「東海道五拾三次」を歩く　　二十三、藤枝 ～ 島田

2014/11/01 - 2014/11/03

歌川広重の浮世絵「東海道五拾三次」に魅せられて、
広重が愛した道を、自分の足で歩いてみたくなった。

と書けば、なんとなく上質の旅行記のように感じるか。
本当のところは、２週間前に某テレビ番組に魅せられて、
ただ思いつきで始めてしまった企画でございます。

エリア 藤枝・岡部(静岡)

• 旅行の満足度: 2.0
• 観光: 2.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 徒歩

藤枝宿・・・　浮世絵調の絵が街道を盛り上げる。

絵が描かれているのは、シャッター。
藤枝宿とは名ばかりで、いわゆるシャッター商店街である。

藤枝宿 名所・史跡

立派な松がおありになるとお聞きしたので、
大慶寺さんに寄ってみる。

商店街の閑散ぶりとは裏腹に、お寺さんには人がいる。
脚立に乗ったり、地べたを歩いたり、
いったい何を企んでいるのだろうか。

さらば、藤枝宿・・・

藤枝宿 名所・史跡

そういえば、こんなポスターを見かけた。

「１１月２日、六地蔵尊御開帳」

今日は１１月２日、ちょうどその日。
そんな六地蔵尊さんは偶然にも通り沿いにあった。

せっかくなので拝見してみたいのに、
お堂には、じじい様やらばばあ様やら、隙間なく埋め尽くされる。

さらば、六地蔵・・・

あっ、雨だ！

このまま小雨で終わるものだと思っていたのに、
天気予報って、意外に当たる。

ザーザー降りの雨により、気分は下降線をたどる。

それに追い打ちを掛けるように、世界は暗くなっていく。

すっかり闇に閉ざされた１７時３分、島田宿に到着。
府中を出発してから１０時間１分後のことである。

そして、本日はここで終了。

島田宿 名所・史跡

駅へと急ぐ道すがら、雨は一層激しさを増す。

ピカッ！ ゴロゴロ〜！！

島田駅に到着した途端、雷鳴が轟く。
六地蔵尊に寄っていたら、雷に怯えながら歩くことになっただろう。

で、本日のお宿は、ナゼか焼津。

海の幸と温泉を愉しもうという魂胆である。

まずは、本日のお宿「焼津グリーンホテル」にチェックインし、
雨が弱まるのを期待する。

幸運にも、１０分足らずで雨が止む。
ホテル近くの磯料理「黒磯」で金目鯛の煮つけにありつく。

焼津グリーンホテル 宿・ホテル

更に、またすぐ近くの「やいづ黒潮温泉」でのんびり。

長時間歩いた後の温泉は格別やわ〜
と意味なく関西訛りで呟きながら、焼津の夜は更けていく。

焼津温泉 JR焼津駅前足湯 温泉

この旅行記へのコメント （2）

• 前日光さん 2015/02/27 23:20:27

  じじい様とばばあ様に感謝( ･∀･)

  おま。さん、こんばんは。
  
  世の中、何が幸いするか。。。
  
  あの時、じじい様とばばあ様の妨害もなく「六地蔵尊御開帳」に
  うっかり参加していようものなら、雷ゴロゴロの中、歩くことに
  なっていたよね！
  
  暖かい温泉にも、金目鯛の煮付けにもありつけていなかったかもね(￣∇￣)
  
  ゆっくりできて、よかったですねぇ〜
  
  
  前日光

  おま。さん からの返信 2015/02/28 15:18:20

  RE: じじい様とばばあ様に感謝( ･∀･)

  おう、なるほど〜　さすがは、前日光さん！
  
  確かに、言われてみればそうですね。
  じじい様、ばばあ様・・・　感謝、感激、雨、嵐ッ！！！
  
  でも、手前の駅で歩くのを諦めて、
  そもそも大雨の中を歩かなかったかもしれないよっ
  
  ・・・って、ひねくれてみました。すみません。
  
  おま。