台北・ライブ三昧と中国語腕試しの旅（二泊四日）・1日目

2014/07/04 - 2014/07/07

初めて旅行記を投稿します。初めての海外一人旅が思いのほか楽しく充実していたため、ちょっと時間が経ちましたが書いてみることにしました。

今回の旅の目的は、三夜連続でライブに行くこと、そして長い間勉強してきた中国語を駆使して台湾人と楽しくお話しすること。


一日目はSumingのライブ。
ではスタートです。

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: バニラエア (運航停止)
• 旅行の手配内容: 個別手配

でました。一行目！
まだ閑散としている成田空港から朝一番で飛び立ちます。

雨です。空港内はバスで移動し、タラップを使います。飛行機大好きなのでこれもまた楽しいものです。

どこかのLCCの特集記事で「バニラエアのバニラクリームパンはおいしい」というのを聞いてましたので、さっそく注文。珈琲と合わせて400円くらいだったかな？中のクリームがシュークリームのようなゆるーいクリームです。
でも冷えていたせいか、あまりおいしく感じませんでした。
私は小柄なほうなので、座席はあまり窮屈には感じませんでした。

これから帰国するまでスマホはずっと機内モードです。

桃園空港第一ターミナル到着です。屋根の曲線がピカピカの床に反射して美しいなあ。

…などと写真を撮っていたら同じ便の集団からはぐれてしまいました。すぐ追いつきましたけどね。

私をこんなに大勢の女性たちが出迎えてくれました。あ、違うか。
誰か芸能人が来るのでしょうか？さっそく近くの若い女の子に「誰を待ってるの？」と聞くと知らない名前が。「台湾人？」「ううん、韓国人」とのこと。無愛想な女の子でしたが、記念すべき中国語会話第一号です。やった、しゃべった！

モノレールで第二ターミナルへ移動します。（モノレールからの写真）
第二ターミナル２階にセブンイレブンがあり、そこにibonの端末があればチケットが入手できるはず。市内にいくらでもセブンはありますが、すぐにチケットを手に入れたいのと、空港内をぶらぶらするのが好きなのでわざわざ移動します。

セブン到着。ibon端末ありました！ネット予約時にもらった番号を入れる簡単な操作でチケットゲット！やった！これで明日とうとう宇宙人に会える〜！！ありがとうセブンイレブン！ありがとう！ibon！

お腹もすいたので、第二ターミナル地下のフードコートで昼御飯。
タピオカで有名な「春水堂」の定食。功夫麺とタピオカミルクティーと、正体不明な黒い塊のもの。あとで調べたら「もち米の鴨血固め」だそうで。プロレス技みたいな名前です。食感はいいのですが、付け合せとしては量が多かったかな。

さて、私が食べている時、ちょっとした事件が。私の前の席で女同士の口げんかが勃発したのです。混んでるんだから、席を開けろとかそういう内容のようでした。中年女性二人がフードコート中に響くほど威勢よくけたたましくやりあっていて、私は「すげ〜」と思いながら「他人ですからオーラ」を出しながら一人黙々と食べていました。かなり長い口論の結果、一方がすごすごと退散し、もう一方の大家族を引き連れた女性が私の前に座りました。
私は「やさしい日本人」として、席をつめてあげたりしながら話しかけました。彼女は花蓮の方で大陸から家族が来たらしいです。さっきまであんなにエキサイトしていた人とは思えない穏やかな表情でした。
私としては、到着するなり本場の口喧嘩（？）が見られてちょっと得した気分でした。

空港から国光客運バスで台北駅に到着。
話は前後しますが、空港のバスターミナルで「どこにいきたいの？」と聞かれ、地図を指し示した時にそのまま地図をカウンターに置き忘れてしまったようです。ガイドブックの別冊だったので、ガイドブックの情報と連動できず困りました。その後は行きたい所をいちいちスマホで調べなければならず、ちょっと時間ロスになりました。

台北駅で、台北鉄道のショップと地下鉄のショップを物色しつつ、地下鉄で忠孝新生駅そばのKDMホテル（凱統大飯店）へ。ちょっと古い感じですが、掃除は行き届いていてまあまあいい感じです。

ホテルの窓から地下鉄の忠孝新生駅入口が見えます。（写真左下）

ここまでですでに暑さで汗だくだったので、洗濯と昼寝。ホテルのハンガーはポールにくっついていて外せなかったので、日本から持ってきた針金ハンガーが洗濯ものを干すのに活躍しました。
一休みしたあと華山文創園区方面へ日傘をさして歩きます。（台湾の人も結構日傘さしていました）
いや〜、まじで暑い！

華山文創園区に入りました。

一回りしてもLegacy台北の場所がわからず、インフォメーションで聞きました。これは映画館のところ。この裏のトイレが、昔の木造小学校のトイレみたいでとても風情がありました。手を洗うところが長い流し場でタイル貼りで。写真を撮らなかったのが残念。

とうとう見つけた！Legacy台北！
うわー、こんなところなんだ〜！台湾音楽好きの私にとってここは「聖地」です。今、自分がここにいることが無茶苦茶うれしいです。
実は今夜はSumingが見たいというよりもLegacy台北に来たかった、という方が正しいかもしれません。Sumingファンのみなさんには申し訳ない。（でもライブ聞いて好きになりましたよ。）

正直申しますと私が最も好きな台湾バンドは、TizzyBacと宇宙人なのです。
この翌日、つまり宇宙人が松山でライブをやるまさに同じ日にTizzyBacの主唱の陳恵ティン（女へんに亭）がLegacy台北でライブ予定でした。（写真左のポスター。）
TizzyBacと宇宙人両方好きな私は、もう頭かきむしっちゃうような状況でしたが、TizzyBacは日本で２回見たし、宇宙人は初めてだしチケット買っちゃったし、というわけで陳恵ティンをあきらめました。ぎりぎりまでハシゴできないか策を練りましたが離れているので無理。後日の情報によると陳恵ティンはサイン会もあったし、本人自ら飲み物をふるまったらしいし、会って話したかったな。（宇宙人に行く前にその日Legacyだけで限定発売される彼女のCDは買いに行きました。）

さて、話をSumingに戻しますと、今日私はチケットを持っていないわけであります。
そこで既に並んでる人たちの一人に声を掛けました。「今日はチケット売りますか？」みたいなことを。すると「どうかな？聞いてきてあげようか？あなたはどっから来たの？」みたいな感じで、きっと私の中国語は下手なのに一生懸命相手をしてくれました。「さあ、知らない。」で終わってしまってもおかしくないシーンなのに。
実際係員に聞いていただいて、どうやら後でチケットは発売するようだからここで待ってれば？ということでしばらく、というかずっとその方たちと中国語やら英語やら日本語やらでお話ししました。そもそもその一団はSumingのコアなファンの方々だったらしく、日本の方も数人いらっしゃいました。
帰国後振り返ると、この日のこのライブ前のひとときが、今回の旅行で一番楽しい時間でした。ライブ前の浮かれた気分もあり、普段口数のすくない私が、なぜかずっとしゃべってた気がします。
そして「私たちはいつも最前列で観るのよ。一緒に観ようよ。」みたいなことを言われ、最前列でみることに。
僭越というかおこがましいというか、曲もたいして知らないのに最前列で見るなんて熱心なファンの方々に申し訳ないです。でも楽しそうだから行っちゃいます、はい。

これが舞台。はじめはkachimba4という沖縄のバンドとの共演、次に原住民の男の子たちと共演、次にクラシックの弦楽器の女性たちと共演。もりだくさんの内容でお客さんを楽しませようという情熱を感じるパワフルなステージでした。どれも素晴らしかったのですが、私は最初のkachimba4との共演がノリがよくて一番楽しかったかな。
観客はずっと立ちっぱなし。おばさんにはちと辛いのですが、幸い最前列には柵があって寄りかかれたので楽でした。

で、ライブ終了。「サイン会やるから並んでね〜」ということで、並んでみます。これが台湾名物（？）ライブ後のサイン会か〜。わくわく。

まずはkachimba4の方々にチケットにサインをいただきました。陽気な方々。日本で近くでライブがあったら行きたいな。

そしてSuming。その場で買ったCDにサインをいただきました。
今回のライブで「shingo」という素敵な曲があり、我的老公の名前と同じだったので、それを告げたら、「ハッハッハ〜、そうなんだ〜、へえ〜」と陽気に笑ってくれました。
純朴かつかっこよく魅力的な男性でした。日本からわざわざ来るファンもいるというのもうなずけます。

さて、今日はここまで。歩いてホテルに帰ります。

夜10時半頃の華山文創園区。なんだかすっごくいい雰囲気です。近所の人が涼みに来てたり、スポーツバーみたいなところではW杯サッカー見ながらほろ酔いになってる人がいたり。次に行った時は昼からゆっくり散策したいです。

お仲間に恵まれたことも印象を良くした要因でしょうね。あの場所でお会いしたみなさん、こんなおばさんにお付き合いいただきありがとうございました。

おやすみなさい。で、明日につづきます。