エヴォラへ移動して２泊

2014/11/19 - 2014/11/28

この旅の計画中、エボラ出血熱がニュースに登場。まさかこの病気が発見されたのはポルトガルのエヴォラなのか？
とビックリ仰天。
Ｅｖｏｒａ　と　Ｅｂｏｌａで発音も違うし、関係がないと分かった。しかし、家族や友達には滞在する地名を積極的に言わずにおいた。

エリア エボラ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

リスボンからエヴォラまでバス９０分。
シニアが効いて片道１０ユーロ。

バスターミナルからホテルまで地図では１キロほどだったので歩くことにした。即、後悔。リズボンの石畳より１００倍手強い、こんなゴロゴロ石畳。
その上、急な坂。泣けてきた。
スーツケースの車輪が壊れても不思議はない。持ちこたえた日本製スーツケースにねぎらいの抱擁をしましたよ。
リズボンで学んだはずなのに１キロなんてタクシーに乗る距離ではないという生れながらの刷り込みが災いした。

雨。路地の奥にホテルを見つける。

今回の旅は地図が苦手な女二人。
翌日になって昨日は無駄なルートを倍ほど歩いたことが判明。

Best Western plus Hotel Santa Clara

古い屋敷を改装したホテル、こういうタイプのホテルはオシャレだが機能面では少し劣るなというのが私個人の感想。

少し狭いが浴槽もあったし、窓も開いた。
ワタクシ、妙な癖がありまして、窓があっても開かないとチョイと息苦しい。
そんなヤワなオバチャンではないんですけど、人は見かけによらない　って言いますからね。

朝食も美味しかった。

中庭がステキだったが、生憎の雨で寒いから外で朝食というわけにはいかなかった。

夜に散歩に出たら、雨なのに広場で焚火。
「何故ですか？」
「伝統なんです。クリスマスの月は大晦日まで毎晩、火を焚くのです。」
昼間にここを通ったら片付けてあったから、毎晩、出して焚火をするようです。

窓の柵でもこんなデザインだとステキだな。

エヴォラのシンボル、ディアナ神殿

エヴォラ神殿の辺りに見どころの建物は固まっている

服装と言い、年頃と言い、素敵なカップル。

ちょっと離れているサンフランシスコ教会と市場方面に向かう。

サンフランシスコ教会は人骨堂があるので有名。
でもそんな趣味の悪いものなど見る気はなかった。
入口だけ写真撮りに行こう。

地図はやはり見てもすぐに分からなくなる。聞きまくってこの看板を見つける。
Bone Chapel って書いてあるでしょ！

工事中で矢印があったのに入口がどこかわからない。

工事の人が入る入口じゃないの？なんて言ってたら
係りの人が出てきて「どうぞ」って

工事現場を縫って進むと受付。
入場料２ユーロ、写真撮りたければプラス１ユーロ。

趣味悪いなどと言っておきながら、自然に入っちゃった。

そんなに趣味悪くもなく、どういう訳か暗い気分にもならなかった。

何故だろうとずっと潜在的に思っていたのでしょうね。次の写真を見て合点がいきました。

これはシントラへ行った時の発掘現場の看板です。

地面を掘って、人骨が出てきます。そして石や岩と同じく建築材料に人骨を使うという考えも自然に湧いたのではないかと思いました。
死んで、埋葬されて、土に戻るのも自然。
建材に使われるのも考えようによっては自然かもと思ったのです。

マーケットに入りチーズの試食をしました。
試食をしたら買わずに去れない義理人情派の友人はチーズを買っていました。

再び広場へ戻らないと迷うことは確実。
ホントにポルトガルの道は方角がすぐに分からなくなります。私たちの貧弱な方向感覚だけのせいではないような気がします。

何かイベントをしています。何でしょう。

女性の裸足からハイヒールまで並べて何かを訴えています。
「何ですか？」
「ＤＶから逃亡して・・捕まって・・死んじゃった女性を悼む会」とのこと

広場の教会

馬車の看板。その昔、馬車が走っていたのだろうねなどと言っていたが、
夏には観光馬車が走っているらしい。

エヴォラの街だけなら日帰りでも楽しめる規模です。
私達はアライオロスやモンサラージュへ行きたかったので２泊しました。