2014/12/29 - 2014/12/29
1493位(同エリア4052件中)
ふろすとさん
大鐘楼からも見えた美しいドゥカーレ宮殿に、どうしても行きたいという同行者。街歩き組と別れて宮殿見学に出発です。宮殿には美術作品が一杯。そして黒幕で抹消されたドゥカーレの肖像画や、牢獄などを見ていると、ヴェネツィア共和国が辿った激動の政治の歴史も伝わってきました。やはり行ってよかったです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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宮殿の入り口を入ると、1階部分にはこんな場所も。創建当時の面影が伝わってきます。
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宮殿中庭です。
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中央にあるのが、ブロンズ製の井戸。1500年代のものだそうです。
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イチオシ
ビザンティン風のエレガントなアーチが続く美しい建物ですが、この建物の中には拷問部屋もあるとか(シークレットツアーでないと行けないようです)。
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中庭からは、隣接するサン・マルコ寺院がよく見えました。
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2階回廊の廊下。大きな無地の大理石でなく、色大理石をモザイクにして使用する方が割れても目立たず、節約になるという合理主義が採用されているとか。
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2階から階段を上って、いよいよ宮殿内部に入ります。
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イチオシ
黄金階段を上ります。ドーム型の階段で、黄金の化粧漆喰で、天井が豪華に飾られていました。
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ここは3階です。
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さらに4階へ上がります。
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ティツィアーノ作『祈りを捧げるグリマーニ総督』。4つの扉の間にありました。
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ヴェロネーゼ作『レパントの海戦の勝利を感謝するヴェニエル総督』。各国大使との謁見や、条約の調印などに使われた条約の間にありました。
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謁見の間はこんな感じです。
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謁見の間の天井には、ヴェロネーゼとその弟子による11枚の板絵がはめ込まれていました。
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至る所に美術品があります。
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ここは元老院の間。20歳になった貴族の男子全てが共和国国会議員の資格を有し、その中から実務担当として100名余りが選ばれたのが元老院議員で、ここで外交政策や戦争に関する議論を行いました。
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元老院の間の壁に飾られていたのは、時計かな?
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こちらの壁にも時計らしきものがあります。
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どこもかしこも金箔の化粧漆喰で豪華です。
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十人委員会の間。ヴェロネーゼの絵画に彩られています。
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天井画の1枚『老いと若さ』(ヴェロネーゼ作)。どこにあるのか、なかなか探せませんでした。
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ここでは元老院議員から選ばれた10名と、ドゥカーレ(総督)、6名の総督補佐官の合計17名によって、重大な国家機密が決定されました。
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豪華絢爛な美術品に囲まれながら、重大な決定を下す人々の心境はどうだったのでしょう。
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大評議の間は、ヴェネツィア共和国の国会議員が一堂に会する場です。
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世界最大の油絵と言われるティントレット作『天国』は必見です。
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部屋の壁に2人ずつセットで描かれているのは、歴代の総督の肖像画です。
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唯一黒幕で抹消されている総督が、第55代総督マリーノ・ファリエール。彼は国家転覆を企てたと言うことで、宮殿中庭で斬首刑となったとか。
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天井中央にあるのは、ヴェロネーゼ最後の作品『ヴェネツィアの勝利』。
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とても広大で豪華な大評議の間。一体何人収容できるのでしょうか。
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イチオシ
最後にもう一度『天国』にご挨拶。この後は牢獄を見に行くのですが、この部屋から牢獄に連れて行かれる人達は、きっと『天国から地獄』という心境だったのかな。
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