第36回海外旅/アジョッシ3人組の韓国視察・その5.ソウル郊外の街‥延新内(ヨンシンネ)を散策。

2014/11/30 - 2014/12/01

第11部-54冊目

皆様、アンニョンハセヨ。
オーヤシクタンでございます。
第36回.海外放浪の旅‥ 今回は韓国(16回目)です。
いつも一人が多いので、海外旅は放浪をタイトルにしていますが、今回は、会社仲間‥アジョッシ3人組の韓国視察です。
(本当は旅行なんですが、参加者の皆様‥愛する奥様に土下座して視察と言う名目で行く事を許されていますので、ここでは視察と言う表現をさせて頂く事をご了承願います。)
※アジョッシとは、韓国語で`おじさん´の意味です。

昨日、行動を共にして来た二人のアジョッシが帰国してしまいました。
しかし、韓国視察は終わっていません。
今日は、家族を連れて韓国に移住を決意した、ソウル在住のケンコリア氏(仮名)が、ソウル中心部から地下鉄で20分ほどの街‥延新内(ヨンシンネ)と世界遺産の西五稜(ソオルン)を案内してくれる事になっています。
これは楽しみです。

表紙写真‥ポッサムの常識を超えた、延新内で味わえるデジポッサム。

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旅行期日‥2014年(平成26年)11月26日(水)～12月1日(月) 5泊6日

11月29日(日) 第5日目.(雨一時曇り)

★ソウル地下鉄3号線
鐘路3街→延新内(20分)
↓
※延新内・西五稜.散策。(12:00?20:30)
↓
★ソウル地下鉄3号線
延新内→鐘路3街(42分)

☆ソウル市内‥セファホステル〔宿泊〕

12月 1日(月) 第6日目.(曇り)

★ソウル地下鉄5号線
鐘路3街→金浦空港(40分)
↓
★アシアナ航空1025便.東京羽田行
ソウル金浦8:40→東京羽田10:45

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 航空会社: アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

7:30
おはようございます。
朝食は、セファホステルの無料朝食です。
ただでさえ、部屋代が安いのに、朝食まで無料！
これは、助かります。

バタートースト
お粥
味噌汁
オレンジジュース

グッドステイ セファ ホステル ホテル

11:50
今日は、家族で韓国移住を決意! した、ケンコリア氏が延新内(ヨンシンネ)の街と、世界遺産である、西五陵を案内してくれる事になっているのですが、天気は雨。
気合いを入れて雨具を着用して、延新内にやって来ました。

ソウル地下鉄3号線(鐘路3街→延新内)‥1150ｳｫﾝ。

延新内は、ソウル中心地から地下鉄3号線を20分ほど北上した所にある、お洒落な住宅やカフェなどが多い街です。

延新内に住んでみたいなぁ…

道端に貼ってあった住宅のビラを見てみましょう。

特価
売買価格1億8千8百万ウォン。
(部屋3室・浴室・ベランダ)
室坪‥20坪
室入住金‥3千万ウォン。
最後の1世代残る…

↑‥とありますね。
これ、売買価格とあるから分譲物件なんでしょうか？
韓国の賃貸システムは日本と異なり、大家さんに保証金を納めて、大家さんはそのお金を運用して利益を得るそうです。
かなりまとまったお金が必要で入るまでが大変だったと、ケンコリア氏が自分の体験談を話してくれました。
筆者の韓国移住は難しそうです。

延新内には、お洒落な住宅街がある一方、延西市場(ヨンソシジャン)と言う昔からの市場も健在です。
こういう所…大好きです。
ここでゆっくりとマッコリを飲みたいなぁ〜。

13:15
ポッサムと言ったら、茹でた豚肉をスライスして野菜に巻いて食べる。
…これ、常識ですよね。
今日はその常識を破ってみせますよ。

延新内駅5番出口から歩いて5分くらいの所にある、「モンノチプ」と言う食堂です。
なんとも庶民的な雰囲気を漂わせていますよね。
中に入ると、 店のハルモニ(おばぁちゃん)が肉の下ごしらえをしていました。
いつもなら、昼から呑兵衛さんがマッコリを飲んでいるらしいのですが、今日は日曜日で天気が悪い事もあったせいなのが、お店はガラガラでした。
では、デジポッサムにマッコリを注文しましょう。

モンノチッ 焼肉

ジャーン！
これが、延新内でしか食べられない、モンノチプのデジポッサムです。
1斗缶をぶった切ったような鉄板鍋にバターを塗った豚肉に塩胡椒だけのシンプルな味付け。
火をつけるとネギの香りがとても香ばしいです。

これがポッサム？…
地元のケンコリア氏は少し混乱しているようです。
でもって、食べてみると、さっぱりしていて、ガンガンいけちゃいます。
肉も柔らかいです。
下ごしらえがいいのでしょう。

ケンコリア氏は、お酒が飲めないので、私１人でマッコリを頂いています。
もう、半分、飲んじゃいました。

デジポッサム1人分‥12000ｳｫﾝ。

この時の様子は、こちらのブログに詳しく掲載されています。
ケンコリア氏のブログです。
↓ ↓ ↓
『韓国のソウル(恩平区)に移住しました』
ヨンシンネでしか食べられないポッサムの食堂‐モンノチプ　12月3日配信。
パソコン→http://www.bridgetokorea.net/article/409975882.html
スマフォ→http://www.bridgetokorea.net/s/article/409975882.html

〆にポックンパッ(焼飯)を作ってくれます。
更に、ヘラでお焦げをとってくれて、コレが又、旨いのです。

まだ昼だと言うのにマッコリを１人で一本あけちゃいました。

14:35
延新内からタクシーに10分ほど乗りました。

世界文化遺産‥朝鮮王陵のひとつである、西五陵(ソオルン)です。
園内には朝鮮王族の墓があり、豊かな自然を味わいながら歩ける遊歩道も整備されています。
では、中に入ってみましょう。

西五陵
京幾道高陽市徳陽区明陵街(龍頭洞)475-95

地下鉄3号線.碌 駅4番出口下車‥恩平区役所の方角で座席バス9701番・一般バス720A番に乗って、西五陵前(ソオルンアプ)下車。
※座席バス9701番は、鐘路1街(鐘閣駅近く)からも乗れるみたいです。

入園料‥大人1000ｳｫﾝ・小人(7?18才)‥500ｳｫﾝ。

観覧時間
夏季(3月～10月)6:00～18:30(最終入場17:30)
冬季(11月～2月)6:30～17:30(最終入場16:30)

西五陵の散策路を歩きます。
もう、山は冬の装いです。
マッコリを1本飲んでホロ酔い気分でいたのですが、なにげに急な山坂があって、ヒィヒィ言いながら歩きました。

朝鮮王陵の王族のお墓です。
参道は薄石を敷き詰めてあり、段差があります。
左の高い部分は神が通ると言う意味で「神道」と言い、右のやや低い所は王が通る道「御道」一番低い脇道は「辺路」と言います。
私は末端の身分なので辺路を歩きます。
奥にある建物は「丁字閣」と言い、陵の祭祀を行う丁字形の建物です。
その奥のこんもりとした丘の上に、陵の主人が眠る陵寝があります。

全部紹介すると大変なので、ほんの一部だけ紹介します。

「明陵」です。
1701年( 粛宗23年)‥今から313年前に造営されました。
NHKで放送されたMBC歴史ドラマ「トンイ」に登場し、チ.ジニさんが演ずる第19代王‥粛宗(左)・そして、パク.ハソンさんが演じた第一継妃.仁顕王后(右)が寄り添うように眠っています。
仁顕王后は、張嬪禧の謀略によって陥れてしまいますが、ドラマではトンイの活躍によって復位されるんですね。

やすらかにお眠り下さい‥合掌。

そしてこちらは、イ.ソヨンさんが演じる、あの恐ろしく仁顕王后を陥れた‥張嬪禧の墓‥大嬪墓です。
最初は別の場所に埋葬されたのですが、後にわざわざこちらに移されたようです。

ちなみにトンイの墓は、ここから北に離れた軍事境界線に近いバジュ市と言う所にある昭寧園と言う所にあるそうですが、一般の方は入れないそうです。

あわせて合掌‥

※編集の都合上、本来の拝観順序と異なる事をご理解願います。

16:30
2時間ほど西五陵の山坂を歩きました。
ここは、西五陵から5分ほど歩いた所にある、ヘス.サウナ&汗蒸幕です。
ここで汗を流していきましょう。

ヘス.サウナ&汗蒸幕‥24時間営業。
サウナのみ‥6000ｳｫﾝ。
チムチルバン(汗蒸幕)‥8000ｳｫﾝ。

地下鉄3号線.碌 駅4番出口下車‥恩平区役所の方角で座席バス9701番・一般バス720A番に乗って、西五陵前(ソオルンアプ)下車。
※座席バス9701番は、鐘路1街(鐘閣駅近く)からも乗れるみたいです。　

ピンポケしちゃっていますが、汗蒸幕です。
中はめちゃくちゃ熱いです。
老若男女問わず、みんな汗だくになっていました。

今日は日曜日なので、館内は混んでいました。
みんな、ごろごろ‥リラックスです。
大韓民国の庶民の方々の休日を拝見。
これも視察です。

サウナの後は、シッケと茹でタマゴが定番なのですが、ビールの誘惑に負けてしまいました。

18:25
タクシーで延新内に戻って来ました。

とあるブログに、なかなか手に入らない、幻のパン‥マンモスパンと言うパンが延西市場の中にあるパン屋にある！‥らしいので、これは地元のケンコリア氏も黙っている訳にはいきません。

でもって、行ってみました…
延西市場の車道側沿いにある、「パログムパント」と言うパン屋さんです。
さぁ、マンモスパンあるかな？‥

ジャーン！
ありましたよ。
幻のパン‥パッマンモスです。
そのままだと大きいので、カットされて袋詰めされていました。
１ケ‥3000ｳｫﾝ・2ケだとサービス価格5000ｳｫﾝでした。

メロン+アン+バタークリーム+レーズン+ウグイス…と色々な菓子パンをごちゃ混ぜにしてひとつにした、まさに混ぜ混ぜ食文化の国‥韓国らしいデラックスなパンです。

この件は、こちらのブログに詳しく掲載されています。
ケンコリア氏のブログです。
↓ ↓ ↓
『韓国のソウル(恩平区)に移住しました』
ヨンシンネの“幻のパン”と呼ばれるマンモスパン　12月6日配信。
パソコン→http://www.bridgetokorea.net/article/410144088.html
スマフォ→http://www.bridgetokorea.net/s/article/410144088.html

19:00
ケンコリア氏宅にお邪魔させてもらい、夕食をご馳走になりました。
わぁ～!　食卓一杯にご馳走が並んでいますね。

プルコギ
チャプチェ
ジョン
ポテトサラダ
キムチ

韓国の味を堪能しました。
もう、お腹一杯です。
マシッソヨ！

チャルモッコスミダ～ (ご馳走様です)

ケンコリア氏から、たくさんのお土産を頂戴しました。

本場の手作りキムチやチャプチェにマンモスパン、五味酒、韓国菓子…
こんなにたくさん！

カムサハムニダ。

22:10
宿に戻りました。
テレビをつけると、お笑い番組になぜか、安部総理が？…
写真中央の写真です。

10年後と言うお題のコントをやっていて、この前の画面は2004年で小泉元総理の写真が出ていて、この画面に変わりました。
その10年後らしいです。

なんだろう？‥と思って訳してみると‥

2014年.日本.安部総理.又.妄言.竹島は日本の領土…

と書かれています。
お笑い番組でも、領土問題をとりあげるんですね。
もっと韓国語ができたら、コントの内容も理解できたのですが、聞き取れませんでした。
もっと、勉強しなくちゃ。

明日、帰国です。
帰りたくないなぁ。

6:00
おはようございます。
まだ暗いうちにチェックアウトし、地下鉄で金浦空港に向かいます。

荷物が重い…

金浦空港駅からターミナルビルへは、少し距離があります。
行きはウキウキ気分でスタスタ行っちゃいますが、帰りはいつもヘロヘロです。

8:10
アシアナ航空1025便. 東京羽田行です。
これで帰国します。

離陸しました。
ソウルの街が離れて行きます。
さよなら～
又、来るからね。

9:20
機内食です。
小さな最中が消えている…
こうやって経費が削減されていくのですね。

プルコギ
白身魚のフリッター
ライス
日本そば
麺つゆ
マルブレッド
バター
ケーキ
コチュジャン
オレンジジュース

朝は食べていなかったので、アッと言う間に平らげてしまいました。

日本領空に入りました。
この後、雲が多くなって機体が揺れまくりました。

11:15
定刻10:45より10分ほど早く、着陸しました。
羽田は雨です。

京浜急行に乗って自宅に向かいます。

今回は、寒くありませんでしたが、雨に多くあたりました。
帰国した日からソウルはマイナスの世界になったそうです。
充実した楽しい視察になりました。
皆様、御視聴下さいましてありがとうございました。
又、お会いしましょう。

-完-

この旅行記へのコメント （2）

• ケンコリアさん 2014/12/23 13:44:53

  ヨンシンネに来て頂いてありがとうございました！

  今回は、我が街、ヨンシンネに来て頂いてありがとうございました！
  
  一緒にヨンシンネや世界遺産を回りながら、オーヤシクタンさんが、たくさん写真を撮られていたので、どんな形でアップされるのかなと思っていましたが、すごいボリュームですね！
  
  オーヤシクタンさんの取材力と深い洞察力に、感嘆してしまいました。
  私の書いたブログが、非常に薄っぺらぽく見えます^^;
  
  ヨンシンネでは、本当に日本人を見かけないので、こうやってヨンシンネを紹介して頂けると本当にうれしいです！
  
  またヨンシンネの街でお会いできるのを楽しみにしております。

  オーヤシクタンさん からの返信 2014/12/25 16:49:48

  アンニョンハセヨ。

  
  アンニョンハセヨ。
  オーヤシクタンでございます。
  先日は取材に強力して頂きありがとうございました。
  ようやくブログを書き終えました。
  今回も気合いを入れて書きましたが、後になってから調べる事も多くて大変で、どうしても時間がかかってしまいます。
  又、自分の文章力と表現力のなさを、つくづく感じてしまいますね。
  何度も何度も書き直しをして、ようやく発信に至りました。
  
  又、ヨンシンネに取材に行きますね。
  寒い日が続きますが、皆様お元気にお過ごし下さいませ。