動物たち　進化の楽園　ガラパゴス諸島　5 ：　サンタクルス島 滞在 　フロレアーナ島 編

2014/09/11 - 2014/09/22

サンタクルス島滞在、5日目。 この日は フロレアーナ島に行きました。

ガラパゴス諸島には いくつか島がありますが 人が住んでいる島は サンタクルス島、 サンクリストバル島、イザベラ島、 フロレアーナ島の4つです。

フロレアーナ島には現在、約 100人ほどの住民がおり、主に住民は軍関係者や農家で 自給自足の生活をしているそうです。

諸島の中では比較的古い時期にできた島で 諸島内で唯一自然の泉が湧いていることから 大航海時代から様々な人が上陸しました。

エリア ガラパゴス(エクアドル)

• 旅行の満足度: 4.0

サンタクルス島ーフロレアーナ島 移動時間は 約2時間 このような小さなボートに乗ります。 その間トイレ休憩なし。 大波で絶えず ボートがジャンプし、 お尻を 打ちっぱなしの状態。 地獄の2時間でした。 特に私が座っていた位置は ボートのボディが波にちょうど当たる部分で 衝撃を一番に受ける場所でした。 船酔いでバテる人たち。 私は 私で 船酔いしやすいタイプなのですが 酔い止めを飲んでいたので なんとか助かりましたが、 利尿効果があるのか トイレには大変苦労しました。 ボートが縦揺れして、立っているのも大変なボートで トイレに入るのは至難の技です。

丁度、 一ヶ月の中で一番海が荒れる時期だったそうです。 フロレアーナ島に到着しました。 みんなバテバテです。

船着場です。 サンタクルスに比べると かなりのどかな雰囲気です。

沢山のシーライオンたちが 迎えてくれました〜！！

授乳中の親子を発見！ かわいい〜！

お互いを気にするわけでもなく 大きなあくび。 平和ですね。 と、写真を撮るのに夢中になっていたら アシカのウンチを踏んづけてしまいました！ この後、 必死になって靴を洗いましたが 匂いは取れず。 強烈な臭いのする靴を 履き続ける羽目になってしまいました。

ここの ウミイグアナは 体が赤いです。

小ぶりのウミイグアナもたくさん。

さて、 フロレアーナ島観光の見所は、 入植の歴史です。 捕鯨船や海賊の寄港地として 何度となく人間が出入りし、1703年, ガラパゴス諸島初の 郵便ポストが設置されました。 これは 港にあったポストで 上記のポストではありません。 ポストオフィス ベイに行くには ウエットランディング (クルーズ船) のみ。

島にある唯一の教会。 シーライオンが ごろん、と ドアのところでお休み中。 しかも 入り口の周りがウンチまみれ。 かわいいから 神様も 許してくれるかな？

フロレアーナ島の メインストリート。 この道をまっすぐ、 ハイランドに向かってトラックで登っていきます。

トラックに乗り込みます。 ドアなし。 高さも結構あります。 他のアクティビティーもそうですが、 ガラパゴスで遊ぶのは 結構体力が必要です。

この島は、 ミステリーの島としても有名です。 1930年代に 上陸した ドイツ人、ウイットマー (Wittmers) 夫人の周りで数名の住人が行方不明になりました。 真相はまだ闇のままで、 ウイットマー夫人の子孫が 現在も フロレアーナ島で ホテルを経営しています。

学校のようですね。先生が 2人 いるそうです。

こんなデコボコ道を登ります。 火山に登るにつれ、 霧雨状態で 足元もぐちゃぐちゃになります。

ハイランドに登ったところに 亀が飼育されています。 フロレアーナ島の住民が飼っていたものを 飼育しています。 別の島から持ち込まれたものばかりで フロレアーナ島のゾウガメは 1800年代に 絶滅したそうです。

平地とは全く植物の種類が違います。この段階で 靴は泥でグチャグチャ。

記憶が曖昧なのですが、これが 自然の泉だと思います。 今現在使われている雰囲気はありません。

野生のコーヒーの木。 とはいっても、ここ一帯にに生えているものは全て外来種の樹木です。 コーヒーも外来種なのですが ガラパゴスコーヒーとして 売り出しています。

現在は、この雨水を集めた 貯水池を頼りに住民は暮らしていますが、どの島にとっても 水不足は深刻な問題だそうです。 この屋根のサッシを利用して 雨水を貯めています。

海賊が彫ったという 洞窟。 ウイットマー家の人も住んだそうです。

海賊が作ったと言われている 像。

この辺はものすごく滑りやすいので 気をつけましょう。

ガラパゴス諸島特有の植物が多く集まるところにやってきました。 どの島も 外来種の動植物が増えて、 元来の種類が少なくなってきており 危機的な状況にあるそうです。

ガラパゴスの花は このように小さく可憐な花。色も 白か薄い黄色。 周りに何もない 孤立した列島の環境にあり、 長い間 競争相手の植物がおらず、大きな花を咲かしたり 香りで虫を引きつけたり、派手な色、形に 進化する必要がなかったなかったからです。ガラパゴスで ピンクの大きな花を見たら それは完全に外来種です。 外来種の草木があちこちにあふれていて こういった固有種が 危機的状況にあるのです。

ハイランドの散策が終わり そのあとは ブラックビーチで 時間を過ごします。 先に述べた ホテル ウイットマーの前にあります。 ウミガメが 見れる、 ということでしたが この海のあれようで 水の透明度もあまり良くない状態だったので 中には入らず ビーチを散策しました。

溶岩をたくさん含んだ砂で 真っ黒なビーチです。 運が良ければ ペンギンに会えるそうです。

シーライオンたちが木陰で眠っていました。

さあ、 サンタクルス島に帰る時間です。 あの荒波にまたもまれるのか…と うんざりしていたら ガイドさんが 帰りは 潮の流れで 行きに比べるとスムースだと教えてくれました。 天気のいい 穏やかな時の フロレアーナ島は どんな感じだったんだろう。

フロレアーナ島、 さようなら。 火山の上はあんな風にいつも雲がかかっているのかな？

ガイドさんが 帰りに ペンギンを 探してくれました。

ガラパゴスペンギン、発見！ かわいい〜!!

サンタクルス島、 プエルトアヨラに帰ってきました。 次の日は やっとサンタクルス島を離れ、 イザベラ島に移動します。 しばらく 文明から少し離れたところに泊まるので、シティーライフを 満喫しなくては！

銀行に用事がある人は ここですませましょう。 銀行は サンタクルス島か サンクリストバル島にしか有りません。

サンタクルス島 滞在中、毎日のように来ていた カフェ。 プエルトアヨラでは ほとんどのお店で Wifiが使えます。

フィッシュマーケットに遊びに行きました。 この子は おばさんに "セレーナ" と呼ばれていました。

今回、 クルーズは利用しませんでしたが ちょっと興味があって 見てみました。 これだけでは なんの役にも立ちませんが 現地で探したほうが絶対に安いので 参考までに。

この旅行記へのコメント （2）

• 森の番人さん 2015/02/01 04:52:22

  シーライオン

  motroskinさん、こんにちは。
  
  ガラパゴス諸島の旅行記、楽しく拝見しています。
  
  教会やベンチ、フェイッシュマーケトなど、シーライオンって、結構、水から離れた陸地でも大丈夫なんですね〜’
  足もないのに、頑張って這ってくる様子を想像すると、なんだか可愛いくて面白いです。
  
  それにしても、セレーナの弾力性のありそうな肌といい、喉のあたりの太さといい、栄養が行き届いていそうな感じで、顔つきまで、ちょっとえらそうに見えてきます。
  
  また、旅の続きを楽しみにしてますね。
  
  森の番人

  motroskinさん からの返信 2015/02/03 07:22:36

  RE: シーライオン

  森の番人さん
  
  こんにちは〜！
  
  ガラパゴスの動物で何が一番可愛かったか、というと、シーライオンです。
  この後行った サンクリストバル島では あちこちに ころがっている！という感じで 大興奮でした。
  
  バンクーバーにも シーライオンが生息しているそうですね。是非、見てみたいです。
  
  
  motroskin