バングラ＆インド＜2＞コルカタ

2008/11/08 - 2009/01/13

バングラデシュに住んでいる知人に会いに行ったついでに、
インド旅行に行こうと考えた。
●往路
08Nov2008　NRT　17：15→08Nov2008　BKK　22：15
09Nov2008　BKK　11：00→09Nov2008　DAC　12：30
●復路
12Jan2009　DEL　00：05→12Jan2009　BKK　05：35
12Jan2009　BKK　08：20→13Jan2009　NRT　16：00

エリア コルカタ (カルカッタ)(インド)

• 旅行の満足度: 5.0

●11/16
バングラからコルカタ（Kolkata）は45分。あっという間でした。
ネタジ・スバース・チャンドラ・ボース国際空港
（Netaji Subhash Chandra Bose International Airport）に到着。
入国手続きはあっさり終わり、
荷物回収と両替（$1＝Rs.46.00≒2.2円）を済ませ、
プリペイドタクシーで市街地に。

タクシーはインドの国産車・アンバサダー。
とりあえず、サダル・ストリートに行ってもらう。
運転手のほかに、なぜかもうひとりが助手席に乗り込んでくる。

そして、アンバサダーの乗り心地は恐ろしく悪い。
道もガタガタのため、どどどどどどどの爆音とともに、
おしりが浮いたり沈んだり。
体が浮くたびに頭は天井にぶつかりそうになる。
そして、そして、あたりはどんどん暗くなってくる時間帯。
市内まで13キロという道のりのわりに全然つかない。
このまま、運転手と助手席のおっさんに
身ぐるみはがされたらどうしようと思って
いい加減不安になってきてからも小一時間は乗った。

やっと、サダル・ストリートの入り口のところに着いたと思ったら、
通りに人だかりができていて、ここで降りろと言われる。
とりあえず、目星を付けておいたホテルの前まで行ってください。　
と訴えるも駄目。
映画の撮影をしていて、そのせいで通行止めになっている模様。
クルマから降りて、人垣をかき分け、歩いてホテルに向かう。
が、しかし、目的のホテルはすでに満室とのこと。
でも、サダル・ストリートはツーリスト街だから、宿だらけ。
ふんふん。なんとかなるわ。
と思い、隣のホテルに行くもそこもいっぱい。
さらに片っ端から5軒ぐらいあたってみるも
どこもすでに埋まってるとのこと。
うわー。ちょっと泣きたくなる。

部屋が空いていると言われたのは、結局7軒目。
料金は500ルピー。ボロイ感じだし、コルカタの相場的にどうなの？
と思ったけど、でももういい。疲れたし。
とりあえず、部屋を見せてもらうことに。

ところがこの部屋。
いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ。
というぐらい私には無理だった。
1Fレセプションの斜め前で、部屋に窓がない。
洗面所＆シャワーのところのドア下部が朽ち果てている。
ベッドもなんだか斜めに傾いているし。

速攻で宿のおっさんに「無理。別のところに行く」と告げるも、
おっさん3人がかりで、
「なんでだ？」「ほかの宿はもういっぱいだろ！」
「ミネラルウォーターあげるから」などど説得される。
「水はいりません。窓がないから無理です」
「じゃー、21時にひと部屋空くから、そこにしろ。窓がある」
「じゃー、その部屋見せて」
「今は無理。まだ人がいるから」
「じゃー、結構です」
「O.K.ちょっと待ってろ。見せてやる」
それで、少し待ってその部屋に。
おっさんがノックして扉を開けたところ、
やさぐれ中年欧米ふとっちょ女性が足をベッドに投げ出して
たばこ（？）をブガーーーーーーっ！　こっちを一瞥。

あまりの恐ろしさに走って逃げたかったが荷物が重くて無理。
腰を抜かすかと思うほどの衝撃を受けた。
なんだろう。このやさぐれ感。しかもこの部屋もやっぱりボロイじゃん。

そのあとは、なんだかよく覚えていない。
気がついたら、窓なし部屋で窓部屋が空くのを待っていた。
テレビで放送していた（ベンガル語吹き替えの『忍者はっとり君』
＜香取慎吾主演＞）を観ながら。

とにかく今晩はここで、明日、絶っ対に別のところを探そうと思う。

ネータージー スバース チャンドラ ボース国際空港 (CCU) 空港

窓部屋。シーツを代えてもらうときに見えたマットレス。
絶対虫だらけだと思う。

無駄と思いつつ虫対策。

ドアその他が朽ちている洗面所。

こっちも無駄と思いつつ対策。

●11/17
結局、まんじりともせず、
トイレも極力がまんして夜が明けるのを待った。
ホットシャワーが付いているっておっさんが言っていたが、
怖くて試していないのでわからない。
そして、夜が明けて充分に明るくなるのを待って、外に出た。

コルカタはダッカよりちょっと暑い。
でも乾期だから、むしむしというよりはさわやかーな感じ。

アンバサダーの上に洗濯物。
昨晩は、このアンバサダーのあたりで
おっさん10人くらいがカード賭博らしきことをやっていた。

朝食を食べて、ちょっと気を取り直す。
その後、その辺りを散策しつつ宿探し。

エアコン付きの部屋（840ルピー）なら空いているよという宿を見つける。
冷房はいらないかも。
「エアコンなしのお部屋（495ルピー）が空いたら教えてください」
とお願いして、とりあえずこのゲストハウスに移る。

日当たりが良くて清潔。

Ashreen Guest House ホテル

バスルームも掃除が行き届いてます

荷物を部屋に置いてから、ケータイのSIMカードを買いに行った。
SIMカード（230ルピー）とプリペイドのカード（555ルピー）を購入。
SIMカード購入の際はだいたいパスポートのコピーをとられる。
そして、ショップのおじさんが近所のコピー屋さんにコピーを
とりに行ったまま、なかなか帰ってこない。
えー!?　大丈夫？　ってくらい、全然帰ってこない。
そこで、ショップのおじさんのところに遊びに来ていた別のおっさんに
大丈夫なのかと聞くとノープレブレム！　とのお答え。ホントかな？
このおっさん、ダッカから出稼ぎに来たとのこと。
コルカタとダッカは同じベンガル語圏のため、そういう人が多いらしい。
私がダッカから来たというとものすごい喜びよう。
「今度、うちに遊びに来い！　ダッカを案内してやる！」
「ありがとう。実はダッカでは、チケットとるのに手間取って、
あんまりよくわからなかったの」
そんな話をしていたら、お隣の広東料理屋のおやじさんも出てきて
会話に混ざる。
コルカタは香港から商売しにやってきたという人も多いとのこと。
ショップのおじさんが帰ってきて、無事、パスポートを返してくれた。
よかった。疑ってごめんなさい。
マンゴージュース“maaza” おいしい。

●11/18
この辺りはニューマーケットとのこと。
全然ニューな感じはしないなーと思った。

雑貨店と街角カフェ。

チャイ用の水は泥色ライクであんましきれいじゃない感じだけれど、
ぐらぐら煮沸してあるからまあ大丈夫だろうと思う。

カフェの客人たち。一緒にチャイを飲みました。
甘くて熱くておいしかったです。

●11/19
エアコンなしの部屋が空いたとのことなので、部屋を移動。

その後、地下鉄＆徒歩でダルハウジー広場付近に行ってみようと思う。
●バングラで購入したものとかを郵便局から日本に送る
●鉄道予約オフィスで時刻表を買う
●さらにできれば、時刻表を見て鉄道の予約もする
ここまでが今日の目標。予定です。

コルカタの街は、コロニアル調でかなりステキ。
でも、建物のレンガなんかはよく見ると朽ち果てていて、
その粉塵がすごい。
クルマの排気ガスも凄まじい。
ということがよくわかった。
というか建物は朽ち果てているところが多く、
全体的にコロニアル調で街並みはかなりステキだけれど、
建物下部のレンガが朽ち果てていて、その粉塵がすごい。
クルマの排気ガスも凄まじい。
ということがよくわかった。

原付族。

朽ちそうなビルヂング。

バス。下部に神様が付いている。

タクシー。

かっこいい。でもやっぱりボロかも。

路面電車。かっこいい。

バス。

短いバス。

中央郵便局（GPO）に到着。
荷造りのプロ、梱包屋さんが居たので、私の荷物も梱包してもらう。
段ボールに入れ、それを布でくるみ、ちくちく縫って
宛名も書いてくれる。

コルカタ中央郵便局 建造物

作業中。
さすがプロの仕上がりでした。

税関申告書を書いて窓口に並ぶ。ちょー行列。

鉄道予約オフィスの外国人専用窓口に到着。
ダッカ行きのマイトリーエクスプレスブースもある。
ダッカ→コルカタは、
あんなに何日もかけてもチケット売り場すら
見つけることができなかったのに、
コルカタ→ダッカのブースはあっさり発見。
乗りたかったなーと思う。いつか機会があったらトライしたいと思う。

イースタンレールウェイ予約オフィス 散歩・街歩き

国鉄の時刻表。25ルピー。
駅で購入できました。

列車マップ付きです。
これからどうするか全然決めていないので、
列車のチケットは後日調達することにして
宿に帰ってきました。