2015/01/31 - 2015/02/11
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usan-kusaiさん
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かねがね行きたいと考えていたインドへ、遂に行ってきました。
治安に不安があるし、交通機関は遅れるらしい。
必ず食あたりするとも聞いた。ビザの取得も面倒らしい。
とにかく旅行者に不安な材料が多い国である。
しかし、行きたい時が行き頃と決心して行ってきました。
都合の良い日に出発し、効率的に飛行機で希望の場所だけ回り、
デリー到着からスルーガイドが付く個人旅行。
毎日が驚きの連続で、前の日のことを忘れてしまうほどでした。
1回で全てを収めきれないので、何回かに分けて掲載します。
第1回目は、「出発~デリー編」。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- タクシー 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
未だに、インドに行くのは無謀だと思っている人がいる。
仏教学を学んだ知人に「インドに行く」と話したら、
行ったこともないのに、言下に「無法地帯である」と言う。
しかし、大手旅行社のインドツアーは増えている。
私も当初はツアーで行くつもりで、説明会に参加してみたが、
人気の観光地だけをさらっと巡り、とりあえずインドに行ってきた
というだけの旅行のようだった。出発日も限定されている。
行ってみたかった場所はアジャンター、エローラ、サンチーの
西インドと、ブッダガヤ、バラナシ、サルナート、アグラなど
の北インドである。
インターネットで調べるうち、ある旅行会社の9日間の
個人旅行を見つけ、これをベースに最終的には12日間の
プランにアレンジした。
以下が最終のスケジュール。
1日目 午前、成田からデリーへ出発。デリー泊。
2日目 デリー市内見物〜国内線でガヤーへ移動。ブッダガヤ泊。
3日目 ブッダガヤ見学〜バナラシへ車で移動。プージャ観光。2泊。
4日目 ガンジス河の沐浴見物・バラナシ観光〜サルナート見学。
5日目 国内線でアグラへ移動。ファティプールシクル観光。2泊。
6日目 タージマハル、アグラ城見物。午後はフリー。
7日目 特急列車でボパールへ移動。サンチー遺跡見学。ボパール泊。
8日目 ビーマベトカの岸壁画見物〜国内線でムンバイへ。ムンバイ泊。
9日目 ムンバイ観光〜国内線でオーランガバードへ移動。2泊。
10日目 エローラ石窟寺院、オーランガバード観光。
11日目 アジャンターの石窟寺院見学。午後、国内線でデリーへ移動。
夜、国際線で成田へ。
12日目 朝、成田到着。
予約が完了した後に、ホテルの一部をグレードアップしたり、
1週間前に届いたスケジュールから、観光順序を入れ替えるなど
直前まで調整をしてもらった。
アレンジした案の費用は総額一人約34万円ほどだった。
スルーガイドが付き、全ての食事が含まれている。 -
面倒と言われるビザの申請は自分でした。
システムの障害などで3時間程かかったが、
なんとか入力。
全ての入力を完了させるとPDFの印刷画面に移る。
これを印刷してビザ申請センターに持って行った。 -
茗荷谷のビザ申請センター。
「観光ビザ」と書かれたカウンターに提出すると、
私の分は受理されたが、家内の部分に未記入の点が
あるのでやり直せと言われた。
未記入の部分は、本来記載の必要はないはずだが、
ここで口論しても仕方がない。
翌日再度申請に行った。
私の前に若い女性が申請をしていたが、
先に書類を申請するように促され、
何もチェックされずにそのまま料金支払いの係に回した。
私の前にいた女性は、入念にチェックされ、
不備があるので再度出直すように言われていた。
初めて個人で申請をする人は、
抜き打ちで詳しくチェックされるらしい。
業者のような人が申請書とパスポートを束にして持ってくるが、
これはノーチェックで受理される。
申請費用は一人分2156円。
何度も行くと交通費の出費がかさむ人は
代理でやってもらった方が良いかもしれない。 -
見物する場所の情報は、自家製ファイルを作成した。
『〇△の歩き方』は必要な情報が少ない割に重く、
以前は必要なページを破いて持ち歩いていた。
最近は購入せず、図書館で借りて必要な部分だけコピーする。
5年前のものだったが、観光情報は変わらないのでこれで充分。
銀座のインド政府観光局では各地の地図を貰った。
一般的な観光地の情報は、インド旅行で有名な西◎旅行社のHP
などを参照し、遺跡に関する情報は専門の書籍などを調べた。 -
1月31日、土曜日。いよいよ出発。寒い。
案の定、前日、恐れていた雪が降った。
私は不思議と雪に縁がある。
古くは、プサンに行った時に現地が雪のためソウルに着陸した。
上海に行った時も、現地が雪のため出発が半日も遅れた。
昨年ネパールに行った帰りは大雪で、帰宅するのが大変だった。
今回は幸いにも積もることはなかった。
最寄りの駅からリムジンバスで直行。 -
8時に成田到着。
旅行会社のカウンターでEチケットを受け取り、
国内線が全て網羅されているかを確認し、
エアインディアのカウンターに進む。
スターアライアンスに加盟してからは、
3時間前にチックイン出来るようになった。
すでに20名程が並んでいる。
ほとんどがインド人である。 -
チックインが済み、カード会社のラウンジで
ビールを飲んで一息。
パンは持ち込み。 -
ボーイング787。
新しい飛行機だ。 -
11時30分出発の予定が、10分早くなった。
インドの飛行機が予定より早く出発するとは驚きである。
が、結局1時間遅れの12時30分に離陸。
救命器具の装着は、最近は座席のテレビに映るのが、
ここは依然として乗組員が実演した。 -
機内食は野菜のカレーのようなものだった。
あまり美味しくない。
食前のドリンクサービスはあったが、食事が配られる
時にはドリンクのサービスは行わない。
食事が終わると、まだ昼なのに照明が暗くなった。
日本映画は無く、字幕が日本語の映画もない。
見れば内容が推測できそうな映画を3本見た。 -
到着直前の軽食。そぼろのような物がパンにはさんで
あって、ぽろぽろこぼれるので食べにくい。 -
到着して1時間以上して、やっとデリー空港の外に出た。
到着が1時間遅れた上に、入国審査がびっくりする程遅い。
係員は少し疲れると、席から離れて電話をしたり、
お茶を飲んだりする。スムーズに業務を遂行しようと
する意識はないようである。審査を受ける人たちも必要な
書類を記入していない者が多く、これで更に時間がかかる。
ガイドは空港ビル内で待っていると思って探したが、いない。
しばらくして外に出てみたら、大勢の人達が柵の外で
それぞれの名前が書かれたプラカード持って待っていた。
航空券がないと、空港ビルに入れないのだそうだ。
成田を想像していたが、間違えだった。 -
スルーガイドと合流できた。
車が待っている場所へ移動。
写真に写っている後ろ姿の女性は、
一人旅で来たらしい日本人。
ガイドは予約しておいたらしい。 -
空港からホテルへ。
8時を過ぎていた。 -
2日目。2月1日。
宿泊したホテル。前に立つ男は
不審者ではなく、ホテルの従業員。 -
朝食は6時半と聞いていたが、まだ出来上がって
いなかった。バイキングで、種類は少ない。
宿泊客は西洋系が多いようだった。
ホテルのサービスはさほど良くない。
予約サイトの書込みによると、ボーイが一旦荷物を運んでから
再度水を持って来たりとチップを何度も貰うようなことをするらしい。
私の時は二人で荷物を運んでくれたがこの時にはチップを
あげなかった。しばらくすると一人のボーイがミネラルウォーター
を持ってきた。ルピーが無いので1ドルをあげた。
またしばらくすると、もう一人のボーイがチェックインの時に渡した
パスポートを持ってきた。これにも1ドルをあげた。
部屋の写真は撮らなかったが、室内金庫はない。
バスタブはなくシャワーのみ。
シャワー室がガラスで囲まれていて、ハンドシャワーになる。
バスタオル以外のタオルはなし。ドライヤーもなし。
湯沸かしポットとインスタントコーヒー、紅茶がセットされている。
床はフリーリングだが、ざらざらしていた。窓はない。
決して汚いホテルではないので1泊なら充分だったが、
2泊以上するなら、ここはどうだろうか。 -
8時にガイドが迎えに来た。
今日は日曜日なので、道路が空いている。 -
ラールキラーの手前で正座するノラ犬。
-
ここがラールキラー。
-
この城壁を歩いて半周する。
-
正面付近。
この建物は現在は軍が使用していて、
中には入れないとのことだった。 -
これがスルーガイド。
昨日名前を聞いて「〇△カジ」とか言うのだそうだが、
覚えにくいので「マルカジリ」と覚えることにした。
大学を出て2年間日本語の勉強をして、2年前からガイドを
しているそうだ。26歳の青年。
給料が安いので結婚は当分無理だと言っていた。 -
オールドデリーに面する通りで、
マルカジリに自転車リキシャを勧められた。 -
車を止めてある場所まで移動。
50ルピー。 -
今日は日曜日なので、バザーが開かれているようだ。
デリーをじっくり見たわけではないが、
デパートのようなものはなさそうだった。
高層ビルは見なかった。 -
ガンジーさんの話をしたら、予定にはなかったが
ガンジーさんの墓地に案内してくれた。
大きな公園になっている。 -
中央に墓がある。
朝早いせいか訪れる人はほとんどいない。 -
一日中灯がともされているらしい。
-
次にインド門を見物。何かの行事があるらしく、
回りがフェンスで囲まれていて入れなかった。
写真撮影のみ。 -
次が、フマユーン廟。
-
タージマハルのモデルとなったというだけあり、
ここは観光客がいる。 -
敷地は広く、
廟以外にも遺跡が残されていた。 -
いたる所にリスがいる。
-
この廟はムガール帝国の2番目の皇帝のために建てられた、
16世紀中頃のものだそうである。 -
廟の内部。
-
イスラム建築の飾り窓。
-
ユダヤの印も装飾に使っているそうだ。
-
中世以降のインドについての知識がないため、
ざっと一回りして、ここの観光は終了。 -
最後がクトゥブ・ミナール。
高い塔のあるイスラム教施設。
ここは観光客が多い。 -
塔だけでなく、古い遺跡が残っている。
-
アショーカ王の鉄製の碑。
但しアショーカ王が作らせたものではなく、後代のもの。 -
遺跡をゆっくり見たかったが、ガイドはさっさと回ってお終い。
丁寧には案内してくれない。
デリーは特に見たい場所はなかったのでこれでも良いが、
見たい場所はガイドのペースでなく、此方のペースで
観光すべしと悟った。 -
出口で売っていた飲み物。
どんなものか興味はあるが
お腹をこわすといけないので、
もちろん買いません。 -
11時なのに、そばのレストランで昼食になってしまった。
店にはまだ電灯も付いていず、開店前のようだった。
料理は中華料理。
おいしい。
店の名前は分りません。 -
インド系の料理も出た。これもおいしい。
-
残念だが、初日なので警戒して半分以上残した。
最後にアイスクリームが出たが、乳製品は食べない方が良い
と聞いていたので、手を付けずに店を出た。
12時30分に空港に到着。国内線でガヤーへ向かった。
デリーは素通りに近い観光だった。
本番はデリー以降の観光です。
その報告は次回。
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