ウィーン旅行記(ブログ) 一覧に戻る
6年ぶりにウィーンを訪れた。といっても今回はグラーツ在住のフランス人の知人を尋ねるのが目的だったので、ウィーンは乗り継ぎ地点であり、ゆっくり過ごす時間はない。しかし、6年前にステージに立った音楽の聖地 ムジークフェラインザール巡礼に行かない訳にはいかない。運良くウィーン交響楽団の演奏会のチケットがオンラインで購入できた。そして、昨年12月に工事が完成し、運用を開始した新ウィーン中央駅も今回見逃せないスポットであり、限られた時間の中で新しい駅舎を歩いて回った。<br /><br />ウィーン ムジークフェラインザールの大ホールは1870年完成、このホールの音響の素晴らしさは実際に演奏し、身をもって体験した(2009年5月4日旅行記参照)。あの夢のような演奏会から早6年が過ぎた。この「黄金のホール」では、亡くなる直前のカラヤン、颯爽たるアバード、重厚なホルストシュタイン、ベルリン・シュターツカペレを率いるバレンボイム、いずれも生涯忘れることのできない名演を聴いてきた<br /><br />この「黄金のホール」は、シューボックス型と呼ばれる直方体で、板張りの床、格天井、バルコン、カリアティード(建物の梁を支える女人柱)などに音波が理想的に反響することによって作られると言われる。このムジークフェラインザール以降、現在に残る名ホールが各地に建設された。アムステルダムのコンセルトヘボウ(1888)、ボストンのシンフォニー・ホール(1900)がウィーンのムジークフェラインザールと並び称され、3大ホールと言われる。また同時代のプラハのドヴォルザークホール(1895)、時代は少し古く、音響的には少々見劣りするが、サンクトペテルブルクのフィルハーモニーホール(1839)も同じシューボックス型の名ホールである。音響というのはホールのサイズ、材質、形状、聴く場所、もちろんオーケストラの質など様々な要因と、主観が伴うものであるが、ムジークフェラインザールが世界一のホールであることを否定する人は、多分いないと思う。<br /><br />この日の演奏会はフランス人のベルトラン・ドゥ・ビリー指揮、ウィーン交響楽団の演奏、メンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」と、プッチーニの珍しい「ミサ曲」というものだ。世界最高のウィーンフィルとの比較は難しいとはいっても、ウィーン交響楽団は紛れもない一流の団体だ。それにウィーンフィルと比べて演奏会も多く、チケットの入手が容易であることが有難い。メインのミサ曲は初めて聴く曲であったが、ヴェルディのレクイエムを思い出させる荘厳な宗教曲だ。小生の最高の思い出の演奏会、カラヤン指揮ウィーンフィルのブルックナーのテ・デウム、モーツァルトのレクイエムをこのホールで聴いた思い出が蘇ってきた。<br /><br />さて、ウィーン中央駅について少しご紹介しよう。これまでヨーロッパの大都市、パリ、ロンドン始めベルリンやウィーンには中央駅というものは存在せず、行き止まりターミナル式の終着駅が市の周囲に配置されていた。これは鉄道線路が市の中心部を通らず、交通を分断しないのが主たる理由である。しかし、2006年に開業したベルリン中央駅に続いて、5年の建設期間を経て2014年12月に新しい通過式のウィーン中央駅がオープンした。<br /><br />かつては、西側から来る列車はウィーン西駅が終着駅で、南駅や東駅などへの乗り換えは非常に不便であった。そこで南駅を改造し、地上3階に島式5面10線を建設、すべての長距離列車が到着する通過式の中央駅とし、市の中心部とは地下のSバーン、Uバーンおよび地上のトラムで接続、更に2万m2の規模を誇るショッピングセンターを持つバーンホーフシティを併設させた。この駅から西のザルツブルクからミュンヘンなどドイツの主要都市へ、南のグラーツからスロヴェニア、イタリアへ、北のチェコやポーランド、東のハンガリーなどあらゆる方向への乗り継ぎができるようになった。旅行者にとって、またビジネス客にとっても利便性が向上し、同時にウィーンの地位も向上することは間違いない。<br /><br />しかし、ベルリン中央駅が市の中心部に近いことに比較すると、ウィーンの南部は開発も途上であり、ホテルも少ない。また、空港への直行列車は少なく、ウィーンのCAT(シティ・エア・ターミナル)は相変わらずミッテ駅である。ウィーン中央駅の重要性と、存在価値が認められるのは、もう数年先のことのような気がする。とはいえ、ヨーロッパの都市の近代化には重要な試金石であり、ウィーンの例にならって交通網を整備する都市が出て来ることに期待している。<br />

ウィーン今昔物語 :音楽の聖地ムジークフェラインザール詣でと完成した新ウィーン中央駅

49いいね!

2015/04/17 - 2015/04/18

469位(同エリア6444件中)

14

36

ハンク

ハンクさん

6年ぶりにウィーンを訪れた。といっても今回はグラーツ在住のフランス人の知人を尋ねるのが目的だったので、ウィーンは乗り継ぎ地点であり、ゆっくり過ごす時間はない。しかし、6年前にステージに立った音楽の聖地 ムジークフェラインザール巡礼に行かない訳にはいかない。運良くウィーン交響楽団の演奏会のチケットがオンラインで購入できた。そして、昨年12月に工事が完成し、運用を開始した新ウィーン中央駅も今回見逃せないスポットであり、限られた時間の中で新しい駅舎を歩いて回った。

ウィーン ムジークフェラインザールの大ホールは1870年完成、このホールの音響の素晴らしさは実際に演奏し、身をもって体験した(2009年5月4日旅行記参照)。あの夢のような演奏会から早6年が過ぎた。この「黄金のホール」では、亡くなる直前のカラヤン、颯爽たるアバード、重厚なホルストシュタイン、ベルリン・シュターツカペレを率いるバレンボイム、いずれも生涯忘れることのできない名演を聴いてきた

この「黄金のホール」は、シューボックス型と呼ばれる直方体で、板張りの床、格天井、バルコン、カリアティード(建物の梁を支える女人柱)などに音波が理想的に反響することによって作られると言われる。このムジークフェラインザール以降、現在に残る名ホールが各地に建設された。アムステルダムのコンセルトヘボウ(1888)、ボストンのシンフォニー・ホール(1900)がウィーンのムジークフェラインザールと並び称され、3大ホールと言われる。また同時代のプラハのドヴォルザークホール(1895)、時代は少し古く、音響的には少々見劣りするが、サンクトペテルブルクのフィルハーモニーホール(1839)も同じシューボックス型の名ホールである。音響というのはホールのサイズ、材質、形状、聴く場所、もちろんオーケストラの質など様々な要因と、主観が伴うものであるが、ムジークフェラインザールが世界一のホールであることを否定する人は、多分いないと思う。

この日の演奏会はフランス人のベルトラン・ドゥ・ビリー指揮、ウィーン交響楽団の演奏、メンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」と、プッチーニの珍しい「ミサ曲」というものだ。世界最高のウィーンフィルとの比較は難しいとはいっても、ウィーン交響楽団は紛れもない一流の団体だ。それにウィーンフィルと比べて演奏会も多く、チケットの入手が容易であることが有難い。メインのミサ曲は初めて聴く曲であったが、ヴェルディのレクイエムを思い出させる荘厳な宗教曲だ。小生の最高の思い出の演奏会、カラヤン指揮ウィーンフィルのブルックナーのテ・デウム、モーツァルトのレクイエムをこのホールで聴いた思い出が蘇ってきた。

さて、ウィーン中央駅について少しご紹介しよう。これまでヨーロッパの大都市、パリ、ロンドン始めベルリンやウィーンには中央駅というものは存在せず、行き止まりターミナル式の終着駅が市の周囲に配置されていた。これは鉄道線路が市の中心部を通らず、交通を分断しないのが主たる理由である。しかし、2006年に開業したベルリン中央駅に続いて、5年の建設期間を経て2014年12月に新しい通過式のウィーン中央駅がオープンした。

かつては、西側から来る列車はウィーン西駅が終着駅で、南駅や東駅などへの乗り換えは非常に不便であった。そこで南駅を改造し、地上3階に島式5面10線を建設、すべての長距離列車が到着する通過式の中央駅とし、市の中心部とは地下のSバーン、Uバーンおよび地上のトラムで接続、更に2万m2の規模を誇るショッピングセンターを持つバーンホーフシティを併設させた。この駅から西のザルツブルクからミュンヘンなどドイツの主要都市へ、南のグラーツからスロヴェニア、イタリアへ、北のチェコやポーランド、東のハンガリーなどあらゆる方向への乗り継ぎができるようになった。旅行者にとって、またビジネス客にとっても利便性が向上し、同時にウィーンの地位も向上することは間違いない。

しかし、ベルリン中央駅が市の中心部に近いことに比較すると、ウィーンの南部は開発も途上であり、ホテルも少ない。また、空港への直行列車は少なく、ウィーンのCAT(シティ・エア・ターミナル)は相変わらずミッテ駅である。ウィーン中央駅の重要性と、存在価値が認められるのは、もう数年先のことのような気がする。とはいえ、ヨーロッパの都市の近代化には重要な試金石であり、ウィーンの例にならって交通網を整備する都市が出て来ることに期待している。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.5
グルメ
4.5
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
  • 新装なったウィーン中央駅の北側ファサード

    新装なったウィーン中央駅の北側ファサード

  • 新装なったウィーン中央駅の南側ファサード

    新装なったウィーン中央駅の南側ファサード

  • ウィーン中央駅のコンコース

    ウィーン中央駅のコンコース

  • ウィーン中央駅のコンコース

    ウィーン中央駅のコンコース

  • ウィーン中央駅の発着電光掲示板

    ウィーン中央駅の発着電光掲示板

  • ウィーン中央駅に停車するグラーツ行きレールジェット

    ウィーン中央駅に停車するグラーツ行きレールジェット

  • ウィーン中央駅に停車するグラーツ行きレールジェット

    ウィーン中央駅に停車するグラーツ行きレールジェット

  • ウィーン中央駅に停車するレールジェットと同型の国際列車

    ウィーン中央駅に停車するレールジェットと同型の国際列車

  • ウィーン中央駅の近代的な屋根

    ウィーン中央駅の近代的な屋根

  • 早朝のウィーン中央駅の南側

    早朝のウィーン中央駅の南側

  • OBB(オーストリア国鉄)の本社ビル

    OBB(オーストリア国鉄)の本社ビル

  • ウィーン中央駅工事中の写真

    ウィーン中央駅工事中の写真

  • Sバーンのカールスプラッツ駅、ムジークフェラインザールの最寄駅、オットー・ワーグナー設計のユーゲントシュティール建築

    Sバーンのカールスプラッツ駅、ムジークフェラインザールの最寄駅、オットー・ワーグナー設計のユーゲントシュティール建築

  • 音楽の聖地、ムジークフェラインザールのファサード

    音楽の聖地、ムジークフェラインザールのファサード

  • ムジークフェラインザールの内部の豪華な装飾

    ムジークフェラインザールの内部の豪華な装飾

  • 黄金のカリアティード(建物の梁を支える女人柱)

    黄金のカリアティード(建物の梁を支える女人柱)

  • 黄金のカリアティード(建物の梁を支える女人柱)

    黄金のカリアティード(建物の梁を支える女人柱)

  • ムジークフェラインザール「黄金のホール」

    イチオシ

    ムジークフェラインザール「黄金のホール」

  • ムジークフェラインザール「黄金のホール」

    ムジークフェラインザール「黄金のホール」

  • 聴衆に応える指揮者ビリーとソリストたち

    聴衆に応える指揮者ビリーとソリストたち

  • ムジークフェラインザール「黄金のホール」の後部

    ムジークフェラインザール「黄金のホール」の後部

  • ムジークフェラインザールの夜景

    ムジークフェラインザールの夜景

  • シュテファンスプラッツのザラのガラス張りの近代的なビル、ウィーンの街並みに相応しいか議論のあるところである。小生は否定的で、この種のビルの建設を許したら、街並みの保全は困難になる。

    シュテファンスプラッツのザラのガラス張りの近代的なビル、ウィーンの街並みに相応しいか議論のあるところである。小生は否定的で、この種のビルの建設を許したら、街並みの保全は困難になる。

  • シュテファンスプラッツの昔ながらの街並み

    シュテファンスプラッツの昔ながらの街並み

  • シュテファン寺院の塔

    シュテファン寺院の塔

  • シュテファン寺院のファサード

    シュテファン寺院のファサード

  • シュテファン寺院の内部

    シュテファン寺院の内部

  • シュタットパルクに近いパレス・コーブルク・レジデンツ ホテル

    シュタットパルクに近いパレス・コーブルク・レジデンツ ホテル

  • シュタットパルク内のシューベルト像

    シュタットパルク内のシューベルト像

  • ウィーンミッテ駅のシティ・エア・ターミナル

    ウィーンミッテ駅のシティ・エア・ターミナル

  • ウィーンミッテ駅のシティ・エア・ターミナル

    ウィーンミッテ駅のシティ・エア・ターミナル

  • ウィーンミッテ駅のエアポート・エクスプレス

    ウィーンミッテ駅のエアポート・エクスプレス

  • エアポート・エクスプレスの内部

    エアポート・エクスプレスの内部

  • ウィーン国際空港の曲線的な通路

    ウィーン国際空港の曲線的な通路

  • ウィーン国際空港のラウンジからの眺め

    ウィーン国際空港のラウンジからの眺め

  • ウィーン国際空港のラウンジ

    ウィーン国際空港のラウンジ

この旅行記のタグ

49いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (14)

開く

閉じる

  • tadさん 2015/05/04 22:11:53
    ウィーン!
    あまりタイムラインというところを見る習慣がないので、新しい旅行記に気付かないことが多いのですが、今、たまたまウィーンの旅行記を発見しました!

    よかったですね。6年ぶりだったんですね。ムジークフェラインの音響には完全にノックアウトされてしまいます。この11月もまた、行く予定です。まだ、チケットがとれるかどうか不明ですが、ラトルとBPOがベートーヴェンをムジークフェラインでやるのを聞きにいきます。

    ウィーン交響楽団は昨年2回聞きましたが、一級のオーケストラですよね。昨年3月の旅行記を今、見たら、「指揮は評判の高いde Billyで、曲目は聞いたこともない珍しいもの:ケルビーニの交響曲とグノーのミサ。グノーのほうは、合唱団に独唱4人、さらにパイプオルガンも入る大編成のもの。あまり期待せずにはいったのだが、なんと、どちらも、大変楽しくきけた。」と書いています。
    グノーの大編成の音響効果の素晴らしさには驚きました。大音響でも、うるさくならないのが本当に不思議です。

    西駅完成しましたね。ヨーロッパ各国への鉄道移動が便利になりますね。もっとも、私はこのところMitteにCATで空港と往復するだけなのですが。。

    ハンク

    ハンクさん からの返信 2015/05/07 23:35:50
    RE: ウィーン!
    tadさん、お元気でしょうか?メッセージをありがとうございました。

    ウィーン通のtadさんに触発されて、サンクトペテルブルク滞在中の週末に、ウィーン、グラーツ、マリボルを回ってきました。ところで、小生のロシアプロジェクトもほぼ完成し、6月に多分最後の出張になり、白夜祭とゲルギエフも見納めです。今後はロシアも遠い彼方の国となってしまう事でしょう。

    11月にはBPOがラットルとウィーンへ来るのですね。オケの響き方やバランスが変わって、興味津々です。そう言えば、今BPOの2018年以降の次期音楽監督の選挙中で、間もなく公表されるそうです。誰でしょうか?ティーレマン?ヤンソンス?ネルソンス?デュダメルも候補だそうですね。ラットルはLSO、こちらも楽しみです。

    それではまた、お元気で!ハンク

    tad

    tadさん からの返信 2015/05/08 00:04:37
    RE: RE: ウィーン!
    ハンクさん、

    6月でサンクト・ペテルブルクのプロジェクト終了ですか。。。
    あれだけ、沢山凄いところをみんな聞いておられるので、特別な町ですよね。

    BPOの次ぎのシェフ、いったい、誰だか。。。ラトルのときは、すぐに、予想がつきましたが、、。当時ハイティンクしか対抗馬がいませんでしたから。。。今度はこれらの候補は、ちょっと、物足りない部分がありますね。候補の4人ともライブで聴いていますが、私の感想では、ハイティンクやラトルのレベルは今はいないのではと思うのですが。。。この二人はレパートリが本当に広いですからね。。。

    普通にはティーレマンだと思うのですが、ドイツものしか振れない感じがしてしょうがないのですが。。。エレガンスにかける気がします。彼がフランスものやイタリアものをやる姿が想像しにくいのですが。。。

    ハイティンクが体力があれば、少しでもいいからやらせてみたいと思います。彼は本当に凄いと思います。数年前の彼のベートーヴェン全集CD(LSO)もすばらしかったです。ブルックナーもマーラーもすばらしいですし。。。オペラもうまいですね。

    ロンドンでラトルのためにホールをつくろうという人たちがいて、そうすべきだと思います。今のホールなら、もうあまり行く気がしません。バービカンでは可愛そうです。
    tad

    ハンク

    ハンクさん からの返信 2015/05/09 01:03:25
    RE: RE: RE: ウィーン!
    tadさん、こんばんは。

    そうでした。ベルリンフィルと関係の深い2人の巨匠を忘れていました。ハイティンクとバレンボイム!私もハイティンクは何度も聴きました。ドレスデンとのブルックナー8番、英雄の生涯、ベルリンフィルとはエロイカ、ロンドンでも聴いています。円熟の極みにある、紛れもなく現代最高のマエストロだと思います。バレンボイムもベルリンフィルはシューマン、ベルリン歌劇場オケとはマーラー9番、ウィーン、パリ、またベルリンのオペラでヴァルキューレなど忘れられない名演でした。

    しかし、これまでベルリンフィルは円熟した巨匠を選ぶことはしていないので、私はやはりティーレマン、ヤンソンス、ネルソンスの順ではないかと思います。ドイッチェ・ヴェレでは伏兵ネルソンスが有力、と書かれていました。どうでしょうか?

    ロンドンの都市規模から言えば、もう一つ新ホールがあって当然、という気がしています。ところでパリの新ホールについてはどう思われますか?早く聴いてみたいものです。また完成が遅れているハンブルクのホールにも注目しています。豊田さんの腕の見せどころですね。

    それではまた、失礼いたします。ハンク

    tad

    tadさん からの返信 2015/05/09 08:23:42
    RE: RE: RE: RE: ウィーン!
    ハンクさん、
    おはようございます。

    今日は、久し振りにあるところで講演が入っているので、落ち着きませんが、でも、こういう話なら、急いで応答します。

    指揮候補については、ほぼ同意見ですね。相当期間、プロジェクトが組める人となるとやはりティーレマンでしょうね。彼が、レパートリをうまく広げてくれれば、問題ないですね。つぼに嵌ったときのベートーヴェンは超一級ですが。。理解できないほど、工夫しすぎの時が今までありました。

    ヤンソンスは体力が衰えているように見えます。最近コンセルトヘボウ最後の演奏会をNHKBSが放送しましたが、かつての、鳴らしすぎのエネルギッシュさが失せているので驚きました。彼はレパートリは広いですね。よく勉強しています。それは認めます。アンサンブルを整えるのも旨いし。。でもBPOは、その腕は不必要でしょう。泣ける名演になかなか出会えないという経験がかなりあります。ショスタコーヴィチ等は文句なしですが、それだけでは。。。

    ネルソンスは2回しか聞いていませんが、確かにかつてのラトルの若い時を思わせる才能を感じます。いやみのない感性をもっていますね。

    バレンボイムは、今のベルリン・シュターツ・オパーの黄金時代をもう少し維持して欲しいですね。ハウスの完成真じかでしたっけ?私はもう一度、新オパーハウスで見たいですね。この前シラー劇場で見たトリスタンもアンティームな雰囲気で最高でしたが。。11月にウィーンのムジークフェラインでシュテメの歌曲の伴奏ピアノを聞くのを楽しみにしています。

    パリの新ホールは、息子がこの前聞いたそうですが、残響はあるのだが、その質に疑問を出していました。ムジークフェラインとの比較などありえないようでした。 私の予感では広すぎるのではと思うのですが。。特にバッハの受難曲をベルリンの古楽器グループで聴いたそうですから。。モダンのフルオーケストラで判断したほうがいいように思いますが。。私もぜひ一度聞きたいとは思っています。

    tad

    ハンク

    ハンクさん からの返信 2015/05/10 17:51:52
    RE: RE: RE: RE: RE: ウィーン!
    tadさん、こんにちは、講演はいかがでしたでしょうか?

    次回サンクトペテルブルク出張の間の週末のウィーンの日程を見ると、6月20日、21日にヤンソンスの指揮でマーラー3番の公演があるようです。チケットは1週間前に電話、オンラインで予約とありますが、ネルソンスのアルプス交響曲の時はもっと前に予約は可能でしたでしょうか?最近のヤンソンスの人気は過熱気味で、特別な措置なのでしょうか?チケットが確保できれば、もう一度飛んでみようか、と思っています。

    また、同日にウィーン響はブロムシュテットの指揮でベートーヴェン4番、ニールセン5番という興味深い公演があり、これはダブルヘッダーですね。ブロムシュテットも現代最高の一人ですが、なにぶん高齢ですので、聴ける機会は逃したくありませんので。

    もしウィーンに行ければ、またご報告します。ヤンソンスは持病があるという噂も聞いていますので、少々心配ではあります。ネルソンスはまだ本番は聞いたことがありません。身体中から音楽が溢れ出る、という批評を読んだことがありますが、どこかでチャンスを見つけたいと思います。そういえば、ドホナーニとメストが候補に挙がらないのは少し寂しいですね。

    それではまた、お元気で。ハンク

    tad

    tadさん からの返信 2015/05/10 22:06:05
    RE: RE: RE: RE: RE: RE: ウィーン!
    ハンクさん、

    こんばんは。

    ボランティア活動をしています。ひとつ終り、ほっとしているところです。次はトラベルソでチェンバロと合わせる予定があり、それの準備を開始です。

    ヤンソンスはビデオで動きや姿勢を見て、どこかが不調だと見えます。発売が直前というのは、なにか関係があるかもと一瞬想像しましたが。。。コンセルトヘボウをリタイアしたのも関係が。。。外れているといいのですが。。普通はもっと早く予約はスタートしますよね。楽友協会のホームページで予約登録しておけば、通知がくるはずです。

    ドホナーニはフィルハーモニア管の時、私は素晴らしいと思ったのですが、イギリス人には厳しくて生真面目すぎる印象を与えたようです。

    メストはどこかが、目をつけるとおもうのですが、オーケストラならクリーブランドを今すぐやめるでしょうか?セルに倣って腰をすえる可能性を考えたりしますが。。
     
    どう思われますか?
    tad




    ハンク

    ハンクさん からの返信 2015/05/16 20:07:24
    RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: ウィーン!
    tadさん、返信ありがとうございました。

    一昨日のドイッチェ・ヴェレによれば、ベルリンフィルの次期シェフの選挙は結論が出せず、ネルソンス36歳、デュダメル34歳、ティーレマン56歳、バレンボイム72歳の4人に絞って、決定は次期シーズンまで延期する、というようなことが書いてありました。民主的な選挙の限界、という皮肉っぽいトーンでした。

    ヤンソンスも72歳、最近私が聞いたバイエルン響はいずれも最高レヴェルの演奏と思いました。心臓に持病があり、ここ数年アムステルダムやバイエルン響とのツアーでもキャンセルがあったとのこと、ウィーンフィルとのマーラー3番は駄目元で出かけてみようかと思っています。

    私はここしばらくドホナーニもメストも聴く機会がありません。クリーヴランドは素晴らしいオーケストラですが、やはりヨーロッパの心臓部で活躍して欲しい、と思っています。

    それではまた、失礼いたします。ハンク

    ハンク

    ハンクさん からの返信 2015/06/21 16:57:30
    RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: ウィーン!
    tadさん、こんにちは。ただいまウィーン空港からサンクトペテルブルクに向かうところです。

    お話ししましたように、昨日ヤンソンス ウィーンフィルのマーラー3番とブロムシュテット ウィーン響のベートーヴェン4番、ニールセン5番のダブルヘッダーを聴くことができました。ウィーンフィルの方は完売、残券は公演の1時間前にオフィスで売り出される、というのでさらに1時間前から並んで3枚のみ残っていた1枚の立見席を手に入れました。こんなに手間をかけたのはカラヤン以来です。

    アドヴァイスいただきありがとうございました。両方とも素晴らしい演奏会でした。旅行記に書けるのは少し先になると思いますので、まずは一報させていただきます。

    それでは失礼いたします。ハンク

    tad

    tadさん からの返信 2015/06/21 19:02:31
    RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: ウィーン!
    ウィーンで連発だったのですね!しかもマーラーの3番ですか!ウィーン・フィルのマーラーは聞いたことがないので、実にうらやましいですね!旅行記を楽しみにしておきます。

    ところで、5月16日のうえのコメントに対して、ベルリン・フィルの選挙に関して返事を書いた記憶があるのですが、今探しても見つかりません。送信の押しボタンを忘れたのかもしれません。

    そのコメントはベルリン・フィルの選挙が延期された件について、途中経過を公表するのはいただけないと書いたのですが。。応募制ではないので、勝手にベルリン・フィル側が候補を自分達で挙げるわけでしょうから、4人を公開して候補名をあげるのは、どうかと思います。というようなことを書いたのですが。。。

    かつて、マゼールが落とされたことで、大変悩んだことを思い出したのです。。国会議員や大学の学長選などは立候補しているので、落ちる可能性は覚悟していますが、ベルリン・フィルでは、勝手にリスと・アップしたのですから、選ばれた人以外の名前が外に流れるのはドイツでは問題にしないのでしょうかね?少し態度が横柄すぎると感じています。


    ハンク

    ハンクさん からの返信 2015/06/23 01:37:18
    RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: ウィーン!
    tadさん、こんばんは。返信ありがとうございました。

    ウィーンフィルが下手な演奏をすることはあり得ませんが、今回のヤンソンスは細部まで磨き上げた、輝くようなマーラーでした。特に弦のアップボウで始まるピアニッシモの入念さ、これだけの大曲を細部まで仕上げることのできる指揮者は少ないと思います。過去にはセル、カラヤンとムラヴィンスキーぐらいしか思い浮かびません。どうしてもゲルギエフと比較してしまいますが、このような細部の仕上げはヤンソンスに軍配をあげたいと思います。

    またブロムシュテットのウィーン響はまさに巨匠のベートーヴェンの4番、随所に間をおいて、フルトヴェングラーかと思うような重々しい響を作り出していました。それにオーケストラを鳴らすこと!1927年生まれのブロムシュテット、今回このホールで聴くことができて本当に幸いでした。

    ベルリン・フィルの選挙に関しての返信はいただいていないと思います。途中保存ができないのがこのブログの欠点ですね。確かに指揮者の選挙はベルリンフィルならではのことで、うがった見方をすれば横柄で一方的なやり方ですね。常任を置かないウィーンフィルと違って、ベルリンフィルの今後の指揮者選びは難しくなっていくことでしょう。もっとも4人の候補が残った、というのは公表ではなくてドイッチェ・ヴェレの推測だと思いますが、、、

    それではまた、失礼いたします。ハンク

    ハンク

    ハンクさん からの返信 2015/07/12 21:07:29
    RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: ウィーン!
    tadさん、こんばんは!お元気でしょうか?

    サンクトペテルブルクから帰国して2週目、しばし日本でくつろいでおります。

    国内ではあれこれとなかなかパソコンの前にゆっくり座っていることができません。ウィーンについても忘れないうちに書いておきたいとは思っていますが、とりあえず白夜祭について投稿しました。サンクトペテルブルクも今後は彼方の街となってしまいました。

    ベルリンフィルの次期シェフがペトレンコとは驚きました。全く聴いたことはありませんし、インタビューを見ると、謙虚で控え目なロシア人、という印象でこれも時代の流れかな、という気がします。tadさんは聴かれたことがありますか?それにしてもマスコミの予想も見事に外れましたね。

    それではまたtadさんの旅行記を楽しみにしております。ハンク

    tad

    tadさん からの返信 2015/07/12 23:45:56
    RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: ウィーン!
    ハンクさん、

    このところ、また、講演準備に集中していました。今年は旅にも出かけていませんので、つい、このサイトから遠ざかっていました。

    11月3日から13日までのウィーン滞在までは、海外の旅は計画していません。東京の孫の顔を見るためと、家内の母の見舞い等で、長期の旅がしにくくなっています。

    ところでハンクさんは、サンクト・ペテルブルクからしばらく離れるとのこと、随分集中して楽しめたようですね。羨ましい内容です。やはりゲルギエフは圧倒的でしょう。レパートリーも広がっているようですね。私はまだ彼のコンサートはロシアものしか聞いたことがないのです。つい、そちらを選んできました。だから指輪は特に羨ましかったですね。

    ただ、エシェンバハとアシュケナージは昔ピアニストとしては、どちらも、ライブできいて、それほど、感激した記憶がないので、つい、オーケストラのほうは避けていましたが、すっかり指揮者として評価を高めたようですね。今度機会があれば、聞いて見ます。

    ところでペトレンコは、ドイツではこのところ、とくにバイエルン国立オペラ等で評価が高く、豊かな才能をもっているようですね。ウィーンでも名前は見たと思いますが、実際には聞いたことがありません。18年までは、まだベルリンにはあまり登場しないんでしょう?

    11月のムジークフェラインでのBPOとラトルのベートーヴェンを今は楽しみにしています。まだチケットが発売されていませんが、発売通知は来ることになっています。



    ハンク

    ハンクさん からの返信 2015/07/30 22:45:30
    RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: RE: ウィーン!
    tadさん、こんばんは。

    ロシアプロジェクトが一区切りついたと思ったら、8月16日からメキシコに出掛けることになりました。ロシアとは正反対のお国柄のようですが、怖い物見たさの興味はあります。先ずは下見をしてきます。

    やっとウィーンフィルなどの旅行記をアップしました。お暇な時にご覧になってください。

    11月にウィーンムジークフェラインでBPOとラトルのベートーヴェンですか!また旅行記を楽しみにしております。

    それではお元気で。ハンク

ハンクさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

オーストリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
オーストリア最安 478円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

オーストリアの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP