2015/02/22 - 2015/02/22
69位(同エリア205件中)
ゆかぽんさん
初めての滋賀県。
- 旅行の満足度
- 4.0
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娘より素敵な温泉宿1泊をプレゼントされ、残念ながら1泊でチェックアウト。
スーツは着てるけど、「今、起きた?」って言いたくなるようなすごい寝癖のお宿のお兄ちゃんに、JR高月駅まで送ってもらいました。
高月駅からJR北陸本線新快速・近江塩津行に乗り、隣の駅(乗車4分)で木ノ本駅で下車。
JR木ノ本駅です。 2006年に改築されたみたいで、立派です。
駅の中には、「ふれあいステーションおかん」という物産展が入っていて、木ノ本の美味しいもの、新鮮野菜、土産物などがたくさん売っていて、それはそれは楽しいところでした。 -
JR木ノ本駅ですが、町名は木之本です。
滋賀県長浜市木之本の町をぶらぶらします。
木之本宿は、木之本地蔵院の門前町として栄えたところです。 -
JR木之本駅から、ぶらぶら5分もあるくと、北国街道にぶつかります。
北国街道は、北陸と近畿を結ぶ陸路として古くから開けた道路で、一般的には金沢城下から中仙道鳥居本宿までを北国街道と呼び、木之本宿には本陣、問屋、伝馬所などが設けらていました。
今は、北国街道の宿場町として賑わった家並みが情緒を誘う散策路となっています。 -
以前に訪れた長野の奈良井宿の町並みに比べたら、見た目だいぶ趣に欠ける感はありますが、1軒1軒見て歩くと、とても趣あります。
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古民家カフェもあったりしてね。
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昨年(2014年)、NHKの大河ドラマで放送されていた「軍師 黒田官兵衛」。
その黒田家のルーツが、この木之本らしいのです。
2014年、町は「黒田官兵衛」で、大賑わいになっていたみたいです。
この建物は、「きのもと交友館」ですが、昨年1年間は、「大河ドラマ館」として、ドラマで使用されている小道具や衣装、台本も展示されていたそうです。
昨年の賑わいが嘘のように、2015年2月は静まり返っていました。 -
そんな、「きのもと交友館」の隣・・・肉屋の「かね吉」
行く前の下調べによると、「からあげ」が美味しいと。で、覗いてみたのだけど、
生肉しかなくって、唐揚げが売ってる雰囲気がないの。
怖そうなおばちゃんがいたので恐る恐る「唐揚げありますか?」って訊いたら、ジローっと睨まれた。怖すぎる。少し沈黙があって、注文してから、すぐに揚げてくれると言う。
「じゃ、お願いします」ってことになったけど、値段がまったくわからない?100gいくらなのかもわからない。
そこから、おばあちゃんとの攻防。 -
私 「どのくらいから揚げてもらえるんですか?」
肉 「好きなだけ揚げるよ」
私 「じゃ、300gくらいかな?」
肉 「多過ぎて食べられないって」
私 「5個くらいあればいいんだけど」
この間に、もっともっと、量を決めるのに、長々と会話が続いたの。
結局、
肉 「じゃ、100円で作ってあげるから」
私 「100円?安過ぎない?」
最初、睨みをきかせていたおばちゃんも、だんだん和んできた。
そして、100円分の鶏肉をみせてくれて、揚げてもらう。 -
おばちゃん、真剣に揚げてくれてます。
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はい、熱々のできあがり。ひと口で食べられる大きさのが15個はあったかな。
で、100円ぽっきり。
おばちゃんに、
「100円じゃ、儲けないじゃない?」って言ったら、「そんなことないよ」って。
串を2本つけてくれた。 唐揚げを食べながら、ぶらぶら町歩きがつづきます。 -
木ノ本駅に降り立ったのは、大きなる目的がふたつあって、そのひとつめ・・・
杉玉がぶらさがってます・・・・おわかりですよね?酒蔵訪問です。
なんてステキな店構えなんでしょ〜〜〜〜渋すぎる! -
手前が店舗になっていて、その後ろが、蔵になっています。
「七本槍(しちほんやり)」とういう日本酒を醸す 「冨田酒造」さんです。
「七本槍」とは、天正11年(1583年)の賤ヶ岳の合戦で活躍し、秀吉を天下人へと導いた七人の若武者「賤ヶ岳の七本槍」にちなんだもので、「勝利の酒」というおめでたい意味があります。 -
460余年の歴史を持つ滋賀の酒蔵です。
現在の蔵元の冨田さんは、15代目。
酒業界では、イケメン蔵元と話題になっているのだけど、この日は、お会いすることはできませんでした。ま、私のタイプじゃないから、別にいいんだけどね(笑) -
店内の様子。
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商品がずらっと並んでいて、試飲をお願します。
ここは、前日に行った‘藤居本家’さんとは違って、お姉さんが小さいカップについでくれて、ちょっとだけ試飲させてくれます。ま、カップにちょっと注いでくれるの試飲が通常ですけどね。気持的には、自由につがせてもらえるのが、テンションアップするのは間違いないですよね。 -
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たくさんの酒関係グッズもここは力を入れてます。
http://www.7yari.co.jp/goods/index.html
なかなかお洒落なものあり。 -
七本鎗の純米粕を使用した「酒粕生チーズケーキ」
七本槍の猪口に入ってます。この猪口は、今、我が家の猪口の仲間入り。 -
この時期だけの、しぼりたて生酒を、8本位買ったのかな?もちろん、送ってもらいます。
左は、酒米「玉栄」を使ったもの、右は酒米「山田錦」を使ったもの。
違う米で作った同じ銘柄の日本酒を飲み比べるのも、すごく楽しい呑み方です。 -
冨田酒造から、300メートルしか離れていない、同じ北国街道沿いに、もうひとつの蔵があります。
その蔵の目印は、この赤いポスト。ポストの横に、天文元年(1532年)創業の山路酒造さんがあります。こちらは、創業して483年ですね。先ほどの冨田酒造さんの創業460年よりさらに古いです。 -
日本で5番目に古い酒蔵だそうです。
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とても小さい酒蔵で、北海道には卸してないので、とっても貴重です。
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ここでも、しぼりたて生酒を試飲させていただきます。
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ここでは、左から3本目のしぼりたての純米吟醸酒を買いました。
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歴史の浅い北海道では、創業480年なんて、わけわかんない・・・・
北海道の酒蔵は、明治時代に創業だもの。
ずっと続いてるって、ほんとすごいな〜〜って思うのです。 -
木之本のひとつめの目的、酒蔵訪問を済ませ、ふたつめの目的へ・・・・
冨田酒造さんの隣の隣
創業1951年ののパン屋「つるやパン」
滋賀まで来て、パン屋と思われるかもしれないけれど、ここに、ずっと来たかった〜〜ついにやってきたよ。
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ここ‘つるやパン’は、滋賀県民が愛してやまないという ‘サラダパン’ の店です。
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これが、サラダパンだ!
だいぶ前に、私の大好きな 秘密のケンミンショーで、紹介されていたんだよね。
滋賀に行ったら、絶対に食べたいと思っていたのだよ。
1957年、初代主人の奥様が塩気のある惣菜パンのアイデアを思い付いたのが始まり。
当初は「サラダパン」の名の通り、マヨネーズで和えた刻みキャベツを挟んだものでした。
しかし、その後、キャベツよりもたくあんを挟む方が食感が良く、保存も利くことから、現在のスタイルに変更されたそうです。「たくあんも野菜だから、サラダじゃないか」と
いうことで名称は変更されず、現在に至っています。
なお、サラダパンで使っているたくあんは着色料が使われていないため白いです。 -
コッペパンの中は、こんな感じ。
からしマヨネーズで和えた千切りのシャキシャキたくあんが挟んであります。
多くの人が、ネタとして買っていくことが多いみたいで、味はいまいちと言う意見がネットには出ているけど・・・・私は、コレ好きだわ!
娘も美味しいって言ってたよ。
1個145円は、ちょっと高いかな?普段なら買わないけど、滋賀に来たんだもの、買うわよ!今回の旦那への滋賀土産は、サラダパン(笑) -
正直、サラダパンよりも、美味しそうなパンがたくさんあったけど、やっぱり、面白いネタになりそうなものを。
これは、サラダパン同様のベストセラーを誇る「サンドウイッチ」
サラダパンも、サンドウイッチも、当時からのパッケージだそうです。
昭和感が満載よね。 -
サンドウイッチの中は、なんとマヨネーズと薄っぺらい魚肉ハムのみ。
なぜに、魚肉ハムかというと、開発当時、通常のハムだと予算オーバーするため商品化が難しかったからなのだとか。
これで、145円。100円でいいんじゃないの?とも思うけど。
これは、帰りのJALのラウンジでビールと共にいただいた。
サラダパンより、このサンドウイッチの方が美味しいと口コミに載っていたけど・・・やっぱり、嗜好はそれぞれよね。絶対にサラダパンの方が美味しい。
このサンドウイッチは、そんな美味しいものじゃない -
もう1種類のサンドウイッチの ハムカツ。
パンが、ほんのりチョコ味なの・・・・そこに、薄いハムカツ。 -
これは、笑えます。なんで、チョコのパンに?奇妙な味です。165円。
つるやパンさん、美味しいとか美味しくないとか、そんなことは超越しています(笑)
この日も、サラダパン考案者の85歳のおばあちゃんが、ガラス張りになった小さな調理場で、サンドイッチを作られていました!
それだけで、感動のパン屋さんです。 -
木之本は、小さい町なのに、数軒の古くからある醤油屋さん、数軒のお菓子屋さんなどもあり、なかなか面白い町でした。
北国街道沿いには、「牛馬市の里」なるものも・・・・
室町時代から昭和の初期まで毎年2回、街道の民家を宿として牛馬市が開かれました。
「ここが、山内一豊の妻千代が名馬を買った地です」と書かれています。
山内一豊の妻の話は有名ですよね。
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山内一豊がお金が無かった時に、千代さんが、へそくり?で、ここで名馬を購入し、その馬が織田信長の目にとまり「貧しくとも武士のたしなみを忘れない心構えはすばらしい」と褒められて出世したのですよね。
「内助の功」で夫を助けた賢妻で有名な千代さん、素晴らしいですね・・・・見習わないけど。
木之本には、黒田官兵衛の祖先の「黒田家御廟所」ありますし、
木之本には、なかなか良いお宿もあるのですよ。
木之本に宿泊して、もっとゆっくり木之本を探索してみたくもあるけど・・・・無理だな。
違う土地が、私を呼んでいるから(笑)
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