2015/03/21 - 2015/03/30
42位(同エリア206件中)
neisanさん
- neisanさんTOP
- 旅行記62冊
- クチコミ54件
- Q&A回答99件
- 167,203アクセス
- フォロワー20人
ローマからシチリアを経てマルタへ向かう今回鉄道の旅。初めはイタリアの終点を空港のあるカターニアにするつもりでしたが、その南にシラクーザという美しい都市があることを知り、ここまで進むことにしました。
夕方シラクーザに到着し翌日夕刻のマルタ行きの飛行機に乗らなければなりません。時間は限られていますが、駅から徒歩で回れる範囲に見所は集まっています。ナポリ,パレルモ,パラッツォ・アドリアーノと性格の異なる街を愉しんできた今回の旅、イタリアの端にどのような街があるのか楽しみにこの街に立ち寄ることにしました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
街歩きの前にまずは腹ごしらえ。
ホテルの朝食です。1泊朝食付きで31.35ユーロは部屋代のみで十分ですが、朝食は至ってシンプル。クロワッサン,ジャム,チーズ,ソフトドリンク,コーヒーです。イタリア人は野菜を食べないことが普通なのでしょうか? -
ホテルより20分少々歩き、アルキメデスの墓へやってきました。柵には錆びた鍵がかかっており、残念ながら中に入ることはできません。
ここから柵に沿って道を西に向かいます。途中、教員らしき者の引率で見学に来ていた小学生の団体とすれ違った際、こどもの一人が私を見て、珍しいものを見たように"Cino"といいます。よっぽど"No! Giapponese"と言ってやろうかろ思いましたが、面倒なので無視しました。それにしても引率者も知らん顔をしています。日本ではことによっては問題になる場面ですね。シラクーサの街にも中国系の市民が店を構えています。特別珍しい存在でもないのですが、別の問題が潜んでいるような気がします。 -
ネアポリス考古学公園の入口へとやってきました。入口にチケットオフィスの場所と開場時刻が表示されていましたので、まずはチケットオフィスに向かうことにします。
-
いいかげんな案内標識を見て、ここではないかとお土産屋の前を通り抜けると、確かにチケットオフィスがありました。開場時刻までまだ少し時間がありますので、オフィスの見えるバルで朝のコーヒーを飲むことに。
1杯1ユーロ。"latte"といって泡立てたミルクを足して頂き、待つことしばし、開場時刻を過ぎてもいっこうにチケットオフィスの窓口が開きません。ここはイタリアと思いつつ、この次の日程もあるので、店の人にチケットオフィスはいつ開くのだ尋ねると、もう時間だよ。そこの入場券売り場の背後にチケットオフィスがあるとのこと。やっぱりイタリアです。
-
土産物屋街にあったチケットオフィスの裏の道を少し進むと建物がありました。これがチケットオフィスです。何の案内もない。ここにたどり着けた客にはチケットを販売しますということかと・・・・。やはりイタリアは人とのコミュニケーションを図らないと何もできない国のようです。
-
ようやく入場券を手に入れ公園へ向かいます。
それにしても、なぜチケットオフィスと入口を離すのか、このあたりの非合理性がよくわかりません。入口に売り場を設ければ手間も省け人の流れもよくなるのですが・・・。 -
最初にテアトル・グレコに来ました。ギリシア劇場です。なにやらイベントのためか、板で遺跡の表面を覆っています。
-
-
-
次にディオニュソスの耳へ。
-
石灰岩の石切場の跡でしょうか、確かに外耳のように穴の内部が蝸牛と同じ形をしています。
-
中に入ってみると、音がとてもよく響きます。一人で入るのはいいですが、たくさんの観光客が入って騒ぐと、とてもうるさいでしょうね。
-
中から外を見た様子です。5〜6階建てのビルの高さはあるのではないでしょうか。
-
次に先ほど柵の外から見た、アルキメデスの墓へ向かいます。
-
残念ながら、アルキメデスの墓へ向かう道は途中で閉鎖されていました。このチケットがあれば別の入口から入れるかと期待し、道路を戻っていっても、全ての入口は閉鎖のままです。メンテしない国ですね。
-
次は、オルティージャ島の旧市街地へと向かいます。朝ホテルから来た道を戻ります。
途中で不思議なパレードに遭遇。 -
小学生が横断幕を持って歩いています。警備していた警官に、これは何かのお祭りかと尋ねると、返ってきた答えが、"sciopero"、ストライキです。何のストライキか分かりませんが、どう見ても小学生のストライキを地域の大人や教員がサポートしているようです。さすがストの国イタリアです。
-
昨夜、シラクーサ駅に隣接するバスターミナルの切符売り場に行き、今日の切符を購入できるかと聞いたところ、明日との返事でした。
朝、遺跡巡りに出掛ける前に寄ってみたところ、8時を過ぎてもまだ開いていません。遺跡から戻り今10時になってもまだ閉じたままです。さすがイタリアと思いながら、ここで一旦ホテルをチェックアウトし、荷物をレセプションに預けて次は旧市街を目指します。 -
オルディージャ島の入口へと来ました。先ほどのストもここまで行進をしてきています。1時間は歩いているのでは?
-
旧市街に入りました。きれいなバロック風の作りです。
-
街の中には落書きが一切無く、ここがイタリアかと思えないほどきれいな街です。
-
ドーモ広場へ出てきました。
-
なにやら人が集まっています。
-
2ユーロを払いドーモに入場しました。他の施設にも入れるセット券があるよと教えてくれましたが、それだけ回るだけの時間がありません。
-
たいへん美しいドーモです。
-
床にはこのような修飾も。
-
内部で記録用の撮影が行われています。
-
広場に出ました。入口の片隅で中国系の市民が大道芸らしきことをしています。服装はきれいですが、レベルとしては物乞いに近い。まだデビューしたてなのでしょうか?
-
-
さらに先に進みます。
-
少し進んだところで右手に入ると海岸線が見えてきました。
-
ギリシア神話のアレトゥーザの泉に出ました。
-
朝ホテルを出発した時は小雨が降っていましたが、時々晴れ間も見られ不安定な天候になっています。
-
海岸線に沿ってさらに南へ進みます。
-
振り返った北側はきれいに晴れています。丁度前線の直下にいるのかもしれません。
-
先端のマニアーチェ城が見えてきました。ブラブラ歩くのに丁度良い大きさの街です。
-
2ユーロを払い中へ。ここもチケットオフィスを通り抜けさらに進んだ所にゲートがあります。
-
城へ渡る橋を目指して進んでいきます。
-
ここで入場券のチェックです。どう考えても無駄のような・・・。
-
いつの間にか空が晴れ上がりました。どうやら天気が完全に回復したようです。
-
-
城の内部を通り抜け先端へと進みます。
-
一番の奥から外には降りれませんでした。地中海の荒波が押し寄せてきています。
-
城の中を少しブラブラしますが、特別な展示物はありません。
-
12時を過ぎました。そろそろ駅方面に引き返すことにします。
-
海岸線に沿って本土まで歩くことにしました。現在位置は今回持参したNEXUS7のGPS機能により随時確認できます。
-
-
島の入口にある橋まで戻ってきました。時間があれば海岸のレストランで食事をするところですが、この後カターニア空港までの移動があります。先に進むことにします。
-
街の中で来る途中見つけた中国料理の店に入ることにしました。店の外に広東料理とイタリア語で表示されいます。
中に入ってみると???
どう見ても店員さんはラテン系。席に着きメニューを見るとイタリア語のみ、料理もコースのみのアラカルトもなし。そして英語が通じない。コースで選ぶ料理を見せてくれましたが、少し心配そうなもの、昨夜の寿司と同じです。せっかくご飯が食べられるかと思いましたが、ここは潔く諦めました。店の人もホッとした様子。
駅まで戻ったものの、レストランはありませんので、ホテルと同じ建物にはいているバルへ。
メニューがあったので、指を指すとないものばかり、やむなくそこにあった冷えたピザをお願いすることに。
残念ながら店の女性は全く英語を話せません。ありがたいことに、そこにいた若者が通訳をしてくれました。昼食代1ユーロ也。 -
三度チケット売り場へ。今度は開いていました。しかし係りの女性は電話中。どれだけ待って電話が切れません。
これは業務連絡ではなく、ただのおしゃべり??
やはりイタリアです。日本の常識で考えてはいけません。係りの方は、目で用件はというような仕草です。昨日英語を話すことは分かっていましたので、"Catania Airport 2 PM"で用件が済みました。5.7ユーロ也。おしゃべりを続けながら業務をきちんとこなしてくれました。 -
バス停に何台かのバスが停まっていますが、どれが空港行きなのかよく分かりません。大きな荷物を抱えていた女性の二人組に英語で話しかけたら、自分たちも空港に行くので一緒に行きましょうと答えてくれました。彼女達もバスの運転手にどのバスなのかを尋ねています。一人は地元の人。それでも分かりません。イタリアは混沌の国ですね。
ようやくバスに乗り空港を目指します。途中朝立ち寄ったアルキメデスの墓の前を通りました。 -
エアマルタのチェックインカウンターが表示されました。これに乗れば、以後は難しいところはありません。
-
搭乗券が発券されました。このエアラインは座席指定を事前に行うと有料ですが、チェックインカウンターでは追加料金なしですんなり希望が通りました。
また、このエアラインを使うにあたり、事前に同社のホームページを見て、委託荷物の重量制限が20?であることを知っていましたが、中には重量オーバーのため、カウンターの前で荷物を詰め直す方も・・・。少しのオーバーも許されないようです。 -
搭乗案内がでました。もうすぐ搭乗開始です。
-
人口40万の国が独自のエアラインを持っていることが驚きです。
ここカターニア空港からマルタ空港まで200?程度。陸上であればバスでも行ける距離です。シチリア島の南端からマルタ島までは100?。フェリーの船旅を楽しめる距離ですが、フェリーの発着時刻と場所に難があり、今回は空路を選びました。 -
安全に関する機内アナウンス。以前はアテンダントさんが通路に並び説明をしていましたが、最近はビデオが増えました。
さすがエアマルタ、登場人物が騎士の格好をしています。 -
エトナ山が遠くに見えます。昨日はあの山を一周しました。エトナ山は、最後まで山の全容を見せてくれませんでした。
飛行機はイタリアを離れ、旅のフィナーレ、マルタ共和国へと向かいます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
neisanさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
57