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あみんちゅ暴走南国の旅その壹之⑥沖縄本島・石垣島~そして石垣へ編【3日目】~<br /><br />2014年7月に沖縄本島と小浜・竹富・石垣を旅した後、10月に沖縄本島・宮古島・石垣島etcへという幻のプランがありました。諸々の理由で行くことが出来ず、一回分の旅行ができなかった状態での今回の旅でしたが、時期的なものもあり長期で出かけることが難しい状態でした。なので日数を大幅短縮し、弾丸ツアーを敢行すべく今回の旅の立案をしました。とはいえ所詮行程や予定表などは机上のものでありあてにはなりません。なので予定は未定編に比べ、観光した箇所が大幅に減っています。またそれも醍醐味だと改めて思い、4日間の旅行期間を振り返り書いてみることにします。<br /><br />“あみんちゅ暴走南国の旅その壹之⑥沖縄本島・石垣島~そして石垣へ編【3日目】~”では、糸満市のペンション喫茶南の楽園から那覇空港を経て、石垣島に至る道のりを書いています。<br /><br />2014年12月16日火曜日<br />ペンション喫茶南の楽園 08:15<br />OTSレンタカー赤嶺営業所 09:06(30.5km)(375.2km)<br />             09:15<br />那覇空港 09:25<br />10:04(搭乗)<br />10:16(move)<br />10:21(離陸)<br />石垣空港 11:16(着陸)<br />     11:21(停止)<br />     11:23(ドアオープン)<br />     11:31(降機)<br />     11:44(出発)<br />トラベルレンタカー 12:00<br />           12:25<br />八重山平和祈念館 14:59(9.7km)<br />15:35<br />大浜工房 15:45(12.0km)<br />          16:00<br />エメラルドの海が見える展望台 16:15(14.6km)<br />16:25<br />バンナ公園 16:45(25.0km)<br />17:10<br />石垣島天文台 17:23(28.5km)<br />17:30<br />唐人墓 17:53(35.1km)<br />18:17<br />石垣島ホテルアダン 19:13(54.9km)<br /><br />7時ちょうどに目覚ましで目が覚めました。勿論普段は夢の中の時間です。4日間という短い今回の旅も早や3日目、今日は石垣へ移動します。朝起きるとまずは一服、勿論客室は禁煙なので外まで出て行きます。階段を下りて行くとお母さんがおられたのでまずはご挨拶、おはようございます。一服のあと朝ご飯を頂きます。量は程々ですが、ペンションならではの洋食、美味しく頂きました。<br /><br />食べ終わるといつものごとくバタバタと荷造りをして出発します。特に今回は宿泊施設での滞在が12時間未満なので余計にそんな感じが強いように思います。ゆっくりしたいのはやまやまですが、飛行機の時間があるので仕方がありません。次回また改めてゆっくり来ますとお母さんにご挨拶し出発します。途中喜武岬に寄れるかと思い、走り出しますが10分程の道のりがどうもよくわかりません。いつもなら意地になるところですが、欲張って遅れることは避けたいので泣く泣く次回に残して那覇へと向かいます。途中給油をして行きますが、400km近く走って消費は15リッター、2,171円也、やはりそこそこ走るのであればハイブリッド車に限りますね!お財布にもやさしいので♪<br /><br />程なくしてOTSレンタカー法人赤嶺営業所へと到着します。何事もなく走ってくれたAQUA君ともお別れです、ありがとう!!そして無事返車を済ませて空港へ送って貰います。来るときはLCCターミナルを使いましたが、今度はスカイマーク便を使うため国内線ターミナルへと送って貰います。9:25到着、決して早すぎる時間ではありませんがまあ余裕です。国内線ターミナル一番奥の6番入口より入って右側のチェックインカウンターで搭乗手続きをします。ここらは前回7月にやっているので慣れたものです。ただ荷物を機内預けにするかどうかちょっと考えましたが、受け取り時にかかる時間のロス分を考え、手荷物にしました。実はこの選択がちょっとしたトラブルになることにこの時は気付くよしもありませんでした。<br /><br />順風満帆な滑り出し、いつものごとく身に付けているもの全てカバンに突っ込みセキュリティーへと進みます。朝も早い時間なんで空いていますが、ここで問題発生!金属探知機は無事通過したのですが、よりによってカバンのことでぐちゃぐちゃいちゃもんつけられました。行きと同じものしか入れていないのにカバンを開けられ、中のリュックを分けて一回、リュックの中のタブレットを出して一回、モバイルバッテリーとタバコとライターを出して一回とまあ四回通されました。この時期新人の着台の時期らしく要領を得ていないのが丸わかりです。おまけにどうも抜き打ちのあてつけパターンという感じでした。カバンの位置関係を変えないことにはX線照射しても見え方は変わらないと思いますが・・・。この人たち役人に文句をつけてもどうせなんともならないので胸くそ悪いまま待合室へと進みます。<br /><br />33番ゲート前、今回利用する那覇~石垣線はスカイマークの存在がある数少ないセクターのように思います。2,000円程レギュラーキャリアと比べると安い(勿論時期にもよります)ので、リスクはあれど利用価値はあります。このスカイマークのBC561便ですが、ダブルコード扱いでBC661便でもあります。BC661便は羽田~石垣間の便名ですが、これを那覇経由にして残しているようです。路線返上をしてしまうと再取得ができないとの考えでしょうが、他地区で休止扱いにしている路線も復活させられると思っておられるのでしょうか・・・。会社経営に意見するつもりはありませんが、この際思い切って現実を直視して運行できるセクターを絞り込む勇気は必要な気もします。とはいえ遅れなければ使えるこの区間は重宝はしますけど・・・。<br /><br />定刻より若干遅れはしましたが無事搭乗し、石垣へ向けてのフライトスタートです。今日2014年12月16日から天気が崩れるようなので色々良からぬことを考えていましたが、雲は多いもののさほど揺れることもなく未だ足を踏み入れていない宮古島上空を通過するとすぐ着陸態勢に入ります。この後予想だにしなかった冬の石垣を体験することも知らないで・・・。<br /><br />若干遅れて無事石垣空港に到着します。5ヶ月ぶりですが、1年前にも来ています。しかしクリスマスイルミは記憶にありません。写真で収めて先へと急ぎます。今回は初めてトラベルレンタカーを使いますが向かう場所は同じです。その前に恒例の一服をしてのんびりと中ノ島へと向かいます。スタッフさんに名前を伝えて完了、そして送りとなるはずですが、もう一組まだ来ていないとのこと。待つこと数分、foreigner’s couple登場・・・、言葉通じていないんと違いますかね・・・。まあ良いか~。<br /><br />とりあえずピックアップが済み、営業所へと向かいます。前方座席のメッセージボードには、空港~営業所20分と書いてありました。確か営業所の住所が真栄里だったので少し離れているかなとは思いましたが、本当に結構離れていました(汗)。混む場所を迂回して走っているようですが多分旅行者が真似をすると痛い目にあいますので素直に走った方が良いと思います。<br /><br />貸し出しも無事に済み、懐かしのデミオを乗り出します。なぜかETCが付いている不思議な車でしたが、沖縄島で使った車だそうで納得です。ちなみに禁煙車はリクエストベースなので申し込み時に言わないと喫煙車がきます。そして近くのイオンタウンやいま店に場所を移し、ケータイナビとのリンクを試みますが上手くいきません。そのうちに風がどんどん強くなってきます。なので北部まで行くことは諦めて南部を重点的に回ることにします。<br /><br />まずは八重山平和祈念会館、ここは一度訪れたことはあるんですがどうも印象に残っていなかったので改めて訪れます。沖縄島の戦争と言うと軍属のみならず民間人を巻き込んだ凄惨なものと捉えられますが、八重山では主に戦争マラリアのことを言われることが多いです。確かに八重山でも空襲はあったのですが、とある軍属の指示で民間人がマラリア有病地域に強制疎開させられ、結果戦闘行為による犠牲者をはるか上回る数がマラリアの感染によって亡くなっています。八重山諸島各島々にはその慰霊碑があり、その過ちを繰り返さないという意味でこの八重山平和祈念館があるそうです。この話はまた別の機会に改めてすることにします。<br /><br />ゆっくり見学した後、次に大浜工房へと向かいます。障害者の方の作業所であまりメジャーな場所ではありませんが、石垣島で唯一”沖縄線香”を作っているところです。これを買いに来ました。6本の普通の線香が一列になったもので、一般のものに比べると匂いと煙がマイルドのように思います。一度離島ターミナルの売店で見かけたことはありましたが、その後見かけず、ならばということで製造元にお邪魔しました。館内に入り用件を伝えます。あまりここまでは買いに来られる方はいらっしゃらないとのこと、なので「離島ターミナルで見かけました」と言ったところ「離島からですか?」とさぞ驚いた様子。「いえいえ、滋賀県ってところからです~」、「え?離島じゃないんですか?」、「はい、明日飛行機で帰ります」、「・・・それは遠いところから・・・」と掛売り漫才のごとく会話をしてから、やっと「遠くからわざわざ・・・」と言う話になりました。結構たくさん入っている”お得品”もあるんですが、なんせナイーブな代物ゆえ無事持って帰れそうな数を考え5束を購入します。1束110円なので550円、それも丁寧に梱包して頂きました。どうやら繁忙期には委託販売で一部のお店では販売しておられるとのこと。でもせっかく石垣まできたらちょっと寄って買って行きたいなあとは改めて思います。<br /><br />話好きな私にとっては、結構エンドレスに喋れそうなところでしたがここは次行程のことを考え先へと急ぎます。向かう先はバンナ公園、なにがあるといわれると”石碑”と”展望台”としか答えられません。でも今まで来たことがなかったため行ってみることにします。石垣市街からさほど遠くはありませんが、実はこの石碑があるのが公園西口の緑地帯だと言うことを知らずに展望台まで走ってしまいました。バンナハイウェイ、すごいネーミングのアップダウンのある道を走りましたがこの天気です、ただの急な山道としか思えません。そして着いた先は・・・写真を見て頂ければわかると思いますが、本州にある爆弾低気圧の影響でここ南国(のはず)の石垣島は北風と雨足が強くなってきていました。”エメラルドの海が見える展望台”、名前の通り天気が良ければ石垣島を囲む海がきれいに見える(はず)場所ですが・・・残念ながらなにも見えません。おまけに標高がある分だけ風が大変強く、ジャンプでもしようものならそのまま飛んでしまいそうな勢いです。仕方がないので適当に切り上げて次の目的地を探すことにします。<br /><br />次は”南の島の展望台”に立ち寄りますが、視界は変わらないため、足跡を残して退散します。もうここらになると観光客の姿はまったく見かけなくなりました(泣)。南の島の展望台向かいにも”カンムリワシの卵”をイメージにした”渡り鳥観測所”がありますが、こちらは車から降りて少し歩かないと行けないため今回は泣く泣くパスします…。<br /><br />バンナ公園北口まで出た後、道を辿っているうちに迷いこんだ石垣ダム、天気が良ければ水の色も綺麗だと思います。しかしこの悪天候の中、同じく足跡を残して次に向かいます。<br /><br />今来た道を戻るのが最短距離なのでしょうが、この急なワインディングロード、スリップを気にして走りたくはないので、山裾を迂回するように走ります。とはいえ距離もほとんど大差がなかったみたいです。そして戻って来た先はバンナ公園南口緑地。ここにある幾つかの戦争にまつわる石碑を見学します。八重守之塔、八重山戦争マラリア犠牲者慰霊之碑、球第六四六三部隊鎮魂碑、宮田部隊魂魄之碑を見て回ります。こちらはまた別の機会に話すことにして次に向かいます。<br /><br />国立石垣島天文台、現在地からさほど離れてはいません。またこの石垣島という空気の澄んだ邪魔する光害もない場所で、天体観測ができることで有名な場所です。日によっては夜に星空観測体験ができるようなことも聞きましたが、折しもこの悪天候、誰もいない場所でした。仕方がないのでまた足跡のみ残して次へと向かいます。ちなみにこの石垣島天文台への道のりですが、バンナ公園南口側からの一方通行になっています。ナビに表示されるので間違いはないとは思いますが、逆から入るとえらいことになりますのでご注意下さい。<br /><br />という訳で県道に下りてきて向かう先は唐人墓と観音崎、これもフサキビーチの奥になりますが、距離的にはさほどありません。しかし夜の帳は待ってはくれません。おまけに風は海沿いに行くほど強くなります。とはいえ今回の旅の最終目的地になるので割愛もしたくはありません。とりあえず駐車場に車を止めて海側へと歩いて行きます。確か観音崎灯台は下から見ると写真に収められないと聞いた記憶があり、となりのビーチに向かいます。ちょうど見上げる位置に見える灯台をパシャりと撮りましたが、もう手持ち撮影では限界です(泣)。とりあえずなんとか見られる一枚を撮るとすぐさま唐人墓へと向かいます。ここも二度目ですが、写真が残っていません。手ブレや露出アンダーに怯えながらなんとか撮影を済ませます。そして日没終了のノーサイド、これで今回の旅すべてのアクティビティーが終わってしまった瞬間です。<br /><br />実はこの唐人墓駐車場に車を停めた時、どこからともなくワンコがやってきました。以前宮古島で捨て犬を拾ってご自宅に連れて帰られた話にすごく感動したことがありました。しかし私が出会ったワンコは首輪を付けていたのと、飛びかかって来られると私がひっくり返るほどの大型犬でした。へんに理屈をこねるつもりもありませんが、やはり無理と思い、強く生きろよ~!と心で叫びながらその場を後にしました(チョイ泣)。後は本日の宿、石垣島ホテルアダンに向かうだけです。<br /><br />唐人墓から石垣島ホテルアダンまではナビいわく10分ほどの距離だったはずです。途中3日前にできた沖縄県最南端(だろう)のコンビニファミリーマート石垣新栄店に立ち寄り飲み物を調達します。石垣島でホント不思議に思う光景ですが、コンビニが大繁盛していること。ちょっと面食らってしまいます。まあそれはさておきナビの示す通り走りますがどうも行き着きません。同じ所をグルグル回って、もしやと思って入った路地にありました、石垣島ホテルアダンの看板。昨日同様やはり始めての場所には陽が落ちる前に着かないとと改めて思いました。<br /><br />元民宿を改築したこの石垣島ホテルアダン、古さは否めません。部屋は広いですが、内装はそれなりにくたびれています。また喫煙は室内OKのようなのでタバコを吸われない方はキツイかも知れません。しかし食事に偽りなしです!ガテン系と言いましたが、ボリュームははっきり言ってあります!!かといってボリュームだけの内容ではなく、地の物もちゃんとあります。どちらかと言うと男性好みの食事とは思いますが、私にはnice!でした。行程に追われっぱなしの今回の旅、時間に追われ続けて昼食もろくに食べなかった胃袋をなにもかも満たしてくれた夕食でした♪は~ぁ~幸せしあわせ♪<br /><br />お腹も一杯になって眠くなりそうなときでしたが、そういえばお土産をなにも物色していないことを思い出します。ちょっとユーグレナモールまで…と車を走らせましたが、そういえば近くの駐車場って21:00頃って空いていないことが多いことに出かけてから気付きました。まあ仕方がない…。と言うことで近くのショッピングセンターを検索すると、先程ナビの設定をいじくっていたイオンタウンやいま店が結構近いことを知り、明日のことを兼ねてちょっと走ってみると…結構すぐでした。実は今回利用したトラベルレンタカーは離島ターミナルまでの送迎も行っており、距離的には空港よりむしろ離島ターミナルに近いことが判明。なので離島巡りの後レンタカーを借りて石垣を巡ったりするもの使い勝手は良かったりします、とは言え今回は石垣滞在約22時間なので恩恵にも被れず、イオンタウンで幾つか買い物をしてホテルに戻るしかありませんでした。<br /><br />本来だとこれから翌日の行程を見直すことになりますが、明日は9:00にレンタカーを返車して空港まで送って貰い10:40のフライトで関西へと帰るだけです。なのであまりにも短かった3日間を振り返りながら横になっていると、ガラにもなく気疲れしてしまった今日一日いつの間にか寝てしまったようですzzz。こうして石垣島での最後の夜が更けて行きました。<br /><br />“あみんちゅ暴走南国の旅その壹之⑥沖縄本島・石垣島~そして石垣へ編【3日目】~”はこれにて終了です。次編は最終章”あみんちゅ暴走南国の旅その壹之⑦~沖縄本島・石垣島~波乱の帰り道編【4日目】~”へと続きます。<br />

あみんちゅ暴走南国の旅その壹之⑥沖縄本島・石垣島~そして石垣へ編【3日目】~

39いいね!

2014/12/14 - 2014/12/17

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73

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

あみんちゅ暴走南国の旅その壹之⑥沖縄本島・石垣島~そして石垣へ編【3日目】~

2014年7月に沖縄本島と小浜・竹富・石垣を旅した後、10月に沖縄本島・宮古島・石垣島etcへという幻のプランがありました。諸々の理由で行くことが出来ず、一回分の旅行ができなかった状態での今回の旅でしたが、時期的なものもあり長期で出かけることが難しい状態でした。なので日数を大幅短縮し、弾丸ツアーを敢行すべく今回の旅の立案をしました。とはいえ所詮行程や予定表などは机上のものでありあてにはなりません。なので予定は未定編に比べ、観光した箇所が大幅に減っています。またそれも醍醐味だと改めて思い、4日間の旅行期間を振り返り書いてみることにします。

“あみんちゅ暴走南国の旅その壹之⑥沖縄本島・石垣島~そして石垣へ編【3日目】~”では、糸満市のペンション喫茶南の楽園から那覇空港を経て、石垣島に至る道のりを書いています。

2014年12月16日火曜日
ペンション喫茶南の楽園 08:15
OTSレンタカー赤嶺営業所 09:06(30.5km)(375.2km)
             09:15
那覇空港 09:25
10:04(搭乗)
10:16(move)
10:21(離陸)
石垣空港 11:16(着陸)
     11:21(停止)
     11:23(ドアオープン)
     11:31(降機)
     11:44(出発)
トラベルレンタカー 12:00
  12:25
八重山平和祈念館 14:59(9.7km)
15:35
大浜工房 15:45(12.0km)
16:00
エメラルドの海が見える展望台 16:15(14.6km)
16:25
バンナ公園 16:45(25.0km)
17:10
石垣島天文台 17:23(28.5km)
17:30
唐人墓 17:53(35.1km)
18:17
石垣島ホテルアダン 19:13(54.9km)

7時ちょうどに目覚ましで目が覚めました。勿論普段は夢の中の時間です。4日間という短い今回の旅も早や3日目、今日は石垣へ移動します。朝起きるとまずは一服、勿論客室は禁煙なので外まで出て行きます。階段を下りて行くとお母さんがおられたのでまずはご挨拶、おはようございます。一服のあと朝ご飯を頂きます。量は程々ですが、ペンションならではの洋食、美味しく頂きました。

食べ終わるといつものごとくバタバタと荷造りをして出発します。特に今回は宿泊施設での滞在が12時間未満なので余計にそんな感じが強いように思います。ゆっくりしたいのはやまやまですが、飛行機の時間があるので仕方がありません。次回また改めてゆっくり来ますとお母さんにご挨拶し出発します。途中喜武岬に寄れるかと思い、走り出しますが10分程の道のりがどうもよくわかりません。いつもなら意地になるところですが、欲張って遅れることは避けたいので泣く泣く次回に残して那覇へと向かいます。途中給油をして行きますが、400km近く走って消費は15リッター、2,171円也、やはりそこそこ走るのであればハイブリッド車に限りますね!お財布にもやさしいので♪

程なくしてOTSレンタカー法人赤嶺営業所へと到着します。何事もなく走ってくれたAQUA君ともお別れです、ありがとう!!そして無事返車を済ませて空港へ送って貰います。来るときはLCCターミナルを使いましたが、今度はスカイマーク便を使うため国内線ターミナルへと送って貰います。9:25到着、決して早すぎる時間ではありませんがまあ余裕です。国内線ターミナル一番奥の6番入口より入って右側のチェックインカウンターで搭乗手続きをします。ここらは前回7月にやっているので慣れたものです。ただ荷物を機内預けにするかどうかちょっと考えましたが、受け取り時にかかる時間のロス分を考え、手荷物にしました。実はこの選択がちょっとしたトラブルになることにこの時は気付くよしもありませんでした。

順風満帆な滑り出し、いつものごとく身に付けているもの全てカバンに突っ込みセキュリティーへと進みます。朝も早い時間なんで空いていますが、ここで問題発生!金属探知機は無事通過したのですが、よりによってカバンのことでぐちゃぐちゃいちゃもんつけられました。行きと同じものしか入れていないのにカバンを開けられ、中のリュックを分けて一回、リュックの中のタブレットを出して一回、モバイルバッテリーとタバコとライターを出して一回とまあ四回通されました。この時期新人の着台の時期らしく要領を得ていないのが丸わかりです。おまけにどうも抜き打ちのあてつけパターンという感じでした。カバンの位置関係を変えないことにはX線照射しても見え方は変わらないと思いますが・・・。この人たち役人に文句をつけてもどうせなんともならないので胸くそ悪いまま待合室へと進みます。

33番ゲート前、今回利用する那覇~石垣線はスカイマークの存在がある数少ないセクターのように思います。2,000円程レギュラーキャリアと比べると安い(勿論時期にもよります)ので、リスクはあれど利用価値はあります。このスカイマークのBC561便ですが、ダブルコード扱いでBC661便でもあります。BC661便は羽田~石垣間の便名ですが、これを那覇経由にして残しているようです。路線返上をしてしまうと再取得ができないとの考えでしょうが、他地区で休止扱いにしている路線も復活させられると思っておられるのでしょうか・・・。会社経営に意見するつもりはありませんが、この際思い切って現実を直視して運行できるセクターを絞り込む勇気は必要な気もします。とはいえ遅れなければ使えるこの区間は重宝はしますけど・・・。

定刻より若干遅れはしましたが無事搭乗し、石垣へ向けてのフライトスタートです。今日2014年12月16日から天気が崩れるようなので色々良からぬことを考えていましたが、雲は多いもののさほど揺れることもなく未だ足を踏み入れていない宮古島上空を通過するとすぐ着陸態勢に入ります。この後予想だにしなかった冬の石垣を体験することも知らないで・・・。

若干遅れて無事石垣空港に到着します。5ヶ月ぶりですが、1年前にも来ています。しかしクリスマスイルミは記憶にありません。写真で収めて先へと急ぎます。今回は初めてトラベルレンタカーを使いますが向かう場所は同じです。その前に恒例の一服をしてのんびりと中ノ島へと向かいます。スタッフさんに名前を伝えて完了、そして送りとなるはずですが、もう一組まだ来ていないとのこと。待つこと数分、foreigner’s couple登場・・・、言葉通じていないんと違いますかね・・・。まあ良いか~。

とりあえずピックアップが済み、営業所へと向かいます。前方座席のメッセージボードには、空港~営業所20分と書いてありました。確か営業所の住所が真栄里だったので少し離れているかなとは思いましたが、本当に結構離れていました(汗)。混む場所を迂回して走っているようですが多分旅行者が真似をすると痛い目にあいますので素直に走った方が良いと思います。

貸し出しも無事に済み、懐かしのデミオを乗り出します。なぜかETCが付いている不思議な車でしたが、沖縄島で使った車だそうで納得です。ちなみに禁煙車はリクエストベースなので申し込み時に言わないと喫煙車がきます。そして近くのイオンタウンやいま店に場所を移し、ケータイナビとのリンクを試みますが上手くいきません。そのうちに風がどんどん強くなってきます。なので北部まで行くことは諦めて南部を重点的に回ることにします。

まずは八重山平和祈念会館、ここは一度訪れたことはあるんですがどうも印象に残っていなかったので改めて訪れます。沖縄島の戦争と言うと軍属のみならず民間人を巻き込んだ凄惨なものと捉えられますが、八重山では主に戦争マラリアのことを言われることが多いです。確かに八重山でも空襲はあったのですが、とある軍属の指示で民間人がマラリア有病地域に強制疎開させられ、結果戦闘行為による犠牲者をはるか上回る数がマラリアの感染によって亡くなっています。八重山諸島各島々にはその慰霊碑があり、その過ちを繰り返さないという意味でこの八重山平和祈念館があるそうです。この話はまた別の機会に改めてすることにします。

ゆっくり見学した後、次に大浜工房へと向かいます。障害者の方の作業所であまりメジャーな場所ではありませんが、石垣島で唯一”沖縄線香”を作っているところです。これを買いに来ました。6本の普通の線香が一列になったもので、一般のものに比べると匂いと煙がマイルドのように思います。一度離島ターミナルの売店で見かけたことはありましたが、その後見かけず、ならばということで製造元にお邪魔しました。館内に入り用件を伝えます。あまりここまでは買いに来られる方はいらっしゃらないとのこと、なので「離島ターミナルで見かけました」と言ったところ「離島からですか?」とさぞ驚いた様子。「いえいえ、滋賀県ってところからです~」、「え?離島じゃないんですか?」、「はい、明日飛行機で帰ります」、「・・・それは遠いところから・・・」と掛売り漫才のごとく会話をしてから、やっと「遠くからわざわざ・・・」と言う話になりました。結構たくさん入っている”お得品”もあるんですが、なんせナイーブな代物ゆえ無事持って帰れそうな数を考え5束を購入します。1束110円なので550円、それも丁寧に梱包して頂きました。どうやら繁忙期には委託販売で一部のお店では販売しておられるとのこと。でもせっかく石垣まできたらちょっと寄って買って行きたいなあとは改めて思います。

話好きな私にとっては、結構エンドレスに喋れそうなところでしたがここは次行程のことを考え先へと急ぎます。向かう先はバンナ公園、なにがあるといわれると”石碑”と”展望台”としか答えられません。でも今まで来たことがなかったため行ってみることにします。石垣市街からさほど遠くはありませんが、実はこの石碑があるのが公園西口の緑地帯だと言うことを知らずに展望台まで走ってしまいました。バンナハイウェイ、すごいネーミングのアップダウンのある道を走りましたがこの天気です、ただの急な山道としか思えません。そして着いた先は・・・写真を見て頂ければわかると思いますが、本州にある爆弾低気圧の影響でここ南国(のはず)の石垣島は北風と雨足が強くなってきていました。”エメラルドの海が見える展望台”、名前の通り天気が良ければ石垣島を囲む海がきれいに見える(はず)場所ですが・・・残念ながらなにも見えません。おまけに標高がある分だけ風が大変強く、ジャンプでもしようものならそのまま飛んでしまいそうな勢いです。仕方がないので適当に切り上げて次の目的地を探すことにします。

次は”南の島の展望台”に立ち寄りますが、視界は変わらないため、足跡を残して退散します。もうここらになると観光客の姿はまったく見かけなくなりました(泣)。南の島の展望台向かいにも”カンムリワシの卵”をイメージにした”渡り鳥観測所”がありますが、こちらは車から降りて少し歩かないと行けないため今回は泣く泣くパスします…。

バンナ公園北口まで出た後、道を辿っているうちに迷いこんだ石垣ダム、天気が良ければ水の色も綺麗だと思います。しかしこの悪天候の中、同じく足跡を残して次に向かいます。

今来た道を戻るのが最短距離なのでしょうが、この急なワインディングロード、スリップを気にして走りたくはないので、山裾を迂回するように走ります。とはいえ距離もほとんど大差がなかったみたいです。そして戻って来た先はバンナ公園南口緑地。ここにある幾つかの戦争にまつわる石碑を見学します。八重守之塔、八重山戦争マラリア犠牲者慰霊之碑、球第六四六三部隊鎮魂碑、宮田部隊魂魄之碑を見て回ります。こちらはまた別の機会に話すことにして次に向かいます。

国立石垣島天文台、現在地からさほど離れてはいません。またこの石垣島という空気の澄んだ邪魔する光害もない場所で、天体観測ができることで有名な場所です。日によっては夜に星空観測体験ができるようなことも聞きましたが、折しもこの悪天候、誰もいない場所でした。仕方がないのでまた足跡のみ残して次へと向かいます。ちなみにこの石垣島天文台への道のりですが、バンナ公園南口側からの一方通行になっています。ナビに表示されるので間違いはないとは思いますが、逆から入るとえらいことになりますのでご注意下さい。

という訳で県道に下りてきて向かう先は唐人墓と観音崎、これもフサキビーチの奥になりますが、距離的にはさほどありません。しかし夜の帳は待ってはくれません。おまけに風は海沿いに行くほど強くなります。とはいえ今回の旅の最終目的地になるので割愛もしたくはありません。とりあえず駐車場に車を止めて海側へと歩いて行きます。確か観音崎灯台は下から見ると写真に収められないと聞いた記憶があり、となりのビーチに向かいます。ちょうど見上げる位置に見える灯台をパシャりと撮りましたが、もう手持ち撮影では限界です(泣)。とりあえずなんとか見られる一枚を撮るとすぐさま唐人墓へと向かいます。ここも二度目ですが、写真が残っていません。手ブレや露出アンダーに怯えながらなんとか撮影を済ませます。そして日没終了のノーサイド、これで今回の旅すべてのアクティビティーが終わってしまった瞬間です。

実はこの唐人墓駐車場に車を停めた時、どこからともなくワンコがやってきました。以前宮古島で捨て犬を拾ってご自宅に連れて帰られた話にすごく感動したことがありました。しかし私が出会ったワンコは首輪を付けていたのと、飛びかかって来られると私がひっくり返るほどの大型犬でした。へんに理屈をこねるつもりもありませんが、やはり無理と思い、強く生きろよ~!と心で叫びながらその場を後にしました(チョイ泣)。後は本日の宿、石垣島ホテルアダンに向かうだけです。

唐人墓から石垣島ホテルアダンまではナビいわく10分ほどの距離だったはずです。途中3日前にできた沖縄県最南端(だろう)のコンビニファミリーマート石垣新栄店に立ち寄り飲み物を調達します。石垣島でホント不思議に思う光景ですが、コンビニが大繁盛していること。ちょっと面食らってしまいます。まあそれはさておきナビの示す通り走りますがどうも行き着きません。同じ所をグルグル回って、もしやと思って入った路地にありました、石垣島ホテルアダンの看板。昨日同様やはり始めての場所には陽が落ちる前に着かないとと改めて思いました。

元民宿を改築したこの石垣島ホテルアダン、古さは否めません。部屋は広いですが、内装はそれなりにくたびれています。また喫煙は室内OKのようなのでタバコを吸われない方はキツイかも知れません。しかし食事に偽りなしです!ガテン系と言いましたが、ボリュームははっきり言ってあります!!かといってボリュームだけの内容ではなく、地の物もちゃんとあります。どちらかと言うと男性好みの食事とは思いますが、私にはnice!でした。行程に追われっぱなしの今回の旅、時間に追われ続けて昼食もろくに食べなかった胃袋をなにもかも満たしてくれた夕食でした♪は~ぁ~幸せしあわせ♪

お腹も一杯になって眠くなりそうなときでしたが、そういえばお土産をなにも物色していないことを思い出します。ちょっとユーグレナモールまで…と車を走らせましたが、そういえば近くの駐車場って21:00頃って空いていないことが多いことに出かけてから気付きました。まあ仕方がない…。と言うことで近くのショッピングセンターを検索すると、先程ナビの設定をいじくっていたイオンタウンやいま店が結構近いことを知り、明日のことを兼ねてちょっと走ってみると…結構すぐでした。実は今回利用したトラベルレンタカーは離島ターミナルまでの送迎も行っており、距離的には空港よりむしろ離島ターミナルに近いことが判明。なので離島巡りの後レンタカーを借りて石垣を巡ったりするもの使い勝手は良かったりします、とは言え今回は石垣滞在約22時間なので恩恵にも被れず、イオンタウンで幾つか買い物をしてホテルに戻るしかありませんでした。

本来だとこれから翌日の行程を見直すことになりますが、明日は9:00にレンタカーを返車して空港まで送って貰い10:40のフライトで関西へと帰るだけです。なのであまりにも短かった3日間を振り返りながら横になっていると、ガラにもなく気疲れしてしまった今日一日いつの間にか寝てしまったようですzzz。こうして石垣島での最後の夜が更けて行きました。

“あみんちゅ暴走南国の旅その壹之⑥沖縄本島・石垣島~そして石垣へ編【3日目】~”はこれにて終了です。次編は最終章”あみんちゅ暴走南国の旅その壹之⑦~沖縄本島・石垣島~波乱の帰り道編【4日目】~”へと続きます。

旅行の満足度
4.0
観光
3.5
ホテル
4.5
グルメ
5.0
ショッピング
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
レンタカー スカイマーク JR特急 JRローカル 自家用車 徒歩 Peach
旅行の手配内容
個別手配
利用旅行会社
じゃらん

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この旅行記へのコメント (1)

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  • 蔦之丞さん 2015/01/04 13:21:51
    明けましておめでとうございます!
    2015年
    第一作目の旅行記、拝見させて頂きました
    今年もよろしくお願いいたします。
             蔦之丞

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さんのトラベラーページ

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