2008年末→2009年始の イタリア　１０　《ローマ・フィレンツエ・シエナ》1月1日　シエナを歩く。。。夕暮れ。迷子の夫を探して　大汗の カンポ広場。

2009/01/01 - 2009/01/01

放ったらかしにしていた　2008年末から2009年始の　イタリア旅行を振り返ります。

2008年12月30日、アリタリアで　ローマへ。

12/30　ローマ泊

12/31　フィレンツェ泊　

1/1　　シエナ日帰り　フィレンツェ泊

1/2　　 フィレンツェ泊

1/3　　ローマ泊 の５泊７日　

元日。フィレンツェから列車でシエナに来ました。
観光客でにぎわう　シエナの街歩きです。

エリア シエナ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

写真　左手の　サンタ・マリア・デッラ・スカラ救済院の見学を　終え
シエナの街を　歩きます。

元旦。　シエナには　バスが着く毎に　観光客が　降り立って来ます。

ドゥオ−モから　チッタ通りを　カンポ広場へと　戻ります。

食料品店の店先の　葡萄が　とても美味しそうです。

「白と赤、どちらの葡萄が　甘い？」と訊いてみたら
「白い方が　とても甘い」　との言葉を信じ
ひと房　買ってみました。

こんな　寒い時期に　何処からきた葡萄かしら？と
思いつつも　店の人に　確認するのを忘れてしまいました。

猪の頭が飾られた　この　お店、
ひっきりなしに観光客が　出たり入ったり。

店の中は　一杯で　ついに　入る機会を失ってしまいました。

閉まっている店の　ウィンドウを眺めながら
昼食に　入れそうな店を探しますが　
３時も過ぎると　店じまいするレストランばかり。

カンポ広場の周りの　ピッチェリアは　観光客目当てで　値段の割りに　味はどうなのか？ と思いつつ
隅っこに小さな間口を開けた 　ピッツェリアに入ります。

2007、トスカーナ産ビアンコ、　美味しい。

プロシュート、サラミ・・・上に乗ってるのは　レバーペストと　トリフのカナッペ。

盛り方は雑　でも　味は　美味しいトマトソースのパスタ。　

ホワイトソース味の　変わった形のパスタも グ〜。

ドルチェは　アイスクリームのケーキ。

飛び込みで入ったにしては
美味しいピッツェリア　でした。

４時半、遅い昼食を終え　広場に出ます。

イルミネーションが灯り始め　それに合わすかのように
バスターミナルの方向から　人が　寄せて来ます。

市庁舎も、美術館も　その隣のマンジャの塔も
元旦は　休館。

塔の真下にある　「広場の礼拝堂」と呼ばれるロッジア、
１４世紀に建てられた当時そのままに、
見学できるのは　ここいらだけ。

上を見上げると　マンジャの塔。

シエナの　シンボル
「狼と双子」
ローマのシンボルでもある　「双子に乳を飲ませる狼」 ロームルス とレムスの双子の兄弟は　王位継承権を持つローマの建国神話に登場する双子の兄弟で、ローマの建設者。 ローマ市は紀元前753年4月21日にこの双子の兄弟によって建設されたと伝えられています。

ローマ建国の双子の兄弟の一人、レムスの子であるセニウスとアスキウスは　父(レムス）を殺したロムルスの元を逃れた。
二人は白と黒の駿馬を馳せ　トスカナにたどり着く。　シエナの地であるカステルヴェッキオの丘に要塞を築き、二人が　アポロとディアナの祭壇に　捧げ物をすると　それぞれの祭壇から　白煙と黒煙が上がった。これがシエナの建国の起源。

この　ローマ建国の神話を　シエナの建国にも結び付けようと意図したのは　栄光ある都市であった古代ローマに　起源を持つことを望んだ　シエナの人々の　プライドであったのでしょう。　

あたりも　薄暗くなり 帰りの　電車の時間も気になり始め
広場を後にします。

薄暗いとはいえ　時刻は　まだ４時４５分。

６時２０分の　電車の時間までには　少し余裕もあるし・・・

あたりの　イルミネーションも冴えてきたし・・・

機嫌よく　焼き栗を買って　頬張っている連れ合いに
「夕暮れ時の　ドゥオーモ広場のツリーを見に行こう」と提案するが
予想どおり　いやや　との答。

ならば「ここで待ってて　　すぐ戻るから」と
念には念を押し、デジカメ握り締め　坂の上のドゥオーモへと
急ぎます。

近道の階段を駆け上り　広場に　出る。

もっと暗かったら良いのに・・・と思いつつも
連れ合いを待たせての事で　長居はできず 引き返えします。

と、このあたり　焼き栗屋さんの
この辺で　待ってて、と念を押したはずなのに

居ない・・・（怒

全くと行っていいほど道を覚えない　連れ合いが　もと来た道を引き返し
バスターミナルまで戻るなんて　ありえない、と
あちこち探すが　姿は見えず．．．

このとき　時刻は４時５５分。

さっきから１０分しか経ってないのに。。。

バス停のグラムシ広場まで　探しながら歩く。

（心焦るわりには　写真撮りながら　探す・・・私。）

バス停には　やはり姿見えず。

今　あがってきた　緩やかな坂道を　また引き返す。

コートの中は　汗、汗。

二股に分かれている道の　坂を下る別の通りを、奴が、もし、行けば、
見つからないかも・・・・と　心配しながら 　小走りに　行く私と、　すれ違う寸前に　見つけたぁ！

栗をパクつきながら　「やぁ！！」

待ち合わせ場所に　立っていた。　と
言い張る連れ合いを　突き詰め、
やはり　店のウィンドウを覗きながら　ウロチョロしていた事を
認めた。

数あるバス停の　どのバス乗り場で待てばいいのか
地元住人ふうな　オバサンに　親切に教えてもらいましたが。
３０分近くも走りまわった後で　クタクタ〜。

そこに来合わせたタクシーに　駅まで乗せてもらいます。

５時４０分。　５分ほどでシエナ駅に到着。

駅前の　バスターミナル。

そして　フィレンツェへ

ヤレヤレ〜〜

座ったとたんに　爆睡・・・・