スイス・アルプスの峠めぐり2014　そこのけそこのけお牛が通る～クラウゼン峠

2014/08/28 - 2014/08/28

クラウゼン峠はスイスの数多い峠道の中ではあまり知名度はありませんが、アルプスを背景に、緑の野に牛が放牧されているのどかな風景はいかにもスイス。
スイスの峠道としては全体になだらかなので、レンタカーでドライブするのも楽しんじゃないかと思います。

ポストバスでは「クラウゼン峠ルート」を利用するのもお勧め。
このルート、ルツェルン湖畔の町フリュエレン、ウィルヘルム・テルゆかりのアルトドルフをへて、クラウゼン峠を越しグラールス州の山岳リゾートの入り口リンタールへ行くものです。

↓「Klausen Pass Route」

http://www.postauto.ch/en/pag-startseite/pag-reisen-und-freizeit/pag-freizeitklick/pag-angebote/pag-gl-klausenpass-linie/pag-angebot-detail.htm

エリア その他の観光地(スイス)

• 旅行の満足度: 3.5

まずはウリ州の州都アルトドルフから

赤い舌を出した雄牛はウリ州の紋章ですが、この紋章にまつわる話を一つ

かつて貧しかったスイス、農家の次男三男坊は国を出てヨーロッパ各国で傭兵となって働いていました

小柄ながらも質実剛健なスイス人傭兵の勇猛さは、ヨーロッパ中に知られていましたが、その中でもウリ州出身の傭兵団はとくに勇猛果敢なことで知られ、そのシンボルである「雄牛」の旗は、戦場ではそれを見ただけで相手が震え上がると言われていたそうです

アルトドルフにいらしたら、このヴィルヘルム･テルの像はぜひお見逃し無いように

町を通り過ぎると、背後の山が徐々に近づいてきます

じきに山道に入ってしまいます

森林地帯を抜けるとあとは一面の放牧地

「牛注意」の看板ですｗ

なんだか屏風のような山ですね〜

今まさに上ってきた九十九折の道が見えています

この日は鳥がいっぱい飛んでました

峠は州境もかねていることが多いんですよねｗ

赤いのはグラールス州の旗です

お！礼拝堂が見えてきました、いよいよ峠です

じゃ〜ん！ここがクラウゼン峠です

標高1952ｍ・・・アルプスの中では低いほうですね

峠には小さなキオスク兼食堂と礼拝堂があるのみ

駐車場もあまり大きくないので、混雑しているときは駐車スペースが見つからないときも(実体験・涙）

せっかくなんで行ってみるか・・・

小さい礼拝堂ですが、とても清潔な感じがします

今年は夏の天候が思わしくなかったせいか、八月末だと言うのに花がまだいっぱい咲いていました

峠の清水

食堂に顔出し看板発見ｗ

もちろん顔を入れて撮ってきましたよ(￣∇￣)

ここの土産物屋でちょっと面白かったのがフエルト製のスリッパです

ヘルメットの汚れがふき取れるように水とふきんが用意されてました

峠のドライブ楽しいんでしょうね〜

では私たちも出発〜

九十九折の道を今度は降りていきます

下り道の先にはウルナーボーデンの谷が見えています

谷に下りていくと、道の左右に広がる牧草地に牛が続々と現れてきました

柵が無いんですけどｗええのんかｗｗ

あっちにも〜

こっちにも〜

目の前にも〜

「牛注意」看板の通りの状態・・・

いつ路上に牛が飛び出してくるかわからないので、かなり見通しのいい道ですが車は軒並み徐行中です

この牛が何を見てるかというと・・・

牛のカップルです　リア獣め！

だんだん近づいてきましたよｗ

かゆいのんかｗ

車のことなんか、もーじぇんじぇん気にしないの

しばらくこんな状態が続きます

例年なら牛たちはもっと山の上のほうにいる時期なんですが、この夏は気温が低かったせいか、今年は牛たちが山を降りてくるのが早いようです

おかげで面白い風景が見られました(￣∇￣)

牛だらけの谷を抜け、リンタールの手前にまたくねくねとした下り坂があるのですが、その途中に小さな駐車場があります

近くに滝があるとのことなので行ってみました

おぉ〜　すごい水しぶきです

滝の裏側あたりまで進めるようでした

ではまた出発

この坂を下りきるとリンタールです

さらにいくつかの村々を通り過ぎていきます

グラールスで休憩しようと思っていたのですが、旧市街に駐車スペースが見つからずスルー（TдT)

ネフェルスまで来ました

村の中心に立つひときわ目を引く建物がこちら、Freulerpalast/フロイラー宮です

17世紀の貴族の館ですが、今はグラールス州博物館になっています

扉の持ち手

中には当時の住居部分がそのまま残されていますが撮影禁止でしたｗ

他にも博物館の企画展示もあって、なかなかバラエティーに富んだ内容でした

↓中の様子はこちらから
http://www.freulerpalast.ch/Aktuell.112.0.html

建物の裏庭もお見逃しなく