2014/03/08 - 2014/03/08
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shiqueさん
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チェンライに来て4日目となります。
右や左が少しわかり始めて来た私たちは
少し足を伸ばし郊外へと向う事にしました。
目的地はメコン川沿いの街、チェンセーン。
更にその向こうにあるゴールデントライアングル。
いつものノープランのまったりバス旅行が始まります。
そして今夜は土曜日、後半はサンデーマーケットです。
宜しければのんびりと調子を合わせて、お付き合い下さいませ。
- 旅行の満足度
- 4.0
PR
-
5日目、チェンライ4日目。
本日の朝ご飯はナイトマーケットの近く
パホンヨーティン通りに面した地元のレストラン。
とても繁盛していて料理は大盛り
朝からガッツリ食べるには最高です。
写真は相棒が注文したカオマンガイ、50バーツ。
味は肉が若干パサついて大味です。 -
今日はバスでチェンセーンまでの一日旅行。
ゴールデントライアングルと言う
一世を風靡した派手な名前の観光地もあるらしい。
出だしはチェンライのバスステーション(写真)からです。
チェンセーンまではエアコンの無いローカルバスと
エアコン有りのグリーンバス社運行のミニバスがあります。
今回はちょっと日和ってグリーンバス利用。
チェンセーン行きをキョロキョロ捜していると
すぐに客引きが現れ目的地行きのバスは見つかりました。
更に私たち二人が乗り込むと満員になり、速攻で出発。
超ラッキーな出足に満足・・・。
「チェンセーンまでいくら?」
「45バーツ。」
「OK、乗るよ。」
「ゴールデントライアングルに行くんだろぅ?55バーツだ。」
「私はチェンセーンに行く。45バーツね。」
「ゴールデントライアングルまで55バーツだぞ。」
「だから、チェンセーンに行くから。」
「本当にゴールデントライアングルに行かないのか?」
「はいそうです。チェンセーンです。」
車掌のしつこさに鬱陶しさを感じていましたが
実はチェンセーンからゴールデントライアングルまでは
ソンテウで一人20バーツの運賃がかかるので
車掌の言う通りした方が安く付いた訳です。
車掌さんごめんなさい。
やはり、ノープランには暗雲が立ち込めています。 -
バスは1時間15分程でチェンセーンに到着。
街一番のメイン通りに到着しましたが
ガランとしていて長閑な雰囲気です。
高い建物が全く無く、空が沢山見えます。
広い道路には車線なる白線が全くありません。
バスを降りガイドブックを広げ
街の位置関係を確認していると
次から次へと話しかけられました。
同じバスに乗っていた外国人が
「ホテルは何処にあるか分かる?」
「この辺りに滞在してるの?」
「***は何処にあるか知ってますか?」
私は「チェンライから来たばかり。この辺りは初めてだよ。
右も左も分からない。とにかく歩いてみるよ。」
ノープランは私たちだけでは無かったようです。 -
一年ぶりのメコン川。
とにかくメコン川に挨拶に行かねば話が始まりません。
色々な事はさて置いて、まずはメコン川に向います。
「ここから下って行けばルアンパバーンか・・・」
などと感慨に耽るよりも、暑さがにじり寄る。
ずっと気になっていたのだけれども
こちらに来てから午前中は必ず薄曇り。
空一面霞が掛かったようですっきりしない。
これはこの地域の季節特有の空模様なのか?
まさか、中国由来の大気汚染?
とにかく、暑いのにスッキリしない
この天気はいかがなものでしょうね。 -
メイン通りを突き当たるとそこはメコン川。
その脇に出ていたオレンジジュースの屋台。
親子がテーブルを置いただけの屋台で営業。
小さな女の子もお母さんをしっかりお手伝い。
地元の人たちの列に並んで私たちも1つ購入(20B)。
味はいたって普通、氷がシャーベット状で
ストローで吸いこみ難いのがたまに傷です。 -
ジュース屋台から下流に向かう川沿いに
仮設テントを張った屋台街が続いています。
当然探検開始です。
数軒のジュース屋台を通り過ぎると
靴や服を扱った雑貨屋屋台が続きます。
客は当然少なくガランとしていて
笑えてしまう程、商売感を感じません。
大丈夫なのか?
でも、この手作り感は楽しい。 -
久しぶり感のある、出番を待つ動物系玩具。
この動物たちの視線を子供が感じたら
もう体はその場から動く事は出来ないでしょう。
悪魔の呪縛、魔法の呪文、欲望のカオス。
今夜はどの子がこの欲望の闇に手を伸ばすのだろうか? -
チェンセーンはそれほど大きくない街の様です。
川沿いの雑貨屋台街はすぐに途切れてしまったので
右折をして川を離れ住宅街の方に侵入。
背は低いが大きめの家が整然と並ぶ住宅街を
市場に向けてぐるぐる歩いていると
駐車場にしか見えない空き地に仏塔が現れました。
整備はあまりされていませんが
色んなところに仏塔がひっそり佇み
かつては繁栄した街だった事が窺えます。 -
数分も歩くとメインロードに出て来ました。
市場の近くの道沿いには食べ物屋台が沢山あります。
11時少し前、昼食用の焼き物がズラッと並べられ
活気のある風景にワクワクします。
焼き物の上をグルグル回る自動ハエ追っ払機は
人手不足のこの屋台ではかなり活躍しています。 -
この串焼き、すごく美味そうです。
砂肝、レバー、心臓など鶏系が
この屋台では売られていましたが
隣りではナマズの串焼きなど魚系もありました。
奥に見える袋売りの中身は揚物です。
おやつにボリボリもかなりありですね。
1分程悩んだ挙句、結局今回は購入しませんでした。 -
赤い中華風のパラソルの向こうに
この街の市場が広がっている。
やはり私たちは国境のこの街でも
市場と言うこの魅惑の空間にしっかりと
引き寄せられる運命にあるようだ。
注意する事は一つ、
私たちを吸い込むこの漆黒の空間は
次元と次元の狭間で、時間の流れが異なっている。
真ん中の鏡に太陽が当たらなくなると
私たちはもう元の世界に戻る事は出来なくなる。
この事だけは忘れてはならない大事な事だ。
時が満ち、扉が閉じてしまう前に出発しよう!
冒険を後悔と言う涙の海に沈めてしまわないために。 -
真っ暗に見えていたその入口の奥は
おもった以上の人で溢れていた。
その人いきれをやり過ごし振り向くと
私たちがさっきまで存在していた空間が
ただ眩しいだけの光を反射した鏡の様に見えた。
その逆光の中、こちらの住民は
紫と黄色に彩られた無数の砂糖黍に群がり
何かに取りつかれた様に次から次はと買い求めている。
それはまるで水中で呼吸の出来ない人魚たちが
時間の許す限り、美しく舞い踊っているさまに似ている。
私たちにも先を急がねば・・・。
えっ・・・そうか、もうすぐお昼ですね。
お昼ご飯買っているだけの話でした。
大仰な言い回しで失礼しました。 -
市場の奥に入って行くと
流石メコン川のお膝元、魚は豊富です。
魚の写真を撮っていると
店の婦人たちも喜んでくれて
奥に置いてあるタライに入った魚まで
わざわざ持って来て見せてくれます。
お母さん、買わなくてごめんね。 -
市場の内部は天井も高く涼しくなっています。
時間の問題があるのでしょうか
野菜コーナーの人出はまばらです。
買い物に来たお姉さんが
楽しそうにお話しをしていました。
地方都市の小さな市場の風景は長閑です。 -
市場の敷地外の路上にも
シートを敷いた野外市場は続きます。
電灯の光では無い太陽光に照らされ
新鮮な野菜は益々輝きを増します。
見にくいですが左上は仏塔です。
本当に遺跡の中に作られた街です。 -
市場の裏手の空き地は遺跡です。
左右両側に仏塔がそびえ立っています。
街中にある小さな公園や空き地は遺跡跡で
その周りには普通の住居が並んでいます。
日本の城下町とも違う奇妙な雰囲気が漂う街です。 -
チェンセーンの街で道草をし過ぎたようです。
本日の目的は、ゴールデントライアングルですから。
早速、通りに止まっているソンテウに
行き先を告げてみると一発でビンゴ!
更に、私たちが車に乗りこむと
辺りに待っていた人たちも乗りこみ、即出発。
これは幸先明るい・・・かなぁ。 -
ソンテウでのんびりと言うのも変ですが
右手に流れるメコン川の車窓を眺め
旅行気分を味わおうかと思う間もなく
15分もしないうちに目的地到着。
あまりにも早いので危うく乗り過ごす所でした。
コンビニもある少しだけ賑やかな通りの
右斜め前方には大きな金色の仏様が見える。
何ともパットしない風景の観光地です。
ソンテウ降りた瞬間からヤッチマッタ感が漂います。 -
日本人には少し笑ってしまう様な
金ぴかな大仏さまや大仰なセットも
タイの人々にとっては
敬虔な信仰対象となっています。
ちびっ子もお母さんに言われるまでも無く
ちゃんと両手を合わせ祈りを捧げています。
高度経済成長によって日本人が置き忘れて来た
本当に大切な物を見せて頂いてる気がします。 -
ここの風景自体は普通です。
川辺の行楽地以外の何物でもないです。
右側の金色の建物が見えるところがラオス、
左側の小さな中州にしか見えないところがミャンマー、
私たちが居る所がタイと言う事になりますかぁ。
国境と言う目に見えない線に
想いを馳せる事が出来ない人には
何の感慨も無い川辺でしかありません。
どんよりした空
どんよりした川面
どんよりした空気
どんよりした風景
ゴールデントライアングルと言う言葉だけが
独り歩きした滑稽な面白味の無い観光地です。
ところで、ゴールデントライアングルと言う言葉に
T型戦車でアバのダンシングクイーンを
口ずさみながら行進する旧ソ連兵を
連想するのはやっぱり私だけでしょうか? -
あまりパッとしないので移動しようと思っていると
相棒が突然、「ここ違う!写真と違う!」と主張。
私としてはどっちでも良い事なのですが
ガイドブックのビューポイントの写真とは
確かに違っています、う〜ん。
仕方無く、川の上流部に徒歩でポイント散策に出発。
その前に象像の前で記念写真です。 -
ここですね、ガイドブックに乗っている写真は。
金色の大仏から歩いて5分も掛かりません。
しかも、この近くには観光客は居ませんでした。
はっきり言って、チェンセーンの船着き場で
対岸をボンヤリ見ているのとあまり変わりません。
退散!
でも折角なので、オピウム博物館を捜そう!
通りにあったセブンイレブンで尋ねると
怪訝な顔で斜め前を指さされました。
はい、確かにそこにあります、博物館。
相棒は入館、私は辞退。
私は博物館の前に咲いている
奇麗なブーゲンビリアを眺めながら
コンビニで買ったコーラを飲み
狂いかけた歯車を調整する事にしました。 -
トライアングルがらチェンセーンまでのソンテウは
幹線道路で手を上げて拾うしかありません。
30分日陰が殆ど無い道路脇で待ち続け
やっと乗れたソンテウにご機嫌な様子の相棒。
今回の旅行で相棒はこの乗り物がとても気に入ったらしい。
このソンテウの先客はタイ人親子。
しばらくして日焼けしたラテン系の
西洋人がギター片手に乗車。
対面に座った二人の会話が聞こえてきました。
「私は歌手でこの子はダンサー。色々なイベントを回っているのよ。」
「今度機会があれば、セッションしよう。」
「ええ、良いは。よろしくね。」
タイの北部国境地域でロマの血を引く親子に遭った。
タイのソンテウは国際的だ。 -
● SCENE 2
タイ北部チェンセーンの郊外。
「はい、もしもし、川口です。」
「川口教授、JICAの高橋です。今回は本当に申し訳ございません。」
「どう言う事なんですか?私はMRCの要請を受けてメコン川に生息する
淡水魚の生態調査のために来ただけなのですがねぇ。」
「はい、ODAの一環で私共が担当していますプロジェクトですから
良く承知いたしております。申し訳ありません。」
「カセサート大学のニラミット教授チームとの合同調査と
聞いていましたが、お見えにならない様だし・・・。」
「教授、実は一昨日ラオス側から急遽、調査の延期依頼が届きまして
こちらも調整でてんやわんやの状態なのです。川口教授には
これ以上のご迷惑をお掛け出来ないと思い、方針が決まるまで
チェンセーンのホテルで待機して頂く予定でおりました。」
「このホテルで待機している理由は助手から聞いてはいますが、
調査が無くなったのであれば、一介の研究者である私が
この場に留まる理由が無いと思いますが、高橋さん。」
「一方的な申し出で誠に申し訳ないのですが、間もなく教授の部屋に
私の使いの者がお伺いし、ニラミット教授からの伝言をお渡しします。
それをお読みください、お願い致します。」
電話はそれで切れ、その後ノックの音が響いた。
そして受け取ったメモ帳には以下の様に書かれていた。
***** 2014.2.4ラオス国内メコン川で採取した検体から
Th、PFC検出。川口氏の見解をうかがいたい。ニラミット*****
教授は急いで荷物をまとめ助手の青井とともに
ホテルの裏手に高橋氏が用意してくれた古いソンテウに飛び乗った。
to be continued
※この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません。
ソンテウに乗りながら、こんな空想も楽しいものです。 -
チェンセーンに戻って来たのは午後1時過ぎ。
トライアングルでも観光客相手のオープン屋台街が
川沿いにありましたが、何故かしら入る気になれず
結局チェンセーンに戻って来ました。
昼食はメイン通り沿いにある食堂。
市場入口から少しメコン川寄りにあります。
1時過ぎで地元の客も少ないせいか
店番には学校帰りの制服を着た可愛い小さな中学生のみ。
しかし、テキパキと調理して料理を出してくれました。
私の注文はポークライス(35B)。
適度な甘味と香辛料の風味で美味いです。 -
歩道に簡易テーブルと
落ち着きの良くない椅子を並べ
ビーチのように何本もパラソルを広げ
日陰を作ったよくある感じの店です。
相棒はとっても気に入っているようです。
私たちには観光バスで押し掛ける観光地よりも
街の普通の食堂の方がしっくり来るようです。 -
相棒注文のヌードルスープ(30B)。
スッキリした味わいのスープに
細めのセンミーがベストマッチ。
麺も多くてしっかりと昼食になります。 -
帰りはローカルバス(37B)です。
エンブレムは勇ましいですが
見るからにボロボロで、エアコンありません。
当然速く走れる訳がありません。
でもそんな事は当たり前なので気にしません。
出発まで40分以上時間があったので
近くにあったテスコでチャーンビール買って
ベンチでこっそり酒盛りです。
ちょっとお行儀悪かったかな。 -
タイのローカルバスは10数年ぶりです。
前、横、上から差し込む光の感覚は健在です。
天井には無数の扇風機、これは微妙な必需品。
渋滞した時、スコールの時微妙に活躍します。
今回始発だったチェンセーンで
止まっていたバスに早めに乗り込むと
運転手が暑いだろうとファンを回してくれました。
このファン滅茶苦茶強烈でした。 -
チェンセーンからの帰り道は
美人の車掌さんも居眠りするほどの
本当に長閑なバス旅でした。
途中一度だけポリスが乗り込んでの
検問があって緊張が走りましたが
基本外国人はフリーパスでした。
チェンライの宿に辿り着いたのは4時過ぎ
昨日の疲れもあって遅めの昼寝です。
目覚めるとベランダからのこの夕日。
そう言えばこちらに来てから毎日夕日を見ています。
日本では滅多に味わえない至極のひと時です。
さて、今夜もこの街に出動です。 -
本日は土曜日。
毎週土曜日にタナーライ通りで
サタデーマーケットが開かれます。
通りの両側及び中央にテント張りの露店が並び
夏祭りの雰囲気が漂った楽しいイベントです。
先ずは全長1キロ程ある通りの西側を攻めます。
まだ、若干西の空に黄昏が感じられる午後6時40分。 -
出ました、メコンオオナマズ。
観光客が買える筈も無い代物ですが
姿を拝めただけでも感激ものです。
岐阜のアクアトトで見た以来ですね、感激!
川のナマズは基本美味いので
次回は必ず食べると誓った私です。 -
ポップコーンの屋台。
ポップコーン10バーツ、甘いトースト5バーツ。
駄菓子屋感覚がとても懐かしく、心に響きます。
本当に色んな屋台が繰り出して面白い。 -
衣料や雑貨、果物や食材を売る屋台も多いのですが
スイーツを販売する店も結構あります。
この屋台もきっとオリジナルのお菓子だと思います。
一攫千金を狙って自慢のスイーツを
毎週店先に並べる野心家も居る筈です。 -
モン族の刺繍を施した小物に
異常に執拗な興味を示す相棒です。
店員さんが全ての商品を並べる前から
真剣に細かなチェックに入っていますが
私の経験から、相棒はここでは絶対に買いません。
まだ、このマーケットこの先に
何百メートルもあるから早く次に行きましょう! -
東の方向に進むと一気に人が増えます。
この行列は一体何処まで続くのでしょうか?
そして相棒よ、買い物のためにあなたは
ここを何往復するつもりなのでしょうか? -
学生ぽい女の子があまりやる気なさそうに
店番としてぼんやり座っている屋台もあります。
10バーツで同じぐらいの量のパイナップルを
カットで売っている屋台もありますから
この値段ではなかなか売れないのでしょうね。
ちなみに、私たちはパイナップルとマンゴーを
それぞれ10バーツで買って十分に満足しました。
10バーツ単位で熟した果物が食べられるのは
本当に幸せ以外の何物でもありません。 -
かぼちゃのスイーツです、たぶん。
このお母さんはプロですね。
笑顔はありませんが手の動きが早い。
どんな味かは気にはなりましたが
ココナッツ系の甘味に違いないと勝手に思い
今回購入はしませんでした。 -
ニラ饅頭の様なまんじゅう菓子。
おばさんがトレイの上の饅頭だけを商う
至って地味な屋台ですが客は多いです。
こういう状況はとても気になるので
列に並んでしまいました。
一個5バーツ。
緑色の饅頭は甘味はほとんどなく
ピリッとした山葵菜の様な辛みがある
微妙な食べ物でした。
私は好きです。 -
ほんの少しの笑顔をも見せない店員さん。
その前に並べられた商品は
話題に事欠かない例の奴らです。
買ってみても良かったのですが
とにかく食わず嫌いの相棒に気を使って
今夜は試食も購入もなし。
ちなみに、私たちはこの屋台で虫たちを
買ってる人を一人も見ませんでしたが
本当に売れるのでしょうか? -
このサタデーマーケットはお祭りです。
台湾の夜市とも違った手作り感に溢れた
夏祭りに似た楽しいイベントです。
ただ、人いきれは半端なく、疲れます。
商品を照らし出す灯りと
空に広がる深遠の闇。
行きかう人々の明るい声と
静かに響く衣擦れの音。
明と暗、陰と陽が混在するこの通りに
ありとあらゆる人々は惹きつけられ
欲望を満たしながら行進する。
きっと、今宵の危うい幸福の続きは
夢の中で更に膨らんで行く事でしょう。
これがこの街の土曜日です。 -
サンデーマーケットの東寄りの公園にある
特設フードコートは地元の人たちで満員でした。
立ち昇る湯気が見えそうな程に
会場は盛り上がっていましたが
人いきれにやられてしまった私たちは
昼間の観光に疲れた体を引きずり
いつものナイトマーケットにやって来ました。
こちらはパッとはしませんが、私的にはとても落ち着きます。
注文はやはり鍋ですが、発注の店を変えています。
店によってスープの味は少し変わります。
前回の方が私の好みに合っていましたが
これもまた旅のだいご味、楽しみましょう。
前回の店は唯一炭火では無く
カセットコンロを使っていたお店です。
興味のある方は探してみて下さい。
当然、今夜もハイボールセットがテーブル上を占領。
小さなウイスキーの瓶が空になったら宿に帰ります。
明日(次回)はチェンマイに行く予定でしたが
私たち二人ともこの街が気にいったので
もう一日滞在する事に会議の結果決定。
と言う事で、明日はバイクで近郊を回ります。
今回もお付き合い下さり、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- pedaruさん 2014/06/28 06:21:14
- 詩人
- shiqueさん はじめまして
「久しぶり感のある、出番を待つ動物系玩具。
この動物たちの視線を子供が感じたら
もう体はその場から動く事は出来ないでしょう。
悪魔の呪縛、魔法の呪文、欲望のカオス。
今夜はどの子がこの欲望の闇に手を伸ばすのだろうか?」
この部分が気に入りました。印象的です。詩人ですね。
pedaru
- shiqueさん からの返信 2014/07/06 02:48:11
- RE: 詩人
- こんにちは、pedaruさん
いつも旅行記御覧頂きありがとうございます。
今回はコメントまで頂き恐縮です。
写真も文章も自分を映し出す
合せ鏡のようなものだと思っています。
頭の上にプカプカと浮かぶ言葉を
少し背伸びして捕まえて来ては
ジグソーパズルのようにノートに
はめ込んで行く作業は楽しいものです。
しかし、「伝わらない、伝えられない。」
と言う、己の技量や能力に由来する
もどかしさやコンプレックスが幼い頃から
いつも私の周りに渦巻いています。
そんな薄暗い一人ぼっちの空間に
差し込んで来る一筋の希望の光が
〈共感〉と云う名のプレゼントです。
pedaruさんのコメントは嬉しかったです。
忙しさにかまけてなかなか更新させない続編も
少し頑張ってみようかと一人思うshiqueでした。
ありがとうございました。
shique
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