2015/02/23 - 2015/02/26
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belleduneさん
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今年初めて、雪の知床をスノーシューで歩き、来年また来ようと思っていましたが、あの雪を歩く足の感触が忘れられず、雪の然別湖へ来てしまいました。然別湖は、初めてなので、凍結していない湖の景色は、写真でしか分かりません。北海道で一番標高の高いところ(標高810m)にあるカルデラ湖で、この然別湖と繋がっているのが、東雲湖で、北海道の三大秘湖の一つです。因に三大秘湖とは、支笏湖の傍にあるオコタンペ湖、阿寒のオンネトーとこの東雲湖です。東雲湖へは、直接通じる道路はありません。冬、然別湖が凍ると、湖上をスノーシューで歩いて、東雲湖へ行くツアーがあるので、それに申し込んで楽しみにしていました。今年は1月末から暖かい日が続いたため、然別湖のガス穴の上に新雪が積もって、その正確な位置が分からなくなり、湖上を歩くと危険と判断され、ツアーが中止となってしまいました。知床に次いで、ここでも行けないツアーが発生。これは、「また来なさい」ということだと思いました。その代り、駒止湖畔の林を歩くスノーシューに行って来ました。その時の写真は、整理が終わり次第、その(2)にアップします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2月23日に初めて来た然別湖は、午後から雲が増えて来ました。ここにはホテル風月とこのホテルしかなく、お土産物屋、コンビニなどはありません。ホテル横に観光案内所が1軒あるだけで、静かな湖です。冬期はこの先の糠平湖への道路が封鎖されているため、帯広や近郊の町から温泉や湖上のコタンに遊びに来る人がいる位です。殆どの団体客は、1泊で、ウトロ等へ廻るコースが多いようです。
然別湖畔温泉 しかりべつ湖ホテル福原 宿・ホテル
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然別湖は周囲13,8km、再深度は108mで、かなり深いですね。弁天島に小さな鳥居があるというので、3日目に湖畔を歩いて、見に行って来ました。然別湖は、入り組んだ形をしており、9つの湾があります。また、天然記念物のミヤベイワナやニジマス、サクラマス、ワカサギ、ウグイ等が生息しています。
然別湖 自然・景勝地
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12月から湖上のお祭り・然別湖コタンの準備に掛かり、3月末迄行っています。湖上には、アイスバー、氷上露天風呂、イグルー(雪と氷で造ったイヌイットの家)、結婚式も挙げられる教会、氷のグラス作りなどをする小屋などがあります。コタンとは、アイヌ語で集落という意味です。
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右には子供用の迷路があり、その右手にはスノーモービルに乗るコースもあります。
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湖畔のホテル風水から湖上露天風呂へ温泉を引いていますが、排水も湖畔の排水溝へ戻さなければなりません。一度ポンプが故障して、水が凍ってしまい、大変な作業になったそうです。
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湖上から見た正面がホテル福原、赤丸が観光案内所、黄色の丸がホテル風水です。風水の露天風呂の入りに行きましたが、湖畔なので景色は良いのですが、室内温泉の広さは福原の方がゆったりしています。
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湖上露天風呂入り口を入ると
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ここが脱衣場となっています。朝6時半から夕方18時迄は男女温浴。18時〜20時迄は男性専用、20時〜22時は女性専用となっています。
露天風呂が2つあり、どちらでも良いそうです。水着可ですが、風水の温泉は泥のような成分なので、白い水着は変色します。 -
ホテル福原の奥の新館9階にある展望室から然別湖の景色を早朝、夕方と見に行っていました。いつも1人で3方ガラス張りの展望室を独り占めしていました。
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ホテルの後に見えるのが、南ペトウトル山(1345m)です。ペトウトルとは、アイヌ語で、川の間、つまり2つの川の間にある山ということです。
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然別湖畔の温泉が湧いている箇所の一つです。因に、然別湖のガス穴とは、熱を帯びた火山性ガスが湖底より涌き上がっていて、その熱で氷に穴が開いているところを言います。その直径は30cm位。湖上のガス穴に新雪が積もると、地元のガイドさんでも正確な位置が分からなくなり、湖上をスノーシュウーやスキーで渡るのは非常に危険です。ネットを見ると、1人で何とか渡って、東雲湖まで行った人のブログがありましたが、運が良かったとしか言えません。ガス穴は、擂鉢状になっているため、落ちたら死ぬ確率は大きいでしょう。
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アイスバーの裏手にあるこの木に以前、モモンガが住んでいたそうです。
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丸印の穴が住処です。
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夜、見るとこんな感じです。
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右のオレンジの光は、トンネル内の照明灯です。夜のライトアップされたコタンの景色は日中とは異なって、ロマンティックですね。帯広からのカップルが肩を寄せて歩いていました。
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夜、10時には閉鎖され、明かりも消えるため、ホテルの明かりと道路上の灯りだけとなります。雪に月や星の明かりが反射して、結構明るいので、星を撮りに出掛けた時、ライトなしでも足下はよく見えました。
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正面に見えるのが、アイス・チャーチです。
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何軒かのイグルーがあります。バスルームがないので、ここに朝迄泊まることはできません。
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夜見ると、灯りが透けて綺麗です。
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3日目に近くの中学生達が朝からやって来て、何か作っていました。
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昼間アイスバーの入り口から見た景色です。
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アイスバー入り口で、左右に扉があります。
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その扉を開けるとプーさんらしき熊がいます。
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夜見るとこんな感じです。
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アイス・チャーチの入り口です。
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教会内部の天井です。
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誰も居ない教会は、静かで、幻想的です。
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今年で34回目ということなので、年々氷の建設技の腕が上がっていると思われます。
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湖上にある2つの温泉浴槽から湯気が上がっています。夜の女性専用タイムに入ろうかと思ったのですが、帰りが寒いので結局入りませんでした。ホテルの温泉には何度も入りましたが...
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湖上から見上げた三日月ですが、手持ちでぶれてしまいました。
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2日目の夜のツアーでは、星が沢山見れました。1時間半程で終わり、急いでホテルに三脚を取りに戻ると、雪が激しくなって、月と木星しか見えなくなってしまいました。湖上のコタンの灯りとホテル灯りが見えています。
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2日目の朝は、湖の向こう側から朝日が昇って来ます。9階の展望室のガラスに映った景色も素敵です。
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今日は、朝からスノーシューで、駒止湖へ行きます。
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天気予報は晴れ時々曇り。
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朝から白樺峠から駒止湖へ下りるコースをスノーシューで歩いた後、ホテル福原の温泉で体を温めました。今日のコースは、駒止湖畔で、ガイドの方が煮込みうどんを作ってくださったので、良く変わる天候の下、頭上の枝から時折降り注ぐ雪霰も一緒に食べて来ました。風が舞っていたので、色んな方向から風が林を吹き抜けて行き、その度に高い枝から雪が降って来ました。日が射すこともあり、その光景は今まで見たことのない幻想的なものでした。
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2階にあるホテル福原の露天風呂です。塀の外は道路なので、覗かれることはないと思いますが、向こうに見える建物から見えそうです。
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内湯は大きな浴槽が2つあります。正面に見えるガラス窓は、サウナで、左手に冷たいスチームシャワーの部屋がありました。サウナは苦手なので、入りませんでした。この温泉はホテル風水とは、少し違って透明でした。
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露天風呂を見たところです。
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真ん中に檜風呂があり、ジャグジーが故障しているようでした。掛け流しではなかったので、入りませんでした。
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翌日の午後、湖畔のホテル風水のお風呂に入りに行きました。500円で入ることが出来ます。2軒しかないので、湖畔からの眺めをちょっと見てみたかったのですが、景色以外の浴場設備は、ホテル福原の方が整っていましたし、広さも福原の方がゆったりしていました。団体の収容人数もホテル福原の方が大きいようでした。宴会場もたくさんありました。
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まず、内湯で温まってから、外の露天風呂へ移動します。どちらも、誰も居なかったので、携帯で撮らせて頂きました。
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露天風呂は、湖畔に面しているので、眺めは良いですね。ホテル風水の温泉は、泥のように濁っています。
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立つと湖上がよく見えます。ということは、向こうからも見えるのでしょうか?
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肩まで浸かると、こんな風に見えます。
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このホテルから湖上の露天風呂へホースでお湯を引いているのが見えます。
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もう限界なので、道路を隔てたホテル福原へ戻ります。2週間前に行った知床も、「プリンスホテル風なみ季」と「知床グランドホテル北こぶし」では、温泉の状況が異なっていたのと、ちょっと似ています。
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3日目の朝は、気温が高かったためなのか、向こうの湖上から靄がもくもくと湧いて来て、ちょうど水を張ったボールに、ドライアイスを入れた時のようでした。次第に手前の湖上を靄が覆って行く景色は初めて見ました。
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9階の展望室で1人でわくわくしながら、これからどうなるんだろうと見ていました。
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昨日は正面の方から日が射して来たのですが、今日は靄がやって来ました。
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刻一刻と変化する靄に見入っていました。朝食時に団体で近くの鹿追町の老人会で来られた獣医さんが、「あれは霞です」とおっしゃっていましたが、気象学的には、霞という表現はないそうです。文学的には春霞などの言葉があります。
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霧は視界が1km以下のものだそうです。靄は1km〜10km位ということです。ま、それはそうとして、この景色を見れたことは幸せです。
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もっと手前まで靄で覆われるのかと思っていたら、次第に左手の方へ伸びて行きました。
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少しずつ、後へ靄が移動しつつあります。
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30分ほどの間に起きた現象でしたが、ここは、標高が810mと高いので、特殊な気象条件が起こることが多いのかな。
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今日も良い日でありますように!
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フロント横にある掛け時計
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ホテル福原にあるミネルバ美術館です。ミネルバの像からこの名前が付けられたのでしょうか。かなり立派で、有名な絵、版画、彫刻、掛け軸など高価なものが展示してあり、ちょっと驚きました。先代が美術品収集の才能があったものと思われます。
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ホテルに展示してあったナキウサギです。可愛いですね。
今回は、動物は見かけませんでした。こんな顔を実際に見たら、どうでしょう... -
こちらは、モモンガです。今が、繁殖期だそうです。
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帯広空港で食べた「百合根のかき揚げ」ですが、この辺りは百合根の産地だとか。ここで採れた野菜がいっぱいで、とても美味しかったです。
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