2015/01/31 - 2015/02/01
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morisukeさん
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オッサンネコです。
休みを利用して1泊2日でバンコクからスコータイに行って来ました。
1日目の記録です。
スコータイは13世紀に黄金期を迎えたスコータイ王朝の都であり、
「幸福の夜明け」が意味する通り、廃墟になった後からも当時の繁栄をひしひしと感じ取ることが出来ました。
特に水(池)と寺院の配置が実に巧妙で、極楽浄土を感じさせる構図は他に類を見ない美しさかと思います。
アユッタヤーとはまた違った趣きで、観光客が少ない分、より静かな遺跡巡りが出来ました。
今回は疲れも溜まっていたのでリゾートタイプの少々高めのホテルを予約し、
ホテルのレンタサイクルを利用しました。
遺跡自体はコンパクトにまとまっているので、急げば一日で十分回れるボリュームかと思います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自転車 飛行機
- 航空会社
- エアアジア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
スコータイまでの移動ですが、
今回はエアアジアのCity-Transferを利用しました。
ドンムアン空港からピッサロヌク空港までフライトし、
空港からはミニバンで一気にスコータイ旧市街まで運んでくれます。
空港出口でスタッフが待ち構えているので、迷う心配は全くありません。
基本的にドライバーにホテル名を告げれば、その近くで降ろしてくれるのですが、
今回は帰り便の待ち合わせ場所が知りたかったので
ホテルを通り越して終着点まで行ってみました。
場所は歴史公園入口の少し先、
Bontique Hotelというゲストハウスの真ん前でした。
明日の帰りの集合時間を確認し、ホテルまで来た道を少し戻ります。 -
宿泊地はレゲンハホテル。
AGODAで検索すれば一発で出て来るかと思います。
レセプションの場所が分かりにくいですが、
英語も通じるし、スタッフの対応も非常に良かったです。
1泊1,700バーツなので少々高め。
レンタサイクルは1日70バーツ、
ただ書面の手続きも何もなく、自転車の鍵すらなし…
勝手に乗ってっていいよ〜、みたいなノリでした。 -
レゲンハホテル。
部屋の建屋はこのような感じで。
何棟かコテージ風の建屋があり、部屋が振り分けられています。
夜にヤモリが突然キュウキュウ鳴き出すので
ヤモリ嫌いの方はご遠慮くださいませ。 -
世界遺産の認定マークです。
スコータイ歴史公園入口の真ん前にあります。
さて、公園内に入るとき、
ここの歴史公園、タイ人はタダだという噂を人づてに聞きました。
友人達曰く、オッサンは非常に濃い顔立ちをしているらしく、
間違いなく東南アジア系の顔だと太鼓判を押してくれてました。
折角なので積年のアドバンテージを生かすべく、
心も顔もタイ人になり切ったつもりで、さりげなくゲートを通過。
そしてまたつまみ出されました。
結局、自転車持ち込みで110バーツをお支払いし、快く入場させて頂きました。
本家本元の顔立ちには足元にも及ばなかったみたいです。 -
公園内の道はよく整備されています。
2月まではタイでも比較的涼しい時期なので、
むしろ自転車くらいがスコータイの空気を感じるのに良いかもしれません。
道脇には崩れかけやポツンと取り残された遺跡が点在します。 -
まずはワット・トラパン・グン。
池で囲まれた小島にウィハーン(礼拝所)の跡と、チェディー(仏塔)が寂しく残っています。
スコータイのチェディーは独特のスコータイ様式で、上部が蓮の花のつぼみの形をしています。 -
ワット・トラパン・グン。
この寺院はこっちの遊行仏の方が有名かも。
遊行仏はスコータイ様式の特徴であり、他の場所ではまずお目にかかれないとか。
ありがたやー。
ボディラインから立ち振る舞いまで、何ともセクシーな仏様なり。 -
続いてワット・シー・サワーン。
うって変わってこちらはクメール様式のプラーン(仏塔)が3基仲良く並んでいます。
クメール様式でありながら、仏教寺院に改築された歴史の古い建造物となります。 -
ワット・シー・サワーン。
なぜクメール様式の寺院なのか…
クメール王国が全盛期だった頃はタイ北部もその支配下にあり、
スコータイも要衝の街として発展してきた歴史があります。
、
このワット・シー・サワーンはスコータイ寺院の中でも唯一の南向き、
つまりアンコールワットの方角を向いているのです。
アンコールに通じるという意味合いが込められているのですね。 -
仏塔には精緻な彫刻が施されています。
ガルーダがお股に挟んでいるのは悪魔の首で、
これは神が悪魔との戦いに勝利したことを意味しています。
なぜガルーダか…
ガルーダはヒンドゥー教の3大神、ヴィシュヌ神の聖なる乗り物で、
とても崇拝されているからです。
なぜオッサンがここまで知っているか…
それはガイドの解説を盗み聞きしているからですΣ( ゚Д゚)
水に魚あり、田に稲あり、ガイドの側にオッサンあり、
こうやって豆知識を付けていくわけですねー。 -
ワット・マハタート。
この寺院がスコータイ一番のハイライトかと思います。
敷地内は他の寺院跡と比べて圧倒的に広く、
また原型が想像つかないほど改増築の跡が散見されます。 -
ワットマハタートは王室の守護寺院であり、
バンコクで言うとワットプラケオ、
アユッタヤーで言うとワットプラシーサンペットがこれに該当します。
とにかく遺跡の密度が濃い!!
修復と荒廃のバランスが良く、遺跡の魅力を圧倒的なスケールで感じられる。
本当にすごいんです。
すげー。
すげー。
すげー。の連発でした。 -
中央の仏塔。
スコータイ様式のチェディーを中心に8基の仏塔で構成されています。
土台には釈迦の弟子のレリーフが彫られており、
その上に釈迦の仏像が正座しております。
よく作ったなーと感心(*´з`) -
そしてこちら。
スコータイを代表する光景じゃないでしょうか。
水は仏教の中で「清浄」を意味し、
水(池)と蓮の花を挟んで仏像が座している構成は、極楽浄土を表しているそうです。
しばらくこの池の淵に座ってボーッとしていました。 -
蓮の花。
仏教界では重要な意味を持つ花です。 -
続いてワット・サー・シー。
池の小島にセイロン式のチェディーや仏像などがあり、橋を渡って行けます。
特に大きな見どころがあるわけではないのですが、
ま、一応ね。 -
ここにも遊仏像があります。
これはもうどう見ても女性に見えるんですが…。
チェディーと遊仏像、また周りの景色がとても良かったです。 -
続いてワット・シー・チュム。
スコータイ城壁からは北側に少し離れます。
壁の割れ目からアチャナ仏が見える光景は、
スコータイの第二のハイライトでしょうか(*'▽')
当時は屋根があったので、
この割れ目の様な入り口は意図的に作られたものかもしれません。 -
ワット・シー・チュムの仏像、アチャナ仏です。
いやはや、この見せ方は見事です。
ちなみにアチャナ仏とは「おそれない者」という意味だそうで。
ビビりのオッサンからしてみれば、少しはあやかって帰りたいものです。
オッサン世代の人にしか分かりませんが、
ファイナルファンタジーのラスボスに出てきそうな名前です… -
東大寺(奈良)の大仏を初めて見た時と同じく、
圧倒的な存在感に見とれてしまいます。
個人的な印象ですが、
東大寺の大仏は毅然としてどこか遠い存在であるのに対して、
アチャナ仏は現実感があり、非常に身近な存在であるように感じられました。
視線は真下に来るとちょうど合うように計算されており、
全てを見透かされているような目で見つめられます。
日が少し傾いてきたので、一旦ホテルに戻って昼寝します。 -
夕方。
まずはラクムアンから。
ラクムアンは街の守護神を守るための柱だと言われており、
タイの街の中心には必ずと言っていいほどこいつがあります。
特にバンコクのやつは願いが叶う霊力が強いらしく
いつもタイの人で賑わっています。
こちらがスコータイバージョン。
ワット・マハタートのすぐ近くにあります。
オッサンにも良いことがありますように… -
黄昏のワット・マハタートに戻ってきました。
あいにく大気が少し霞んでいますが、
夕日に照らされた遺跡がまたビューティフルです。 -
お姉さんを被写体にパシャリ。
欧米の方は特に絵になります(/ω\)
ゆっくりゆっくり時間が流れていきます。 -
日が落ちていくのをただボーッと眺めるだけ。
至福の時間。
Orange Rangeの「落陽」がまた頭をぐるぐる流れ出す始末… -
池越しに見る遺跡もまた絶景なり。
-
陽が落ちると辺りは結構暗くなります。
(街灯は所々ありますが、公園内は全体的に暗いです)
観光マップによると、土曜日のみ遺跡は夜22時までオープン。
通常の平日・日曜は18時でゲートが閉まるようです。ホントかな…。
いくつかのポイントで遺跡のライトアップがありますが、
正直ワットマハタート以外は行かない方がいいかと思います。 -
さて、ライトアップですが、
主要な仏像や建物にスポットで光を当てています。
ちょっと光量が強すぎて、仏像の顔が白く塗られてしまうのが残念です。
遺跡内は段差が多く、足元はかなり見えにくくなっています。
池ポチャ注意!
またスポットライトがないとこるは非常に暗く、
人気もまばらなので、とにかく周囲への注意が必要です。
少なくとも19時には退散するくらいの方が良いでしょう。
あくまでも自己責任でオネガイシマス。 -
そしてメインの仏塔。
昼・夕・夜で違う雰囲気を醸し出しているのは確かです。
うん、まぁこんなもんだろう。 -
帰る途中、歴史公園の外でタイ舞踊のショーがあったので、
しばらく見学していきました。
(もち無料ですわい)
バンコクでも似たようなやつを見た事がありますが、
タイ舞踊は指先の繊細な動きと、滑らかに腰をくねらせて
腰の曲線を優雅に表現するところに美しさがあります。
というわけで1日目はこれで終了となります。
帰り道の食堂でご飯を食べて帰路に着きました。
充実の一日でした(´▽`*)
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