2014/08/24 - 2014/08/31
68位(同エリア434件中)
youさん
インドネシアには、古代から栄えた仏教遺跡や伝統文化が残されています。これらを見たくて乾季の8月にジャワ島とパリ島とを訪れました。
パリ島とジャワ島内の観光は、個人手配のガイドとドライバー付き専用車で巡ります。
表紙の写真は、ボロブドゥール遺跡の最上段からのサンライズ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
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8月27日 デンパサール15時10分発 GA253便にて、ジョグジャカルタに15時30分到着(1時間の時差あり)。
上空から見るジョグジャカルタの街並みです。古都の様で高層の建物はほとんど見当たりません。 -
ジョグジャカルタでの宿泊は、NOVOTEL YOGYAKARTA(4☆ プール、バスタブ、朝食付きで約11000円/1泊 LE CLUB ACCORのサイトから予約)。ここに3泊します。
空港からホテルまではタクシー。途中渋滞していましたが約30分で到着(7万ルピア) 。 -
8月28日
ホテルを4時に出発、周囲がまだ暗い中、ボロブドゥール遺跡からのサンライズ鑑賞に向かいます。
現地旅行社が扱う12時間の専用車を利用します(日本語ガイド、昼食、夕食、入場料等込みで、前日に交渉して200$/車)。
約1時間後、遺跡内にあるホテル入口に到着。サロンと呼ばれる腰巻を着け、ライトを借りて暗闇の中を最上段まで登ってきました。 -
周囲が明るくなってきましたので、トップの仏塔を見ながら時計回りに3周して、世界平和と家内安全等など・・・祈ります。
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このボロブドゥール遺跡は、8世紀〜9世紀頃、この地方を支配していた王朝によって、約50年かけて建造されたと言われている仏教遺跡です。
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イチオシ
6時前、東の空の雲間からのサンライズです。
霞みがかかったような空ですが、ボロブドール遺跡から御来光を参拝する・・という今回の旅の目的を達成することができました。
なお、贅沢は言いませんが、天気がもっよければムラピ山も見えるはずなんですけど・・・。この遺跡は、ムラビ山の火山灰に1000年もの間埋もれていたのです。 -
中心の大きなストゥーパ(仏塔)を見上げています。多数のストゥーパの中には、いずれも仏像が安置されています。
インドからこの地まで仏教が伝来し、当時は高度な仏教文化が花開いていたことを示す大きな建造物です。
しかし、現在、インドネシアの仏教徒は人口の1%以下と少数派であり、イスラム教が主流となっています。 -
基壇部分にはブッダの生涯を描いたレリーフが彫られています。
ガイドの説明を聞きながら、回廊レリーフを見ながら、時計方向に一周します。 -
ブッダを身ごもった夢を見る夫人の図・・・・
ブッダが成長し、悟りを開き、仏教伝道の旅に出て行く・・・最初は丁寧に説明を聞きますが、途中から時間がかかりすぎるので急ぎ足で一通り見ます。
キリスト教社会を巡ると、イエスの生涯が教会のステンドグラス等に見られますが、ここはその仏教版です。 -
レリーフ回廊の床。
ジグゾウパズルの様に敷石が組み合わされ、敷石がずれないような工夫がなされている、歩き易い通路です。 -
イチオシ
最下層から最上層に続く階段を振り返って見ています。階段を覆うアーチ状のゲートは、石材を少しずつ内側に出していくという持ち送り構造になっており、上部に鬼面カーラが描かれています。
このゲートを潜って上に行くに従い、悟りが開かれる・・・とのことですが、暗闇の中を登っているときは何も考えていませんでした。う〜ん・・・何も考えないことが悟り・・・ということかも。 -
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イチオシ
下の層から見る遺跡です。登る時は暗くてよく分からなかっのですが、改めて見ると巨大な建造物です。
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遺跡から東方向に延びている参道。
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少し離れて遺跡の全景を見ています。
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説明パネルによれば、遺跡の大きさは、高さ約33m、一辺が約120mのほぼ正方形のレベル1〜2の基壇上に、レベル3〜レベル7の5層の方形基壇と、レベル8〜10の3層の円形基壇が積み重ねられています。
遺跡内部に空間はなく、基壇1〜2の奥に隠れた基壇がある二重構造となっています。 -
遺跡の敷地内に建てられているホテルに戻ってきました。お借りしたサロンと電灯を返却して、ボロブドゥール遺跡が見えるレストランでお茶と軽食などいただきます。
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車で約5分移動して、ムンドゥッ寺院に来ました。
9世紀初期に建立された仏教遺跡(世界遺産)です。 -
寺院内部には高さ3mの釈迦像、両脇に菩薩像が安置されています。
世界で最も美しいと評判の仏像たちです。 -
寺院の側面には多くのレリーフが描かれています。
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寺院の隣には巨大なガジュマルの木があります。
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朝の田舎道を走り、9時過ぎにホテルに戻り、遅めの朝食をとります。
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11時、ジグジャカルタの市内観光に出かけます。
1756年に創建された王宮に来ました。
ここは、長年ジョグジャカルタを統治してきた歴代スルタン(王)の宮殿で、現在もスルタンが実際に暮らしている住居です。 -
境内には、儀式の間、接見の間、宝物殿などの建物があります。
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見学に来ていた中学生たち。
中学生たちに取囲まれ、英語学習のための宿題なのでしょうか、インドネシアに関するアンケートに答えたり、サインを求められたり、写真を一緒に撮ったりと、チョットだけ人気者になりました。 -
伝統的な音楽に合わせて踊る、伝統舞踊等をしばらく観賞します。
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王宮を守る兵士・・・ジャワ伝統の民族衣装を着て観光客のお相手をしているボランティアのおじさん達です。
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ランチの後、メインストリートのマリオボロ通りに来ました。
道沿いには、スーパーマーケット、レストラン、ホテル、バティック専門店、衣類店などが建ち並んでいて、多くの人で賑わっています。 -
6時過ぎ、周囲が暗くなりました。道路脇はいつの間にか屋台が並んで、レストラン街になりました。
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スーパーマーケットの入口でガイドさんにピックアップしてもらい、レストランに来ました。インドネシアの民族音楽を聴きながら夕食をとります。
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野外劇場に移動しラマヤナバレイを観賞します。
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ガイドさんからストーリを書いた説明書をもらいましたが、会場が暗くてよく読めません。ストーリが分からなくても、華麗な舞踊を充分堪能することができました。
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出演者が全員集合です。
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8月29日 午前中はホテルの周囲を散策します。
小さな川沿いの脇道を歩きます。 -
イチオシ
紅白の旗のアーチが並ぶ部落にきました。インドネシアの国旗は、白色と赤色の横じまですが、それとは違う旗です。
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通りが自宅の庭先として使われている感じの部落に来ました。子供らがニワトリを追いかけたりしていて、のどかな風景で〜す。
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玄関先でくつろいでいた住人に招かれて、彼のお宅に入れてもらいました。
何か大きな凧を手作りしていたところだ・・・部屋の写真を撮って行け・・・と、多分言っていたようなので、お言葉に甘えてのショットです。
この国の普通の家の暮らしを垣間見ることができました。 -
広場で闘鶏を楽しんでいるようです。
近づいてしばらく見学させてもらいます。2羽の鶏が、首の毛を逆立たせて地上高く跳躍したり、相手に跳び蹴りをしたりと結構興奮してきます。
勝負が決まりかけたころ合いに、裸の男性は自慢の鶏をまるで我が子のように抱き上げ世話をする姿が印象的でした。 -
11時 ランチとヒンドゥー教美術文化の象徴であるプランバナン寺院群の観光に出ます。
現地旅行社が扱う6時間の専用車を利用します(日本語ガイド、昼食、入場料等込みで、交渉して100$/車)。
中心となる寺院群への正面に来ました。中央の一番大きいのがシヴァ神殿で、高さ47mあります。 -
中央にそびえ建つシヴァ神殿を見上げています。
神殿の外壁には、古代インドの叙事詩ラーマヤナをモチーフとした細かなレリーフが彫られています。なお、この神殿の中には、2014年8月現在工事中で入れませんでした。 -
神殿の基壇には、中央が獅子,その両側に天界の木のレリーフが彫られています。
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イチオシ
シヴァ神殿の右側にあるヴィシュヌ神殿の回廊から、シヴァ神殿を見上げています。
回廊に沿って一見仏塔かと思うような円柱状の構造物が多数並んでいます。ガイドの話では、円柱状のものは男性、その下にある円形のものは女性のシンボルとのこと。子孫繁栄を願うシヴァ神のシンボルなのでしょうか。 -
ヴィシュヌ神殿の中に安置されている像。
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シヴァ神殿の手前にこのような3つのヴァーハナ堂(乗り物堂)があります。
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石段を上って1つのヴァーハナ堂の中に入ってきました。
中にはシヴァ神の乗り物である牝牛像が、シヴァ神殿の方向を向いて安置されています。 -
シヴァ神のシンボルが多数ありすぎて気になります・・・。
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イチオシ
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敷地内に石材が大量に置かれています。これらは神殿を取り囲むように建てられていた小祠堂のもので、総数は240基もあったとのこと。現在修復中ですが、元の形に戻るのはいつになるのでしょう・・・。
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この遺跡公園は芝生広場や林が整備されています。
芝生広場の脇から観覧バスに乗って、北側の地区に移動します。 -
移動の途中に右側に見えるルンブン寺院。
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遺跡公園内の一番北側に位置するセウ寺院に来ました。
入り口の両側には、守護神クベラ(通称は巨人を意味するラクササ)像が門番のように置かれています。奥の神殿のトップには、あのシヴァ神のシンボルが据え付けられています。 -
ガイドの案内で、ジャワ・バティック店と銀細工の店等に立ち寄り、下町の市場に連れてきてもらいます。
物は豊富の様ですが、暇そうな店員が目立ちます。ガイドの話では、インドネシア経済は、米国の影響を大きく受けており、最近のドル高で物価が上がり始めたとのことでした。 -
裏通りの古い家が並ぶ通りです。
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日本製の車やオートバイが行き交う通りです。インドネシアは、日本からの投資も多く、日本と経済的結びつきが強い国の一つと感じます。
奥にC○SIOと書かれた黄色のアドバルーンが、インドネシアがんばれ・・・と揺れていました。
8月30日 ジョグジャカルタ10時05分発GA205便、ジャカルタ13時05分発GA874便、羽田22時35分着で帰国。
最後までご覧いただき有難うございました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- pedaruさん 2014/09/17 06:23:15
- 遺跡だけでなく
- youさん お早うございます。
夜明け前の遺跡、サンライズ、日本で見る同じ太陽が、ここでは特別なものにかんじられるようですね。素晴らしい雰囲気ですね。
もちろん遺跡もいいのですが、楽しい街歩き、普通の民家に招き入れられて、写真をどうぞ、こんな経験なかなか出来ませんよ。youさん人柄がこんな幸運を呼ぶのでしょうか、・・・この後、なんか要求されなかったですか?
伝統舞踊も楽しそうですね。旅の楽しみに色を添えてくれるものですね。ジャワ島も行きたくなりました。
pedaru
- youさん からの返信 2014/09/17 23:27:21
- RE: 遺跡だけでなく
- pedaruさん
旅先で迎えるサンライズって、いつもワクワクして、新鮮な気持ちになれて、太陽に向かって祈ることで、心が洗われ明るい1日が始められる・・・ということで、好きなんです。
> もちろん遺跡もいいのですが、楽しい街歩き、普通の民家に招き入れられて、写真をどうぞ、こんな経験なかなか出来ませんよ。youさん人柄がこんな幸運を呼ぶのでしょうか、・・・この後、なんか要求されなかったですか?
いつも街歩きするときは、地元の人達とのチョットした出会いを期待しています。なので、インドネシア語の挨拶程度を覚えておき、今回は道路で遊んでいた子供に最初に声をかけ、一緒にニワトリを追いかけていたところ、その子供のお祖父さんに家にどうぞと・・・と招かれました。それで遠慮なく、お宅に入れてもらいました。勿論、何も要求されませんでしたョ。インドネシア語の「トゥリマカシ」を何度も言って、笑顔でお別れしました。
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