２０１４年　南ドイツ（バイエルン州）　ミュンヘン発日帰りの旅　【②ヴュルツブルク】

2014/07/25 - 2014/08/05

７月２６日(土)　２日目　ヴュルツブルク観光

天気：ミュンヘン　晴れときどきくもり　最高気温２６℃
　　　 ヴュルツブルク　晴れ・くもり　最高気温２４℃

【使用した列車 (トラム等除く) 】
　ミュンヘン中央駅 7:50発 → ヴュルツブルク中央駅 9:53着 (ICE726)
　ヴュルツブルク中央駅 16:31発 → ミュンヘン中央駅 19:00着 (ICE1189)

　ミュンヘンから約280km離れているヴュルツブルク。さすがにＲＥ(ﾚｷﾞｵﾅﾙｴｸｽﾌﾟﾚｽ , 急行)やＲＢ(ﾚｷﾞｵﾅﾙﾊﾞｰﾝ , 普通)では３時間以上かかるので、ドイツ高速鉄道ＩＣＥで行くことにします。
　行きはニュルンベルク経由で約２時間、帰りはドナウヴェルト・アウクスブルク経由で約２時間半となっています。


　●ヴュルツブルクでの目的
　　１．アルテマイン橋とマリエンベルク要塞に行く。(当たり前か)
　　２．世界遺産のレジデンツに行く。(当たり前だ)
　　３．マルクト広場の有名なソーセージスタンドの、名物パンを食べる。


　私は、その日の旅が終わると、夜に１時間から１時間半をかけてその日の出来事や感じたことを日記(走り書き)にしています。こうしておくと、いつ読み返してもその日の旅行が鮮明によみがえってきます。その日記を頼りに振り返ってみます。また、私自身経験豊富ではありませんが、初めてのドイツ旅行を考えている方に少しでも助けになるような形になればと思っています。

エリア ミュンヘン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩

2:00 目が覚める。もう１度寝たいが眠れない。
5:00 シャワーを浴びる。
5:30 散歩。朝は寒いくらいの気温だ(17℃くらい)。目の前のミュンヘン中央駅へ。この時間にしては結構人が多いと思った。駅前は雰囲気がいいとは決して言えない。駅周辺はいつも緊張感が走ります。

　とりあえず天気がよさそうなので、ヴュルツブルクに行くことを決断する。６時に切符券売機でヴュルツブルクまでの片道切符(ICE , 2ndクラス , 予約席はとらない)をカードで購入。(71ユーロ)
(カードで購入すると、切符のほかに領収書も出てくるのでお忘れなく)

(切符券売機での購入は、慣れるととても簡単で、言葉の問題がある窓口でのやりとりをしなくても済むし、発着時刻もわかり、いつの時間でも購入でき、いいことずくめです。初めての方に購入方法を紹介したいのですが、残念ながら再現できません。ドイツ語の知識は、ほんの少しあればより楽です。今度ドイツにいく機会があったら、購入シーンを動画で撮っておきたいと思います。)

7:00〜7:20 朝食。最近は食事の写真を撮らなくなってしまいました。今回宿泊のホテルは野菜が少ないので野菜不足は必至です。(ドイツは平均して野菜は少ないでしょうか。)

　目玉焼きのことをドイツ語では「Spiegel Ei(鏡の卵)」というのが面白い。目玉焼きをドイツ語に直訳したらドイツ人は驚くだろうか。

7:40 エッセン(遠いなあ)行きのＩＣＥに乗ります。電光掲示に「ヴュルツブルク」も書いてあります。予想に反して多くの乗客が。残念ながら通路側の座席しか確保できず、車窓からの風景はあまり見ることができなくなりそうです。

7:50 予定通り出発。


(初めてＩＣＥに乗車される方へ。すべての座席には行き先が書いてある電光掲示があります。例えば３４「Muenchen - Essen」と光っていれば、３４の座席はミュンヘンからエッセンに行かれる方の予約席ですので座ってはいけません。３３「　　　」と何も表示されていなければ、そこは自由席ですので、早めに確保されるとよいでしょう。また、ほとんどのＩＣＥには食堂車があるので、コーヒーでも飲みながらの車窓も贅沢といえるでしょう。)

8:30 インゴルシュタット通過
8:55 ニュルンベルク到着
9:52 予定通りヴュルツブルクに到着。

　とりあえず天気は良さそうだ。初めての地は楽しみでいっぱい。ガイドブック通りの風景があるのがいつもながら不思議な感じがします。

駅を出て、南へと進む。遠くに教会が見える。ハウク教会というらしい。

　目の前に「ランニング・スシ」が。ドイツやオーストリアでは回転ずしのことをこう言いますが、すし以外もまわっていたりする。なぜサッポロ？　オリンピックで有名ということなのだろうか。

カイザー通りに戻る。きれいな石畳です。あまり人がいないなあ。

ドイツでも人気？の携帯ゲーム機でしょうか。

カイザー通りを抜けると４叉路に。

４叉路から西の方向を見る。これが有名なレストラン「ユリウス・シュピタール」だ！

目抜き通りのシェーンボルン通り、人が増えてきた。

マルクト広場に到着。良かった、人がいっぱいいる！

かわいい観光バス。

目的のアルテ・マイン橋が近づいてきたようです。

10:25 アルテ・マイン橋到着。いいねえ。

これがマリエンベルク要塞か。マイン川もきれいだ。

橋はいろいろな人たちが見守ってくれているようです。この方は聖キリアン。

橋をわたりきって振り返ってみた。

　橋をわたったところで、ガイドブックを頼りにマリエンベルク要塞を目指します。少し道に迷ったが、結構な坂を少しずつ登っていきます。日頃の運動不足が身にしみるのであります。（写真は登ってくる人たち）

入口らしきものがあるようです。

　へとへとになって登っていくが、次の風景がすべてを忘れさせてくれた。壁によじ登るとごらんの絶景が、このためにはるばるミュンヘンから来たのです！

後ろを振り返ると、要塞から絶景を見る人たちが。あそこにも行かないとね。

遊覧船が見える。いつの日か乗ってみたい。

11:00頃 要塞の内側に侵入成功。ガイドブックによると、マリエン教会という建物です。

　なぜかこの「領主の庭園」をすぐに見つけることができず、要塞内で１０分以上さがすはめに。気づけば１分かからないのでありました。

この庭園からの風景が１番でしょう。

絶景を堪能している、幸せ絶頂の新婚さん。

　さて、帰ることにします。フランケン博物館方向から下山。最初の入口のところに出て右に折れると、ここにも絶景ポイントが。来るときは気が付きませんでした。

12:20頃 再びアルテ・マイン橋へ。

　マルクト広場では、文字通り市場が。市場めぐりが好きになってきたのは齢を重ねた証拠なのだろうか。

　これが、名物のソーセージパン屋さんだ！　結構な行列・・・　３０分も並ぶ、そんなはずはなく２, ３分待ちで買える。(１個 2.0ユーロ)

　名物のパンの名前は「Original Fraenkische Wuerzburger Bratwurst」ということだが、「ブラートヴルスト」「ビッテ！(英語のプリーズ)」で注文。すると、「マスタードはつけるかい？」と聞いてくるので、「ミット・ゼンフ(つけて！)」または「オーネ・ゼンフ(なしで！)」と答えればよい。

　腹を満たした後は、マリエンカペレ、ノイミュンスター教会、大聖堂とまわってみる。ほとんど歩きっぱなしだったので、大聖堂では２０分ほど休憩をとる。

大聖堂から東に300mほど進むと世界遺産のレジデンツが。美しいです。

13:45 レジデンツ入場。(7.5ユーロ)　

　内部は撮影禁止なので、すべてロッカーへ預ける。ガイドブックによると、ドイツ語のガイドツアーだと個人では見学できないところも見学できるとある。最初の部屋ではじまっていたので、これについていくことにした。アジア系は私しかいないようだ。ガイドのドイツ人は結構笑いをとっていたが、無論私は笑わない。断片的に聞き取れる程度ではどうにもなりませんね。

(印象に残ったのは、「バイエルン」を「バイエアン」と発音していたことだ。これは南ドイツ地方の方言だと思う。確かに「er」は「エア」とはいうが)

　個人では入場できない部屋はなるほど素晴らしかったです。ガイドの言葉を日本語に翻訳する道具を開発してもらいたい。

　のんびりと見学することができました。見学後、庭園をみてまわる。日差しが体力を奪っていく。ほとんど水分補給をしていなかったので、やや体調がヤバい状態に。とりあえずの目的も達成したことだし、帰ることにしましょう。

　レジデンツのお土産にヴュルツブルクの2015年のカレンダーを買いましたが、ドイツのカレンダーは月曜始まりがほとんどなので、とても違和感がありますね。
　(ドイツ人「日本のカレンダーは日曜始まりか、とても違和感があるなあ」)

　レジデンツからの帰り道、実は迷ってしまったのですが、適当に歩いているとまたしてもすし屋が。「スモウ・スシ・バー」　よく見ると元横綱の顔が。

　何とか最初のカイザー通りに戻り、急いでスーパーへ。いちごミルクとミックスジュースを買う。すぐそばのベンチで休憩。
　ふむふむ、いちごミルクは消費税７％で、ミックスジュースは消費税１９％か。ドイツに来るたびに考えさせられる、日常品とぜいたく品との差とは？

15:55 ようやくヴュルツブルク中央駅に戻ってこれた。

　駅の掲示盤。右側の白い部分を見ると、いくつかの遅れが出ているようです。ミュンヘン行きを探すと、16:31発のＩＣＥが。ところが、ニュルンベルク経由ではなく、ドナウヴェルト経由とある。これはラッキーと考え、これで帰ることにする。今回の旅の目的の１つ、ネルトリンゲンは、ドナウヴェルトで乗り換えるからどんな駅か見ることができそうだ。

切符券売機で購入。(71ユーロ)
行きのときのように混んでなければよいが。

予定より少し遅れて、16:35 発車。
車内はガラガラで、乗客はまばら。これは逆に拍子抜け。高速鉄道ローカル線といったところか。４人がけに１人で座り、足も延ばし放題でした。

(このあとは写真がないのが残念・・・)

マイン川沿いの美しい車窓。１５分ほどすごい雨。

17:06 シュタイナハ通過（この駅はローテンブルクの入口です）
17:27 アンスバッハ通過
18:10 ドナウヴェルト到着、まあまあ大きい。
18:29 アウクスブルク到着
18:58 ミュンヘン到着。

日記を読み返すと、晩飯を食べていない。相当疲れていたようです。

ヴュルツブルクは人口１３万人。うらやましいほどの観光客でした。
日記には、「今日は結果的にハードだったので明日はミュンヘンにするか。」とある。何といっても旅で一番大事なのは健康ですね。