動物たち　進化の楽園　ガラパゴス諸島　4 ：　サンタクルス島 滞在 　ノース セイモア島 編

2014/09/11 - 2014/09/22

この日は 初日から一緒だった ボリビアのおばさん 最終日。 ツアー会社は 私と彼女に フロレアーナ島に行かせたかったようですが 彼女はどうしても ノースセイモア島に行きたかったらしく、ツアーのプランナーと私を説得。 ノースセイモアのツアーに変更になりました。

ガイドによると、彼が見つけた ノースセイモアのツアーは 普通のボートよりも ランクが高く 私たちがツアーに払った金額ではカバーできないので、 差額を払う必要があると言うことでした。 私は断ったのですが、 彼女は どうしてもわたしに同行してほしかったようで、差額の半額を払うと言ってきました。 彼女はカメラを持っていなかったので 私にたくさん写真を撮ってほしかったようです。 というわけで、彼女に同行することにしました。

結果的にこの ノースセイモアのツアーは 追加料金を払って参加する甲斐は 大ありでした。 ノースセイモア島は、珍しい鳥たちの営巣地があり、びっくりするほど近くで アオアシカツオドリや、 グンカンドリの求愛行為が見ることができ、 大満足！！ おばさん、ありがとう！！！

エリア ガラパゴス(エクアドル)

• 旅行の満足度: 5.0

この日のツアーのボートは、 追加の金額を出しているだけあって、 大きなボートでした。 簡易シャワー付き、 二階には ダイニングテーブルもあり、 食事もサービスも 前日までのツアーとは大違い。 ボートの揺れもなく、船酔いの心配もありませんでした。 ガイドによると、 ノースセイモア島は、サンタクルス島から近い距離にあり 大きなモーターは必要ありません。 モーターが小さい分 ゆっくり進むから揺れが少ないということ。 反対に 遠距離のボートはエンジンが大きい分 ボートは小型。 その分揺れも大きいそうです。 この日の参加者は おばさんと私の2人と、オーストラリアから来た親子三人。

上陸。 アカメカモメが迎えてくれました。

ボートをつけたところで 魚の大群が。

ヒレがたくさん見えます。

いきなり グンカンドリの 幼鳥が。

グンカンドリの巣。 白いのがヒナ。

グンカンドリのメス

オスの赤い袋が見えます。

グンカンドリのオス。

アメリカグンカンドリと、オオグンカンドリの二種あるそうですが、オオグンカンドリの方が 少し小さいそうです。

リクイグアナ

恐ろしい見かけのわりには サボテンの葉などを好んで食べる 草食系です。

ガラパゴス固有種の パロサント ツリー。 ナチュラリストが小さい枝を折って くれました。 香木として教会で焚かれていたらしく とてもいい香りがします。

間違って 鳥の巣に入って行ってしまわないように 目印が付いています。

木登りの リクイグアナ。

ブービーの求愛を見ることができました。

後ろに手 (羽) を組むような形で 足踏みをします。

求愛の相手はどこにいるのでしょうか？

これはなんでしょう？

ブービーのオスメスの見分け方は 黒目の大きさ。 このブービーは 目の玉が小さいので オス、だと思います。近づいても全く逃げません。 本当は、いけないのですが。

グンカンドリ、 オス、メス、ヒナ。 一家勢ぞろいです。

ドロ (フン？) で汚れていますが きれいなブルーです。

ブービーの子供。 足が少しづつ 青く変化しています。

お目当ての グンカンドリの巣。 ここにたくさんの グンカンドリの家族が住んでおり、 信じられないくらいの距離で見ることができました！

袋がしぼんだ状態。

グンカンドリのヒナ。 羽はまだ真っ白ですが、くちばしの先が曲がっているのは グンカンドリの特徴です。

かわいい〜！！ ふわっふわです！

私が近づくと 求愛ダンスを披露してくれました。カタカタカタ…と音を鳴らし、 羽を大きく広げて すごい迫力！ こんなに近くで鳥を じっくり見ることは 不可能だと思っていたし、 しかも 普通ではお目にかかれない グンカンドリ！ その上 求愛までされてしまいました！

いったい 私の何に興奮しているのか？

どうしてこんなに赤いんだろう。オスの首の後ろの毛が グリーンっぽいのは オオグンカンドリです。

本当にすごい！ 鳥の博物館にいるようです。 それでいて 近づいても誰も逃げない！

初フラミンゴ

ガラパゴス諸島は 火山の溶岩石でできた島々です。 いたるところに溶岩が見られます。

この藻を ウミイグアナが一生懸命たべていました。

クロアジサシ。 キリッとしたまなざしです。

ノースセイモア島は この旅のハイライトになりました。 天候、季節やその時の状況によって 何が見れるかは 運しだいですが、鳥が見たい方には 絶対にオススメです。

おばさんと一緒に歩いて チャールズダーウィン研究所にやってきました。

ゾウガメの保護、繁殖、調査などを行っている施設。 有名な ロンサムジョージに会えなかったのは残念です。

エルチャトで見た ゾウガメたちに比べると 囲いの中で飼われているせいか 元気が無く見えます。 餌の 野菜のクズがまかれているだけで エルチャトのような 自然の草はなく ちょっと残念です。

こちらは 鞍型のこうらを持つゾウガメ。 サボテンなどの 餌を取るために 高いところに首を伸ばす必要があったからこうなったそうです。 ドーム型の亀は 主に草を食べるカメです。 現在は 野生の亀はわかっている範囲では 存在せず 飼育や保護されているものが 全てです。

ゾウガメの赤ちゃん。 番号が付いています。

今日で ボリビアのおばさんとお別れ。 ずっと一緒にいたのですが 私のなんちゃってスパニッシュでのコミュニケーションの難しさを痛感 (彼女は全く英語が分かりません) 世間話をする程度なら問題はないのですが 高度な決め事をするような場合などは、 第三者の通訳を介さないと 意思の疎通が出来ませんでした。 この段階で この後のペルー行きは 断念。 スペイン語をもう少し勉強してまた戻ってくるぞ！ と決意しました。

彼女は 最後の夜なので いいものが食べたい という事。 それぐらいは理解できます(笑) 毎日 ツアー会社指定の同じレストランで 食事をしていたので 別のレストランで食事をしました。 せっかくなので ロブスターを食べました。大きなロブスターが ＄35だったと思います。

急に雨が降り出しました。 ツアー会社から 明日は フロレアーナだということを 伝えられました。 前日ギリギリまで 次の日の予定がわからないというのは このラストミニッツツアーの 辛い点です。 その日のツアーが終わって ガイドの居場所を探して 次の日の予定を聞くまで 安心が出来ません。

でも この後の予定を考えても この日に ノースセイモアに行っておいたことは正解だと思いました。