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今年も1年に一回の旅行がやってきました。<br /><br />今回は中部ジャワを中心にのんびり飲み食い旅行です。<br />ジョグジャからソロ、スラバヤ、マラン、更にバリへ。<br />東へ東へと出会いを求めて移動していきます。<br /><br />エアアジア名古屋〜KL間の路線廃止によるチケット変更。<br />旅行中に予約しておいたチケットがoutstandingとのメール・・・。<br />トラブルは続きますが旅行は進んでいきます。<br /><br /><br />写真や文章で街の空気感や私達の好奇心が<br />上手く伝えられたら幸いです。

2015年3月 中部ジャワ旅行 1 ジョグジャ前編

80いいね!

2015/03/02 - 2015/03/18

22位(同エリア742件中)

1

35

shique

shiqueさん

今年も1年に一回の旅行がやってきました。

今回は中部ジャワを中心にのんびり飲み食い旅行です。
ジョグジャからソロ、スラバヤ、マラン、更にバリへ。
東へ東へと出会いを求めて移動していきます。

エアアジア名古屋〜KL間の路線廃止によるチケット変更。
旅行中に予約しておいたチケットがoutstandingとのメール・・・。
トラブルは続きますが旅行は進んでいきます。


写真や文章で街の空気感や私達の好奇心が
上手く伝えられたら幸いです。

旅行の満足度
4.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
鉄道 徒歩 バイク 飛行機
航空会社
エアアジア
旅行の手配内容
個別手配

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  • 名古屋を出発して24時間、<br />やっと今回の出発地点であるジョグジャに到着。<br /><br />宿はagodaで予約したワヤンホームステイです。<br /><br />空港には宿のスタッフが無料で出迎えに来ていてくれたので<br />移動はとっても楽ちん、快適でした。<br /><br />宿の位置はプロウィロタマンからも少し離れていて<br />しかも一本入った路地の奥まったところにあるので<br />公共交通機関だときっと迷ったと思いますが<br />その分、静かな下町情緒や生活感に溢れています。<br /><br />周りには地元の人達で賑わうワルンや屋台が沢山あり<br />安くのんびり過ごしたい私達のような旅行客には<br />ちょうど良い環境の場所です。<br /><br />偶然にも今回の旅行がここからのスタートになったのは<br />私たちにとっては幸運であり、大正解でした。

    名古屋を出発して24時間、
    やっと今回の出発地点であるジョグジャに到着。

    宿はagodaで予約したワヤンホームステイです。

    空港には宿のスタッフが無料で出迎えに来ていてくれたので
    移動はとっても楽ちん、快適でした。

    宿の位置はプロウィロタマンからも少し離れていて
    しかも一本入った路地の奥まったところにあるので
    公共交通機関だときっと迷ったと思いますが
    その分、静かな下町情緒や生活感に溢れています。

    周りには地元の人達で賑わうワルンや屋台が沢山あり
    安くのんびり過ごしたい私達のような旅行客には
    ちょうど良い環境の場所です。

    偶然にも今回の旅行がここからのスタートになったのは
    私たちにとっては幸運であり、大正解でした。

  • 新しい街に到着したら、まずは散歩が私達のお決まりです。<br /><br />宿のスタッフに地図を貰い、お勧めの店も紹介してもらい<br />「準備万端、いざ出撃 !」と歩き始めると<br />「雨降るから傘もっていって。」とスタッフ。<br />折りたたみ傘を親切にも二つ貸してくれました。<br /><br />5分程歩いて大通りに出た頃、<br />案の定大粒の雨が落ちてきました。<br />あっという間に傘など全く役に立たないスコール。<br /><br />通り沿いの軒下に出ていた屋台の横で<br />暫し雨宿りをしていましたが<br />激しい雨と跳ね返ってくる水しぶきで<br />体はどんどん濡れてしまいます。<br />そんな憂鬱な私達の目に飛び込んで来たのが<br />斜向かいにあったこのワルンです。<br /><br />と言うことで、ジョグジャ一発目の食事は<br />スコールの神様に導かれ、このワルン飯となりました。<br /><br />

    新しい街に到着したら、まずは散歩が私達のお決まりです。

    宿のスタッフに地図を貰い、お勧めの店も紹介してもらい
    「準備万端、いざ出撃 !」と歩き始めると
    「雨降るから傘もっていって。」とスタッフ。
    折りたたみ傘を親切にも二つ貸してくれました。

    5分程歩いて大通りに出た頃、
    案の定大粒の雨が落ちてきました。
    あっという間に傘など全く役に立たないスコール。

    通り沿いの軒下に出ていた屋台の横で
    暫し雨宿りをしていましたが
    激しい雨と跳ね返ってくる水しぶきで
    体はどんどん濡れてしまいます。
    そんな憂鬱な私達の目に飛び込んで来たのが
    斜向かいにあったこのワルンです。

    と言うことで、ジョグジャ一発目の食事は
    スコールの神様に導かれ、このワルン飯となりました。

  • 野菜、鶏と赤い実の炒め物、筍の煮物、<br />以上三品を盛り付けてもらった昼食、5000Rp也。<br /><br />三品とも薄味で辛くはありません。<br />パンチには欠けますが食べやすいご飯です。<br /><br />このワルンは宿からも近いし<br />夕方7時頃までやっているので<br />ジョグジャでの非常食キープ、て感じです。<br />

    野菜、鶏と赤い実の炒め物、筍の煮物、
    以上三品を盛り付けてもらった昼食、5000Rp也。

    三品とも薄味で辛くはありません。
    パンチには欠けますが食べやすいご飯です。

    このワルンは宿からも近いし
    夕方7時頃までやっているので
    ジョグジャでの非常食キープ、て感じです。

  • 王宮南広場の南にある城壁の古い門から<br />真っすぐ南に伸びた通りにこのワルンはあります。<br /><br />この通りは大通りではありませんが<br />門前町的な感じで、食堂から雑貨屋、<br />銀行、小さなスーパーに至るまで様々な店があり<br />地元の人々の生活感が溢れています。<br /><br /><br />ツーリスト街から少し離れていることもあって<br />観光客をあまり見掛けないこの通りの地元食堂で、<br />黙々と食事をとる女性こそ、我が相棒です。<br /><br />果たして彼女は、いや、私達は<br />昼下りのワルンの風景の中に<br />違和感無く溶け込めて居るでしょうか?<br />

    王宮南広場の南にある城壁の古い門から
    真っすぐ南に伸びた通りにこのワルンはあります。

    この通りは大通りではありませんが
    門前町的な感じで、食堂から雑貨屋、
    銀行、小さなスーパーに至るまで様々な店があり
    地元の人々の生活感が溢れています。


    ツーリスト街から少し離れていることもあって
    観光客をあまり見掛けないこの通りの地元食堂で、
    黙々と食事をとる女性こそ、我が相棒です。

    果たして彼女は、いや、私達は
    昼下りのワルンの風景の中に
    違和感無く溶け込めて居るでしょうか?

  • ワルンで20分程のんびりしていると<br />雨は一旦上がったので散歩を再開しました。<br />直ぐにでも降り出しそうな雲行きですが<br />またその時はどこかに飛び込めば良い訳です。<br /><br />何故かしら、日本と違って東南アジアでは<br />雨に濡れる事がそれ程苦になりません。<br /><br />両替をこの通りで済ませ、<br />プラウィロタマンまで足を伸ばし<br />宿近辺の位置関係を体に刻み込みました。<br />ついでに旅行代理店でツアーのチェック。<br /><br />初日はこの散歩だけで結構疲れてしまい、<br />帰り道で宿のスタッフイチ押しのレストラン<br />ブー・アグンでおやつタイムです。<br /><br />写真は注文したペセル、9000Rp。<br />ピーナッツをベースにした甘辛のソースは絶品。<br />何と言ってもビールに相性抜群!

    ワルンで20分程のんびりしていると
    雨は一旦上がったので散歩を再開しました。
    直ぐにでも降り出しそうな雲行きですが
    またその時はどこかに飛び込めば良い訳です。

    何故かしら、日本と違って東南アジアでは
    雨に濡れる事がそれ程苦になりません。

    両替をこの通りで済ませ、
    プラウィロタマンまで足を伸ばし
    宿近辺の位置関係を体に刻み込みました。
    ついでに旅行代理店でツアーのチェック。

    初日はこの散歩だけで結構疲れてしまい、
    帰り道で宿のスタッフイチ押しのレストラン
    ブー・アグンでおやつタイムです。

    写真は注文したペセル、9000Rp。
    ピーナッツをベースにした甘辛のソースは絶品。
    何と言ってもビールに相性抜群!

  • ジャワ島1日目は前日の移動疲れから<br />宿周辺の散歩と両替、買い物で終了。<br /><br />夕食は通り沿いにあるサテ屋でサテカンビン(10000Rp)と<br />昼間雨宿りしたワルンでブンクス一人前(5000Rp)。<br /><br />宿の一階にあるテーブルに料理を並べ<br />明日の作戦会議がてら、ささやかな晩餐の開始です。<br />ジャワではなかなか酒が飲めないだろうと<br />日本から持ち込んだ焼酎が今夜の夕食によく合います。<br /><br />時間は午後8時過ぎ。<br />小さな中庭から聞こえる虫の声も<br />再びの雨の音にかき消されてしまいました。<br /><br />時間がゆっくりと静かに流れて行きます。<br /><br /><br />今年もまた旅行が始まりました。

    ジャワ島1日目は前日の移動疲れから
    宿周辺の散歩と両替、買い物で終了。

    夕食は通り沿いにあるサテ屋でサテカンビン(10000Rp)と
    昼間雨宿りしたワルンでブンクス一人前(5000Rp)。

    宿の一階にあるテーブルに料理を並べ
    明日の作戦会議がてら、ささやかな晩餐の開始です。
    ジャワではなかなか酒が飲めないだろうと
    日本から持ち込んだ焼酎が今夜の夕食によく合います。

    時間は午後8時過ぎ。
    小さな中庭から聞こえる虫の声も
    再びの雨の音にかき消されてしまいました。

    時間がゆっくりと静かに流れて行きます。


    今年もまた旅行が始まりました。

  • 3日目、ジョグジャ2日目。<br /><br />“この宿の日替わり朝食は美味しい。”と<br />色々なサイトで評判を聞いていましたが<br />初日は至って普通のトーストと薄焼き卵(写真)。<br />やはり私達は運が悪いのか・・・・それとも・・・・。<br /><br />本日は宿でバイクをレンタル(70000Rp)して<br />プランバナン周辺の遺跡観光がメインの予定です。<br /><br />ジョグジャの道は全く知りませんが、<br />グーグルマップを見てみると<br />ソロ通りに出ればなんとかなりそうです。<br /><br />「方位磁針も持っているから、何とかなるでしょう。」と<br />いつも通りの気楽さで出発!!<br /><br />しかし出発した途端、雨がパラついて来ました。<br /><br />今日一日本当に大丈夫なのか?<br />神様、スコールだけは勘弁してください!

    3日目、ジョグジャ2日目。

    “この宿の日替わり朝食は美味しい。”と
    色々なサイトで評判を聞いていましたが
    初日は至って普通のトーストと薄焼き卵(写真)。
    やはり私達は運が悪いのか・・・・それとも・・・・。

    本日は宿でバイクをレンタル(70000Rp)して
    プランバナン周辺の遺跡観光がメインの予定です。

    ジョグジャの道は全く知りませんが、
    グーグルマップを見てみると
    ソロ通りに出ればなんとかなりそうです。

    「方位磁針も持っているから、何とかなるでしょう。」と
    いつも通りの気楽さで出発!!

    しかし出発した途端、雨がパラついて来ました。

    今日一日本当に大丈夫なのか?
    神様、スコールだけは勘弁してください!

  • ジョグジャの街は広かった。<br />更に、この街のバイクの数は半端ではありません。<br /><br />交通法規も日本と微妙に違っているので<br />バイク運転以外にも緊張の連続です。<br /><br />渋滞や信号待ちで思ったより時間は掛かりましたが<br />「北東に進み、線路を越えた大通りがソロ通りだ」<br />と言う記憶だけで何とかなりました。<br /><br />ソロ通りに出てからはひたすら東へ。<br />タイ程ではありませんが、まあ走りやすい道です。<br />途中でガソリン入れたり道を訪ねたりしながら<br />宿から1時間程でプランバナン周辺に着きました。<br /><br />いつの間にか空一面を覆っていた雨雲は<br />細かな雲の塊に引き裂かれ、空の片隅に流れ去り<br />私達の真上には太陽が眩く輝いています。<br />

    ジョグジャの街は広かった。
    更に、この街のバイクの数は半端ではありません。

    交通法規も日本と微妙に違っているので
    バイク運転以外にも緊張の連続です。

    渋滞や信号待ちで思ったより時間は掛かりましたが
    「北東に進み、線路を越えた大通りがソロ通りだ」
    と言う記憶だけで何とかなりました。

    ソロ通りに出てからはひたすら東へ。
    タイ程ではありませんが、まあ走りやすい道です。
    途中でガソリン入れたり道を訪ねたりしながら
    宿から1時間程でプランバナン周辺に着きました。

    いつの間にか空一面を覆っていた雨雲は
    細かな雲の塊に引き裂かれ、空の片隅に流れ去り
    私達の真上には太陽が眩く輝いています。

  • 今日最初の目的地、プラオサン寺院。<br /><br />プランパナン史跡公園を脇目に見ながら北上し<br />分岐点で屯していたベチャのおじさん達に道を尋ね<br />田んぼの中の一本道を疾走し、ここに辿り付きました。<br /><br />遺跡の入口の前には小さなワルンが一軒あり<br />そこがこの遺跡の駐車場になっています。<br /><br />入口で入場料3000Rpを支払い敷地内に入ると<br />いきなり目に飛び込んでくるのが2基の大きな祠堂と<br />それを取り囲むたくさんの小さな祠堂。<br />さらにその周りには無造作に積み上げられた無数の石材。<br /><br />荒涼感が漂う遺跡然とした遺跡で、私は好きです。

    今日最初の目的地、プラオサン寺院。

    プランパナン史跡公園を脇目に見ながら北上し
    分岐点で屯していたベチャのおじさん達に道を尋ね
    田んぼの中の一本道を疾走し、ここに辿り付きました。

    遺跡の入口の前には小さなワルンが一軒あり
    そこがこの遺跡の駐車場になっています。

    入口で入場料3000Rpを支払い敷地内に入ると
    いきなり目に飛び込んでくるのが2基の大きな祠堂と
    それを取り囲むたくさんの小さな祠堂。
    さらにその周りには無造作に積み上げられた無数の石材。

    荒涼感が漂う遺跡然とした遺跡で、私は好きです。

  • 入口からまっすぐ伸びる道を進み<br />2基目の祠堂を超えた所で右折し<br />山積み石材の間を進むと遺跡の裏側に出ます。<br /><br />太陽を遮るものが何一つ無い遺跡と思われがちですが<br />裏手には大きな木が秘密の日陰を作っています。<br /><br />日陰と言うだけで辺りの雰囲気は一転します。<br />雨の多いこの季節、木陰の石材は緑に覆われています。<br /><br />ここが遺跡になる前、寺院として機能していた頃は<br />こんな生命感がいたる所で垣間見れたことでしょう。

    入口からまっすぐ伸びる道を進み
    2基目の祠堂を超えた所で右折し
    山積み石材の間を進むと遺跡の裏側に出ます。

    太陽を遮るものが何一つ無い遺跡と思われがちですが
    裏手には大きな木が秘密の日陰を作っています。

    日陰と言うだけで辺りの雰囲気は一転します。
    雨の多いこの季節、木陰の石材は緑に覆われています。

    ここが遺跡になる前、寺院として機能していた頃は
    こんな生命感がいたる所で垣間見れたことでしょう。

  • この遺跡の周りには豊かな田んぼが広がっています。<br />遺跡は何かを拒むように柵で囲まれています。<br /><br />柵周辺はこの土地本来の植生が見られ<br />ここも眩しい鮮烈な緑が生き生きと繁茂しています。<br /><br />昨夜の雨のせいでまだ修復が進んでいない部分は<br />ご覧の通り見事に水没しています。<br /><br />人間が手を掛けないと、瞬間に緑に覆われてしまう<br />そんな運命にあるこの遺跡の石材たちは<br />いつになったら本来の姿を現すのでしょうか。

    この遺跡の周りには豊かな田んぼが広がっています。
    遺跡は何かを拒むように柵で囲まれています。

    柵周辺はこの土地本来の植生が見られ
    ここも眩しい鮮烈な緑が生き生きと繁茂しています。

    昨夜の雨のせいでまだ修復が進んでいない部分は
    ご覧の通り見事に水没しています。

    人間が手を掛けないと、瞬間に緑に覆われてしまう
    そんな運命にあるこの遺跡の石材たちは
    いつになったら本来の姿を現すのでしょうか。

  • 裏側に建てられたされた小さな祠堂の間から<br />大祠堂が姿を現した瞬間、時間は止まります。<br /><br />私の頭の中ではアジア最果ての地<br />トルコの「Ceddin Deden」のフレーズが<br />理由もなく無限にリピートされ続けます。<br /><br />時間と空間の狭間で旋律がスコールの様に降り注ぐ時<br />この眩い風景は私の中の何かを高揚させるのです。<br /><br /><br />私達はこの幻のゲートから聖地へと<br />足を踏み入れることにしました。

    裏側に建てられたされた小さな祠堂の間から
    大祠堂が姿を現した瞬間、時間は止まります。

    私の頭の中ではアジア最果ての地
    トルコの「Ceddin Deden」のフレーズが
    理由もなく無限にリピートされ続けます。

    時間と空間の狭間で旋律がスコールの様に降り注ぐ時
    この眩い風景は私の中の何かを高揚させるのです。


    私達はこの幻のゲートから聖地へと
    足を踏み入れることにしました。

  • 大きな師堂の壁面にはレリーフが施され<br />大部分がかなり奇麗に残っています。<br /><br />中でもこの写真の仏様はとても美しい。<br /><br />鼻筋が通った顔立ち、細くくびれた腰は<br />東南アジアのものとは少し違った<br />乾いた西方の匂いがします。<br /><br />この石仏が纏ったオーラのせいか<br />辺は湿気を帯び、涼しい風が吹いています。<br />私達は暫しこの凛とした空間で<br />目を閉じ静かに涼を取らせて頂きました。

    大きな師堂の壁面にはレリーフが施され
    大部分がかなり奇麗に残っています。

    中でもこの写真の仏様はとても美しい。

    鼻筋が通った顔立ち、細くくびれた腰は
    東南アジアのものとは少し違った
    乾いた西方の匂いがします。

    この石仏が纏ったオーラのせいか
    辺は湿気を帯び、涼しい風が吹いています。
    私達は暫しこの凛とした空間で
    目を閉じ静かに涼を取らせて頂きました。

  • 「秘密の扉を開いて魔法のダンジョンに<br />私達はいつの間にか迷い込んでしまったのか?」<br />この祠堂の前に立つとそんな錯覚を覚えます。<br /><br />壁に刻まれた兵士たちがそこから抜け出し<br />剣を振り上げ私達の行く手を阻む。<br />城際は青白い炎い包み込まれ<br />最上階の扉からドラゴンが飛び出してくる。<br /><br />私達は魔法の呪文を唱え結界を張り<br />おなかを空かして大きく口を広げたカーラの体中へ<br />明日の希望を手に入れるため突入するのです。<br /><br />観光客もほとんど居ないこの遺跡では<br />好き勝手な想像をしながらのんびり見学できます。

    「秘密の扉を開いて魔法のダンジョンに
    私達はいつの間にか迷い込んでしまったのか?」
    この祠堂の前に立つとそんな錯覚を覚えます。

    壁に刻まれた兵士たちがそこから抜け出し
    剣を振り上げ私達の行く手を阻む。
    城際は青白い炎い包み込まれ
    最上階の扉からドラゴンが飛び出してくる。

    私達は魔法の呪文を唱え結界を張り
    おなかを空かして大きく口を広げたカーラの体中へ
    明日の希望を手に入れるため突入するのです。

    観光客もほとんど居ないこの遺跡では
    好き勝手な想像をしながらのんびり見学できます。

  • 時間は11時半。<br /><br />切れ切れになった雲は勢い良く流れ去り<br />南国の太陽は真上から容赦無く照りつけ<br />私達の体力を意図も簡単に奪っていきます。<br /><br />私達は入口に近い方の祠堂の回廊で見つけた<br />僅かな日陰で再び涼を取りながら<br />向かいに見える祠堂をぼんやり眺めています。<br /><br />遺跡の向こうにはムラピ山が見えます。<br /><br />写真からは奇麗に整備された遺跡に見えますが<br />周りに無造作に積上げられた無数の石材を見ると<br />本当の姿は想像の世界に任せるしかありません。<br /><br />しかし、メラピの雄姿と田畑の緑、そしてこの俯瞰は<br />数百年前の僧侶が見、感じたものときっと同じものでしょう。<br /><br />回廊の日陰にはほんの少し風が吹いています。<br /><br />“ I feel breeze ! ”

    時間は11時半。

    切れ切れになった雲は勢い良く流れ去り
    南国の太陽は真上から容赦無く照りつけ
    私達の体力を意図も簡単に奪っていきます。

    私達は入口に近い方の祠堂の回廊で見つけた
    僅かな日陰で再び涼を取りながら
    向かいに見える祠堂をぼんやり眺めています。

    遺跡の向こうにはムラピ山が見えます。

    写真からは奇麗に整備された遺跡に見えますが
    周りに無造作に積上げられた無数の石材を見ると
    本当の姿は想像の世界に任せるしかありません。

    しかし、メラピの雄姿と田畑の緑、そしてこの俯瞰は
    数百年前の僧侶が見、感じたものときっと同じものでしょう。

    回廊の日陰にはほんの少し風が吹いています。

    “ I feel breeze ! ”

  • 2006年のジャワ中部地震から9年。<br /><br />当時相当な被害を受けたこの地域の映像を<br />テレビの画面で見た記憶がまだ残っています。<br /><br />近隣で被災した人々がこの遺跡の周辺で<br />仮設テント暮しをしている映像が流れました。<br /><br />目まぐるしい変化と発展を遂げるこの国では<br />10年前の地震と言うあの悲惨な出来事は<br />既に遠い過去の事になっているのでしょうか?<br /><br />遺跡をひと周りすると1時間が過ぎていました。<br />そろそろ次へ移動しようと入口に向かう途中<br />遺跡に来たばかりの女子高生グループに出会いました。<br />「一緒に回りませんか?」<br />「ごめんね、もう次に行くんだ。」<br />「分かりました、残念です。」<br />「暑いね、今日は。」<br />「はい。」<br /><br />私に突然英語で話しかけてきたその娘の目は<br />とても真剣で真っすぐ私を見つめていました。<br /><br />好奇心に溢れた純粋な瞳を持った<br />この娘達が作る数十年後のインドネシアを<br />この目でしっかりと見てみたいと<br />その時私は強く思ったのです。<br />「サンパイ ジュンパ ラギ。」

    2006年のジャワ中部地震から9年。

    当時相当な被害を受けたこの地域の映像を
    テレビの画面で見た記憶がまだ残っています。

    近隣で被災した人々がこの遺跡の周辺で
    仮設テント暮しをしている映像が流れました。

    目まぐるしい変化と発展を遂げるこの国では
    10年前の地震と言うあの悲惨な出来事は
    既に遠い過去の事になっているのでしょうか?

    遺跡をひと周りすると1時間が過ぎていました。
    そろそろ次へ移動しようと入口に向かう途中
    遺跡に来たばかりの女子高生グループに出会いました。
    「一緒に回りませんか?」
    「ごめんね、もう次に行くんだ。」
    「分かりました、残念です。」
    「暑いね、今日は。」
    「はい。」

    私に突然英語で話しかけてきたその娘の目は
    とても真剣で真っすぐ私を見つめていました。

    好奇心に溢れた純粋な瞳を持った
    この娘達が作る数十年後のインドネシアを
    この目でしっかりと見てみたいと
    その時私は強く思ったのです。
    「サンパイ ジュンパ ラギ。」

  • プラオサン寺院の前の道を<br />真直ぐに南下する途中でバッソ屋を発見。<br />時刻は正午を少し回ったところ、昼食にしましょう。<br /><br />最近出来た店らしく非常に綺麗で<br />若い夫婦が頑張って働いている、感じの良い店です。<br />地元の客も引切り無しにどんどんやって来ます。<br /><br />私はバッソを相棒はミーアヤム(写真)を注文。<br />ここの麺はコシのある太めのストレート麺で<br />今まで食べたミーアヤムの中で一番美味しかった。<br /><br />ちょっと得した感じの昼ご飯、一人6000Rp也。

    プラオサン寺院の前の道を
    真直ぐに南下する途中でバッソ屋を発見。
    時刻は正午を少し回ったところ、昼食にしましょう。

    最近出来た店らしく非常に綺麗で
    若い夫婦が頑張って働いている、感じの良い店です。
    地元の客も引切り無しにどんどんやって来ます。

    私はバッソを相棒はミーアヤム(写真)を注文。
    ここの麺はコシのある太めのストレート麺で
    今まで食べたミーアヤムの中で一番美味しかった。

    ちょっと得した感じの昼ご飯、一人6000Rp也。

  • 2つ目の目的地、サジワン寺院。<br /><br />持って来たガイドブックの地図はかなり大雑把。<br />プランバナンの南、ソロ通りと鉄道を超え<br />一本道をボコの丘方面へ南下した所としか解らない。<br />民家が密集している地域で一本道なんて有り得ない。<br />見当を付け近辺まで移動し、聴き込むしか無さそうです。<br /><br />案の定発見できず、地元の人に聞く作戦開始。<br /><br />通りかかった下校途中の中学生に尋ねる。<br />「ディマナ チャンディ サジワン?」<br />「#$%キリ #$%マナ #$%。」<br />多分左に曲がって、次に右に曲がるらしい。<br />私達が感謝を述べて走り出すと<br />心配だったのか途中までついて来てくれました。<br /><br />と言っても私達はバイクで彼らは徒歩。<br />交差点の度に止まって振り返り後方の彼らに<br />「ここ右折?」的ジェスチャーを送ると<br />「違う違う、もっと前だよ!」と手振り。<br />こんな事を三度繰り返しやっと右折成功。<br />少年たちよ本当にありがとう!<br /><br />右折してからもかなり距離があったので心配になり<br />今度は下校途中の女子生徒に訪ねてみました。<br />彼女たちはとてもはにかみながらも<br />進行方向を指差してくれました。<br /><br />そしてやっと、この鳥籠が私達を迎えてくれたのです。

    2つ目の目的地、サジワン寺院。

    持って来たガイドブックの地図はかなり大雑把。
    プランバナンの南、ソロ通りと鉄道を超え
    一本道をボコの丘方面へ南下した所としか解らない。
    民家が密集している地域で一本道なんて有り得ない。
    見当を付け近辺まで移動し、聴き込むしか無さそうです。

    案の定発見できず、地元の人に聞く作戦開始。

    通りかかった下校途中の中学生に尋ねる。
    「ディマナ チャンディ サジワン?」
    「#$%キリ #$%マナ #$%。」
    多分左に曲がって、次に右に曲がるらしい。
    私達が感謝を述べて走り出すと
    心配だったのか途中までついて来てくれました。

    と言っても私達はバイクで彼らは徒歩。
    交差点の度に止まって振り返り後方の彼らに
    「ここ右折?」的ジェスチャーを送ると
    「違う違う、もっと前だよ!」と手振り。
    こんな事を三度繰り返しやっと右折成功。
    少年たちよ本当にありがとう!

    右折してからもかなり距離があったので心配になり
    今度は下校途中の女子生徒に訪ねてみました。
    彼女たちはとてもはにかみながらも
    進行方向を指差してくれました。

    そしてやっと、この鳥籠が私達を迎えてくれたのです。

  • サジワン寺院。<br /><br />入場料はお布施方式。<br /><br />綺麗に整備された公園の真ん中に祠堂が1基。<br />周りには修復できないなかったのか<br />小さな仏塔の石材が積み上げられています。<br /><br />歴史的には重要な遺跡なのでしょうが<br />プラオサン寺院の後では迫力に欠けます。

    サジワン寺院。

    入場料はお布施方式。

    綺麗に整備された公園の真ん中に祠堂が1基。
    周りには修復できないなかったのか
    小さな仏塔の石材が積み上げられています。

    歴史的には重要な遺跡なのでしょうが
    プラオサン寺院の後では迫力に欠けます。

  • 観光客は居ません。<br />地元の子供たちが数人<br />芝生で遊んでいるだけです。<br /><br />祠堂からの眺めは長閑で<br />遠くにメラピ山が望めます。<br /><br />公園は緑豊か、綺麗に整備されていて<br />この寺院が大事にされていることを感じます。

    観光客は居ません。
    地元の子供たちが数人
    芝生で遊んでいるだけです。

    祠堂からの眺めは長閑で
    遠くにメラピ山が望めます。

    公園は緑豊か、綺麗に整備されていて
    この寺院が大事にされていることを感じます。

  • 次の目的地はボコの丘。<br /><br />ボコの丘は世界遺産になっており、入場料は高額です。<br />それでも見る価値は有るとは思いますが、今回は敬遠。<br /><br />“途中まで登った位置からでも眺望は充分堪能できる”<br />と言う情報をネットで手に入れていたので<br />今回は同じ丘にあるホテルまでバイクを走らせ<br />その前から街並を一望してみました。<br /><br />ロロ・ジョングラン寺院がはっきりと見えます。<br />手前に見えるのは先ほど訪れたサジワン寺院ですね。<br />その右には大きなモスクとミナレットも見えます。<br /><br />何よりも雲を頂いたメラピ山が雄大です。<br /><br />ここまで来た甲斐はやはり有りました。

    次の目的地はボコの丘。

    ボコの丘は世界遺産になっており、入場料は高額です。
    それでも見る価値は有るとは思いますが、今回は敬遠。

    “途中まで登った位置からでも眺望は充分堪能できる”
    と言う情報をネットで手に入れていたので
    今回は同じ丘にあるホテルまでバイクを走らせ
    その前から街並を一望してみました。

    ロロ・ジョングラン寺院がはっきりと見えます。
    手前に見えるのは先ほど訪れたサジワン寺院ですね。
    その右には大きなモスクとミナレットも見えます。

    何よりも雲を頂いたメラピ山が雄大です。

    ここまで来た甲斐はやはり有りました。

  • 4つ目の目的地、サリ寺院、入場無料。<br /><br />住居地区に祠堂が一基だけ建っている遺跡です。<br />私たち以外に他に観光客は居ません。<br /><br />何の気兼ねも無く、相棒はいつものポーズ。

    4つ目の目的地、サリ寺院、入場無料。

    住居地区に祠堂が一基だけ建っている遺跡です。
    私たち以外に他に観光客は居ません。

    何の気兼ねも無く、相棒はいつものポーズ。

  • 祠堂の各壁面には仏神のレリーフがあり<br />これらはとてもインパクトがあります。<br /><br />特に目を引くのが女神のレリーフです。<br />女性らしい美しい曲線で描かれ、<br />今にも動き出しそうな躍動感と<br />女性らしい曲線の官能美を感じます。<br /><br />魅力的な女神に暫し呼び止められ<br />艶かしい出迎えに戸惑いながらも<br />嬉しい時間が過ぎてゆきます。<br />

    祠堂の各壁面には仏神のレリーフがあり
    これらはとてもインパクトがあります。

    特に目を引くのが女神のレリーフです。
    女性らしい美しい曲線で描かれ、
    今にも動き出しそうな躍動感と
    女性らしい曲線の官能美を感じます。

    魅力的な女神に暫し呼び止められ
    艶かしい出迎えに戸惑いながらも
    嬉しい時間が過ぎてゆきます。

  • 時間は午後2時近く。<br /><br />空は益々晴れ渡り、気温は急上昇。<br />帽子を忘れ、日焼止めも怠った私は<br />見るからに痛々しい真赤な腕と鼻。<br /><br />まだ見学していない遺跡は全てパスして<br />一目散にジョグジャに戻ることにしました。<br /><br />話はこの遺跡に戻りますが<br />サリ寺院の四方に彫られた仏様は<br />生きているかの様な存在感があります。<br /><br />魔法使いが生きたまま兵士を<br />呪文で石にしたおとぎの国の城のようです。

    時間は午後2時近く。

    空は益々晴れ渡り、気温は急上昇。
    帽子を忘れ、日焼止めも怠った私は
    見るからに痛々しい真赤な腕と鼻。

    まだ見学していない遺跡は全てパスして
    一目散にジョグジャに戻ることにしました。

    話はこの遺跡に戻りますが
    サリ寺院の四方に彫られた仏様は
    生きているかの様な存在感があります。

    魔法使いが生きたまま兵士を
    呪文で石にしたおとぎの国の城のようです。

  • ジョグジャに戻って暫し休憩。<br />その後近場のスーパーや他の宿をバイクで探険。<br /><br />そして、たどり着いたのが Pak Min Klaten。<br /><br />この店はJl. Mataram にあるソプ・アヤムの店です。<br />マリオボロの一本東の通りを北上すると<br />右手にこの派手な緑色の垂れ幕があるのですぐ分かります。<br /><br />サイトで評判を聞いていたので、これは期待大です。<br /><br />時間は4時半、遅めのオヤツですね。<br />

    ジョグジャに戻って暫し休憩。
    その後近場のスーパーや他の宿をバイクで探険。

    そして、たどり着いたのが Pak Min Klaten。

    この店はJl. Mataram にあるソプ・アヤムの店です。
    マリオボロの一本東の通りを北上すると
    右手にこの派手な緑色の垂れ幕があるのですぐ分かります。

    サイトで評判を聞いていたので、これは期待大です。

    時間は4時半、遅めのオヤツですね。

  • ソプアヤム、6000Rp也。<br /><br />メニューには細かく料金設定が有りますが<br />よく分からないので、一番安い物を注文しました(写真)。<br /><br />鶏のスープにご飯、春雨、鶏肉、薬味が入ってます。<br />それ自体でも美味しいですが、薄味です。<br />テーブルにあるサンバル、ライム、醤油で<br />味付けすると絶妙な味わいに変化します。<br /><br />基本優しい味なので、オヤツにぴったりです。<br /><br />店のスタッフは明るい人ばかりです。<br />包丁を渡され、“鶏肉を切ってみろ”と笑顔。<br />流石にそのパフォーマンスは遠慮しましたが<br />面白楽しいひと時は過ごせました。

    ソプアヤム、6000Rp也。

    メニューには細かく料金設定が有りますが
    よく分からないので、一番安い物を注文しました(写真)。

    鶏のスープにご飯、春雨、鶏肉、薬味が入ってます。
    それ自体でも美味しいですが、薄味です。
    テーブルにあるサンバル、ライム、醤油で
    味付けすると絶妙な味わいに変化します。

    基本優しい味なので、オヤツにぴったりです。

    店のスタッフは明るい人ばかりです。
    包丁を渡され、“鶏肉を切ってみろ”と笑顔。
    流石にそのパフォーマンスは遠慮しましたが
    面白楽しいひと時は過ごせました。

  • オヤツの後はマリオボロ。<br /><br />やはり観光客はマリオボロに引き寄せられる様です。<br /><br />一方通行のこの通の交通量はさほど多くはないですが<br />道路沿いに駐車されたバイクの数は本当に凄まじい。<br />一人が二台は乗っているのではないかと思ってしまう程の数です。<br /><br />また、この通りには他の街の繁華街とは<br />少し違った奇妙な雰囲気があります。<br />のんびりしていると言うよりも<br />全てがスローモーションで動いている感じです。<br /><br />何故そのように感じてしまうのでしょうか?

    オヤツの後はマリオボロ。

    やはり観光客はマリオボロに引き寄せられる様です。

    一方通行のこの通の交通量はさほど多くはないですが
    道路沿いに駐車されたバイクの数は本当に凄まじい。
    一人が二台は乗っているのではないかと思ってしまう程の数です。

    また、この通りには他の街の繁華街とは
    少し違った奇妙な雰囲気があります。
    のんびりしていると言うよりも
    全てがスローモーションで動いている感じです。

    何故そのように感じてしまうのでしょうか?

  • 一方通行の道路<br />その横にアンドン(馬車)用の道路<br />道路の両脇には広い歩道<br />更にその横には建物から伸びた庇<br />庇の下にはどこまでも続く露天<br />その向こう側に背の低い建物<br /><br />夕方5時過ぎという時間のせいか<br />アンドンの運転手ものんびりしています。<br /><br />そして彼の視点の先に広がっているのが、空。<br /><br />なるほど、そうか、空か。<br />空が高く広がっているからか。<br /><br />私達も一緒に空を眺め、時間を共有してみる事にしましょう。

    一方通行の道路
    その横にアンドン(馬車)用の道路
    道路の両脇には広い歩道
    更にその横には建物から伸びた庇
    庇の下にはどこまでも続く露天
    その向こう側に背の低い建物

    夕方5時過ぎという時間のせいか
    アンドンの運転手ものんびりしています。

    そして彼の視点の先に広がっているのが、空。

    なるほど、そうか、空か。
    空が高く広がっているからか。

    私達も一緒に空を眺め、時間を共有してみる事にしましょう。

  • 薄雲がなびくマリオボロの空にも<br />夕闇はもうそこまで迫っている。<br /><br />手をつなぎ 笑顔は縦糸 紡ぐ幸せ。<br /><br />行き交う人の 歩みは静かな 砂時計。<br /><br />マリオボロの空は、淡く広く緩やかだ。

    薄雲がなびくマリオボロの空にも
    夕闇はもうそこまで迫っている。

    手をつなぎ 笑顔は縦糸 紡ぐ幸せ。

    行き交う人の 歩みは静かな 砂時計。

    マリオボロの空は、淡く広く緩やかだ。

  • 午後5時半の大きな空のキャンバスに<br />次から次へと通り過ぎて行く登場人物。<br /><br />買い物をするでも無く<br />露天を冷やかすでも無く<br />ただ通りに出て空と街を眺める<br /><br />それだけの事ですが、この遊び結構楽しい。<br />途中で醒めてしまった夢の続きを<br />また見ているようなワクワク感です。

    午後5時半の大きな空のキャンバスに
    次から次へと通り過ぎて行く登場人物。

    買い物をするでも無く
    露天を冷やかすでも無く
    ただ通りに出て空と街を眺める

    それだけの事ですが、この遊び結構楽しい。
    途中で醒めてしまった夢の続きを
    また見ているようなワクワク感です。

  • 今度の登場者はアンドンの馬。<br /><br />誰もが知っている動物ですが<br />都会の生活では滅多に見かける事は無い生き物です。<br /><br />実際に傍に寄ると大きくて美しい。<br />しかし慣れていないので、とても怖いです。<br /><br />私はナルニア国ではやって行けそうもありません。<br />

    今度の登場者はアンドンの馬。

    誰もが知っている動物ですが
    都会の生活では滅多に見かける事は無い生き物です。

    実際に傍に寄ると大きくて美しい。
    しかし慣れていないので、とても怖いです。

    私はナルニア国ではやって行けそうもありません。

  • 最後の登場人物は、相棒。<br /><br />帳に向けて全てがゆっくりと動く中<br />颯爽と駆け抜ける一陣の風。<br />髪を振り乱し進撃するのは我が相棒。<br /><br />でもまぁ、ギリギリ風景には溶け込んでいるので<br />合格という事にしましょう。

    最後の登場人物は、相棒。

    帳に向けて全てがゆっくりと動く中
    颯爽と駆け抜ける一陣の風。
    髪を振り乱し進撃するのは我が相棒。

    でもまぁ、ギリギリ風景には溶け込んでいるので
    合格という事にしましょう。

  • 旅行の前半はどうしても飛ばし過ぎてしまいます。<br />本日はバイクの運転もかなり疲れましたし<br />腕や顔の日焼けも結構痛々しい状況です。<br /><br />そんな私達を天が労わって下さったのか<br />夜には雨が本格的に降り出してきました。<br /><br />スコールの中バイクで外出する気にもなれず<br />宿でコーヒーを飲み、のんびり過ごす事に。<br /><br />雨が小降りになったのは午後9時頃。<br />歩いて通りの屋台に買い出しです。<br /><br />流石に9時を過ぎるとこの界隈の店は<br />大部分が閉まってしまいます。<br /><br />パダンの店もやっていなかったので<br />その近くにあった屋台(写真)で夕食を調達することにしました。

    旅行の前半はどうしても飛ばし過ぎてしまいます。
    本日はバイクの運転もかなり疲れましたし
    腕や顔の日焼けも結構痛々しい状況です。

    そんな私達を天が労わって下さったのか
    夜には雨が本格的に降り出してきました。

    スコールの中バイクで外出する気にもなれず
    宿でコーヒーを飲み、のんびり過ごす事に。

    雨が小降りになったのは午後9時頃。
    歩いて通りの屋台に買い出しです。

    流石に9時を過ぎるとこの界隈の店は
    大部分が閉まってしまいます。

    パダンの店もやっていなかったので
    その近くにあった屋台(写真)で夕食を調達することにしました。

  • お父さんが鍋を振りお母さんが手伝う、<br />そんな家族二人で切り盛りする屋台です。<br /><br />屋台の横には庇で雨が凌げるテーブルが3つ有り<br />既に注文を待つ地元の先客が数名居ます。<br />私達もお父さんに注文し席で待つことにしました。<br /><br />「どこから来たんだい?」<br />「日本です。」<br />「何を注文した?」<br />「ナシゴレンとミーゴレン。」<br />「それは良い、ここのは美味いから。」<br /><br />待っている間、他の客とこんな会話を交わし<br />待つ事15分程でブンクス2品ゲット。<br />それぞれ12000Rp、ちょっと高いかな。<br /><br />ナシゴレンはいたって普通、ミーゴレンはソースが美味い。

    お父さんが鍋を振りお母さんが手伝う、
    そんな家族二人で切り盛りする屋台です。

    屋台の横には庇で雨が凌げるテーブルが3つ有り
    既に注文を待つ地元の先客が数名居ます。
    私達もお父さんに注文し席で待つことにしました。

    「どこから来たんだい?」
    「日本です。」
    「何を注文した?」
    「ナシゴレンとミーゴレン。」
    「それは良い、ここのは美味いから。」

    待っている間、他の客とこんな会話を交わし
    待つ事15分程でブンクス2品ゲット。
    それぞれ12000Rp、ちょっと高いかな。

    ナシゴレンはいたって普通、ミーゴレンはソースが美味い。

  • 三月に入っているのに毎日雨が降って<br />季節はまだ雨季真っ最中って感じです。<br />明日からの移動や旅行は問題ないのでしょうか?<br />流石にこれだけ雨が降ると不安にもなります。<br /><br />しかし、まぁ天気だけは祈るしかありませんし<br />ツマミもあることですから今夜を楽しみましょう。<br /><br />この宿ではビール(30000Rp)も販売しているし<br />日本から紙パックの焼酎持ってきていますから<br />今夜もこっそり飲むぞ〜!<br />(ムスリムの国なので弁えてこっそりやります)<br />いつもの事ながら、旅先の宿で傾ける盃は最高です。<br /><br /><br />さて、明日(次回)はローカルバスで<br />プラントゥリティスの海岸に行ったりします。<br />役立つような情報の少ない旅行記ですが<br />宜しければ次回もお付き合い下さいませ。

    三月に入っているのに毎日雨が降って
    季節はまだ雨季真っ最中って感じです。
    明日からの移動や旅行は問題ないのでしょうか?
    流石にこれだけ雨が降ると不安にもなります。

    しかし、まぁ天気だけは祈るしかありませんし
    ツマミもあることですから今夜を楽しみましょう。

    この宿ではビール(30000Rp)も販売しているし
    日本から紙パックの焼酎持ってきていますから
    今夜もこっそり飲むぞ〜!
    (ムスリムの国なので弁えてこっそりやります)
    いつもの事ながら、旅先の宿で傾ける盃は最高です。


    さて、明日(次回)はローカルバスで
    プラントゥリティスの海岸に行ったりします。
    役立つような情報の少ない旅行記ですが
    宜しければ次回もお付き合い下さいませ。

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この旅行記へのコメント (1)

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  • pedaruさん 2015/05/25 06:09:02
    旅行記
    shiqueさん お早うございます。

    初めての書き込みだと思いますが、思わず書かずにはいられない気分です、と言うのは、shiqueさんの旅行記の文章が大変お上手ですので、いつの間にか引き込まれてしまいました。 

    これなら写真なしでも充分魅力ある旅行記と言えるでしょう♪

    写真もお上手です、下から見上げたカメラアングル、他の誰もやってない技だと思いました。私も、真似してみます。   有難うございました。

    pedaru

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