湯西川温泉_Yunishigawa Onsen　開湯四百年！平家落人伝説が語り継がれる温泉集落

2013/10/13 - 2013/10/14

栃木県北西部、日光市の湯西川温泉を訪れました。奥鬼怒温泉郷より更に奥に位置する湯西川には、平家の落人伝説が伝えられています。
★奥鬼怒から整備された山間道路をツーリング、平家落人伝説を再現した「平家の里」へ。
★渓谷に面する温泉露天風呂と「平家お狩場料理」。

[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎平家お狩場焼き

エリア 湯西川温泉(栃木)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回もバイク旅。湯西川温泉に向かう途中、道の駅「湯西川」に立ち寄りです。以前に比べたらずいぶんアクセスが良くなりました。

足湯がありました。

道の駅内のカフェ。

ドーナツとカフェで一服。

さらに少し走って、湯西川温泉観光センター「水の郷」へ。

湯西川温泉　水の郷 名所・史跡

傍を流れるのは箒（ほうき）川。

ダム湖を巡る水陸両用バスはここから発着です。

湯西川の歴史や自然の紹介とともに...

源泉かけ流しの温泉も楽しめます。

湯西川温泉 彩り湯かしき 花と華 宿・ホテル

今夜の宿に到着。

湯西川温泉、「彩り湯かしき 花と華」。

エントランス。

ラウンジ。

湯西川らしい装飾品。

そして囲炉裏。

客室。

洗面所。

窓からは箒川のせせらぎの音が聞こえます。

木立の向こうに清流。

夕食の前に風呂へ。

画像は内風呂「木の香と湯の香」ですが、露天風呂は渓流を望め気持ち良かったです。

さて、夕食です。夕食会場へ。

地元の酒をお供に。

おかみさんが挨拶に来ました。

囲炉裏端で「平家お狩場焼き」をいただきます。

お狩場焼きが付いた「神無月」というコースでした。

鮭を使った一品。

栗の茶碗蒸し。

とちぎ和牛の陶板焼き。

岩魚とばんだい餅。

山菜ごはんと自家製味噌けんちん汁。

デザート。

翌朝...まずはひと風呂。

「涼風と岩の湯」、渓谷沿いの岩風呂です。

朝食会場。

結構ボリュームがありました。

熱々の汁物。

朝食を終えてチェックアウト後、湯西川の街へ。宿の隣にあった味噌の醸造所。

湯西川は平家の落人伝説が残る村です。温泉は平家の末裔が見つけ、400年の歴史があるとも言われています。

1185年の「壇ノ浦の戦い」で源氏に敗れた平家一門のうち、平重盛の六男である忠実が落ちのびたとされています。

川辺に降りてみます。清らかな流れ。

小さな共同浴場を発見。

このように川沿いに建つ共同浴場です。

この橋から眺めてました。「湯前橋」、湯の前にあるからでしょうか。

ここが街のメインストリートですかね。道路の舗装改修工事が行われていました。

続いて向かったのは「平家の里」。

平家の落人の生活様式を後世に残すために、村内の茅葺き屋根の民家を移築したそうです。

平家の里 名所・史跡

ここでチケット購入。

平家の落人の集落が再現されています。

平家の落人は、敵に見つからないために、「鯉のぼりは上げない」「煙は焚かない」「ニワトリは飼わない」という風習を守ったとも。

平家の落人伝説は全国各地にあるようですが、湯西川は積極的にこの伝説を観光に活かしていますね。

かつてこの土地の人々は、平家の者であることを悟られないように「伴」という苗字を名乗ったとか。「伴」はその漢字の形から「平の人」という意味を込めていて、現在でも「伴」という苗字の平家の子孫がこの土地に存在しているとのこと。

「落人伝説」については、それぞれの土地の伝説によって、その信憑性に諸説あるようです。

平敦盛。

６月には、平家の武者や姫に扮した人々が練り歩く「平家絵巻行列」をはじめ、琵琶演奏や雅楽といった平家の栄華をテーマにした「平家大祭」が催されるそうです。

また、冬期には「かまくら祭」が催されます。この祭は、日本夜景遺産「歴史文化夜景遺産」認定イベントだそうです。河川敷に並ぶミニかまくらにローソクの火が灯され、幻想的な光景が広がるのだとか。
今度は祭のシーズンに訪れてみたいですね。