2013/11/20 - 2013/11/23
3182位(同エリア8924件中)
さいたまさん
世界遺産のプレアヴィヒア寺院を、再び訪れました。国際司法裁判所の判決が言い渡された直後であり、状況は緊張しているのではないかと懸念していた段階です。先回は、バイクタクシーで約500km、約10時間の移動で、大変な思いをしたので、今回は、バスかタクシーにしようと考えていました。シェムリアプ空港に到着し、ホテルにチェックインした後、現地の日本NGOからバス情報を頂けるようお願いしましたが、バスは利用できないとのことでした。そのため、タクシー運転手と直接交渉しようと、シェムリアプの市内から東に約3km離れたプサール市場に出かけて行きました。プサール市場で、タクシー運転手と思しき男と話し始めると、すぐ数人の運転手仲間たちが集まり出し、クメール語でプレアヴィヒアまでは、200ドルが必要だと喚きだしました。こちらも負けじとばかり、大声で80ドルで応酬しました。約30分かけても交渉は100ドルから下がらず、最終的には100ドルに落ち着きました。タケオゲストハウスの表示の金額よりも安いので、まあまあなのかなと内心思いました。
その後、ひょっとしたら別の同乗者がいるかもしれないと思い、タケオゲストハウスに戻り、女主人に聞いたところ、一人の男性がプレアヴィヒア寺院に行く人を探しているとのことを聞きました。早速、その人に会い、明日同行しないかと誘ってみたら、即、行くことになりました。
翌朝、プサール市場で、タクシー運転手と、2人で100ドルでどうだと持ちかけると、駄目だとの回答。タクシーには、他のクメール人乗客が乗っていて、出発を待っていました。明らかに交渉を早く終わらせ、出発しろとの顔つきでした。
やむを得ず、1人80ドルで手を打ち、乗車しましたが、向かう先は、プレアヴィヒア寺院とは、反対方向でした。つまり、更に新たな乗客を探し、乗せたのです。定員など全くの無視です。無視したのは、定員のみならず、明らかな速度超過です。また、裏道を走り、渋滞を避けようとします。交通法規など無い感じです。
バイクタクシーより速度が出ることから、2時間半程度でプレアヴィヒア寺院近くの集落に着きました。驚いたことには、その集落では、トランクに入れていたガスボンベを配達し始めたのです。乗客を乗せるばかりでなく、生活物資の配達も請け負っていたのです。
その商魂の逞しさには、舌を巻くものがあります。
配達の終わった車は、また走り始め、しばらくすると一人のクメール人乗客が降り、運転手にお金を支払いました。ドル紙幣を数えるのを見ていると、どう見ても15〜16ドル程度しか払っていないのです。我々が往復で、80ドル支払う契約なのに、現地クメール人乗客は、15〜16ドルとは、2倍半もボラれたことになります。
心中、穏やかならぬ思いでした。
プレアヴィヒア寺院の麓に着き、タクシーを学校の駐車場に待たせ、約2時間半程度の時間で、寺院の周辺地域を見て廻りました。先回は、寺院を見ましたので、今回は、寺院の周辺の軍事施設関連を主に見ました。国境を越えたタイ陣地地域は、国境が封鎖されているためることができなかったので、カンボジア側ばかりとなってしまいました。それらの概要は、添付の写真をもって説明いたします。
帰りは、スラエムの部落でしばらく止まったのですが、その間、運転手は、シェムリアプに行く乗客はいないか探し始めたのです。
2倍半の料金を取られることもあり、運転手に対して日本語で文句を言い、大声でまくし立てました。新たな乗客が見当たらず、かつ日本語が解らずとも、我々が怒っていることが伝わったのでしょう。運転手も、しぶしぶシェムリアプに向け、出発したのです。
帰りは、我々2人のみで、後部座席でゆっくり過ごすことができました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
先回は、バイクタクシーで赤い線の経路を通ったが、今回はプレアヴィヒア寺院に近づくと、小さな集落が道路沿いに連なる青い線の経路を進み、スラエムの部落から北に曲がり、プレアヴィヒア寺院の東側の経路から、入山手続きをしている学校に向かった。
どちらの経路をとっても、学校で山道用の移動手段に乗換て、茶色の山道を進むことになる。 -
スラエムの部落を出て、30分程度進むと、プレアヴィヒア寺院が位置しているダンレック山脈が見えて来る。タクシーは、西に進行方向を変え、更に進むと山並みの上部に、写真のようなタイ側の道路が見てくる。
白い線に見える部分は、プレアヴィヒア寺院の東側にあるタイの展望台の東南側の道路である。プレアヴィヒア寺院が近い。 -
しばらくするとプレアヴィヒア寺院のある特徴的な突端部が見えて来る。
写真は、プレアヴィヒア寺院のある断崖部を東側から見たものである。 -
さらに西進し、学校が近づいて来ると、寺院のある頂上付近が、垂直に近く切り立っていることがわかる。
通常、国境としての境界は、このような明瞭な地形を利用するのが一般的だ。だが、フランスは、タイ(当時の国名は、シャム)と分水嶺を境界とする旨の合意ができていたにもかかわらず、地図上の国境線を、なだらかに下がった何の特徴もない北側に書き入れた。
これが、現在のカンボジアとタイの間に、永らく続く紛争の原因となってしまった。 -
プレアヴィヒア寺院の麓には、学校が建てられており、その前の広場は、駐車場になっている。寺院への参拝が済んだのか、駐車場から土埃を上げながら、ワゴン車が出て行く。
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学校で、入山のための手続きをすると写真のような入山許可証をくれる。
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山道を行くためのバイクの切符である。
先回は、黄色であったが、今回は青色となっている。
料金は、20,000と記載がある。
カンボジア通貨の4,000リエルが、1米ドルであるので、20,000リエルは、5ドルに相当する。
入山手続き代金とともに、10ドル支払った。 -
プレアヴィヒア寺院までの道は、山腹の途中までは、写真のようなきれいに舗装された広い道路が続く。
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山道から谷を見た状況、山道は、左側(西側)に下り、右側(東側)に昇っている。
写真の右側(北側)は、急な谷になっており、深い沢が東に入り込んでいる。タイとの国境は、沢の北側の丘陵部の中間部を東西に走っている。 -
山腹の半分ぐらいのところまで来ると、中央線が黄色に塗られた広い道路は、行き止まりになり、左側(北側)に山道が入って行く。
この山道がブレアヴィヒア寺院の中間部付近に続いている。 -
国際司法裁判の審判においてカンボジアから提出されたたフランス作成の地図に、私が寺院に至る山道を赤い線で加えたものを示す。地図上に、×印を連ねた線が、フランスにより書き加えられた国境線である。
赤い線として示された山道の北側の丘陵中腹に、国境線が走っている。 -
山道の道路表面は、写真のように舗装部分が劣化している。
写真の右側(東側)に進むと、寺院に至る。 -
山道の北側に位置する丘陵
この中腹を、国境線が走っている。
手前の草藪は、カンボジア側である。 -
タイ領の丘陵の脚部が右側(東側)に伸びている。
手前の低地部に、カンボジアの監視施設の屋根が見えている。 -
更に、北側に近づくと、木の間越しに監視施設が見える。
軍事施設の秘密保持のためか、監視施設に近づこうとすると、監視員が
飛んできて、近づかないように制止された。 -
監視施設の東側の平地部に家屋が見えるが、近づくことができず、どのようなものか確認が取れなかった。
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山門の裏側(南側)には、監視員が野営用として利用するのか、迷彩テントが張られていた。
国際司法裁判所の命令で、軍事要員の配置は禁止されているはずであるが、軍ではなく、警察要員かもしれない。
しかし、近傍には、軍隊特有の飯ごうが有り、警察の名のもとに軍隊が配置されている可能性も無視できない。 -
参道及び階段の延長線方向の国境線付近の手前に、茶褐色の開闊地域が存在する。
-
写真では、判然としないが、国境線付近の平地部には、有刺鉄線が設置されている。黄褐色に開闊した平地部に、やや白く見えるのが有刺鉄線である。
隠し撮りにより撮影したため、撮影角度が斜めになっている。 -
寺院地域のほぼ中央の高地には、防護用の防塁に囲まれた施設がある。
近傍にパラボラアンテナが配置されていることから、衛星通信機能を有しており、中隊以上の規模と推察される。
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