2014/11/15 - 2014/11/15
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旅人のくまさんさん
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飯田の元善光寺の紹介です。長野の善光寺と同様、真っ暗な戒壇巡りがあります。長野市の善光寺に移された阿弥陀三尊像は、日本最古の仏像と伝承されます。
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元善光寺の縁起を記した案内版です。ネット情報では、江戸の元禄時代に記された縁起の原本が公開されていました。
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上のタイトルは、右から二文字ずつ縦に刻まれた石碑です。『延命親子地蔵尊碑』の文字がありました。その下に藻釜仮名文字がありましたが、読み取れませんでした。
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宝物殿をバックにした、水子地蔵尊の立像の光景です。先ほどの石碑には、『延命親子地蔵尊碑』の文字がありました。宝物殿には、寺宝の『座光の臼』と呼ばれる木の臼、全国に数体しかないと言われる木彫涅槃像、鬼瓦の前身と言われる木彫りの鬼面などが展示されています。
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ほとんど散ってしまった、銀杏の黄葉の光景です。宝物殿の収蔵物には、『雪舟寒山拾得図』がありますが、長野県や飯田市の登録文化財などには指定されていないようでした。雪舟の現存する作品のうち6点が国宝に指定されていて、日本の絵画史において別格の高い評価を受けている画家です。
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同じく、銀杏の黄葉のズームアップ光景です。雪舟(1420~1506年)は室町時代に活動した水墨画家で、禅僧です。遣明船に同乗して中国(明)に渡り、画法を学びました。『伝雪舟筆』とされる作品は多く、真筆であるか否か、専門家の間でも意見の分かれる作品が多いとされます。国宝6点のほか、雪舟作および伝雪舟作を合わせて20点ほどの重要文化財もあります。
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ほとんど冬木立の木々の間から見上げた、青空に小さな千切れ雲が浮かぶ、秋の空の光景です。爽やかな一日でした。
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句碑の光景です、傍らに内容を記した立札がありました。『本を聞きて 善こう光る 月の秋 白猿』の1句でした。
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白猿の句碑のズームアップ光景です。『白猿』は七代目市川團十郎丈の俳号、その来山150年を記念して十二代市川團十郎が建てた碑でした。七代目市川團十郎(1791~1859年)は、化政期から天保にかけて活躍した江戸の歌舞伎役者で、天保の改革のあおりを受けて江戸を追放されたことでも有名です。成田屋相伝の荒事18種を撰して、歌舞伎十八番を決めた人です。十二代目 市川團十郎(1946~2013年)は、市川宗家お家芸の歌舞伎十八番はもとより、荒事、世話物、義太夫狂言、新歌舞伎と多彩な役々を演じ分けた名優です。惜しくも昨年(2013年)病に倒れました。
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薄いピンク色ですが、『センニチコウ(千日紅)』のようです。観賞する部分は苞(ほう)です。紅、白、紫、朱色、樺色とピンクの花があります。
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ツートンカラーの帽子を被り、瞑想する姿のお地蔵さんです。舞掛けで隠れていますが、蓮座の上に座禅をされているようです。
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江戸時代後期の地元飯田の俳人、桜井蕉雨(1775~1829年)の句碑があった周りの光景です。頭上の楓の紅葉が綺麗でした。
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『寂しさは人にこそよれ鳴く蛙』の一句が記された蕉雨の句碑です。桜井蕉雨は小林一茶(1763~1828年)より12歳年下になる、信州飯田の人です。
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往きに、石段の下から見上げた提灯の列です。ネット情報で調べた光景も同じでしたから、常設の提灯のようです。
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残った黄色の葉が、数えられるくらいに散ってしまった公孫樹の樹の光景です。葉が散っても、来春の新芽を秘めたような枝先の力強さでした。
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宝物殿とその周りの光景です。本堂は、この写真の左側になります。
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斜め前から見上げた本堂の軒先光景です。お経の巻物に似ている筒型の鬼瓦が載っていました。寺社では定番の『経ノ巻鬼瓦』です。
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鐘楼にあった、梵鐘のアップ光景です。『平和の鐘』の刻印がありました。元善光寺の公式HPには、『平和の鐘(戦後再鋳)銘は久迩宮様』の記述がありました。久邇宮(久迩宮)家の初代は、明治8年(1875年)の朝彦親王です。戦後の1947年、GHQの指令により3代朝融王の時に皇籍離脱となりました。
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道祖神のスタイルに倣った、交通安全の石碑です。『祈る・道中安全』の文字がありました。道祖神は、集落の境や村の中心、村内と村外の境界や道の辻に置かれた、路傍の神様です。松尾芭蕉の奥の細道の前文にも『道祖神のまねきにあひて、取もの手につかず』の一節があります。
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イチオシ
二蕉の句碑です。『うらやまし浮世の北の山桜』の春の一句でした。芭蕉が49歳の時の句です。金沢の卯辰山に隠棲していた門人の、句空に求められて詠み送ったものとされます。
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灌木の真っ赤な紅葉の光景です。ドウダンツツジ(満天星躑躅)にしては、少し背丈が高いようです。
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これで元善光寺の見学はおしまいです。もと来た道を引き返し、駐車場に向かいました。さわやかな秋晴れの下での参詣でした。
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善光寺から見下ろした、飯田市街の光景です。元善光寺も飯田市内の坐光寺になります。地名の坐光寺は、元善光寺の旧名です。
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往きにも目にした、弓道場の光景です。傍らに的が置かれていました。真ん中付近が凹んでいるのは、矢が集中したためのようです。
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イチオシ
最後にもう一度、振り返って眺めた元善光寺の本堂の破風の光景です。青空に、口を開けた魚のような白雲が浮かんでいました。
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松の木立の光景です。赤松でしょうか。深まってきた秋ですが、青々とした常緑の葉の色でした。右下には、黄葉の樹木の姿がありました。
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石垣の上の『ドウダンツツジ(満天星躑躅)』の紅葉の光景です。鮮やかな赤色でした。
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一輪だけ咲いていた白いツツジ(躑躅)の光景です。見分け方が難しい、サツキの方だったかも知れません。
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イチオシ
お土産探しに立寄った『りんごの里』です。南信州農協の直営店のようです。前にも立ち寄ったことがあるお店です。
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飯田はリンゴの名産地、リンゴの色々な品種の街路樹があることでも知られています。採り入れは、地元の学校の生徒さん達が行うようです。
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同じく、『りんごの里』とその周りの光景です。このあと高速道路を走って、名古屋に向かいました。
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