2014/11/13 - 2014/11/29
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ゆうさん
遂にモーターホーム返却の朝。
と、思いきや実はまだ前日の夜の話し。
俺は考えていた、全ての出会いはいつだって突然であり一期一会だと。
#4でのアラスカ兄さんとの出会い。
#5でのイタリア人との出会い(再会)。
#8での『えいいちろう』『かずよ』との出会い。
モーターホームの旅で出会った多くの人達。
そして俺は今日またしても出会う。
過去にも何度もお世話になっているが、未だに顔を知らないハウスキーパーのひろこさん。
そして約一年前にベガスで知り合った助さんと格さん。
お二人はなんと偶然にも再び同時期にラスベガスに滞在していることを知った。
そして、助さんからの電話ではじまる今編。
では行ってみよう!レッツゴー!!(ちょっと長いよ!)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
-
『おお、ゆう君(俺のこと)久し振りだな』
『助さん、お久しぶりです』
『ゆう君いま、どこに泊まってるの?』
『ええと、一応サムズタウンです』
『なんでまたそんなローカルカジノに?』
『ええと、正確にはサムズタウンのRVパークです。モーターホームに泊まってます』
『また、面白いことしてるね』
『実際、とても楽しいです』
『モーターホームって言えば面白い旅行記あったよ』
『あ、そうなんですか?』
『ラスベガスへ向かう途中で嫁にヤバイ名刺が見つかってさ』
『え?』
『でもそのまま、ベガスに逃げてマラソン走ってさ』
『....』
『そんで、そいつモーターホーム借りてさ、グランドサークル回ってんの』
『........』
『でも、嫁にはずっと無視されてるって、ばかな話し(笑)』
『..........』
『ほんと、バカバカしい旅行記で笑えるんだよ(笑)』
『..................あの』
『ん?あー、そのアドレス知りたい?』
『いえ.......助さんが今話している相手がそのバカです。』
『...................』
出会いとは突然であり、一期一会である。
『明日、モーターホームを返却してストリップに行きますから、どこかでお会いできませんか?』
『もちろんだよ。でも、明日の晩はショーの予約してあるからその後はどう?』
こうして助さん格さんと翌日の約束をした俺。最後に一つだけ疑問があったので聞いてみた。
『ところで、ラスベガスリピーターの助さん格さんがわざわざ見るショーって何ですか?』
『スティービーワンダーだよ』 -
電話を置いた後、俺はすぐに調べていた。スティービーワンダーなんてどこでやるんだ!!
なんと、前回宿泊したMGMで明日1日だけ公演するらしい!
そして俺は思い出していた。結婚する前、彼女にプロポーズしたあの日の事を。 -
生まれつき聴覚障害を持っていた彼女は音というものを知らなかった。あの日、彼女に思いを伝えるため道路を渡ろうとしたが車通りが激しく中央分離帯から彼女の立つ歩道まで渡ることが出来ない。俺はそこで彼女にだけ届く大きな手話でプロポーズする事を決めた。『俺と、俺と、結婚して下さい』答えを返す代わりに、信号で途絶えた車道を渡り彼女は俺を抱き締めてくれた。
I just call to say "I love you"
俺にははっきりと聞こえた。スティービーワンダーのあの曲が。
一応知らない人のために説明すると、ドラマ『君の手がささやいている』の感動の名場面である。未見の方にはMustで見ることを薦める。特に、3話目で二人の子供、『千鶴』が言う『ママには言わないで、ママ泣くから』のシーンは何百回見ても涙腺が崩壊する。
少し横道にそれたが、俺には聞くだけで涙が出る曲が世の中に2曲ある。一曲目は、BBクィーンズの『しょげないでよベイベー!』で二曲目はスティービーワンダーの、その曲『アイジャスコールトゥセイアイラーブュー』なのだ。 -
俺は迷わず連絡していた。明日宿泊するホテルのホストに。
『もしもし!明日のスティービーワンダーのチケットくれ!』
『何ですって?明日のスヌーピーは誰だのチケットが欲しいと?』
『お前は明らかにわざと間違えてるよな?』
『ごめんなさい。スティービーのチケットはもうありません』
『Oh!No!!』
『MGMのホストには聞きました?』
『お前に聞くのと同じじゃないのか?』
『こういうショーには各ホテルのホストに割当があります。明日のショーなので確率は低いと思いますが聞いてみては?』
『そうか、わかったありかとう、ついでに明日、ちょっと遠いがレンタルモーターホームのクルーズアメリカまでリモ(リムジン)呼べるか?』
『ガッテンショウチ!』
『........ま、まぁいいだろう。』
電話を置き、すぐさまMGMのホストに電話をする。 -
『もしもし!明日のスティービーワンダーのチケットくれ!』
『何ですって?明日のスヌーピーは誰だのチケットが欲しいと?』
『それ、MGMグループで流行ってるのか?』
『失礼しました、スティービーのプレミアチケットですね?』
なぜこいつは『プレミア』に力を込めて言ったかは疑問だが『そうだ』と答えると
『特別にご用意できます!』
『さすがだ!ありがとう!』
『$170』
『え?』
『170ドルになります』
『コンプ(無料)じゃないの?』
『お客様いまどこにお泊まりですか?』
『サムズタウン』
『公演日の明日はどこに宿泊ですか?』
『モンテカルロ』
『私は誰?』
『MGMのホスト』
『チケット代は?』
『$170・・・・・・払います』
『よろしい』
他ホテルの客には通常売らないらしい。今からでも宿泊先をMGMに変更するなら、チケットはコンプにするとも言われたが、$170で買うことにした。しかし、後にこのチケット代は激安だったと知る。 -
そして一夜明け、モーターホーム返却日の早朝。前日までに車内の掃除を完全に終わらせ、荷物をまとめてしまった俺は食べるものが無い事に気がついた。
しかし、ここはサムズタウンカジノに併設されたRVパーク。カジノへ行けば早朝でも何かしら食べられるはずだ。行ってみよう!! -
ありました。激安!!。2個の卵と、2切れのソーセージ or ベーコン 2枚のトースト。4ドル。これでいいか。
-
いやまて、もう少しカジノ内を歩いて見ると、営業時間前だがバフェを発見。これまた激安!朝食バフェが6ドル!ランチは8ドルディナーは10ドル!さらには、日曜日のシャンパンブランチは10ドル!!どんだけ安いんだ!!
-
まぁ、ここは大きいカジノで早朝でも営業しているマクドナルドなんかもあったんだけど、やはり朝食バフェ6ドルは魅力なので開店時間まで1時間待ってバフェで食べる事にした。
-
それまでの間に俺はここのカジノのプレイヤーズカードを作ろうと思った。なぜなら、上記のバフェ価格は「プレイヤーズクラブ会員価格」だからだ。(非会員は少し高い)しかし、朝6時にプレイヤーズクラブのカウンターは営業していない。そこで俺はカジノテーブルに向かい、ディーラーさんにお願いしてみた。
「バフェに行きたいからプレイヤーズクラブのカードをを作りたい」
「後ろにいるボスなら、その場で作れると思うから聞いてみよう」
「お願いします」
「その前に俺をブラックジャックで倒せたらな」
「え?そんなシステム?」
「そうだ、俺を倒せたとしても各階の番人を倒さねばボスまでは辿り着けない」
「えっと、死亡遊戯システム?」
「もちろん冗談だ。いま、ボスに話してやる」
そういうと、ディーラーは後ろにいるピットボスに事情説明してくれた。ピットボスはすぐに俺からパスポート受け取り日本の住所を聞くとプレイヤーズクラブのカードをその場で発行してくれた。 -
バフェの開店時間が近いので行ってみると。
え!並んでる!すかさず俺も並び開店を待つ。 -
開店し、料金を払う段階になったときにレジの女性に聞かれた。
「あなたのカード暗証番号をそのテンキーに入力して」
「え?そんなの知らないんだけど。さっき作ったばかりだし」
「暗証番号がなければ会員価格では食べられないわ」
少し、後ろに並んでいる客を待たせてしまったが俺は考えた末に自分の誕生日4ケタを入力すると、見事に正解だったようだ。 -
さぁSam’sTownの激安バフェはいかがなものか!?
-
さすがに、安いだけあって品数は少なめ。
-
しかし、金額を考えると、それでももの凄いコストパフォーマンスだと思う。
必要にして十分と言える。だいたいバフェにたくさんの種類の料理があっても全てを食べられるわけじゃないし。 -
この卵料理担当のおばちゃんのフライパン裁きは見事!ローカルカジノだからこそなのか、オーダーをうけて仏頂面でフライパンを振り、目だけで「皿だしな」と合図すると見事にその皿の的確な場所に焼き上げた卵を放り込む。いや、本当に芸術的。ストリップでは見られない!
-
そして、返却の時間を見計らって俺はサムズタウンのRVパークを出発する。
モーターホームといえどもレンタカーなので、当然「借りた時と同じ状態で返却する」ことになる。 -
しかし、モーターホームは「ガソリン」だけでなく「プロパンガス」や「排水タンクの状態」なども元通りにして返却する必要がある。排水タンクはもちろん「空」にすればいいので、RVパークを出発時に「ダンプ(と言うらしい)」を済ませてきている
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そして、近隣で一番安いガソリンスタンドで給油をした後、プロパンガスも充填する。ここもサムズタウンのすぐそばにありとても便利。
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そして、クルーズアメリカに到着。モーターホーム返却には色々と時間がかかると思っていたが、それほどでもなかった。
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モーターホームを返却し、少し待っていると呼びつけたリモが登場。
ちなみに、いつも空港からホテルまでリモを使うときは降りるときにチップ$20を渡すが、今回はホテルまでの距離がいつもの倍以上あったので$50渡してみた。 -
そして到着「ホテル32」いつものお部屋。
ホテル32 ホテル
-
部屋に入る前の廊下でハウスキーパーの女性3人とすれ違った。皆一様に挨拶を投げかけてくるので私も答える
「ハイハロー」
「ハロー」
「ハーイハロー」
「ハロー」
「こんにちは」
「ハロ・・にちは」
あれ?日本語???
「え?日本人・・・じゃないよね」
「いえ、ばりばり日本人です」
そういうと彼女は簡単な自己紹介をしてくれた。そして彼女は俺の事を知っていた。ホテル32 ホテル
-
しかし、同時に俺も彼女のことを知っていた。よく、ハウスキーピングが終わった部屋に帰るとメモに達筆な字で「お客様、いつも滞在ありがとうございます HOTEL32 ひろこ」というメッセージが残っているのだ。
-
その「ひろこさん」が、まさしく彼女!初めての対面にいままでの滞在時のお礼を言う俺。
「ひろこさん」も、初めての対面にようやく名前と顔が一致しましたと笑っていた。 -
またしても一期一会を感じる俺
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部屋にチェックインをし、荷物を運んで貰ったので俺はスティービーワンダーのチケットを受け取りにMGMへ行くことにした。
-
そしてMGMのボックスオフィスに行きチケットをゲット。
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と、同時に「あんたは招待客だからここに書かれてる所へ行けばホスピタリティスイートで飲食できるわよ」と言われる。
招待された覚えはないんだが。 -
「この黒リストバンドが入場パスになります」と渡されたので、その場で付けて貰った。
開場までまだ時間があったので、テーブルゲームなどをして遊んでいると、一緒にプレイしている黒人が「その黒リストバンドはどうやって手に入れた?」と聞いてきたが、適切な単語とゼスチャーが見つからない俺は「チケット買ったら付いてきた」と答えると「そんな馬鹿な!!」となぜか怒られた。一応本当なのに・・・ -
そして、開場時間に合わせてホスピタリティスイートに行ってみる。ドアの前には黒リストバンドをチェックする人が入室を見張っていた。
-
中に入って見ると、意外にも小さな部屋だった。いかにもセレブそうな人達が談笑していたので、俺も一人だけ浮かないようにヘラヘラ笑ってみる。
-
ドリンクは好きな物を頼んで飲めるが、シャンパンを頼むと無いと言われたのでビールを頼む。
-
ちょっとしたスナックもおいてあるので好きな物を取って適当にいただく。飲み物を会場内に持ち込むことはできるが、その場合はプラスチックのコップに移して持って行ってねと言われた。
-
ちょっと早めに自分の席を探しに会場入りしてみると、既に半分以上が埋まっていた。自分の席を見つけると、そこはフロア席で限りなく前に近い右側の席だった。さすがホストから買った席!!満足して座っていると、会場スタッフに「チケットを見せろ」と言われたので見せると「Youの席は隣のブロックだよ!」と教えられた。どうやら間違ってたらしい。正しい席へ向かうと、そこは本当のステージ正面の席だった。恐ろしや!ホスト席!!
試しに、会場のどこかに居るであろう「助さん・格さん」に電話して「俺はステージすぐそば正面にいますよ!手を振ります!!」と合図を送り「助さん・格さん」を探すも広い会場なかなか見つからなかったが、かなり左サイドな約2階席でお二人を発見!「助さん」にすかさず「ゆう君ど真ん中じゃないかっ!」と言われる。 -
後ろの方でざわめきが起きているので振り向くと、どこかで見たことのあるハゲの黒人が数人の人に前後を囲まれて歩いている。結構俺の近くにその黒人は座ったが、あのハゲだれだっけなぁ。考えたが正解が出てこないので、となりのおばちゃんに聞いてみる
「アレ誰?」
「何言ってるのアンタ!マイクよマイク!」
「ええええっ!本当にマイク眞木!?」
「だれだよそれ、マイク・タイソンよ!!」
「なにいいいい!!」 -
他にも有名人が何人も来ているらしいが、言われてもマイクタイソン以外俺にはわからなかった。
-
そして、はじまった!!やはり彼は凄い。
誰もがスティービーワンダーを見に来ているはずなのに、彼が現れただけで会場中が驚き息をのみ彼の歌声に酔いしれた。まるで奇跡を目の当たりにしたかのように。 -
懐かしいヒット曲が次々と歌われる。その歌声は当時のレコードやCDのそれと寸分違わぬどころか年月を経た分、艶があり会場中を魅了した。
-
こうして彼は休憩を挟みつつも満場の人々から4時間という時間をあっという間に奪い去り、感動だけを残してステージの袖に消えていった。
俺は全ての一期一会に感謝した。 -
その後、俺は助さん格さんと合流したが、お二人のチケットは2万円以上出してフロア(アリーナ)席ではなかったと聞き、そこで初めて俺のチケットがどれだけ良い条件だったのかを知ることとなった。
そこから俺はお二人と行動を共にしフラミンゴ、バリーズとホテルを移動しながらクラップスを教えて貰った。
助さん格さんは日付が変わった今日、帰国するスケジュールなので寝ない覚悟でダイスを振るつもりのようだ。(クラップスとは2個のダイスを振るベガスでも人気のゲーム)途中、早朝のべーラジオのカフェで朝食をごちそうになり、再びアリア、モンテカルロへ足を伸ばしクラップス。俺はこのレッスンのお陰もあって、今までやらなかったクラップスを一人でやるようになっていた。
助さん、格さん。ありがとうございます。
こうしていつの間にかラスベガスに帰ってきた俺。ここからはどっぷりとカジノ編がはじまる。続きはWebで 勝敗にかかわらず無料です。
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