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歌川広重の浮世絵「東海道五拾三次」に魅せられて、<br />広重が愛した道を、自分の足で歩いてみたくなった。<br /><br />と書けば、なんとなく上質の旅行記のように感じるか。<br />本当のところは、2週間前に某テレビ番組に魅せられて、<br />ただ思いつきで始めてしまった企画でございます。

「東海道五拾三次」を歩く  十九、江尻 ~ 府中

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2014/11/01 - 2014/11/03

143位(同エリア1089件中)

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13

おま。

おま。さん

歌川広重の浮世絵「東海道五拾三次」に魅せられて、
広重が愛した道を、自分の足で歩いてみたくなった。

と書けば、なんとなく上質の旅行記のように感じるか。
本当のところは、2週間前に某テレビ番組に魅せられて、
ただ思いつきで始めてしまった企画でございます。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
3.0
グルメ
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
新幹線 JRローカル 徒歩
  • 江尻宿といえば、三保の松原。<br />自転車を借りてサイクリングを楽しむ予定だったが・・・ この雨である。<br /><br />バスで行くこともできるが、こんな雨では絶景を拝めるワケもなく、<br />またの機会とする。

    江尻宿といえば、三保の松原。
    自転車を借りてサイクリングを楽しむ予定だったが・・・ この雨である。

    バスで行くこともできるが、こんな雨では絶景を拝めるワケもなく、
    またの機会とする。

    三保松原 自然・景勝地

  • そして、クジラのオブジェに苛立ちながら、江尻宿は終了。

    そして、クジラのオブジェに苛立ちながら、江尻宿は終了。

    江尻宿 名所・史跡

    面影なく、残念に思う。 by おま。さん
  • そんな逆境から救ってくれるのは、いつも「食」だった。<br /><br />江戸時代から続く老舗「追分羊羹」ののれんをくぐる。<br />そしたら、奥には色白の大和撫子がボクを待っていた。<br /><br />相方さんへのおみやげを買うつもりで店に入ったのだが、<br />片隅の試食コーナーで我を忘れてしまって、ハイエナと化す。<br /><br />ハッと振り向くと、大和撫子の無表情の笑み。<br />・・・とても心を読めない。<br /><br />オトナとして恥ずべき行動をしてしまったが、<br />毅然とした態度をもって、羊羹をさりげなく買い、店を出る。

    そんな逆境から救ってくれるのは、いつも「食」だった。

    江戸時代から続く老舗「追分羊羹」ののれんをくぐる。
    そしたら、奥には色白の大和撫子がボクを待っていた。

    相方さんへのおみやげを買うつもりで店に入ったのだが、
    片隅の試食コーナーで我を忘れてしまって、ハイエナと化す。

    ハッと振り向くと、大和撫子の無表情の笑み。
    ・・・とても心を読めない。

    オトナとして恥ずべき行動をしてしまったが、
    毅然とした態度をもって、羊羹をさりげなく買い、店を出る。

  • そしてまた、黙々と歩く。<br /><br />しばらく行くと、草薙神社の大鳥居が見えてくる。<br />三種の神器の1つ「草薙の剣」伝説の神社である。<br /><br />しかし、問題が・・・<br /><br />「草薙神社 1200m」<br /><br />案内板に書かれた数字に目を疑う。<br />1200mといえば、往復で40分も歩くことになる。<br /><br />立ち寄るべきか・・・ 男は迷う。

    そしてまた、黙々と歩く。

    しばらく行くと、草薙神社の大鳥居が見えてくる。
    三種の神器の1つ「草薙の剣」伝説の神社である。

    しかし、問題が・・・

    「草薙神社 1200m」

    案内板に書かれた数字に目を疑う。
    1200mといえば、往復で40分も歩くことになる。

    立ち寄るべきか・・・ 男は迷う。

    草薙神社 寺・神社・教会

    「草薙の剣」の神社どす。 by おま。さん
  • そうだ、ボクは旅人である。<br />残念ながら、観光せざるを得ない。<br /><br />・・・と重い足取りを説得しながら、<br />敢えて歩く必要のない上り坂をトボトボ歩く。

    そうだ、ボクは旅人である。
    残念ながら、観光せざるを得ない。

    ・・・と重い足取りを説得しながら、
    敢えて歩く必要のない上り坂をトボトボ歩く。

  • しかも、靴の中に水が侵入する。<br /><br />ニューバランスの防水加工も、上からの侵入にはお手上げである。

    イチオシ

    しかも、靴の中に水が侵入する。

    ニューバランスの防水加工も、上からの侵入にはお手上げである。

  • そんな道の先に、草薙神社はある。<br /><br />薄暗い木々に隠れるように、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が立っている。<br />ご存知の通り、「草薙の剣」伝説の主人公である。<br /><br />御朱印をいただくため、社務所へ入ろうとすると、<br />ガッ! と鳴って扉が開かない。<br /><br />冷たい目を持つ女が、ガラス越しに合図を送る。<br />「右の、扉を、押せ。」<br /><br />操られるがままに扉を開け、中へ入ると、<br />冷たい目を持つ女は微動たりしない。<br /><br />その代わりに、神主さんが奥からお出でになり、<br />御朱印をお願いすると・・・<br />冷たい目を持つ女と2人、取り残される。<br /><br />女は無言で外を見つめている。<br /><br />男はただ俯く。<br /><br />永遠に近い3分が過ぎ、神主さんは女に朱印帳を渡す。<br />そして、冷たい目を持つ女がボクに近づいてくる・・・<br /><br />「ようこそお参りくださいました。」<br /><br />しゃっ、しゃべった!!<br /><br />そして再び、冷たい目を持つ女は外を見つめる。

    そんな道の先に、草薙神社はある。

    薄暗い木々に隠れるように、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が立っている。
    ご存知の通り、「草薙の剣」伝説の主人公である。

    御朱印をいただくため、社務所へ入ろうとすると、
    ガッ! と鳴って扉が開かない。

    冷たい目を持つ女が、ガラス越しに合図を送る。
    「右の、扉を、押せ。」

    操られるがままに扉を開け、中へ入ると、
    冷たい目を持つ女は微動たりしない。

    その代わりに、神主さんが奥からお出でになり、
    御朱印をお願いすると・・・
    冷たい目を持つ女と2人、取り残される。

    女は無言で外を見つめている。

    男はただ俯く。

    永遠に近い3分が過ぎ、神主さんは女に朱印帳を渡す。
    そして、冷たい目を持つ女がボクに近づいてくる・・・

    「ようこそお参りくださいました。」

    しゃっ、しゃべった!!

    そして再び、冷たい目を持つ女は外を見つめる。

    草薙神社 寺・神社・教会

    「草薙の剣」の神社どす。 by おま。さん
  • 空が暗くなってきた。<br />真っ暗になる前に、府中宿に到着したい。<br /><br />少しペースを上げる。<br />そして、運動場前駅前を通りすぎようとしたとき、事件は起きる。<br /><br />新幹線高架下の狭い通路に入ろうとしたところ、<br />車が勢いよく飛び出してきた。<br /><br />車1台がやっとの幅しかないのに、<br />あろうことか、この道は車道なのである。<br /><br />左に寄って傘を閉じようとしていると、<br />今度は背後から猛烈なプレッシャーが!!<br /><br />ボクの背中から50cmのところで、車が唸る。<br /><br />そんな危機的状況の中、カメラのレンズカバーがポロリ。<br />しかも、丸いレンズカバーは反対側へと転がっていく。<br />慌ててカバーを拾おうとすると、今度は自転車が死角から飛び出す。<br /><br />なんて道だ・・・<br /><br />とりあえず落ち着いて行動だ。<br />レンズカバーを拾い、左側に寄ったその瞬間。<br />ボクの右ギリギリを車が駆け抜ける。<br /><br />こんな道、もう通りたくない!!

    空が暗くなってきた。
    真っ暗になる前に、府中宿に到着したい。

    少しペースを上げる。
    そして、運動場前駅前を通りすぎようとしたとき、事件は起きる。

    新幹線高架下の狭い通路に入ろうとしたところ、
    車が勢いよく飛び出してきた。

    車1台がやっとの幅しかないのに、
    あろうことか、この道は車道なのである。

    左に寄って傘を閉じようとしていると、
    今度は背後から猛烈なプレッシャーが!!

    ボクの背中から50cmのところで、車が唸る。

    そんな危機的状況の中、カメラのレンズカバーがポロリ。
    しかも、丸いレンズカバーは反対側へと転がっていく。
    慌ててカバーを拾おうとすると、今度は自転車が死角から飛び出す。

    なんて道だ・・・

    とりあえず落ち着いて行動だ。
    レンズカバーを拾い、左側に寄ったその瞬間。
    ボクの右ギリギリを車が駆け抜ける。

    こんな道、もう通りたくない!!

  • しかし・・・ こんな道、また通ることになる。<br /><br />せっかく高架下を越えてきたのに、<br />東海道はまた似たような道を戻ることになる。<br /><br />というワケで、東海道でないことは重々承知の助だが、<br />安全な現代の道で戻る。

    イチオシ

    しかし・・・ こんな道、また通ることになる。

    せっかく高架下を越えてきたのに、
    東海道はまた似たような道を戻ることになる。

    というワケで、東海道でないことは重々承知の助だが、
    安全な現代の道で戻る。

  • お陰様で、命に別状はない。<br /><br />道はしばらく寂れた商店街を歩かせるが、<br />寂れ寂れのシャッター街の向こうには、オサレなビル。

    お陰様で、命に別状はない。

    道はしばらく寂れた商店街を歩かせるが、
    寂れ寂れのシャッター街の向こうには、オサレなビル。

  • 17時15分、府中宿に至る。<br />由比を出発してから8時間54分後のことである。<br /><br />と、ホッとしたのも束の間、<br />西郷隆盛と山岡鉄舟の会談の場を見逃したことに気付く。<br /><br />この雨の中、戻りたくない。<br /><br />だから、戻らない。

    17時15分、府中宿に至る。
    由比を出発してから8時間54分後のことである。

    と、ホッとしたのも束の間、
    西郷隆盛と山岡鉄舟の会談の場を見逃したことに気付く。

    この雨の中、戻りたくない。

    だから、戻らない。

  • 仕方ないので、夕食は静岡駅駅ビルの「庄や」に落ち着く。<br /><br />そして、夜のお供を購入しつつ、<br />本日のお宿「花月旅館」にチェックインす!

    仕方ないので、夕食は静岡駅駅ビルの「庄や」に落ち着く。

    そして、夜のお供を購入しつつ、
    本日のお宿「花月旅館」にチェックインす!

    花月旅館 宿・ホテル

    静かではあるが、 by おま。さん
  • 飲んで〜 飲んで〜 飲まれて〜 飲んで〜<br />府中宿の夜は更けていく。

    飲んで〜 飲んで〜 飲まれて〜 飲んで〜
    府中宿の夜は更けていく。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 前日光さん 2015/02/05 10:22:00
    冷たい目を持つ女(@_@)
    会ってみたい〜〜(*^o^*)

    おま。さん、こんにちは。

    こういう人って、時々いますよね。
    巫女さんみたいな感じなのかなぁ〜
    ロボットだと思っていたら、それがしゃべっちゃったぁ〜〜^^;
    みたいな?(あ、でも今のロボットはしゃべるか。
    ロボットの方がよっぽど愛想良かったりして。。。)

    おま。さんの人物表現は、いつもながら面白いですね!(^^)!


    前日光

    おま。

    おま。さん からの返信 2015/02/05 11:19:31
    RE: 冷たい目を持つ女(@_@)
    会いに行ってあげてください。
    そして、彼女の冷たい目を見てあげてください。

    あと、誤解しているようだけど、
    けっして人物表現が上手なワケじゃないのねん。

    彼女自身がおもしろすぎるのねん♪

    まぁ、狭い職場で、ハカマ来たおっさんと2人キリで1日中過ごせば、
    あんなんになっちゃうのも、わかる気がします。

    おま。

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