動物たち　進化の楽園　ガラパゴス諸島　１　：　出発　サンタクルス島　編

2014/09/11 - 2014/09/22

去年の８月に訪れた エクアドル。　おもに　首都のキト中心を観光しましたが　出来る事なら　ガラパゴス諸島に行ってみたかった。　時間的に不可能だったので、　”いつか絶対に　ガラパゴスのために　エクアドルに戻ってくる！”　と決意して帰国しました。　

そして、一年後、　こんなに早く夢を実現する事ができました！！

いつもの弾丸旅行では　楽しくない。　出来る事ならゆっくりと　プランなしで　好きなところを行き当たりばったりで旅行してみたい。　ガラパゴスだけじゃなく　ほかの南米の国々も訪れたい。　日本にも帰りたい。アジアにも行ってみたい！　

と、いうことで　仕事を強引に休んで（職場に有無を言わせず）約２ヶ月の行き当たりばったりの休暇を楽しみました。　

プランなし、　予約はほとんどなしの　一人旅行。　現地でラストミニッツ　ディールの安いツアーなどを探す予定で　とりあえず予約したのは　ニューアーク　キトのチケット、　キトからガラパゴスへの　片道チケットです。

エクアドルには去年行ったので　キトの空港の様子は分かります。　スペイン語は職場にいる　ヒスパニックの人達と　英語とスパニッシュを交えながらしゃべっているので　何となくは通じるかな？　

動物、自然大好きの人間には　天国のガラパゴス。　生涯で忘れられない旅になりました、

エリア ガラパゴス(エクアドル)

• 旅行の満足度: 4.5

９−１１記念日、　ニューアークを早朝に出発しました。　キト行きの飛行機に乗るために　ヒューストンを目指します。エクアドルの首都、　キトへは　その日の夜遅く到着。　ヒューストンの待ち時間に　フローズンヨーグルトを食べる。　量が少ない！！

キト到着時刻　１１：００PM
出発前からの心配事は　翌日の朝の　ガラパゴス行きの飛行機の待ち時間をどう過ごすかという事。　山のてっぺんに作られた新しい空港。きれいでモダンなつくりですが、まだ施設がととのっておらず、空港の周りにはまだホテルもありません。

ネットで、空港内に２４時間のラウンジがあることを確認。　それを利用して次の日のフライトに乗った人のコメントを見て　少しでも仮眠が取れることを期待をしたのですが、ラウンジへは　発券をして　セキュリティーを通らないと行けず　夜中には無理だという事が判明。　

数時間の滞在の為に　タクシーに乗ってホテルに行く意味もなく、　空港のロビーで時間をつぶす事に。　空港の前に　去年はまだなかった　２４時間のショッピングセンターを発見！　人も沢山おり、　危険は全く感じませんでした。　

フリーWifiが利用でき、　お店が少しと　フードコートがあります。

ですが、睡眠不足と疲労がたたって、高山病に。　去年訪れた時は なんともなかったのですが　頭がふらふらの状態、 気持ちが悪く なんどもトイレに。　こんな調子で旅行ができるのか心配になり、　エクアドルの後に行こうかと思っていた　クスコやマチュピチュですが、ここですっかり　心がくじけてしまいました。

Tame　空港の早朝の便に乗って　グアヤキルを経由して　ガラパゴスへ。 飛行機の中でもまだ苦しんでいます。 到着はもうすぐ。 島が見えます。 飛行機が着陸し、 フライトアテンダントさんたちが 荷物に殺虫剤をふりかけます。 外来種を島になるべく入れないようにする工夫です。 キトの空港でも 厳しい荷物検査がされました。 生態系を乱さないようにするためですね。

2つある、ガラパゴス空の玄関口の一つ。 バルトラ島に到着しました。

タメ航空。 帰りは LANを利用しましたが Tameの方が安かったように思います。

帰りのチケットを持っていなかったので ちょっと心配しましたが 入島拒否されることもなく 手続きできました。

ここで、入島料、$100払います。 現金のみ。 パスポートに スタンプが押されます。

標高2850mのところから 低いレベルに到着しましたが 体調は戻らず。 寝不足と疲労で思考能力も低下。 キトから何度か会話をしたボリビア人のおばさんと 流れで 空港に来ていた 呼びこみの人のツアーに参加することになりました。 本当は 街に出てゆっくり値段交渉をして決めたかったのですが、 体調がそれを許さず、 いきなりOKをしてしまいました。

イグアナトラベルという会社で ラストミニッツ の アイランドホッピングツアーを扱っています。 7日間 宿泊地、 食事、 ツアー込みで $750。 船酔いしやすく狭いところが嫌いな私は 最初から クルーズのツアーは 豪華な大型船でない限りは無理だと思っていたので 結果的には良かったように思います。

クルーズは、 移動しながら宿泊できる点、 時間の節約になります。 アイランドホッピングでは行けない遠くの島や アトラクションポイントに行くことができます。 ただ、小さな船だと 船が揺れやすかったり、 狭い空間にツアーが終わるまでいないといけないというマイナス点があります。 ゆったり出来る大きなクルーズ船などは それなりに値段がかかります。

アイランドホッピングでは 宿泊地のある島から 毎日ボートに乗って アトラクションポイントに出ます。 時間はかかるし、しかもボートの揺れがハンパないことが多く、 マイナス点もありますが、夜は陸地で自由に行動できます。

バルトラ島から ボートに乗り、 サンタクルス島へ。 バスで 溶岩とサボテンの道を南下したところにある プエルトアヨラの街へ。 食事の後すぐに、 エル・チャト という、野生のゾウガメが飼育されている農場にやってきました。

長靴に履き替えます。

ガラパゴスでは 観光客が自分たちだけで行動できる場所が 限られていて、 大抵の場所は、 ナチュラリストの同伴が必要です。 ガイドさんが、 カメの甲羅に入るところ。

ガイドさんが ゾウガメに気付かれずに近づく方法を見せてくれました。 かがんで後ろから近づかないと、 カメは驚いて、 顔を隠してしまいます。

カメが手足を隠す時に 胴体の空気が 外に出て、 "ブシュ〜" と、音がします。 アコーディオンのようです。

この旅行中、 他にも亀を見ましたが、 エル・チャトの亀が、 一番生き生きして見えました。 他の場所の亀は 囲いの中で生活していたり、 緑のない場所に住んでいたりで、 少しかわいそうにも見えました。

ぶっっしゅぅぅ〜、という音が 今でも聞こえてそうです。

200〜300万年前に 海流に乗ってたどり着いたゾウガメ。長い時間をかけて 15亜種に別れました。 絶滅した種類もあり、 数年前には 有名な、最後のピンタ島のゾウガメ ロンサムジョージが絶命しました。

人間がやってくるまで 敵なしだったゾウガメたち。 海賊や 捕鯨船の乗組員などに乱獲され 数が減ってしまったのですが、 保護や繁殖の甲斐あって 現在は 2万頭のゾウガメが生息しています。

大きいもので 体長約 150cm、重さは 250kg

この子は、 恥ずかしがらず、 目の前で ムシャムシャと草を食べ続けてくれました。食べ物は 基本 サボテンや草、木の実などですが、 エサ、水なしで 一年生き続けることができるそうです。

水に浸かる理由: 体を冷やすため、寄生虫や蚊を避けるため。

水たまりに入ろうとするゾウガメ。

黄色いダーウィン フィンチです。

この後、 ガラパゴス産の コーヒーをいただきました。 コーヒーはもちろん外来種ですが 島で栽培されています。

溶岩トンネルに入ります。

不思議なことに 人口のライトが当たっている部分だけ 草が生えています。

トンネルの真ん中に 層ができています。

プエルトアヨラの街に戻ってきました。 ガラパゴス最大の街です。メインのチャールズダーウィン通りにある フィッシュマーケットです。

シーライオンや ペリカンが おすそ分けをもらいにやってきます。

夕食は ツアー会社指定のレストラン。 $10ドル以上のものを頼むと 自分で払わないといけないみたいです。 これはタマリンドのジュース。 ボリビアのおばさんがオーダーしてくれました。

シーフードの炭火焼。

基本、このレストランで食事。 その時に、ツアー会社のオーナーが 次の日のプランを教えてくれます。 が、 このオーナー、 ハッキリした返事をしないことが多く 戸惑う事連続でした。 明日は何時にどこで何をする、ということが 前もってわからないのは この会社のツアーの不便な点です。

港の横で 子供達が 遊んでいます。

この旅行記へのコメント （2）

• norisaさん 2014/12/11 16:59:50

  二か月！

  motroskinさん
  
  こんばんわ？
  （こんにちは？）
  
  いつも楽しく拝見させて頂いています。
  
  しかし、今回の旅、2か月ですか！？
  帰ったら机がなくなるのが日本の会社（苦笑）
  その点アメリカは大丈夫のようですね！
  
  しかし行き当たりばったりで南米ですか！？
  南米はアフリカ同様治安、安全が心配ですがーー。
  
  でもこの亀さんを見る限り平和そうですね。
  
  続々と出るであろう続編を楽しみにしています。
  
  （こちらは小市民旅行でお恥ずかしいかぎりです（笑））
  
  norisa

  motroskinさん からの返信 2014/12/12 05:56:20

  RE: 二か月！

  Norisa さん、
  
  約二ヶ月の休みを有効に使いたかったのですが ガラパゴスで自分のスペイン語力に限界を感じたのと、高山病を心配して断念しました。 一人旅行で倒れて、誰も助けてくれなかったことを想像したら 恐ろしいですね。 その後の 休みは 実家に帰ったのと ベトナム、カンボジアについやしました。 南米は スペイン語をもっと勉強して、出直します(笑)
  
  Motroskin