区温泉

  • トカラヤギの赤ちゃん<br />(デジカメの液晶を写メったもの)

    トカラヤギの赤ちゃん
    (デジカメの液晶を写メったもの)

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 三昧さん 2015/05/07 23:30:21
    GTOでかいですね〜
    islanderさん、はじめまして今晩は!

    GTO、トカラならではのデカサですね。
    カジュマルの道、歩いて見たいな〜って気分になります。


    三昧

    islanderさん からの返信 2015/11/28 13:05:23
    Re: GTOでかいですね〜
    三昧さん こんにちは!

    コメントがついていることに、今さら気がつきました(-_-)遅くなってごめんなさい。

    めちゃくちゃおっきくて、ビックリしました!
    諏訪之瀬から送られてきたものらしいですよー!
    こんなのと海中で出会ったら卒倒しちゃいそうですね(°▽°)

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