2014/06/29 - 2014/06/29
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kalenさん
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6月。
しばらく続いた繁忙期の目途がついたので、花の盛りは過ぎているとは思ったのですが、行ってみたいと思っていた妙心寺の塔頭の一つ、東林院の沙羅双樹を見に行くことにしました。
東林院さんは原則非公開のお寺さんなのですが、1月に小豆粥を、6月に沙羅の花を、10月に灯りを楽しむ会を実施してくださり、期間は各々2W位です。
梅雨時でもあり、ムシムシと(-“-)となる時期なので、基本外出は嫌なのですがその時期のお花なんでショウガナイ。
本物の沙羅の花を見たことがない(ググれば出てくるとは思いますが、それもいまだに実行せず・・・)ため、この花(夏椿)が似ているから沙羅双樹の木とされているのかは不明なのですが、おそらく多くの日本人が≪姿形を知らないのに≫名称を知っている花。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」
古典の授業で必ず習う【平家物語】のあまりにも有名な一説のおかげで。
多くの人が、呪文のようにこの一節を唱えられるっていうのも、すごい話です。
私の目的はお花もですが、食事(精進料理)でもありまして。
ここの住職さんは料理本をお出しになり、教室も開いておられるほどの腕前で、おいしい!!との評判を目にしたのです。
精進料理も実食したことがなかったので、一度は食べてみたい!!、どうせならおいちいのがいいぃぃぃぃ、と思っていたので、予約が要るかなぁ(?_?)と思いながらも、確認もせずに行きました。
ちゃんと、ありつけましたヽ(^o^)丿 神様、アリガトウ〜〜〜
門前に到着したのは、午後1時半くらい。
受付の方に、お茶付にしますか?と聞かれたので、ダメ元でお料理付拝観は終了なんですよね?と聞くと、いえいえ、大丈夫ですよとの返事が。
なので、フルコース(お茶・お料理付)でお願いしました。
入口の小さな前庭から、手入れが行き届いた、素敵な植栽が出迎えてくれます。
本堂に入ると、係の方がぴりぴりとお茶券・お料理券を切り離し、
【料理の準備が出来たらお呼びしますので、先にお茶をいただいてください】と。
お茶は、沙羅の木が植わっている庭を眺めながらいただけるようになっていて、お寺の方が小話をしながらお寺の事や沙羅の花の説明をしてくださいます。
盛りも過ぎた・・・と先に書きましたが、説明によると『見頃』というものがない花(木)なのだそうです。
どういうことかというと【満開】になるということがない、花のシーズン中、ぽつぽつと咲いては散り×10・・・をするので、1輪1輪が咲いた時がその【花】の見頃になるということなのだとか。
よって、電話でも見頃についての問い合わせがよくあるのですが、【いつがいいですかね?】【今でしょう!!】となるそうな(笑)
そう言われれば、沙羅に限らずすべての花がそうだと言えるなぁ・・・と思いながら、奥が深いお話だと思いました。
お茶菓子も沙羅の花に見立てた、目にもおいしいものをいただいているうちに、料理の準備ができました〜と呼ばれ、奥へと。
食事の席は通常の拝観者は入れない、宿坊として使われているお部屋の仕切りを取っ払って一続きにしたところに準備されていて、人も少なく、これまたきれいな庭を眺めながらいただきました。
宿坊は女性限定なので、この機会でないと男性は立ち入れない場所です。
なので、『心静かに落ち着ける庭を見てみたい』男性は、是非料理をいただいてください!!
澄んだ大きな音色を響かせる水琴窟や、飛龍の松(松と槇が一本の木に生えている珍しい木)なども拝見できます!!
(まぁ、【特別公開】【期間限定】という言葉に私は特に弱いので、『やややっ(・o・)!』と結構飛びつくというところもありますが)
お料理は想像よりも量(というか品数)があって、どれもこれも本当においちい(^o^)y-.。o○
精進料理では、湯葉がお肉替わり・・・と聞いたことがあるのですが、食べごたえがあって、なるほど!
そして、胡桃を甘辛い紫蘇でまいたものがあった(←これがおそらく住職さんの手になる一品だと思われます)のですが、お代わりしたいくらい美味でした。
(お土産に売ってないかしら?と思ったのですが、売っていませんでした。。。 残念)
東林院さん拝観後、もう他に拝観できるところはないかな?と歩いていくと、もう一つの宿坊「大心院」さんも公開中との札が出ていたので、これ幸いと入りました。
こちらの入口は少し奥まった細い道側にあり、周りの塔頭は非公開のところばかりなので、気づきにくいかもしれませんが、通年公開のところです。
また、こちらの宿坊は外国人の方の受け入れを積極的に行っておられるようで、私がお邪魔した時も、既にチェックイン(でいいのかな?宿坊も)している人たちがいましたし、その後に入ってきた人達も数名いました。
意外に日本人より外国の方の方が、宿坊の宿泊経験が高いかもしれないですね。
こちらは、おそらく塔頭の中でもかなりの広さを持つところと思います。
泊まりの外国の方以外、拝観者が全くおらず、思う存分枯山水の庭園を眺め、のんびりとした時間を過ごして、家路につきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
門をはいったところ。
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入って、入口門を振り返る。
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ガーデニングとは違いますが、高さとか種類とか、バランスを考えて作庭しているという点は、きっと同じなんだろうなぁ。。。
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本堂までの道もきれいな石畳になっています。
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脇に咲いていた小さな花。
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可憐で、小雨の中とても綺麗に咲いていました。
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しかし落ち葉一つなく、綺麗に掃き清められています。。。
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水連は晴れてても曇ってても、風情があるなぁ。
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頑張って首をもたげていた一輪。
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大切に手入れされている感満ちています。
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石で囲った真中にこれから大きくなるであろう木が。
そして囲みの石の間からもピンクの小花がさいていて、つつましい感じがなごみます。 -
菖蒲かな? 杜若かな?
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いただいた、お抹茶とお菓子。
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餡で編まれた間に、5ミリ角くらいにカットされた寒天が乗っているのです!
細かいお仕事です〜〜(^◇^) -
これが精進料理。
何皿になるのだ(@_@;)と驚きました。 -
ここにも細かいお仕事が!!
大根がこうなるとはっ。 食べるのが勿体ない。。。。
でも、食べましたけどね(笑) -
左の汁物の中身が湯葉なのですが、ぎっちり何重にも巻かれていて、しっかりした食べ応え。
右の茄子もとっても大きい〜〜 -
これがいただいた食事の所から見えるお庭。
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枯山水庭園です。
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蕗の一種でしょうか。
葉っぱがとても元気です。 -
足元の草履置きの石段の傍から、苔と草木が出迎えてくれます。
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宿泊すれば、もしかするとこのお庭を歩かせていただけるのかもしれないですね。
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色目のあるお花が少ない中だったので、とても目を惹きます。
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このお庭は別名『蓬莱の庭』とも言うようです。
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蓬莱は、仏様のいらっしゃる所なので、心安らぐのも当然ですかね。
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これが水琴窟『一壺天』
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2つ竹が出ているのは、同時に2人の人が楽しめるように・・・なのかな?
聞き比べてみましたが、そんなに音色に違いは感じられなかったです(・_・;) -
音色はとても大きく聞こえて、本当に澄んだ響きを聞かせてくれました。
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吊り燈篭。
透かしが素敵なのだ〜 -
奥行きもあるので、かなり広いお庭のようです。
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橋が見受けられるので、下は枯山水特有の「水」を表しているんでしょうね。
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ここは、水琴窟奥にある「おトイレ」の前庭。
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なんの(?)おトイレかと言うと、山名豊国公ご使用のおトイレなのだそうな。
東林院さんは、山名家の菩提寺なのです。 -
なんと床の間付き。
何故に(?_?) 必要かな? 床の間・・・・ -
お名前は【閑寂の庭】ですか。
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くちなしも咲いてました。
白いお花には「甘い」香りのものが多い気がします。
そして、枯れるとその甘さがにじみ出てくるのか、ものすごい速さで茶色に変色してしまうので、扱いが大変(>_<) -
ご飯もしっかり堪能し、お庭も楽しんだので、沙羅双樹の庭へ戻ります。
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その途中にあるのが、この【千両の庭】
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冬の特別公開時にいただける千両は、この庭で採れるものだとか。
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これが大きくなって、赤い丸い実をつけるのですね!!
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その隣(本堂より)の奥っ側に、この【飛龍の宿り木】があります。
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槇の木に松が宿りついたのだそうな。
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最初、≪この札、書き間違い?≫と思ってしげしげと眺めていると、お寺の方が来られて、『不思議でしょう? でも、ちゃんと葉っぱの形が違っているの!!』
確かに!!!
そして、その枝ぶりが天へ昇っていく龍の姿に似ているということから、件の名前で呼ばれる珍しい木です。 -
デザインっぽく置かれている所に、目が行きました〜
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本堂の脇の通路。
踏み石が交互に形を変えて置かれている!! -
そして、等間隔で狛ちゃんたちが〜〜ヽ(^o^)丿
守っているのかな? -
小さい頃は興味なかったのですが、大人になってみると意外に愛嬌があってかわいいなぁ・・・と思うようになりました。
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姿も色々です(*^_^*)
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沙羅の木で作った大きな数珠。
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新緑が目にやさしい。
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『椿』というと、もう少し主張の強いイメージがあるのですが、夏椿は花芽も小さく、ひっそり控え目なお花なのですね。
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でも、つぼみの形を見ると確かに『椿』ですね。
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この本堂前庭に沙羅双樹の木が十数本植わっています。
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禅寺のお寺には、苔も多く使用されているので、雨が少ないと苔が枯れてしまって、眺めがかなり変わってしまいます。
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この夏(2014年)はさほどの猛暑にはなりませんでしたが、どちらかというとカラ梅雨で、私が訪れた前日は雨が降ってくれたので、少し苔が復活していたようです。
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あの奥の戸口から入って眺めると、また違った印象を受けるんでしょうね〜
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苔の上に、落ちた花が彩りを添えてます。
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赤い椿より、落ちていてもコロコロとしていて、さほど寂しくない気がします。
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落ちた姿も楽しめるというのは、花としては珍しいことですよね。
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そして、『満開』ということがない花だというのも、なんとなく納得の光景でした。
桜や躑躅のように、わーーーーっと咲くイメージがわかないですもん。 -
欲を言えば、もう少し苔が緑色であったらなぁ・・・
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花弁より中のおしべとかの方がやたらと大きい。
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石の上にあっても、いい感じ。
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なんとか綺麗に咲き染めている子を発見!!
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このお菓子、是非とも食べたいです(*^_^*)
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さて、東林院さんをあとにしてやってきたのが、大心院さん
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入ってすぐの眺めは、どの塔頭も同じ印象です。 はっきり言って。
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戸口が空いていますが、もちろんここからは入れません。
残念ながら。 -
本堂のお庭。
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奥に見えるのが祖堂。
祖堂はまず見せていただけません。 どちらのお寺さんでも。。。 -
この松、少しかしいでいますが、立派に支えなしで自生しています。
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奥にあるアジサイの青が暗がりでとても映えてました。
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陽があまり当たらないので、やけることもなく鮮やかな色目を保っているのかな。
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小さなお地蔵さんが(*^_^*)
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この奥に見える戸口が、先ほど空いていた所です。
拝観している途中で、閉められました(笑) -
本堂を曲っていくと、宿坊に使われている書院の「旦過寮」さんが見えてきます。
これは、その途中の中庭(?)の眺め -
書院の前もやっぱり石庭になっています。
この石紋作成を一度体験してみたいです。 -
この根の張り方がすごいなぁ(・o・)!と思って、変な角度ですが、収めてみました!!
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ここの苔は陽があまり照りつけないのか、色を保っています。
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屋根にかすりそうな近さで巨木が生えています。
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本堂、とっても広いです〜
廊下がこんなに長い〜〜〜 -
この中庭が樹木(緑)か石庭かでも、部屋からの眺めは断然違いますよね。
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別棟への渡り廊下。
風さえなければ、雨の日の風情はとっても素敵だと思います。 -
こちらの透かしは家紋でしょうかね。
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石組がずれてしまっているあたり、歴史を感じます。
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ものすごく錆ついているのですが、何に使用されたものなのかは不明。
でも、惹かれるのだ〜 -
上のの左隣に下がっていたもの。
これもいいなぁ。。。 -
低い木、高い木。
石で表す水の流れと苔。 -
踏み石が別棟への庭からのルート(渡り廊下ではない)を作っています。
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ほんとにすごい根の張り方です。
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【生きてる!!】という生命力の強さですね。
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本堂を1周しました。
遠目にも、アジサイの鮮やかな青が見えました。 -
本堂入口の屋根。
内(?下?)は桧皮葺になっているのですね。 -
何体もの龍が、立体的に彫られていました。
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本堂入口手前の木。
それほどの大きさではないのですが、支えが入っています。 -
でもよく見ると、不思議な枝ぶりが見えます。
器用なうねりをしています!! -
他にも、真中の木をとり囲むかように、すがりついて一体と化した木が!!
-
見上げるとこんなことになってました。
仲良しさんなんですね〜
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