パリ、中高年女子凸凹弾丸二人旅。⑦３日目セーヌ左岸

2014/11/06 - 2014/11/10

パリ、中高年女子凸凹弾丸二人旅。⑥３日目セーヌ左岸

「旅に行きたいね」という話が出たのが　２０１４年２月頃。

約10ヶ月間の予習がたった３日半のパリ観光に集約されました。
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ヴェルサイユ宮殿を見学したあとは、エッフェル塔からサンジェルマンデプレへとセーヌ左岸を観光します。


予定　　　　
ＲＥＲ：ヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュVersailles Rive Gauche [C5]シャン・ド・マンストゥール・エッフェルChamp de Mars-Tour Eiffel
エッフェル塔 Tour Eiffel
シャン・ド・マルス公園 Parc du Champ de Mars
アンヴァリッド(国立廃兵院）Hôtel National des Invalides
ロダン美術館Musée Rodin
奇跡のメダル聖堂Chapelle Notre-Dame de la Médaille Miraculeuse
サン・シュルピス教会Église St-Sulpice
サン・ジェルマン・デ・プレ教会Église St-Germain des Prés 　　　　　　　　　　　　　　　　　　
バス：ホテル 帰着（荷造り）　　　　　　

エリア パリ(フランス)

「シャンドマルスタワーエッフェル」駅でRERを降りて、エッフェル塔に近づいて来ました。16時ごろ。

エッフェル塔、下から。

エッフェル塔って古い10円玉のような色をしていました。
かってに鉄色=暗い灰色なんだろうと思っていました。テレビで遠くからやライトアップしたエッフェル塔しか見たことがなかったからでしょうね。

さあ旅程通り、レンタル自転車ヴェリブに乗って回ろう。
出発前にスマホにアプリを落としたし、今のヴェリブステーションの状況もチェック済。
このボルヌ（利用端末）での登録。何度もネットで見ていたので出来るつもりでいました。
・・・しかし、なぜか最後、クレジットカードのくだりでうまくいかない。５回ぐらい繰り返し、カードがダメかと別のカードを入れてみたり。でもできない。
矢印の小窓が表示している「RETIREZ CARTE」
この意味がわからない。（今ならわかる。「カードを引き抜いてください」という意味)
時間ばかり過ぎ暗くなってくる。とにかく焦る。

「こういう時こそ、一度冷静になってスマホで登録手順を丁寧に見直す。」＝これが私にはできない。課題だ。

うわっ暗くなって来た。
レンタル自転車ヴェリブでまわる予定でしたが、あきらめました。
もうこうなったら歩く！
友は私のからだと機嫌が心配。
大丈夫、出来るだけぶうぶう言わずに付いてゆくわ。

平和壁とエッフェル塔
テレビ「最後から2番目の恋」で見ました。
残念なことに右下のガラスが割れており、近くに行けません。

振り返れば旧陸軍士官学校 エコールミリテール

アンヴァリッド 南より
もう日も暮れました。アンヴァリッドも閉まっています。
でもライトアップされてとても幻想的です。

奇跡のメダル教会
聖母マリア様と聖カタリナ・ラブレ
友が地図を見て誘導しながら二人でゆっくり歩き奇跡のメダル教会に来ました。

奇跡のメダル教会　
ボンマルシェ百貨店の西側の細い通り　バック通り（Rue du Bac）の中ほどの門にこのプレートが掛かっているのでここだ！と門をくぐります。

奇跡のメダル教会
中ではミサが行われていました。たくさんの人がお祈りしています。
これは教会で買った絵葉書です。数字が下の解説に対応しています。

奇跡のメダル協会。絵葉書の裏です。

奇跡のメダル教会
聖パウロ像

この教会でメダルが欲しかったのです。
「メダイは、これを身に着ける人々を照らし、導き、希望のメッセンジャーとするための光です。」
照らされたい、導かれたい。でも実は今のままで十分なのです。

メダル下附所では日本のシスターがおられました。

シスター：「日本の支部は兵庫県の神戸市垂水区にありますよ。」
私：「私の実家はわりと近くです。若い頃、舞子の辺にはよく行きましたよ。」
シスター：「舞子駅からバスに乗って…モンテッソーリ教育をしている幼稚園がありますでしょ？」
私：「ちょっとわかりません。」

という感じ。少しの共有感で盛り上がりました。

帰国後、周りの人達にメダルを配りました。
でも自分で買ったものを身につけてもご利益がないそうです。（ご利益って…）
友の買ったメダルと交換せねば。

セーブル通りがフール通りに名を変えるあたりにあったブロンズ（かな？）像。
「頑張って歩くんだよ。」って励ましてくれているみたいです。
そしてここからヴュー・コロンビエ通りに入ってすぐ見えてくるのが・・・

サンシュルピス教会。
なんて暖かなライトアップだろう。
この旅行の中で、強く心に残る瞬間でした。

サンシュルピス教会内部
日曜夜のミサをしているのに写真撮って、ごめんねさい。
よくわかりませんが、教会を半分にくぎって集まってミサをしておられました。残り半分は誰もおらず、見学者が歩けました。

サンシュルピス教会のピエタ
死んだキリストを抱き上げる聖母マリアのピエタです。
傍らの女性はマグダラのマリアでしょうか。

ローマのミケランジェロのピエタは透き通るような悲しみが感じられました（ガラス越しですけど）。
この教会のピエタは、聖母マリアの包容力を感じます。（近くで見れてうれしかった。）

サンジェルマンデプレ教会前広場　
おもしろいオブジェがあちらこちらにあります。
楽しい。

サンジェルマンデプレ教会。
夜の8時近く。
古い教会です。ここでもミサが行われていました。
皆で歌う聖歌が教会内に響き渡ります。
日本でいえば御詠歌でしょうか。もしくは、お坊さんの朗々とした声と一緒に唱える般若心経でしょうか^_^
心が鎮まる感じです。
聖歌のあと、寄付集めに回ってこられました。寄付をしたかったけど、間に合わなかった。残念。
友はクリスチャンですから、ミサに参加しています。
私は長くは居れずにウロウロしてメダルを買ったりしていました。
友いわく「旅行者が多そう。」だそうです。ホントに沢山の参列者でした。

晩ご飯は、サンジェルマンデプレあたりで。と思っていたけど、なんだかどこも敷居が高くて。メニューがわからないのもしんどいなあ、と。
とりあえすオペラに戻りますか。
そして結局、ホテルそばのレオンへ行きました。

私はムール貝とパスタのセットとジュース。友はなんかシャケ定食(サーモン蒸焼き、長細いご飯のピラフ、サンド豆)とエーデルワイスなるビール。そしてカ！ラ！フ！
近くの若い女性はムール貝の身を空の貝の殻で上手につまんで口に運んでいました。「粋だなあ。」と思ってマネをするけど手が汚れるのでフォークで食べました。
ムール貝、美味しい。うちで食べるのより小ぶりでプリプリなのにふわっとしてる。いっぱいありましたが完食しました。
友はビールはおいしいけどご飯はパサパサ、イマイチだったそうです。

ホテルの洗面
日本から持ってきて良かった物の一つが、箱ティッシュ。
洗面台が濡れてもささっと拭けるし。二人で気持ちよく使えました。

ホテルに帰着。
お風呂も済んで、荷造りです。
隣のベッド、いつもどおりテキパキ荷づくりする友。
少したって静かになる。あれっ。見ると荷造りしながら寝てます。５分くらいしてまたムックと起き上がり荷造りを再開。しかし睡魔がきてゴロン。何回か、睡魔と格闘し、[ゴロン　ムック]を繰り返ししてます。(=^▽^=)
タフな彼女も　とうとう、荷造りあきらめご就寝。

ホテルからのながめ。イタリアン通りに建つLCLのビル。

パリの最後の夜。
友は夢の中。