遊行寺寺務所

2014/10/03 - 2014/10/03

　藤沢市西富1にある遊行寺は時宗総本山のお寺で藤沢山無量光院清浄光寺という。開基は俣野五郎景平で、景平の弟であった遊行第4代呑海上人は、時宗総本山であった当麻道場（無量光寺）に入山しようとしたが、呑海上人が遊行を続けている間に鎌倉幕府第14代執権・北条高時の命令により当麻に真光上人がいたため、正中2年（1325年）に廃寺となっていた極楽寺を清浄光院として再興したのが開山と言われる。以後、この寺を藤沢道場と呼びここに独住するようになった遊行上人を藤沢上人と称するようになった。
　遊行寺寺務所の冠木門には「時宗総本山」、「寺務所」の表札が掛かっている。春の桜の頃であれば、境内は染井吉野ばかりなのに、寺務所前にある放生池の回りの庭園には紅枝垂れ桜が植えられているので誰もが見とれてしまう。それ以外の季節では中雀門（ちゅうじゃくもん）が目印である。
　かつては放生池では藤沢のメダカが育てられていたが、現在では終えたようだ。放生池には鯉と亀が泳いでいた。
（表紙写真は遊行寺寺務所の冠木門）

エリア 藤沢・江ノ島(神奈川)

書院屋根。

三宝の松。

石碑。

中雀門（ちゅうじゃくもん）。

「中雀門（ちゅうじゃくもん）」。

中雀門（ちゅうじゃくもん）の懸魚。

遊行寺寺務所の冠木門。

中雀門（ちゅうじゃくもん）。

僧堂。

書院玄関。

「放生池」。

遊行会館玄関。

寺務所受付玄関。

「魚鱗甲貝供養塔」（平成9年（1997年）銘）。

放生池。

放生池。

放生池湖畔の観音像。

放生池を泳ぐ亀。

書院玄関。

花壇のマツバボタン。

花壇のマツバボタン。

花壇のマツバボタン。