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5月5日<br /><br />この日は朝から晴れた<br />女将が朝食にお弁当を作ってくれたので<br />山頂で朝ご飯を食べることにした<br />朝7:30に宿を出発し、山に登り始める<br />初めはコンクリートで整備された階段があるが、すぐに山道になる<br />入口にはハブに注意の看板がある<br />確かにハブが出そうな登山道である<br /><br />急な山道を登っていく<br />時折竹藪から聞こえるガサガサという音に<br />ハブ?!と反応してしまう<br /><br />貯水地まで登ってくるともう少しで山頂だ<br />まだ山道を登っていく<br />ふと目を道に飛び出した竹を見ると<br />黒い物体が……<br /><br />ハブだ!!!!!!!<br /><br />真っ黒い体にオレンジの目<br />静かに写真を撮る<br />近づきたいが、怖くて近づけないもどかしさ<br /><br />噛みつかれないうちに山頂へと急ぐ<br /><br />山頂からは小島がよく見える<br />宝島も霞んでいたが見えた<br />太陽が気持ち良い<br />ここで朝食を食べる<br />女将のご飯は美味しいが、山頂で食べると更に美味しい<br /><br />帰りにおじいちゃんとタケノコを採った<br />ポキッと簡単に採れる<br />今日も大量だ<br />採ったタケノコを宿のお土産にもらった<br /><br />宿にお土産を置いてきた後は、<br />また島一周に出かける<br />今日は昨日とは反対回りで行くことにした<br />牧場から赤立神、港へ向かう<br /><br />この小宝島港が素晴らしい海の色だ<br />海底の岩が見えるほどの透明度に感動する<br />いくつも沖縄の離島に行ってきたが、1、2を争う綺麗さである<br /><br />ちょうど船が入港する時間だったらしく、人が集まってきた<br /><br />島の子供たちが船に乗ってすぐに出てきた<br />何だろうと思っていたら<br /><br /><br />紙袋いっぱいのアイスを抱えていた<br /><br /><br />この島には売店がない<br />なので、アイスやお菓子が欲しければフェリーの船内で買うしかないのだ<br /><br />子供たちは下船してすぐにアイスを頬張る<br />皆嬉しそうだ<br /><br />フェリーを見送ったあと、観光客っぽい女性に話しかけてみた<br /><br />この方は小宝島のリピーターらしい<br />島の方とも顔馴染みだそう<br />トカラ初心者の私たちは矢継ぎ早にトカラの島々について質問した<br />貴重なお話を聞くことが出来た<br /><br /><br />宿に戻り、お昼ご飯を頂く<br />女将さんのご飯は毎食美味しく<br />器や盛りつけもおしゃれ<br />今日はパスタに手作りパンだ<br />朝、タケノコを渡した時にキッチンに成形されたパンがあったので<br />もしかしてお昼に出てくるのかなぁと秘かに期待していたから<br />余計に嬉しい<br /><br /><br />午後は少し休んでから<br />また一周することにした<br /><br />横瀬海岸は風が強く<br />波が高かった<br /><br />昨日見つけられなかった製塩所も<br />何とか辿り着くことができた<br />工事の機械が置いてある場所と発電所の間に細い砂利道があって、<br />そこを入っていくとあるのだ<br />看板もないので地図からでは到底読み取れない<br />リピーターさんに聞いてやっとわかった<br />製塩所の方はいらっしゃらなかったが<br />釜から湯気はもくもくと出ていた<br /><br /><br />暑くて少しバテたので、宿に戻ってひと休みしてからシュノーケルに向かう<br /><br />その前に湯泊温泉の写真を取り直しに出かけると<br />リピーターのお姉さんが岩盤浴をしていた<br />お姉さんにシュノーケルポイントを聞くと<br />とっておきの場所に連れていってくれた<br /><br />そこは珊瑚の上をひたすら歩いて行く<br />足場は悪いがそのポイントは岩が自然のプールを造り出していて<br />外洋とは思えない穏やかさだった<br /><br /><br />さっそく入ってみる<br />水深15から20メートルくらいの海に<br />たくさんの魚たちが泳いでいる<br />大きなアオブダイが岩をガリガリ食べていたり<br />真っ赤な魚や灰色の大きなお魚が<br />どこにいても視界に入ってくる<br />もちろん小魚もたくさんいた<br />ツノダシなどの ザ 熱帯魚 もいる<br /><br />夕方の柔らかい日差しが射し込んで<br />珊瑚を輝かせている<br /><br />集落から程近い場所でこんな海に出会えるなんてとても感動した<br /><br /><br />温かい海水と冷たい海水が交互に<br />流れてくる<br />日も柔らかくなってきて<br />体が冷えてきたので名残惜しいが<br />上がることにした<br /><br /><br />それから湯泊温泉へ直行し<br />寒さから勇気を出して入浴してみた<br />手前の2つの湯船は少しぬるかったが冷えた体にはちょうどよい<br />奥の湯船の湯をケロリンの黄色い桶ですくって体にかけると<br />より温まって気持ちが良かった<br /><br /><br />宿に帰り、急いで夕食を食べ<br />夕陽を見に行く<br />この日の夕食はタケノコのフルコース<br />本当はゆっくり食べたかったが<br />この旅で一度もまともに見れていない夕陽を見たかったのだ<br />日の入り時間を調べ、港まで急ぐ<br />走りたいがお腹がいっぱいで走れない<br />途中、牧場のおじさんに<br /><br />夕陽?!もう沈んじゃったんじゃない?!<br /><br />と言われ、ますます焦る<br />が、気持ちとは裏腹に足が追い付かない<br />港までの道で夕陽が見えるところがあった<br />まん丸で大きく、真っ赤に燃えるような夕陽だった<br /><br />この夕陽が海に沈むところを見たい!<br /><br />気がつけば小走りになり、走り出していた<br /><br /><br />そして、宝島港についた!!<br /><br /><br />その時にはもう完全に沈む10秒前だった<br />残念ながら真っ赤な夕陽が海に沈むところは見られなかった<br />日の入り時間を調べていたものの<br />何をボケていたのか<br />日の入り時間=良い感じに夕陽になる時間<br />という都合の良い解釈をしていたのだ<br />この度最大の失敗である<br /><br /><br />悔しいので雲が赤く染まっていく様を見届けてから宿に帰ることにした<br />牧場のおじさんにも<br /><br />間に合わなかっただろー<br /><br />と笑われてしまった<br /><br /><br />翌朝の朝日にかけることにした<br /><br /><br />夜になり、星空観測に出掛ける<br />この日は満月の次の日だったので<br />月の光が強い<br />月が海を照らしこちらまで光の道が出来ていた<br />星も綺麗に見えた<br />今回、一眼のリモコンを忘れてしまったようで30秒しか開放出来なかったが<br />それでも幻想的な写真を撮ることができた<br /><br /><br />さあ、明日はもう小宝島を離れなければならない<br /><br /><br />つづく……

トカラ列島の旅-小宝島編その2-

9いいね!

2015/04/29 - 2015/05/07

58位(同エリア75件中)

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5

islanderさん

5月5日

この日は朝から晴れた
女将が朝食にお弁当を作ってくれたので
山頂で朝ご飯を食べることにした
朝7:30に宿を出発し、山に登り始める
初めはコンクリートで整備された階段があるが、すぐに山道になる
入口にはハブに注意の看板がある
確かにハブが出そうな登山道である

急な山道を登っていく
時折竹藪から聞こえるガサガサという音に
ハブ?!と反応してしまう

貯水地まで登ってくるともう少しで山頂だ
まだ山道を登っていく
ふと目を道に飛び出した竹を見ると
黒い物体が……

ハブだ!!!!!!!

真っ黒い体にオレンジの目
静かに写真を撮る
近づきたいが、怖くて近づけないもどかしさ

噛みつかれないうちに山頂へと急ぐ

山頂からは小島がよく見える
宝島も霞んでいたが見えた
太陽が気持ち良い
ここで朝食を食べる
女将のご飯は美味しいが、山頂で食べると更に美味しい

帰りにおじいちゃんとタケノコを採った
ポキッと簡単に採れる
今日も大量だ
採ったタケノコを宿のお土産にもらった

宿にお土産を置いてきた後は、
また島一周に出かける
今日は昨日とは反対回りで行くことにした
牧場から赤立神、港へ向かう

この小宝島港が素晴らしい海の色だ
海底の岩が見えるほどの透明度に感動する
いくつも沖縄の離島に行ってきたが、1、2を争う綺麗さである

ちょうど船が入港する時間だったらしく、人が集まってきた

島の子供たちが船に乗ってすぐに出てきた
何だろうと思っていたら


紙袋いっぱいのアイスを抱えていた


この島には売店がない
なので、アイスやお菓子が欲しければフェリーの船内で買うしかないのだ

子供たちは下船してすぐにアイスを頬張る
皆嬉しそうだ

フェリーを見送ったあと、観光客っぽい女性に話しかけてみた

この方は小宝島のリピーターらしい
島の方とも顔馴染みだそう
トカラ初心者の私たちは矢継ぎ早にトカラの島々について質問した
貴重なお話を聞くことが出来た


宿に戻り、お昼ご飯を頂く
女将さんのご飯は毎食美味しく
器や盛りつけもおしゃれ
今日はパスタに手作りパンだ
朝、タケノコを渡した時にキッチンに成形されたパンがあったので
もしかしてお昼に出てくるのかなぁと秘かに期待していたから
余計に嬉しい


午後は少し休んでから
また一周することにした

横瀬海岸は風が強く
波が高かった

昨日見つけられなかった製塩所も
何とか辿り着くことができた
工事の機械が置いてある場所と発電所の間に細い砂利道があって、
そこを入っていくとあるのだ
看板もないので地図からでは到底読み取れない
リピーターさんに聞いてやっとわかった
製塩所の方はいらっしゃらなかったが
釜から湯気はもくもくと出ていた


暑くて少しバテたので、宿に戻ってひと休みしてからシュノーケルに向かう

その前に湯泊温泉の写真を取り直しに出かけると
リピーターのお姉さんが岩盤浴をしていた
お姉さんにシュノーケルポイントを聞くと
とっておきの場所に連れていってくれた

そこは珊瑚の上をひたすら歩いて行く
足場は悪いがそのポイントは岩が自然のプールを造り出していて
外洋とは思えない穏やかさだった


さっそく入ってみる
水深15から20メートルくらいの海に
たくさんの魚たちが泳いでいる
大きなアオブダイが岩をガリガリ食べていたり
真っ赤な魚や灰色の大きなお魚が
どこにいても視界に入ってくる
もちろん小魚もたくさんいた
ツノダシなどの ザ 熱帯魚 もいる

夕方の柔らかい日差しが射し込んで
珊瑚を輝かせている

集落から程近い場所でこんな海に出会えるなんてとても感動した


温かい海水と冷たい海水が交互に
流れてくる
日も柔らかくなってきて
体が冷えてきたので名残惜しいが
上がることにした


それから湯泊温泉へ直行し
寒さから勇気を出して入浴してみた
手前の2つの湯船は少しぬるかったが冷えた体にはちょうどよい
奥の湯船の湯をケロリンの黄色い桶ですくって体にかけると
より温まって気持ちが良かった


宿に帰り、急いで夕食を食べ
夕陽を見に行く
この日の夕食はタケノコのフルコース
本当はゆっくり食べたかったが
この旅で一度もまともに見れていない夕陽を見たかったのだ
日の入り時間を調べ、港まで急ぐ
走りたいがお腹がいっぱいで走れない
途中、牧場のおじさんに

夕陽?!もう沈んじゃったんじゃない?!

と言われ、ますます焦る
が、気持ちとは裏腹に足が追い付かない
港までの道で夕陽が見えるところがあった
まん丸で大きく、真っ赤に燃えるような夕陽だった

この夕陽が海に沈むところを見たい!

気がつけば小走りになり、走り出していた


そして、宝島港についた!!


その時にはもう完全に沈む10秒前だった
残念ながら真っ赤な夕陽が海に沈むところは見られなかった
日の入り時間を調べていたものの
何をボケていたのか
日の入り時間=良い感じに夕陽になる時間
という都合の良い解釈をしていたのだ
この度最大の失敗である


悔しいので雲が赤く染まっていく様を見届けてから宿に帰ることにした
牧場のおじさんにも

間に合わなかっただろー

と笑われてしまった


翌朝の朝日にかけることにした


夜になり、星空観測に出掛ける
この日は満月の次の日だったので
月の光が強い
月が海を照らしこちらまで光の道が出来ていた
星も綺麗に見えた
今回、一眼のリモコンを忘れてしまったようで30秒しか開放出来なかったが
それでも幻想的な写真を撮ることができた


さあ、明日はもう小宝島を離れなければならない


つづく……

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  • 登山道入口

    登山道入口

  • ハブ!!

    ハブ!!

  • 山頂からの景色

    山頂からの景色

  • 横瀬海岸

    横瀬海岸

  • 夕焼け

    夕焼け

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