2014/10/05 - 2014/10/05
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frau.himmelさん
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まさに今回の旅は怪我の功名(?)
思わぬ怪我?で前回の旅を中断しなければならなかった私への、神様のお情けのプレゼントだと思っています。
だからあんまり観光・観光と考えないで、のんびりゆっくり過ごしましょう。
前回のアクシデントのいきさつはこちらの旅行記をご覧ください。
http://4travel.jp/travelogue/10935067
さて、今日はお墓参りをいたします。
最近、有名人・著名人の墓マイラーに興味が湧いてきた私、ウィーンではなんと言っても中央墓地ですね。
ここには世界中の誰もが知っている有名な音楽家が一堂に会しているお墓があるのです。
モーツアルト・ベートーヴェン・シューベルト・ブラームス・ヨハンシュトラウス・・・。
音楽家だけではありません。
この中央墓地には建築家・作家・画家・俳優・政治家・・・・など多くの著名人が集まっているのです。
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ウィーン到着早々と昨夜、散々道に迷った私です。
もうあんな思いはしたくない!。
ホテルフロントの女性に「この近くに市電はないの?」と聞いたら教えてくれたのがここ。
ホテルからほんの2,3分。
あらーこんな近くにあったの〜。
しかも市電6番と18番の2路線が通っています。
この停留所を知った後は迷子にならないでちゃんとホテルに帰り着きました。
ウィーンの市電はホントに便利です。
地下鉄のように階段はないし、ウィーン中を網羅しているので、ともかく経路図さえあれば何とかなります。 -
このように停車する停留所と乗換え路線も掲示してあります。
これさえ見たら、どこで乗り換えたらいいのかバッチリ。 -
今日はこれからウィーン中央墓地に参ります。
頭の中に経路をしっかり叩き込んで・・。
この市電6番でSimmering駅まで行き、そこで市電71番に乗り換えて中央墓地2番ゲートで降りればいいのね。
停車駅近くになると、このように乗換えの表示が出ます。
ここでは、1番18番14AのトラムとSバーンに乗り換えることが出来ます。 -
さて、乗換駅のSimmeringに着きました。
それでは71番に乗り換えましょう・・・。
あれっ?6番にも乗れるではない・・
と言うことは乗り換える必要がなかったってこと!?
まあ、こんな間違いもたまにはありますね(照れ笑い)。
2つ上の経路図を見たらちゃんと載っていました。 -
車窓から見かけた魅力的な電車。
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中央墓地の2番ゲートに着きました。
市電停留所からすぐ近くにのところです。 -
向かって右手には花屋さんがあります。
ここでお花を買ってお墓に供えるのでしょうね。 -
第2門の左側にはフランツ・ヨーゼフ1世の名前。
この墓地が作られたのは1874年、フランツ・ヨーゼフの時代でした。
そのころウィーンの町は急激に人口が増大し、墓地が足りなくなり、当時郊外だったこの地に他の墓地から移設しました。 -
こちらにはその当時ウィーン市長だったカール・ルエーガーの名前。
在職時はウィーン市の公共事業の拡充化に努め、都市整備に貢献し、ウィーン市民からは大変人気がある市長でした。
反面、彼の反ユダヤ人主義は後のアドルフ・ヒトラーをも「わが人生の師」と仰いだほどの人物でした。 -
中央墓地の地図。
私が行きたい墓地は現在位置の先、Alte Arkadenを過ぎた左側にある『32A』の墓地です。
ここに多くの楽聖たちが眠っているのです。 -
映画「第三の男」のラストシーンはここでしたよね?
でも何か違う・・。
並木も落ち葉も役者は揃っているけど、もっとずーっと並木が続いていたような気がします・・・。 -
では、反対側を見ると、もっとイメージから外れていきます。
あの感動的なラストシーン、主人公の女性が、並木の傍で待っている恋人に一瞥もくれないで、カツカツとハイヒールを鳴らして去っていく・・。
そんなシーンでした。
あの映画を撮ってからもう何十年も経っているので、様子が変化したのも仕方がない・・か。 -
ここはAlte Arkade、旧アーケードです。
たくさんの人が何か覗き込んでいるので私も入ります。 -
門番に守られた立派な入り口のお墓にはどなたが入っていらっしゃるのでしょう。
August Zang,
Journalist, Bankier, Bergwerksbesitzer, 1807 - 1888 -
そしてこのルネッサンス様式のお墓は?
Franz Freiherr von Wertheim
Industrieller, 1814 - 1883 -
墓地と言うより、まるで芸術作品を展示してある野外博物館のようです。
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このA32区の墓所に楽聖たちやその他多くの有名な偉人達が眠っています。
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ガイドブックに楽聖たちの墓の地図がありますので、これを元に探します。
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モーツアルトの墓
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モーツアルト
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ベートーヴェン
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ベートーヴェン
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シューベルト
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シューベルト
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ブラームス(1833-1897)
なぜか頭を抱えているブラームスの墓 -
ブラームス
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ヨハンシュトラウスと彼の妻アデレ
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ヨハンシュトラウスと彼の妻アデレ
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ヨハンシュトラウス(父)
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エドゥアルト・シュトラウス ヨハンシュトラウスの弟
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フランツ・フォン・ズッペ 1810-1895
喜歌劇「軽騎兵」序曲は有名ですね。 -
フーゴ=ヴォルフ
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フーゴ=ヴォルフ
顔がリアルすぎて不気味・・ -
クリストフ・ヴィリバルト・グルック 1714-1787
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上のガイドブックの地図には載っていませんが、そのほか目に付いたお墓を。
アドルフ・ミューラー(1801-1886) 作曲家 -
Josefine Gallmeyer(1804-1849)女優。
ひときわ立派なお墓なので目を惹きます。 -
Ludwig Martinelli (1832-1913) ドイツ国民劇場の俳優
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Carl Rahl (1812-1865) 画家
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ゴットフリード・フォン・フライヤー(1807-1901)
作曲家、ホーフカペレマイスター -
ヘルマン・ヘルマー(1850-1919)
コンツェルトハウスを造った建築家 -
Nicolaus Dumba(1830-1900)企業家
多くの芸術家や音楽家のパトロンだった人らしいです。 -
大事な方を忘れておりました。
入り口付近にあったこの立派なお墓、
カール・フォン・ハゼナウアー。
彼はゴットフリード・ゼンパーやオットー・ワーグナーと同時代の有名な建築家です。
美術史美術館と自然史博物館は、ゴットフリー・ゼンパーの設計で、弟子のハゼナウアーが内装を手掛けたものだそうです。
また新王宮もこの二人の合作だそうです。
さて、32Aに長居し過ぎました。
次に行きましょう。 -
32A区の奥の正面にこの美しい教会が見えます。
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その前の円形になっているこのコーナーは?
えっ、KARL RENNER:カール・レンナー!?
今回、オーストリアの歴史を調べていたら、この人の名前がいろんなところで出てくるのです。
会いたかった人にばったり出合ったような嬉しい気持ちです。 -
このコーナーは戦後のオーストリア共和国大統領のお墓が集められている区域のようです。
オーストリアは1945年の第二次大戦敗戦で、ドイツと同じく米英仏ソの4カ国の分割占領下に置かれます。
1955年にようやく4カ国の占領下から独立を果たし、永世中立国として歩むことになりました。 -
カール・レンナー(Karl Renner, 1870年-1950年)は第二次世界大戦終了直後の占領軍(特にソ)に指名された臨時首相と、初代大統領を務めたところから、国民から「祖国の父」と称されています。
占領下から独立する以前の1950年になくなりました。 -
ここには以下のオーストリア連邦大統領が眠っています。
初代大統領 カール・レンナー(1870年-1950年)任期1945年12月20日-1950年12月31日
2代目 テオドール・ケルナー(1873年-1957年)任期1951年6月21日- 1957年1月4日
3代目 アドルフ・シェルフ(1890年-1965年)任期1957年5月22日 1965年2月28日
4代目 フランツ・ヨナス(1899年-1974年)任期1965年6月9日 1974年4月24日
5代目 ルドルフ・キルヒシュレーガー(1915年-2000年)任期1974年7月8日 1986年7月8日
7代目 トーマス・クレスティル(1932年-2004年)任期1992年7月8日 2004年7月6日
6代目 クルト・ヴァルトハイム(1918年-2007年)任期1986年7月8日 1992年7月8日 -
カール・レンナーとともに気になった人物はこの人。
クルト・ヴァルトハイム。
この名前をご存知の方も多いでしょう。
1972年1月から1981年12月まで10年にわたって国連事務総長を務めた人です。
彼はドイツのオーストリア併合時、ナチスの将校だったという暗い過去がありましたが、オーストリア大統領選に出馬します。
連合軍だった米英仏は、その過去を嫌い、出馬に反対しましたが、オーストリア国民はこれを内政干渉と反発し、結局大統領に選ばれました。 -
面白いですね。全く予期していなかったお墓を見つけるなんて。
だから墓マイラーは止められません。
聖カール・ポロメウス霊園教会の前には馬車が。
このウィーン中央墓地は世界で2番目に広い墓地ですから、タクシーか馬車で案内してもらわないと回りきれませんね。
さて、私も教会の中に入ります。 -
この教会はかつて、カール・ルエーガー記念教会と呼ばれていました。
正面門に名前があったウィーン市長だった人物です。
彼が1910年に亡くなって『聖カール・ボロメウス霊園教会』と改称されました。 -
教会の内部は広々として、とても明るい感じです。
主祭壇。 -
この教会の設計は、ウィーンの代表的なユーゲント・シュティールの建築家マックス・ヘーゲレによるものです。
主祭壇の上の文字、ラテン語で
「EGO SUM RESURECTIO ET.VITA.: 私は復活であり、命である」と書いてあるそうです。
これがこの教会の主旨なのだそうです。 -
天上ドームの美しいブルー色、星空を表しています。
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ユーゲントシュティール様式の連続の天使
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祭壇の脇の部分
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ステンドグラス
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茨の王冠を持つ聖女?
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ピエタ像。
目が覚めるようなきれいな教会でした。
中央墓地までいらっしゃったら是非この教会にもどうぞ。
一見の価値はあります。 -
赤い実をつけた樹木。
そのまま第2門の停留所に行くつもりでした。 -
赤い実の後ろにまた見つけてしまったのです。
立派なお墓に「プレジデント:大統領」の文字を。
これは素通りするわけには行きません。 -
ここにも、
JOHAN BOEHM(1886-1959),政治家。
すみません、私の備忘録です。
お墓に興味がない方は飛ばしてください。 -
この辺りは32C区です。
ここも栄誉墓地です。 -
ADRF KIRCHL(1858-1936)
作曲家・聖歌隊指揮者 -
FRANZ SCHMIDT(1874-1939)
作曲家、ウィーンフィルハーモニー名誉会員。
ナチスに協力したという黒い噂もあった人物。 -
HANS MOSER(1880-1964)、宮廷劇場俳優
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JULIUS WAGNER von JAUREGG(1857-1940)、精神科医
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他にも、こんな立派なお墓があったり・・・
-
こんな由緒ありげなお墓があったり・・・。
もっともっと私が見ていない有名なお墓があるのではないだろうか・・?
後ろ髪を引かれる思いですが、キリがありません。 -
もっと見ていたい思いを振り切って、そろそろ次に移動します。
落ち葉散る木漏れ日の中で、参拝客など一向に気にすることなく優雅に読書している女性・・。
この墓地では、ちっとも違和感がありません。 -
第2門前から市電に乗って再びSimmering駅に着きました。
ここから中央駅行きのSバーンが出ているのです。
S80というたしか2両編成くらいの短い列車がやってきました。 -
えっ、もう中央駅に着くの?
たった1駅でした。 -
中央駅に着く直前に見えたあの煉瓦色の立派な建物は何だろう?
これが後で散々探し回ることになる「軍事史博物館」だとはその時は知る由もありません。 -
ウィーン中央駅。
まだガラ〜ンとしています。
現在ここに停車するのはSバーンなど短距離列車に限られているようです。
正式にオープンするのは2014年12月?ダイヤ変更の後になりそうです。
オープンすると、長距離列車もこのウィーン中央駅に停車しますし、夜行列車、カートレインもウィーン中央駅が発着点となるようです。
嬉しいのは、パッサウからウィーン空港への直行便も出るようになるのですって。 -
工事中のテントが張られたところもアチコチに見られました。
あの女性ッテントの隙間から中を覗き込んでいました。 -
外に出てみました。
「Konditrei OBELAA」。
有名なカフェ「オーバ−ラー」がここにお店を出すのですね。 -
立派な正面玄関の屋根の上にはOEBB(オーストリア鉄道)の赤いロゴマーク。
-
さて、私は軍事史博物館に行きたいので、駅の反対側に渡らなければなりません。
線路を横切るトンネルを通って・・・。 -
駅の反対側に来たものの、私は一体どちらへ行けばいいのでしょう?
5年前この近くに3泊して少しは土地勘があると思ったのですが、駅全体が工事中で、あの頃とまるっきり変貌していました。
この後、軍事史博物館にたどり着くまで私は大変な思いをしたのです。
後編に続きます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ryujiさん 2014/12/13 18:59:15
- 行けなかったウィーン中央墓地が悔やまれます。
- こんばんは、frauhimmelさん。
長〜いご無沙汰をしていました。 元気にてご活躍の由、これ又何よりです。(ごめんなさい、旅行記の方も殆ど見てなかった) 小生は何とかほそぼそとやっております。(フォートラを)
ウィーンへ行かれたんですね。楽聖が眠る中央墓地を見せてもらいましたよ。 小生は是非行きたかった!、勿論計画に入っていましたが。確か空港と中心地の間と記憶もしていました。 それがどうしたんでしょう、行かずじまいの旅となりました。今思うとモーツァルト・ベートーベン・シューベルト・ブラームスの銅像をそれぞれ見たので、まぁいい〜かとなったようです。 ほかにも多くの音楽家(スッペ etc)の墓もあるんですね。 himmelさんに見せて頂き行った気分とさせてもらいましょう、ちょっと悔やまれますが。
ryuji
- frau.himmelさん からの返信 2014/12/14 10:39:49
- RE: 行けなかったウィーン中央墓地が悔やまれます。
- ryujiさん、おはようございます。
こちらこそ、本当に長〜〜いご無沙汰をしておりました。
私こそごめんなさい、最近は足跡を残してくださった方を訪問するだけのような、そんな活動しかしていないもので・・。
フォートラは活動していらっしゃったのですね。
久しぶりのryuji節を拝見しに早速お訪ねしなければ。
さて、ウィーン中央墓地編、見ていただいてありがとうございます。
最近、どこそこのお墓巡りをするのが面白く(墓マイラーと言うそうです)
面白いってお墓に眠っていらっしゃる方に失礼ですね。
ウィーン中央墓地は、よくぞこれだけ有名な楽聖たちを集めたものだと本当に驚きました。
ベートーベンやシューベルトなど、別な墓地に眠っていらっしゃったものをここに移動したとか、モーツアルトの本当のお墓はここではないとか。
また立派なお墓は墓銘碑を写真に撮って、何者だったのか検索したり、いろいろ調べるのも老化防止には楽しいです。
残念でしたね〜、中央墓地訪問をせっかく計画していらっしゃったのに・・・。
私もそんなことしょっちゅうです。
行く前は、あそこも行きたいここも行きたいといろいろ計画して・・、そのときは年齢のことなんかすっかり忘れているんですね。(笑)
ryujiさん、次回ぜひ、楽聖達のお墓参りをなさってください。
himmel
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