2008年末→2009年始の イタリア　８　《ローマ・フィレンツエ・シエナ》1月1日　シエナを歩く。。。大聖堂ドゥオーモ　

2009/01/01 - 2009/01/01

2009年1月1日。国鉄シエナ駅から１０分ちょっと、バスを乗り継いで旧市街のマッテオッティ広場に着いたのが　13時前。

カンポ広場と　キージ・サラチーニ宮を見学の後は　サラチーニ宮から　すぐの　シエナ大聖堂を見学します。

見所が多いシエナですが　元日は　やはり休みのところが多く　街並みだけでも見れれば　良し、と思い　やってきましたが　大聖堂や　その向いにある　サンタ・マリア・デッラ・スカラ救済院は　休日でも見学できました。


旅の行程

2008年12月30日、アリタリアで　ローマへ。

12/30ローマ１泊

12/31.1/1.1/2 フィレンツェ３泊（シエナ日帰り）

1/3 ローマ１泊 の５泊７日　

お正月休みに　目一杯駆け抜けた　イタリア記　です。

エリア シエナ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

大聖堂の前にそびえる　シエナの　シンボル
「狼と双子」

市庁舎や　シエナの街中　あちこちに　この像は見かけられます。

大聖堂のファサードには　落ち着いた色調のピンク色の大理石が　ふんだんに使われています。

白と暗緑色の大理石を縞馬模様

ニコラ・ピサーノによって作られた　説教壇。　はっきりと見えませんが　台座部には　ライオンの像。

クーポラの装飾と　縞模様がほどこされた大理石の柱、
昨年　コルドバでみた　メスキータを思い出させる　
エキゾチックな印象です。

聖堂の　床全体には　５２枚のモザイク、床面装飾が
施されています。

ピッコローミニ図書館の入り口。

1492年に、時のローマ教皇ピウス三世が、叔父であり、先代の教皇であったピウス二世（アエネアス・ピッコロミーニ）が持ち帰った蔵書や写本を保管するため大聖堂内に　建設を命じました。
宗教活動が盛んであったシエナからは　多くの教皇が　うまれています。

ピッコローミニ図書館
ピウス2世の生涯を表すフレスコ画が　
爽やかな色彩で　壁面に描かれています。

部屋の中央には「三美神」The Grazie像が置かれ
華麗な雰囲気。

壁一面にピウス二世の生涯が、ルネサンス期の画家ベルナルディーノ・ディ・ベット（ピントリッキオ）によって　フレスコ画で描かれています。

シエナの　繁栄を　物語るドゥオーモ、
産地の異なる大理石で　施された縞模様の柱が
とても印象的で　
フィレンツェのドゥオーモとは　また異なる
美しい空間を　堪能しました。

シエナの　シンボル
「狼と双子」
ローマのシンボルでもある　「双子に乳を飲ませる狼」 ロームルス とレムスの双子の兄弟は　王位継承権を持つローマの建国神話に登場する双子の兄弟で、ローマの建設者。 ローマ市は紀元前753年4月21日にこの双子の兄弟によって建設されたと伝えられています。

ローマ建国の双子の兄弟の一人、レムスの子であるセニウスとアスキウスは　父(レムス）を殺したロムルスの元を逃れた。
二人は白と黒の駿馬を馳せ　トスカナにたどり着く。　シエナの地であるカステルヴェッキオの丘に要塞を築き、二人が　アポロとディアナの祭壇に　捧げ物をすると　それぞれの祭壇から　白煙と黒煙が上がった。これがシエナの建国の起源。

この　ローマ建国の神話を　シエナの建国にも結び付けようと意図したのは　栄光ある都市であった古代ローマに　起源を持つことを望んだ　シエナの人々の　プライドであったのでしょう。　

次は　大聖堂の向かいにある　サンタ･マリア･デッラ･スカラ救済院を見学します。