石垣島事件を伝える場所。

4.0
旅行時期：2014/12（約11年前）

by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん（非公開）

石垣島クチコミ：56件

終戦前の昭和20年4月15日朝、石垣を爆撃するために飛来した米軍の雷撃機が、大浜沖で日本海軍警備隊の地上砲火で撃墜され、搭乗していた兵士3名は脱出するも地上で逮捕され、捕虜となり、警備隊本部のあるバンナ岳麓で瀕死の暴行を受け、同日夜処刑されました。

【斬首】
ＴＥＢＯ（ティボ）中尉28歳
ＴＵＧＧＬＥ（タグル）一等飛行機関兵曹20歳
【銃剣による刺突】
ＬＯＹＤ（ロイド）一等飛行通信兵曹24歳

捕虜の虐待は昭和4年締結の?ジュネーブ条約?で禁止されていました。そしてこの事件は、終戦後2年目で米軍への匿名の投書により発覚し、戦犯として当時の石垣島海軍警備隊司令官以下7名が死刑判決を受けたものです。

自国民の慰霊すらできていないのに?敵軍兵士?の慰霊をするものという考えはあって当然だと思います。また当時の回想として?命令?や?異常な精神状態?、そして現実に起きている?爆撃による犠牲者?といった?憎しみの無限連鎖?によって引き起こされた?悲しい事件?だったことに間違いはありません。

見かけだけなのかも知れませんが、現在は平和でしょう。?人に殺されない?から?人を殺さない?、またそれを?気にする必要もない?。こんな意見があることを知りました。発想は良くわからないものの間違ってはいない…そう思いました。ダメだからダメといった?当たり前の無限連鎖?では到底解決のできないことだと思います。敵国兵士慰霊碑を目の前にして、ふと考えさせられる場所でした。