2014/07/18 - 2014/07/28
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worldspanさん
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今回キルギスは、四回目の訪問。現在こそカザフスタンもビザが不要になったが(2014年時点時限的だが)、これまでキルギスは中央アジア唯一ビザが不要な国だったので、中央アジア旅行でベースに滞在することが多かったことも理由に挙げられるが、人見知りをしない国民性やロシアのスパイスが効いた文化、自由な雰囲気、そして大自然・・・、キルギスは私を魅了してやまない。しかし私のキルギス初訪問はあまりに盗難車の犯人と旅をすることとなり、衝撃的で、キルギスへ二度と行きたくないと思っても不思議ではなかった・・・。
初訪問は2003年11月上旬、首都ビシュケクでも雪が降りとても寒かったことを今でもよく覚えている。ウズベキスタンのフェルガナからアンデジャンに足を伸ばして陸路歩いてキルギスに入国した。入国ポイントの最寄りの町、オシュへ到着したのは夕方、私はオシュからビシュケクを目指した。オシュは首都ビシュケクに次ぐキルギス第二の都市、しかし二都市間に天山山脈の支脈フェルガナ山脈等が連なり、往来の行く手を阻む。幹線道路は山脈の裾野を縫い、3500mの高地を車で越さねばならず、両都市間を14時間以上かけて乗り合いタクシーが走っているが、交通事情は非常に脆弱だ。乗り合いタクシーは、「タクシー」と聞けば響きは良いが、実際には白タク、売り上げのために乗用車に定員ギリギリまで乗客を乗せるため、14時間も乗っていると、満員の車内は大変圧迫感があり、疲労度は高い。
私はオシュの乗り合いタクシー乗り場で、ビシュケク行きのタクシーを見つけ、当時ビシュケクまで14時間の移動で25ドル程度支払った。乗車時にトランクへ荷物を積もうと後ろに回ったが、その時ナンバーにふと目が止まった。車はキルギスナンバーではなく、ロシアナンバー、「タクシーが何故ロシアナンバー?」、この時疑問を感じたが、ロシアナンバーが危険性を訴えているとも感じることなく、タクシーに乗り込んだ。
我々は夕方6時半に出発し、22 時頃ジャララバードを過ぎると、いよいよフェルガナ山脈の峠越えが始まった。車のエンジン音も大きくなり、スピードも鈍る。そして暗闇の車窓からでも確認できるほどの積雪だった。道路は次第に溶けた雪で路面が濡れ、雨の中を走っているような走音がしはじめ、やがてシャーベット状の雪の上を走る音に変わった。そして車は急激にスピードが落ち始め、遂にタイヤがキュルンキュルンと空回りし始めた。終いに車が前へ進まなくなるどころか、タイヤが空回りし、坂道からずり落ちる。すると運転手は車を路肩に止め、全員に車を降りるように指示した。
扉を開け外に出ると、風が強く寒い。そして路肩には思った以上に雪が降りつもっている。私はようやくチェーンを装着するのかと思ったが、運転手は乗客である私たちに驚くべき、指示をした。
「車を全員で押してくれ!」と、大声で叫んだ後、運転手は車に乗り込みハンドルを握った。私は何を言っているのか良くわからず寒さに震えていると、仲間の一人が「押すで!」とヒト声かけた。すると皆一斉に車を押し、運転手は車を運転した。
私はこの正気の沙汰とは思えぬその行動に愕然とした。タクシーはチェーンを持ち合わせていなかったのだ。峠越えは、夜が明けても延々と続き果てしない。まさか彼らは車を押しながら峠を越えるつもりなのか??
車を後ろから押していると、水を含んだどす黒い雪をタイヤが蹴散らし、体や顔にモロに降りかけてくる。しかしそれにも拘らず、皆必死で押す。一体どこまで車を押すつもりなのか? 余りの寒さと先の見えない無謀な方法での峠越えに、怒りと呆れが同時にこみ上げてきた。
彼らはこれが無駄な努力とようやく判ったのは押し始めて10分後のことだ。こんな雪道をチェーンなしに越えようなんて彼らは本当にタクシーの運転手なのか? この時初めて疑いを持ち始めた。
我々は今後どうすべきか話合い、3案のいずれかで調整することとなった。
1)オシュに引き返す
2)最寄りの町ジャララバードまで戻り、別のタクシーを捕まえる
3)ジャララバードでチェーンを購入する
1)のオシュに引き返すなんて、今更無理、2)は現実的だが、夜が明けるまで待たねばならない。3)に関してはチェーンを販売している店が深夜でも営業しているのだという。しかし運転手はチェーンを買うほど持ち合わせがないと驚くようなこと言い始めた。当然乗客は支払ったお金があるだろうと憤ったのは言うまでもない。
車は一度山を下りジャララバードに戻り、チェーンを販売するキオスクへ向かった。キオスクの前でタクシーを止め、値段を尋ねると、チェーンは50ドル相当、当然ドライバー達が支払うべきだが彼らはお金を出し渋っている。そんなアホな話あるか! まさかチェーン代を乗客に払わせようとする魂胆なのか?
話し合いは運転手側と乗客側で平行線を辿り、時間は過ぎて行く。当の私はこの先日程が詰まっており、どうしても翌日にはビシュケクに行く必要があったので、最終的に私が渋々チェーンを購入した。運転手は「ビシュケクに着いたらお金が入るから、その時返金する。」と言ってたが、そんなアテがあるとはとても思えなかった。チェーン代50ドルにタクシー代を合わせると、オシュ・ビシュケク間を飛行機で横断できてしまう。これぞまさに「安物買いの銭失い」だ。
チェーンを手に入れた我々は、二時間以上のロスをしながらも再びビシュケクへ向かった。他の乗客は私を気遣い慰めてくれるが、予想外の出費へのやり場のない怒りとこの状況に、私の心が暗くなっていたのはいうまでもない。
夜中2時頃、峠の途中のドライブインに立ち寄った。ドライブインは真夜中にもかかわらず盛況だ。我々はマスの唐揚げとチャイ、そしてウォッカをボトルで頼んだ。お猪口のようなガラスの容器にウォッカを注ぎ、運転手も混ざり全員で旅の安全を祈って一気にグイッと飲み干した。ウォッカを飲むと液体が体の粘膜を焼いていくかのような感覚、喉から胃の中に流れていくのがわかる。そして体の芯から暖まっていく。ウォッカを皆で飲むと今までの気まずい雰囲気の悪さは何処へやら、皆饒舌に話し始めた。
我々がワイワイと食していると、周りのトラックの運転手達も私たちのところにやってきた。
「おお、本物の日本人をはじめてみたわ。良くキルギスに来たな。どんどん飲んでくれ。わしのおごりじゃ。」
と容赦なく自分のお猪口にウォッカが注がれてくる。そして注いでくれた相手と二人で目を合わせ「ナ・ズドゥロヴィエ(乾杯)!」と言い、空っぽになるまで一気に飲み干す。するとまた別の運転手達が私のお猪口にウォッカを注ぎ、乾杯が何度となく行われた。私はもちろん、乗客や他のトラックの運転手、我々のタクシーの運転手も足元が覚束ない程飲みに飲み心行くまで楽しんだ後、我々は店を出た。
外は強烈な冷気を感じるが、ウォッカを飲んでいるので、身体はホカホカしている。冷え切ったタクシーに戻ると乗客たちは後部座席に座り、白い息が見える車内で直ぐに寝入ったが、運転手はキーを差しハンドルをしっかり握り運転し始めた。
我々は一体どの辺りを走っているのか判らぬまま夜が明けた。車はひたすら山間部を縫うように走っていたが、車は山中で停車していた−検問だ。運転手が車から降り詰所へ入った。
どの位時間が経ったのか分からないが、車内のざわめきで目が覚めた。眠気眼に見たのは、乗客の一人がドライバーに紙幣を渡し、車は解放され走り始めた。乗客が何のお金の受け渡しなのか、この時の私には見当がつかなかったが、これを機に車内は妙な雰囲気になった。
道中崖のような場所も多々あり、窓から崖を眺めると滑落し、奈落の底に落ちた車をみかける。ドライバーは大丈夫なのか? 崖下に落ちたのでは恐らく助かっていないだろう。この他にもトラックがカーブで横転していたり、雪の路面に生々しくスリップした跡が残り、5メートル程の崖下に車が転落し、しかも未だ運転手が車内に取り残されている姿もみかけた。彼がどうなってしまったのか定かではないが、こうした転落や横転事故は全く他人事ではない。1分後には我々がそうなるかもしれないのだから。
峠の途中、再び検問で引掛かった。ドライバーは我々を残し詰所に行くが、その間乗客の一人が私に囁いた。「この車はドキュメントが悪い」と。それを聞いて私は車検切れなのかと思っていたが、ロシア製のオンボロの車が走るキルギスに車検などあるはずもない。何の事かと思っていると、彼が泥棒を意図する仕草をして、ハッと気付いた。
ロシアナンバー、チェーン装備の不用意・・・、車は盗難車で、彼らは売りさばきに首都ビシュケクまで向かう事を画策し、白タクとして乗客を乗せて行けば更に儲る。いや、検問で乗客にお金を払わせるためにそのようにしたのかもしれない。チェーンを購入した時に「ビシュケクに行けばお金が手に入る。」といったのは、この車を売り払い、お金を手に入れるということにようやく気付いた。これから先、一番恐ろしいのは、検問で我々が共犯者扱いにされること。当時この中央アジアで最も怖いのは警察を含めた役人達。特に日本人の私は、「盗難車犯人の共犯者」とされ、見逃す代わりに金を出せ!と強請るには格好のターゲットになってしまう。そもそもタクシーだと思って盗難車に乗ったという、漫画のような話を警察が信じるのだろうか?いずれにしても私は現在非常にまずい立場にある事は理解した。盗難車に引き続きビシュケクまで乗車せざるを得ない状況に、検問の度に犯人でもない我々がビクビクしっぱなしだった。幸い検問にひっかかったのは2回だけだったが・・・。こうして気が気ではないまま、標高3,586メートルと最も高いテョー・アシュー峠など見所もあったが、楽しめるような精神状態ではなかった。
峠を下り終え、ビシュケク市内に入ったのはオシュを出発して20時間経過した14時頃だ。ホッとしたのも束の間、市内の道路を車は飛ばしていると、道路にいた警察に笛を吹かれ止められてしまった。理由はスピード違反、ビシュケク市内に入ってすぐの出来事に私はもちろん、乗客も怒り心頭であったのは言うまでもない。他の乗客がタクシーのトランクから荷物を降ろし、「ここまできたら別なタクシーを捕まえていった方が未だマシだ。」と言い残して去っていった。
彼の捨て台詞はその後身に沁みることとなった。スピード違反の罰金、米ドルで約50ドルを警察に要求され、それを払うのは、逃げ遅れて確保された中で、持ち合わせが多い私になってしまった。オシュからビシュケクまで25米ドルで済むはずが、チェーン代50米ドル、罰金50米ドルまで肩代わりし、結果的に125米ドルも余分に支払うことになった。この出費は余りに痛い上に不愉快極まりない。運転手達は「この車を売りさばいたらお金が入るから必ず返すから」、と言っていたがそんなムシの良い話を誰が信じようか。
乗客として最後まで残った私はホテルまで行くよう行っていたにもかかわらず、車を売り払う殺風景な広場に連れて行かされ、運転手に「絶対に車から外に出ずに車の中で伏せて待っていてくれ。」と言われた。外では銃を持つロシア系のマフィアっぽい人たちがウロつき、車中で待たされた時には、本当に生きた心地がしなかった。
ようやく運転手が戻ってきたのは車の中で待たされ1時間後。運転手は別な男性を連れてきた、「ごめんね、明日の昼13時になったらホテルに届けにいくよ。必ず返すよ。」と言い、私はその別な男性の車でホテルにへと向かい、ようやく解放された。私はお金の返済なんてどうでも良かった。とにかく彼と関わることで犯罪に巻き込まれるのだけは御免被りたいので縁を切りたく、「お金はもう良いから早くホテルに連れて行ってくれ」といった。
やっとの思いでホテルに到着し、20時間を越すオシュからの長い移動に終止符を打つことができ、そのまま倒れこむようにベッドの上で寝転んだが、夜外気は-8度まで下がるにもかかわらず、そのおんぼろホテルは外からのすきま風は入るわ、暖房はほとんど効かず、コートを着て持参した寝袋に入りベッドで寝る始末。もちろんこんなホテルなので暖かいシャワーなどあるはずもなく、トイレも男女共用で扉などついていない。トイレのすぐ横の洗面所で歯を磨いたり顔を洗わなければならないすごいホテルだった。
その後返金すると言う約束はどうなったのか? 半信半疑のまま13時ホテルの部屋にいると、部屋をノックする人がいた。彼が本当に返済に来たのかと思いながらも「誰?」と声を発すると、その運転手の使いのものだった。彼の話ではその運転手の手が離せないので、迎えに来たのだと言う。もうこれ以上彼や彼の仲間に関わると100米ドル損だけでは済まなくなる。彼には適当にいくことができない理由を話し、帰ってもらった。
こんな散々な旅の中でも、首都ビシュケクでも色んなキルギス人と知り合うことができ、現在でも友人関係を継続する人もいたおかげで、キルギスを憎まず、嫌いにもなることがなかった。もしあのまま最悪の印象でキルギスをさっていたならば、私は二度とキルギスに立ち寄ることはなかったかもしれない。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- 中国国際航空 ウズベキスタン航空 JAL ANA アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ブッキングドットコム
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タシュケントからビシュケクまでは、当日に直行便がなかったことから、エアアスタナでアルマトイ経由で目指す。
タシュケントのユジュニ国際空港は中央アジアのハブとしての潜在的な要素があるにも関わらず、空港設備は貧相でしかも出国には忌まわしい税関検査があったり、トランジットで利用しても免税店は3店舗ほどとかなりの小規模。カザフスタンのアルマトイ国際空港に大きく水を開けられている。時間を潰すのが大変だ。 -
タシュケントからアルマトイまでは一時間半のフライト。エアアスタナの機内食は簡素なもの。リンゴが描かれていたのでアップルパイだと思って食べると中身はなんとミートパイ。イメージと全く異なる味だったので食べた瞬間驚かされた。
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眼下には天山山脈から連なる、キルギス・アラトー山脈がみえる。山脈を境にキルギスとカザフスタンの国境となっている。最高峰は4855m
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エアアスタナは、ルフトハンザと業務提携し、社員の育成までもしっかりとルフトハンザから受け継いでいる。そのため、CAたちの機内サービスも丁寧で気持ちが良い。中央アジアで最も評価を受けている。これにたいしてウズベキスタン航空は幅広いネットワークをもち潜在的にはエアアスタナに十分対抗しうるはずなのだが。。
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アルマトイ国際空港で次のビシュケク行きのフライトまで五時間待ち。免税店の規模は、タシュケントと比べると遥かに買えるものが多く、歩いていても面白く自由な雰囲気。ただ難点は保安区域のベンチが不足がちになること。
アルマトイからビシュケクまでは約50分のフライト -
ビシュケクのマナス国際空港ではホテルのトランスファーを11$で依頼していたが、落ち合うことができず、マルシュルートカで市内へ出ることにした。
市内ではレストランでラグマンを食べる。ラグマンは日本のうどんのようなもので、煮込みや焼き等あり、味付けもバラエティ豊かだ。今回はコッテリしたツケメンタイプを選択。メチャウマ!! -
そしてメインのマトンのシャシリク。見た目と異なり、口の中でとろけるような柔らかさ、そしてほのかなマトンの香りが最高に良かった。
中央アジアで食べるマトンは絶品だ。 -
今回ビシュクケクで宿泊したのはフトゥロホテル。郊外に位置するが値段が4000円台でバイキングの朝食付きとリーズナブルな上、2013年にできたばかりでとても綺麗。市内まで場所にもよるが、片道タクシーで100ソム(200円)〜200ソム 。市内の6000円台のホテルに泊まるなら断然お得。
ただ新しいホテルなのでタクシーの運転手が知らないことが多い。 -
室内も清潔で綺麗。もちろんFree Wi-Fi。これだけ部屋がきれいならば言うことなし!
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朝食はシンプルだがバイキング形式なのが嬉しい。一階のレストランではもちろん夕食も食べることができる
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翌日ホテルから西バスターミナルに行き、チョルポンアタ行きのマルシュルートカで四時間の旅。
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ビシュクケクを発って暫くは平坦な道を進み、田園風景や遊牧をよく見かけた。
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のどかな牧歌的な風景がトクマクあたりまで続くが、トクマクを過ぎると徐々に山が道路に迫ってくる。
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山間部に入っていくと山裾を縫うように作られた道路を右に左にクネリながらマルシュルートカは進む。
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ビシュケクを出発して2時間後、バスは休憩所に到着。15〜20分の休憩がある。ここでトイレ(有料)に行ったり、軽食を買ったり、水を補給したりする。駐車場には同じようなマルシュルートカが停車しているので誤って別な便に乗らないように注意したい。
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休憩後バスは再び走り初める。チョルポンアタ迄残り2時間の旅。イシククル湖の最初の町、バルィクチを通過する。
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イシククル湖周辺に来ると北側にキュンギョイ・アラトー山脈がみえる。キュンギョイ・アラトー山脈の最高方はチョクタル山で4771m。
イシククルは北側にキュンギョイ・アラトー山脈とイレニン・アラトー山脈、南側にテルスケイ・アラトー山脈といった天山山脈の支脈に囲まれた、標高1606mの場所にある湖 -
チョルポンアタで宿泊するホテルはチョルポンアタの外れ、VIP Cityという場所にある。そのため運転手にはVIP City付近で下ろしてもらい、ホテルの方向に歩くが、看板がなくとてもわかりにくい。結局ホテルの担当者に電話をかけて途中で迎えに来てもらうことに。
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幹線からホテルまでの道はこんな感じ。本当にホテルがあるのかも不安になる。
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チョルポンアタで宿泊するOrion Hotel。卓球台やビリヤード台もあって娯楽も楽しめる。そして一番の楽しみはビーチ。ビーチは徒歩30秒!!
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室内はこんな感じ。保養所のようなイメージに近い。全体的には悪くない。リゾート地ではあるがVIP Cityは静かなのでゆっくり過ごすことができる。結構気に入った。
宿泊者はカザフスタンから合宿で訪れていた中学生達が多かった。 -
部屋は街側。周辺はこのようにペンションや別荘が立ち並ぶ。その中でもOrionホテルが一番ビーチに近い。
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オリオンホテル周辺のビーチは狭い。チョルポンアタの市内中心部の公営ビーチはもっと広いのでそこまで行ってみることに。中心部までは幹線沿いまで出てヒッチハイクか運良くタクシーがくればタクシーをひろう。マルシュルートカも走っている。タクシーかヒッチハイクの場合は100ソム(200円)が相場。バスだと20ソム(40円)。
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チョルポンアタ中心部の公営ビーチ。真ん中奥に見えるアルミの筒のようなものは、フィッティングルーム。扉もなければ足元は丸見え。旧ソ連は意外とオープンなので、ここで着替えをしてもあまり気にはならない。
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ビーチは遠浅でかなり先まで歩いていくことができる。夕方になると山からの風が冷たいのに加え、湖もかなり冷たいので、7月下旬でも泳ぐのにはかなり気合が必要だ。
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ビーチの背後に見えるキュンギョイ・アラトー山脈が美しい。
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ビーチから再び幹線に出てヒッチでVIP Cityに戻る。改めてバスを降りた場所からホテルの方向を見た眺め。これでホテルを見つけるのは本当に難しい。ホテルの女性がビシュケクを出発する前に電話を欲しいとメールをくれたのがよくわかった。
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ホテルの夕食。ホテルの近くにはレストランはないので、中心部で食事を済ませておくか、ホテルで予約をしておくかいずれかとなる。
トマトやキュウリ、キャベツといった野菜にマヨネーズや地元のソースを加えたサラダ。旅行中は野菜不足になるのでありがたい。 -
中央アジアの郷土料理、名前はマンティ。形は地域によって異なっている。中には牛肉やニンジン、キャベツなどが入って栄養満点。食感は水餃子に近い。ヨーグルトやサワークリームをかけて食べると美味しい。
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宿舎の朝食。黒パンや普通のパン、パンケーキ、サラミ、チーズバターなどなど。手前はチーズの絞りカスのようなものとクリームと食べるが、これもさっぱりとして美味しい。
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朝食を食べるレストラン。朝起きる食堂に用意されている。なんかよくわからないが、席が決まっているらしい。
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翌日ホテルでイシククル湖付近のグレゴリー渓谷+温泉に行く4時間くらいのツアーが約10ドルで行けるというので、参加をしてみた。ツアー参加者は地元のキルギス人、カザフ人、キルギス系やカザフ系のロシア人ばかりなので、ロシア語による説明。単語単語でたまにわかる程度でさっぱりわからん。
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山脈からイシククル湖に流れる渓流。石灰岩質が混ざっているのか、淡く白濁した、まるで絵の具で色付けしたような川。
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グレゴリー渓谷に到着すると、自由時間があり、各自歩いて自然を満喫する。
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川の水はメチャメチャ冷たく、足を長くつけていられないほど。
昔 祖父母の家の近くを流れる川でジュースを入れて冷やして飲んでいたことを思い出してしまった。 -
参加した我々のツアーのマルシュルートカ。
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我々意外にも個人できたり他のツアーでグレゴリー渓谷に訪れている人もいる。こうした訪問客から小遣い稼ぎに子供たちが馬を操りやって来る。
子供たちはまるでスポーツカーを操るように乗馬をこなす。 -
ということで私も乗馬をやってみた。乗馬は僅か30ソム(60円)程度。他のツアー客は結構皆上手に乗りこなす。ビシュケクやアルマトイから参加してる人が多かったが、都市圏に住んでる人でも乗馬経験者は多いのだそうだ。流石騎馬民族の末裔たち。
自分の場合、慣れていないのでスピードが上がるとメチャ怖かった。手綱を引けば止まると言われても、なかなか止まってくれず、ビビりまくった。 -
旅行の前半は砂漠の灼熱を経験していたが、キルギスに入ると5000メートル近い山々の麓を森林浴しながら歩くのは本当に気持ち良かった。
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渓谷は冬になると雪で閉ざされるそうだが、冬まではこうしたチャイハネも営業しており、渓流の流音を楽しみながらお茶を楽しむことができる。それにしても味のあるサモワールだ。旧ソ連やイラン、トルコではこうしたサモワールをよく見かける。
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グレゴリー渓谷でマイナスイオンを浴びてストレスフリーになった後は温泉に。温泉は200ソム(400円程度)で熱いお湯からぬるいお湯まで様々取り揃えている。温泉水は飲料もでき、体内を綺麗にするのだとか。ただしお腹を下して体内の悪いものを出すのでホテルに帰って飲んでね♪、とガイドのはなし。
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温泉にあるフレッシュジュース屋。野菜とフルーツのミックスジュースを作ってくれる。私はニンジンとリンゴ、ブドウをミックス。意外といけた!
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ツアーはホテルまで送迎してくれるが、昨日訪れたビーチに再訪するために市内中心部でおろしてもらう。
チョルポンアタは人口12,000人でイシククル周辺で屈指のリゾート地。人口の割には中心部には多くのレストランやショップが並ぶのはリゾート地で多くの観光客が訪れるからだろう。 -
チョルポンアタで人気のレストラン、ウ・ルィバカでランチを食べる。
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レストランでは先ずは前菜としてサラダを食べたが味は少し酸味があり、まずまず
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せっかくなのでイシククルの魚を食べようと注文したがこれが大失敗。魚肉は赤みがかかり、皮はサクラマスのような模様がついていた。イシククル湖は僅かに塩が混ざっているので、魚は臭みがないだろうと思っていたが、しかし川魚に似た独特の臭みがし、私にとっては魚とトマトソースがミスマッチ。手堅くフライにしておけば良かった。
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レストランにやって来たキルギスの民族音楽を演奏するグループ
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ビーチ付近には夏場の湖水浴に訪れた人たちを目当てに多くの露店が並ぶ。
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ここのビーチは本当に広い。キルギス国内だけでなく、カザフスタンからも多くの観光客が訪れる。とはいえそもそもイシククル湖は琵琶湖の9倍の大きさ。ビーチは数多く点在しているので観光客は分散している上、人口がそもそも多いわけではないし、中心部のビーチ自体もかなり広いのでガラガラに感じる。
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キルギス版海の家?
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北側にそびえるキュンギョイ・アラトー山脈に雲がかかり、太陽も雲の中に隠れてしまうと、急激に気温が下がり、風も冷たくなるので湖に入るどころか、Tシャツでも着ないと寒くなってしまう。
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湖は澄んでとても綺麗。湖の色具合から、ビーチはかなり遠浅だと言うことがわかる。波も殆どないので、子供連れで湖水浴を楽しむ人たちも多い。
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対岸まで約50キロあるが、うっすらとテルスケイ・アラトー山脈が見える。南側のテルスケイ・アラトー山脈側の陸地はチョルポンアタ側と比べると急峻であるため、大きな町がない。しかし自然を楽しむのであれば南側のテスケイ・アラトー山脈側に滞在するのが良いのだという。
因みにテスルケイ・アラトー山脈は北側のキュンギョイ・アラトー山脈やイレニン・アラトー山脈よりも高く、最高峰が5216m。山の名前は驚くことに、何とボリス・イェルツィン峰。ロシアの飲んだくれの大統領、エリツィンの名前を冠するのだ! -
ビーチ近くの林にはリスが棲息し、子供たちのアイドルになっていた。
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左のごはんはガンファンというドゥンガン族の料理。国を持たないドゥンガン人は中国、カザフスタン、キルギスにまたがる地域に居住する回教の民族。見た目は中国の漢族によく似ている。
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夕食を食べたあとは、市内で買ったマルティーニをホテルの庭で飲みながら夕風にあたる。
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ホテルの庭はよく整備され、日が暮れるまでのんびりしていたが、本当に居心地の良いホテルだった。
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早朝ホテルのすぐそばのビーチを散策したが、朝は空気が澄んで気持ちがいい。
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朝7時前にもかかわらず、湖水浴を楽しむ人たちもいる。朝は特に水が冷たく外気も下がっているので、早朝遊泳はかなり気合いがいる。
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天気が良いと、雪を頂くキュンギョイ・アラトー山脈がチョルポンアタのすぐそばにあるのがよくわかる。朝は空気が澄んでいるので、山脈がとても近くに感じる。
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ビーチはホテルの目の前にあるのでホテルのプライベートビーチのようなものだ。景観は公営ビーチよりも素晴らしい。
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イシククルには、玄奘三蔵も訪れたほど古に栄えていたという。しかし周辺には大きな遺跡はない。遺跡は湖中に沈んでいるのだと言う。中世の時代と現在を比較しただけでも8m以上も湖が高くなっているのだという。凡そ118本の川がイシククルに流れているが、イシククルから流れ出る川が一本もない。
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つい500年前まではイシククルには島があり、そこには城塞も築かれていた。しかしその島は城砦もろとも湖中に沈んでしまった。湖中に遺跡が沈んでいるのは潜水探査でも明らかになっている。
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古いものになると、2500年以上も前の遺跡も湖底に沈んでいる。
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イシククルは夏場が一番の繁忙期だが、意外にもクリスマスシーズンもペンションやホテルで過ごす人が多いのだとか。
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イシククルはキルギス随一のリゾート地ということは知っていたが、そんな対したことはないだろうと思っていたが、実際に訪れると山と湖水浴両方を楽しめ、景観はすばらしいものがあった。
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対岸の空に湖上に薄らとみえるテルスケイ・アラトー山脈。最高峰は5216m。テルスケイ・アラトー山脈は東の天山山脈へと伸び、天山山脈には7000m級の山が連なる。天山山脈の最高峰はボベーダ峰で7439m。キルギス最高峰の山だ。天山山脈やその支脈を源流とする河川によりイシククルは豊富な水を蓄える。大河、シルダリア川の源流もこうした支脈を源流とする。
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左はスープと思いきや、ロシア料理のカシャというもの。カシャは穀物によって作られたもの。ソバやキビ、麦などの穀物をミルクで煮込んだもので、これは絶品!!舌触りはザラザラとした感じ。カシャを食べるのは初めてだが、こんなにおいしいものだとか!!
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チョルポンアタからビシュクケクに戻る際にはVIP Cityどマルシュルートカを捕まえるのは難しい(満席になって始発を出発するので)。そのため、市内のターミナルからマルシュルートカに乗車する。チョルポンアタからビシュクケク間の運賃は250ソム(約500円)だが、マルシュルートカの装備により300ソムのものもある。
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ビシュケクに到着したのは夕方。明け方4時のフライトなので夜まで市内を散策。とはいえ四回目のビシュケクである程度見て回ってるし、バックパックを担いで市内を回るのは大変なので殆ど市内中心部にしか滞在しなかった。
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ビシュケクのショップの顔と言えばツム百貨店。ここにいけば生活用品からお土産まで全て揃う。
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キルギスは2009年に政権が倒れて以来、中央アジアで最も民主的な国で、政治に対する言論も自由だ。
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そのせいか町の雰囲気も他の中央アジアと比べても居心地が良い。
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この旅行記へのコメント (6)
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- babyananさん 2014/09/25 11:29:26
- アップルパイ(笑)
- worldspanさん、こんにちは!
アップルパイ、いえミートパイ、びっくりですね(笑)
あそこまでリンゴの絵が書いてあれば、アップルパイ想像しますよね〜
アルマトイのシンボルがリンゴのようですが、ちょっと使い方が・・・(苦笑)
そうそう、今はカザフスタンもビザ不要になったのですね!知りませんでした。そしてキルギスも?
キルギスいつか行けたらいいな〜と思ってます。
トルクメニスタンはハードル高いかな…
babyanan
- worldspanさん からの返信 2014/09/25 12:55:25
- RE: アップルパイ(笑)
- babyananさん
こんにちは。
そうなんです。アップルぱいの絵だと絶対にミートパイが中にはいっているとは思わないですよね。「甘いのかな」、「酸っぱいのかな」って想像しながら口の中に入れると、「ぜんぜん違うや〜〜ん!!」てな感じで驚きました。中身を間違えたのかな・・・(笑)
そうなんです。アルマトイのシンボルはりんごなんです。ハンガリー語も同じなんですが、「アルマ」とはりんごで、「トイ(アタ)」は父という意味なんです。カザフスタンは次元的に来年の7月まで1年間のビザ無しなんですが、これ以降も続くといいですよね!
一方キルギスは03年の頃には既にビザ不要だったんですよ!おかげでものすごく助かってます。トルクメニスタンもビザなしとまで行かなくても、ビザを簡易に取れるようになればホンマ良いんですけどね!!
worldspan
-
- 歩さん 2014/09/10 22:32:49
- 凄い旅でしたね
- worldspanさん、こんばんわ(^.^)
旅行記への投票、ありがとうございました。
中央アジア+モンゴル…の旅行記を拝見しましたが、初回の旅は、凄かったですね。
想像を絶する危険と隣り合わせの旅だったようですが、それでもその後何度もキルギスを訪れていらっしゃるということは、やはり、とても魅力的なところだということでしょう。
キルギスに対する知識がほとんどないので、私にとっても未知の場所ですが、訪問意欲を掻き立てられる旅行記でした。
少しずつキルギスおよび中央アジアの国々についても、いろいろ探っていこうと思います。
歩
- worldspanさん からの返信 2014/09/11 02:05:29
- RE: 凄い旅でしたね
- 歩さん
コメントありがとうございます。
あの時の旅行は本当に絶望的な旅行でしたが、こんなことは本当にレアケースだと思います。でも逆にこうしたことが旅行中の生死の運命を左右するのかな、とは思いました。チェチェンで列車ジャックされ、あわや誘拐されかけた時や、イランで知り合いが誘拐されたり、私が訪れた先で私がたった2週間後に人口の半分が死傷する大地震に見舞われたり。。。旅行というのは紙一重だと感じることがよくあります。
今回の旅行は危険な目に遭うことはありませんでしたが、道中は何が起こるかわからないのでお互い気をつけなければいけませんね!
あ、ちなみにキルギスは基本的には治安の良い国ですのでご安心を!
worldspan
-
- fuzzさん 2014/09/06 19:26:08
- ドキュメンタリー
- worldspanさんの旅行記はドキュメンタリー小説かなんかみたいで
普通なら長くてスルーしたい長文でも、読みいってしまいます。
盗難車の犯人の白タクで・・・
すごい経験ですねえ。
ご無事でなによりですよ。
チェーン代は仕方ないですね・・・
旅行記だけでは勿体ないようなお話でした。
お気をつけて(#^.^#)
fuzz
- worldspanさん からの返信 2014/09/07 00:24:06
- RE: ドキュメンタリー
- fuzzさん
こんばんは。コメントありがとうございます。
キルギスでのできごとは本当に参りました。その昔チェチェンで列車ジャックされて自動小銃突きつけられて誘拐されかけて以来の大きなトラブルだっただけに本当に参りました。
この当時の中央アジアの旅行では白タクでは何度も交渉がうまくいかない上に、ウズベキスタンでは街中で警察の強請やたかり。。。これにダメを押すかのような盗難車の犯人との旅。旅行中に心が折れそうになってしまいました。でもキルギスで知り合った人たちが素晴らしく、今でも付き合いが続く知人も私を勇気づけてくれました。こうした良い出会いがなければきっとキルギスには二度と訪れることはなかったかもしれません。やっぱり旅での出会いは大事ですよね!
worldspan
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