2014/12/23 - 2014/12/24
265位(同エリア502件中)
ヒデールさん
雄川の滝と辺塚海岸を訪れる。
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鹿児島県滞在1日目 午後2:16. 南大隅町の街の中から雄川の滝へ向かって田舎道を進む。
途中 線路のような高架橋の下をくぐる。
何や これ? -
道は細くなったり太くなったり、カーブがあったり砂利道だったりと 初めて訪れる人は ちょっと戸惑うかもな。
でも ひたすら突き進むのみ。 -
線路? の下をくぐってから5分ほど走ると駐車場が見えた。
ただ その手前にある橋が これまた狭い。
ゆっくり車を進め... -
午後2:22. 雄川の滝 駐車場に到着。
これより遊歩道を歩き滝を目指すぞ。
天気がいいし 歩くと汗をかいて暑くなるだろうから コートを脱いで歩くことにする。
では出発! -
滝までは1,2km.
前もって歩く覚悟さえしておけば 手頃な距離感だ。 -
竹林の中を進む。
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遊歩道はちゃんと舗装されていて歩き易い。
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空を見上げる...
この辺りの制空権は樹々に握られてる。 -
たまにアップダウンの箇所があるが ご丁寧に階段が設けられてるのはありがたい。
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たまに人とすれ違うが 子供やお年寄りはいない。
確かに両者には ちょっと過酷な道のりだ。 -
左手には滝へと繋がる雄川が静かに流れてる。
この水の透明度を見てると 期待が高まるなぁ。 -
川の縁にへばり付くように伸びるこの遊歩道は場所柄メンテナンスが大変なんだろう、一部では仮設の箇所も見られる。
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橋の下をくぐる辺りからアップダウンが増える。
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この下り 帰りがキツそうだ。
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対岸には断崖絶壁の険しい景色がつづく。
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おっ 紅葉してる
さすがは南国 鹿児島だ。 -
ん? あの奥にチラっと見えてるのが滝だな...
いよいよ遊歩道は佳境を迎える。 -
おおおー! 最後の上り坂を越えると目の前に絶景が広がった。
午後2:40. 雄川の滝に到着。
駐車場から18分で着いた。 -
目の前に立ちはだかる柱状節理の大きな岸壁の迫力と コバルトブルーに満ちた神秘的な滝壺の美しさとのコントラストに心を奪われる。
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ここに立っていると岩で出来た巨大なすり鉢の中に自分がいるような...
人間って 小せーなあー て気分になる。
このスケール感はとてもオレのカメラワークでは表現不可能だ。
そのことはここに来て2枚写真を撮っただけでわかったことだが... -
滝の上にはダムがあるので 放水時以外は一定の水量が保たれてるようだ。
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落差46m、幅60m という雄川の滝。
ただ幅60mに渡って水が流れ落ちることはないでしょう。 -
こういう自然美に圧倒されると 人間はもう少し自然に敬意を払わないといけない て気になるね。
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さて そろそろ戻るとするか...
ただ帰り道 いきなし現れる最大の難所。
遊歩道の終点、即ち滝の目の前に川が流れてる。
そこに木の渡し棒があって その上を通らないと帰れない。
来る時は袂の砂地に刺さっていた棒を支えにして渡れたが 帰りはそれがない。
己のバランス感覚を頼るしかない。
呼吸を整え 覚悟を決めて...
いっせーのー
トン トン トン
なんとかクリア ホっ -
ファインダーに人を入れて撮ってみると 少しは大きさが表わせたかなぁ...
でもやっぱ このスケール感は無理だ。
帰ろ -
道すがら雄川の水の透明度の高さに思わず足を止める。
絶対飲めるな... -
なんやこの岩 顔みてー ...
なんて思った歩道脇にあるでかい岩。
近づいてみると岩に穴が開いてるんじゃなくて 枯れた枝葉が岩の上に重なってるだけ。
つまんねえ -
午後3:11. 歩き終え駐車場に戻る。
さっき道の駅で買った 「ねじめびわ茶」 を車の中で飲み ひと休み。
うーん ちょっと薬草っぽい苦味があるな。
そして 午後3:18. 次なる目的地 辺塚海岸へ向け出発。 -
国道448号線を走り大隅半島を横断。
ここまで来ると本当に交通量が少ない。 -
国道から辺塚へ繋がる細い道に入る。
右手にヘゴを見ながら峠を越すと... -
うおー! キレーイ
国内とは思えないほどの真っ白なビーチと真っ青な海。
そして南北を山に挟まれた隠れ家的雰囲気。
別に今から泳ぐわけじゃないけどテンション上がるー -
駐車場が見当たらず このまま車でビーチまで行っちまえ! と思ったが道がやたらと狭い。
県道の傍に車を停め徒歩でビーチへ。 -
海岸には誰もいない...
それどころか人工物すら見当たらない自然のまんまの海だ。
だからウミガメが産卵にやって来る。
あまりにもキレイなので砂浜に大の字になり寝てみる。
波の音以外は何も聞こえない...
しばらくの間 雲が流れるのを見て過ごす。 -
すっかり陽が傾いた。
もう少し早い時間に来たかったが...
大隅半島は思ってたより広い。
さて、今からまた鹿児島湾に戻って海に沈む夕陽を見るか。 -
448号線を西に向かって走ると 海に着く前に日没を迎える。
午後5:17. 水平線よりも少し高い雲の中に陽が沈む。 -
結局 佐多岬まで足を延ばすことは出来なかったが 限られた時間の中で とても満足のいく旅ができた。
国内で過ごす1日で こんなに中身の濃いのは久しぶりだ。
充実した気分で James Ingram, Kool & The Gang, Michael Jackson などを聴きながらレンタカーの返却地である国分を目指す。 -
午後7:35. トヨタレンタリース国分店に車を返却。
今日1日の走行距離は272km.
ガソリンの消費は12,17Lで1826円だった。 -
スーツケースを転がしJR国分駅へ。
これから1駅乗って宿泊先の隼人へと思ったが... -
ひと気の少ない薄暗い国分の駅前で沖縄料理店を発見。
こんなところで沖縄とは意表突き過ぎだろ。
もはや気になって...
入るしかない! -
先客は2組しかおらず席は余裕だ。
カウンターに座りメニューを見る。
沖縄料理久しぶりだぁ...
料金も沖縄料金で手頃なトコがいいね。 -
1品目 島らっきょうの塩漬け。
おー めちゃウマ!
いいらっきょう使ってるね。
そして2品目はソーキそば。
ドでかいソーキが2枚も乗っかってるよ。
もうトロトロで うめー -
3品目の とーふちゃんぷるも美味くて 全品美味しくいただいた。
会計は1600円也。
ご馳走さん! -
午後8:58. 国分駅から鹿児島中央行きの普通列車に乗り出発。
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午後9:02. 隼人駅に到着
1区間だけなので あっという間に着いた。
JR代は160円。 -
スーツケースを転がし駅前の通りを右に3〜4分歩くと 今晩泊る 「ビジネスホテル寿季隼人館」 に到着だ。
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フロントでチェックインをしルームキーをもらい2Fの部屋へ。
中に入ると既に暖房がしっかり効いてて温々。
部屋の狭さは安いからしようがない。 -
窓を開けるとホテルの看板が目の前に。
このホテル 「すぎ」 て読むんだ。
今初めて知った。
シャワーをして就寝。
NEXT旅行記 「郷愁の待合室 嘉例川駅にて」 へつづく
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