ガラパゴスであえて登山！世界第2位？のカルデラをもつシエラ・ネグラ火山

2016/10/10 - 2016/10/14

ガラパゴス、といえば進化論、そのきっかけとなった野生動物たち。
かわいいアザラシやゾウガメ、こわもてイグアナもいいですが、
ガラパゴス諸島最大の島、イザベラ島には世界有数の火山地帯があります。
直近では、島内随一のウォルフ火山が2015年に噴火したばかり。
今まさに地下でマグマがたぎっています。

5つある火山のうち、世界第2位のカルデラを有するというシエラ・ネグラ火山を訪れました。

▼詳細はこちらも併せてごらんください。
http://tabinomori.com/travel-blogs/central-south-america/galapagos/galapagos-islands/

エリア ガラパゴス(エクアドル)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス タクシー 徒歩
• 航空会社: ラタム航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ガラパゴス諸島最大の島・イサベラ島。
この島もまた野生動物の宝庫ですが、一方で、火山活動が活発化している世界有数の火山地帯でもあります。

直近では、ウォルフ火山が2015年に噴火したばかり。

今回はその火山の南に位置するシエラ・ネグラ火山をトレッキングしました。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

登山口から片道8㎞、往復約8時間の行程。
アップダウンも少なく、道も整備されて非常に歩きやすいルートです。
ただし、風が強くて砂埃がすごいのでスカーフかハンカチ、マスクがあると便利。

ガラパゴスでは、いかなるツアーにもネイチャーガイド同行が必須で、
ガイドの指示に従って進みます。

トレッキングスタートは朝8時。可憐な朝顔が一面に咲いていました。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

早朝は冷え込むので辺り一面霧が立ち込めています。

シエラ・ネグラ火山の標高は1142mです。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

ほどなくして、世界第2位の大きさを誇るカルデラに到着。
比較的新しいカルデラなので、植物も生物が存在しません。

ちなみに、ガイド曰く、世界第1位はタンザニアのンゴロンゴロ保全地域だそうですが、
実はイエロースーンだとかインドネシアのトバ火山とか、諸説入り乱れます。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

道中、ゾウガメを発見。
この山中に野生のゾウガメが出没するのは非常に稀とのことで、
ガイドがやたらと大興奮。

ちなみに、ガラパゴスルールではゾウガメから半径２～３ｍ離れなければなりません。
しかし、興奮したツアー客の中にはあわやタッチ、の人もいました。当然、怒られていました。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

活火山である証拠で、あちらこちらから湯気が噴き出ています。

温泉卵が出来そう。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

西部劇にでてくるような、荒野の中のサボテン。

乾燥に強いサボテンがたくさん自生していました。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

溶岩流の固まった、トンネル。

シエラ・ネグラ火山は、直近では2005年に噴火したそうです。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

手前の赤茶色の溶岩土が古い地層、奥の黒い溶岩土が新しい地層だそうです。
（まだ溶岩が乾いていないので色が黒い）

つまりは、2005年の噴火のものは奥のものなんでしょうね。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

シエラ・ネグラ火山の中の、小さめのチコ火山噴火口に到着。

本日のトレッキングはここまで。約3時間半。

赤色の溶岩台地が何だか生々しいですね。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

溶岩流の後が生々しいカルデラ大地。

生物がいない・・・

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

イサベラ島の面積は日本でいうと四国の約4分の1程度大きさ。

こんな面積で大きな活火山5つを抱えて、ガラパゴスも自然災害が大変だ。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

溶岩鉱物の化学変化で変色した色鮮やかな尾根伝い

美しいですね。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

噴火口近くは色が毒々しいです。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

よく見ると、火口の奥に緑の苔が。

生命の息吹を感じますね。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

来た道を折り返し、12時半にはランチタイム。

ごはんを食べているとき、無邪気に近づいてきた、キイロアメリカムシクイ（Yellow Warbler）。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

ダーウィンフィンチ（Darwin’s Finches）

かの偉大なダーウィンの名をつかさどるガラパゴス版スズメ。

人懐っこくて全く逃げない愛いヤツ。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

トレッキングルート上にたくさん自生していた野生のグアバ。

このトレッキング中は食べ放題だそうです。

ただし、種の保存のため、持ち出しは厳禁。種も残りもその場に投げ捨てるルール。

シエラ ネグラ火山 山・渓谷

火山トレッキングを無事終了し、午後は気分一新、シュノーケリングツアーに参加。

イサベラ島近くの小島ティントレーラスにて。

ラス ティントレラス 自然･景勝地

10月は水温が低いため、ウェットスーツは欠かせません。
半日で5ドルぐらいだったかな。

ラス ティントレラス 自然･景勝地

泳ぐ海イグアナ発見！

※ここからGoPro動画の切り出し画像のため画像粗くてスミマセン。

ラス ティントレラス 自然･景勝地

ウミガメは、もはや定番。

ラス ティントレラス 自然･景勝地

ここのエイは小さい。

群れで見たかった・・・

ラス ティントレラス 自然･景勝地

優雅に泳ぐウミガメの姿は、何度見ても見飽きないのが不思議。

ラス ティントレラス 自然･景勝地

続々登場。
さすが、ガラパゴス。

ラス ティントレラス 自然･景勝地

白砂の海底には、透き通るような真っ白な魚が群れで泳いでいました。
名前は分かりませんが、雪のように真っ白な魚ははじめてみました。

残念ながら、サメとマンタは見られませんでしたが、
ガラパゴスの海は、やっぱり動物の遭遇率が高くてなかなか面白いです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。
▼よろしければこちらも併せてごらんください。
http://tabinomori.com/travel-blogs/central-south-america/galapagos/galapagos-islands/

ラス ティントレラス 自然･景勝地

この旅行記へのコメント （2）

• gontaraさん 2016/12/20 19:55:05

  イザベラ島が噴火

  THE　Galápagos　ですね〜〜
  動物ばかりに目を取られていましたが、正にガラパゴスの風景。
  
  空港（ターミナル）は完成したのですかね？
  
  再訪したいと望んでも、そう簡単には叶えられない場所ですが、宝くじが当たったら、絶対に行くぞ〜〜

  riverwillさん からの返信 2016/12/20 21:33:22

  RE: イザベラ島が噴火

  ガラパゴス諸島の空からの入口は、サンクリストバル島とサンタクルス島に隣接したバルトラ島のどちらかのようです。
  
  わたしの場合はバルトラ島でした。バルトラ島からの方が多いようです。
  無料の空港シャトルバスで最寄りのボート乗り場まで移動。
  ボート（有料）でサンタクルス島に移り、タクシーやお迎えのバンなどに乗り換え、という感じです。
  
  サンクリストバルは分かりませんが、バルトラの方は、こじんまりとしたシンプルなターミナルです。土産物屋や売店は数はないですが、出発ターミナルに少しありました。
  
  宝くじ、是非当たるといいですね！
  
  
  > THE　Galápagos　ですね〜〜
  > 動物ばかりに目を取られていましたが、正にガラパゴスの風景。
  >
  > 空港（ターミナル）は完成したのですかね？
  >
  > 再訪したいと望んでも、そう簡単には叶えられない場所ですが、宝くじが当たったら、絶対に行くぞ〜〜