2014/11/13 - 2014/11/22
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ペコちゃんさん
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多民族国家の旧ユーゴは、第二次世界大戦でドイツ・イタリアに支配されましたが、戦後、チトーによって独立を達成しました。
しかし、1990年近くになると、連邦内で民族主義が台頭し、アルバニア系住民の多いコソボ社会主義自治州の併合を強行しようとすると、コソボは反発して1990年に独立を宣言。
これをきっかけに、ユーゴスラビア国内は内戦状態となりました。
1991年にスロベニア、次にマケドニア、そしてセルビアと最も対立していたクロアチアも、激しい戦争を経て同年に独立。
ボスニア・ヘルツェゴビナは1992年に独立しましたが、その後、国内のセルビア人がボスニアからの独立を目指してボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が起きました。
最後のモンテネグロは、かつてセルビア・モンテネグロを構成する2つの共和国のうちのひとつでしたが、2006年に国民投票を行い、独立を宣言しました。
モンテネグロは人口が62万人、面積は福島県とほぼ同じの小さな国ですが、観光業・製造業・農業などで経済的に自立しています。
1979年にユネスコの世界遺産に登録されたコトルは、コトル湾と旧市街の美しい風景から、多くの観光客が訪れています。
写真は、コトル旧市街の『 武器の広場 』と時計塔。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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コトルが近づくと、アドリア海に浮きが見えます。
この辺りは、カキの養殖が盛んだそうです。 -
コトルは、アドリア海から続くコトル湾の奥深くに佇む三角形の街。
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コトル湾に浮かぶ小さな人口の島 ゴスパ・オド・シュクルペラ島。
教会があるだけの小さな島に、『岩礁のマリア教会』が見えます。
15世紀に漁師が岩礁で聖母のイコンを発見し、その後少しずつ埋め立てて島を作り、17世紀に教会が完成しました。 -
『モンテネグロ』とは、『黒い山』という意味・・・これらの山々を見ると、納得です。
駐車場から歩いて行くと、最初に目に入るのが、カンパナ塔の城塞。
15世紀以降、ヴェネツィアの支配下で発展したコトルは、オスマン帝国の脅威に備えて堅固な城壁を整備しました。
城壁の長さは、5.5kmもあり、ヨーロッパでもトップクラス。 -
コトルは、コトル湾に面した2万人ほどの、三角形の小さな街。
湾は、ヨーロッパ最南部のフィヨルドとも呼ばれ、最深部は60mもあり大型の観光船も寄港できます。
左に流れているのは、スクルダ川。 -
1555年に作られた海の門(西門)から入ります。
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海の門をくぐると「武器の広場」・・・ランドマークの17世紀の時計塔が建ち、その前にはピラミッド型の「罪人のさらし台」が残っています。
城壁が残る急峻な山と、前方の海に守られた堅固な城塞都市のコトルは、中世の姿をそのまま現在に伝えています。
城壁は海辺から崖を這い上がるように、山頂の要塞まで達しており、規模の大きさに驚くばかりです。 -
要塞が造られたのはローマ帝国時代。
街はオスマン帝国に何度も包囲されましたが、強固な城壁と要塞のおかげで守りきりました。 -
城壁に囲まれた旧市街は、細い路地が入り組み、古い教会がいくつも残っています。
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「聖ミカエル教会」・・・9世紀頃に建てられ、14世紀から15世紀初頭にかけて改築された教会です。
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この建物は「猫の博物館」・・・コレクションで集められた猫の絵画・アンティーク版画・写真・絵本などを展示している、ユニークな博物館です。
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路地を歩いて行くと、「聖ニコラ教会」の建物が見えてきました。
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聖ニコラ教会は、1540年に建てられたドミニコ会修道院が1896年に火災で焼失したので、その場所にセルビア正教会として1909年に創建されました。
この聖ルカ広場は、聖ニコラ教会と聖ルカ教会が向かい合わせに建っているところから、教会広場とも呼ばれています。 -
正教教会の特徴である、内陣正面のイコノスタシス(聖障)。
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教会に飾られたイコン。
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「聖ルカ教会」・・・1199年に完成したカトリック教会で、現在はセルビア正教の教会。
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聖ルカ教会の裏側。
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「フランシスコ教会」・・・最初に創建されたのは1288年でしたが、オスマントルコの襲撃を恐れて自ら破壊し、現在の建物は1695年に再建されました。
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教会の中は、主祭壇の大理石の彫刻など、精緻な彫刻や絵画で一杯です。
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貿易商など、当時の裕福な信徒を多く抱えていたために可能だったのでしょう。
パイプオルガンもあります。 -
美術館のような教会でした。
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公共の井戸「カランパーナ」・・・17世紀末に造られたコトル市唯一の公共の井戸で、20世紀前半まで使われていたそうです。
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「聖トリフォン大聖堂」・・・1166年に創建されたカトリックの大聖堂で、街の守護神である聖トリフォンが祀られています。
左側の塔に設立年の809が、右の塔には1200周年を迎えた2009の文字が刻まれていました。
左右の塔は形が違い、向かって右側の鐘楼は高さが35m。 -
2つの塔の間からは、山の上にある「聖母マリア教会」が見えます。
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再び、武器の広場に戻って来ました。
1602年に造られた時計塔は、1979年の震災後に修復され、いまも現役で時を刻んでいます。
左横の建物は、1階が武器庫、2階が総督邸でした。 -
往きは湾内をぐるっと回る陸路でしたが、帰りはフェリーで僅か5分。
皆さん、バスに乗ったままでしたが、折角なので外に出て写真を撮っていると、地元のおじさんが手を振ってくれたので、パチリ! -
あっという間に、対岸に着きました。
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19時にドブロヴニクのホテルに戻り、バイキングの夕食。
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<5日目>
昨日は、午後から晴れましたが、午前中は雨が降ったり止んだり・・・しかし、今日は快晴です。
3階の部屋からバルコニーに出て外を見ると、2階の屋根にはホテルのマークがあり、海に向かって広い庭園が続いています。 -
そして、オーシャンビュー!
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山に向かって、クロアチアらしい家々が連なっています。
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朝食の後、ホテルの近くを散策しました。
立派な邸宅には、日本と同じようなミカンが実を付けています。 -
すぐ近くにはビーチがあります。
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青々としたアドリア海を見ていると、気持ちまで洗われます。
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夏には、ここもリゾート客で一杯になることでしょう。
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波が、思いっきり飛沫を上げていました。
ドブロヴニクとコトルの観光を楽しんだ後は、スプリットに向けて出発です。
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