ドロミテ、チロルの谷筋巡り一人旅【５】ガルディナー谷の町オルティセイへ

2014/06/28 - 2014/06/28

3泊したフネス谷のマッダレーナからオルティセイに移動し、ここを拠点にガルディナーの谷筋を巡ります。4泊しましたが天気は曇りや雨が多く晴れて良かったのは1日だけ。天気には恵まれませんでしたが、展望台巡りや山やアルム歩きなどでドロミテの素晴らしさを実感することができました。同じ所の写真もありますが、整理しやすいのでおおむね日付順にアップします。

初日は6月28日（土曜日）。マッダレーナ9:59発、バスを乗り継ぎオルティセイへ移動11:25着。山々はガスがかかる曇天なので、下見がてらオルティセイにある３つの展望台巡りをしました。

旅程
6月24日　名古屋フランクフルﾄ→インスブルク（泊）
6月25日　インスブルク→ボルツァーノ・レノン高原→ブレッサノーネ→St.マッダレーナ(3泊）
6月26日　sansハイキング（ガンペンアルム方面）
6月27日　sansハイキング（グラッチェアルム方面）
6月28日　マッダレーナ→オルティセイ移動（4泊）
6月29日　オルティセイ→シウジからサルトリア往復ハイキング、フローリアンリフト
6月30日　オルティセイ→セルヴァ（シャンピノイ）、Dantercepiesからガルディナー峠ハイク、クリスティーナMt.seuraハイク
7月01日　オルティセイ→ッセッラ峠Sassolungo、セーチェダーからコルライザーハイク
7月02日　オルティセイ→シウジ高原Conpatsh移動(2泊）
7月03日　シウジパノラマからサルトリア方面、ブラッチァ方面ハイキング
7月04日　シウジ→ボルツァーノ〜メラーノ〜ナウダース〜St.アントン移動（St.Anton2泊）
7月05日　St.アントン→エッタール→オーバーグルグル
7月06日　St.アントン→フルプメス〜ムッタースベルク（フルプメス3泊）
7月07日　フルプメス→ノイシュティフトでパラグライダーなど、シュレック2000
7月08日　シュレック、STBでインスブルクまで往復、
7月09日　フルプメス→マイヤーホーフェン移動（3泊）
7月10日　ﾏｲﾔｰﾎｰﾌｪﾝ→アルプバッハ、アッヘンゼーSL乗車
7月11日　ﾏｲﾔｰﾎｰﾌｪﾝ→Konigsleitenまでバス往復、町をプラプラ
7月12日　ﾏｲﾔｰﾎｰﾌｪﾝ・ペンケンｺﾞﾝﾄﾞﾗ後→インスブルク移動（インスブルク泊）
7月13日　インスブルク→フランクフルト→
7月14日　名古屋着

エリア イタリア

オルティセイバスターミナル。
予定ではマッダレーナからは340番9:59→S.pietro（フネス谷ではない）10:22/350番10:33→オルティセイ11:25着でした。ところが車内で親切な夫人がドライバーと話してから、「ここでオルティセイ行きのバスに乗り継げる」と言うので予定外のバス停で降りました。ところがバス停に350番の時刻表がありません（２本表示）。名前もないバス停でどこにいるのかも分からず、フネスから一緒の日本人夫婦と3人、しばらく待つうちに来なかったらどうしようと不安になりました。調べでは連絡のいいブレッサノーネからのバスはとても少なく、来なかったらキュウーザまで行って乗り継ぎかとか話していたら、、バスが来てホッとしました。イタリアなまりの強い英語で良く聞き取れなかった所もありますが、バスが少し遅れているので（予定手前の）ここで降りたほうがいい、という親切でした。

まずはホテルへ。バスターミナルから橋を渡ってこの先にある坂道を登ります。左右どちらからも行けるのですが近道の左を行きます。

宿泊はGarni panoramik。中心部からも近くて便利ですが坂道を上らなくてはなりません。2本ある道路のうち近道の細い直登を利用してましたが、キャリーを押し上げつつ運ぶのはちょっと大変。帰りは車で送ってもらいましたので、連絡して都合がつけば迎えに来てくれたかも。2つ星ですから食事などもそれなりですが宿主は親切です。

3階は眺めがいいでしょうがシングルの部屋は1階、といっても右手の入り口からいえば半地階になる駐車場の奥で展望なし。探した半年以上前でも手ごろな宿は見つからず選択の余地はほとんどなしで、、

後日宿の前から中心部とセーチェダー山頂方面。左が緩やかな車道、右方向が斜度のある道へ続く。

中心部のアントニオ広場。様子が良く分からないのでとりあえず右の通りを行き、賑わっていた店でパスタの昼食。インフォもこの先にあります。

セーチェダーのロープウェイ乗り場。
ここにはバス停の近くから便利に行けるのですが、この時は気づかず大回り。ここでガルディナーカード6日間79ﾕｰﾛを購入。バスや電車に使えるチロルカードはホテルチェックイン時にくれました。

乗り継ぎの中間駅から山頂方面。

そそり立つFermeda山群。断崖からガスがわいていますが、アルムに小屋が点在、広々とした視界が気持ちいい。

正面には雲のかかったサッソルンゴ。

辺り一面タマキンバイなどたくさんの種類の花々が咲いています。Fermedaのチェアリフトもカードが使えますが14年度稼働は7月12日から、この時はまだ動いていません。

セーテェダ頂上駅

斜面の広いアルムにはコルライザーへのハイキングコースも含めいろんな道があります。

花畑とまっすぐ続く道が楽しい。とりあえずプログレス小屋への降り口まで行ってみようかなと歩き始めます。

この先ちょっと崖になってる所から見えるのは、、

山の反対側の景色。

さらに進んで、、

ガスに霞んでますがプロブレス小屋へと続くガレ場の道。雪もあるし左にワイヤーも見えています。大変そう、、

イマイチな天気ですが、こんなガスのわいてる景色も幻想的でいいなぁと思いました。

緑のアルムにはたくさんの花々が咲いていましたのでまとめて一部を紹介。こちらは黄色いオキナグサ。咲いてから霜や雪にあったのか花びらが痛んでいます。

ホモジネ

コケマンテマ

ワスレナグサ

シオガマ

キンバイ

エンチアン

エンチアン

サクラソウ

黄サクラソウ

小屋の向こうにコルライザーが見えますが、ここはまた後日歩きます。

セーチェダー乗り場からラショーサのケーブルカー乗り場へ。

晴れればサッソルンゴの眺めがいいですが今日はこんな風で残念。他の２つは何度も乗ったのですが、ここに行ったのは結局この時だけ。

ここから歩くコースもいろいろあるのですが、ちょっとだけ先のCason小屋まで行ってみました。農家が食事などを提供しているような感じです。

オルティセイ高台からの景色。シウジのロープウエイが見えます。

ズームすると宿泊してる宿が教会の尖塔の横辺りに見えています。

３つめは宿から一番近いシウジのロープウエイへ。オルティセイの町が良く見えます。

ガス模様のサッソルンゴ。この日は残念な展望ですが、ここは近いので何度もこの景色を見に来ました。

シウジ高原Sonneへ降りるチェアリフトとシウジ高原の展望。ここは昼休憩があります。

３つの展望後、インフォメーションや教会に行ったり町の散策。夕方は一時明るくなりセーチェダがきれいに見えました。

レストランでワインとシュペックの軽い夕食でこの日は終わりました。