2014/07/08 - 2014/07/10
20333位(同エリア54850件中)
あおこさん
年に一度、母と旅行に行っています。
今年は、網走~知床への2泊3日に決定。
ローカル電車・バス、タクシーを乗り継いでのんびり旅してきました。
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女満別空港から「博物館 網走監獄」へ。
タクシーに乗車し「網走監獄までお願いします」と言うと、運転手から「本物の方ですか?それとも博物館?」と聞かれました。
網走市には、博物館とは別の場所に、現在も受刑者のいる刑務所があるそうです。 -
到着後、館内ガイドツアー(無料)に参加。
集合場所は、ミュージアムショップです。
指定時間まで少しあったので、お土産物をちらりとのぞくことに。
「網走刑務所」と書かれた木板を発見。
来館の記念としてちょっと面白いけど、う〜ん、旅は始まったばかり。
これを持ち歩くのは難儀だなと思い、購入を断念。 -
さて、10名ほどの観光客が集まり、女性のガイドさんがつきました。
東京ドーム3.5個分の敷地を歩きながら、「網走監獄」にまつわる話をしてくださいます。
奥に見える赤レンガのトンネルは正門(再現建築)です。
トンネルを抜けるとそこは・・・最果ての監獄だった。的な雰囲気でガイドは始まります。 -
独立型独居房(再現建築)。
中に、正座をしている人形が置いてあります。
リアルでちょっと不気味。 -
レンガ造り独居房。
こちらは実際に使われていた現物。
網走刑務所から移築されたものです。 -
明治時代、監獄内の規則を守らない囚人を、この窓のない真っ暗な独居房で一定期間生活させました。「鬼も泣く、恐怖の『闇室』」だったそうです。
一度入ると、トラウマになりそう・・・ -
浴場(再現建築)。
看守の監視の下、囚人たちが入浴している様子が再現されています。 -
看守の号令のもと、脱衣に3分、第1槽目の入浴に3分、身体を洗うのに3分、第2槽(あがり湯)の入浴に3分、着衣3分と、脱衣から着衣まで約15分間で15人が一度に入浴したそうです。
しかし、1日に入浴できる人数は200人程度とのこと。 -
五翼放射状平屋舎房(移築復元)。
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その名の通り、五つの方向に伸びる獄舎で構成されています。この形式の木造舎房としては世界最古だそう。
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逃走防止のため、廊下の下はコンクリートで固められ、さらにその上にレンガが敷き詰められていたそうです。
雑居房の廊下側の壁は、斜めの格子になっていて、廊下側から部屋の中は見えるのですが、部屋の中からは廊下をはさんで向かい側の中は互いに見えないように作られるなど、工夫されていて驚きました。 -
真っ直ぐに伸びる廊下の左右に、いわゆる牢屋があります。
囚人が壁を壊して逃亡しないよう、壁には太い間柱がすき間なく入っていました。 -
それでも、脱獄に成功したツワモノもいます。
食事で出されたみそ汁を口に含み、それを毎日、牢の扉につけられた鉄格子に吹きかけたそうです。みそ汁の塩分で徐々に鉄を傷ませ、とうとう、格子を外すことに成功。それからなんと、肩の関節を外して、その格子の取れたわずかなすき間をくぐりぬけたとか! -
ところで、そもそもどうして、このような最果ての地に監獄が建てられたのでしょうか?
答えは、監獄歴史館の中にありました。
……明治23年、帝政ロシアの南下政策に備えるため、全国から重罪犯が集められました。彼らは、北海道開拓(中央道路の開削)に従事させられたそうです。 -
休泊所(再現建築)。
過酷な労働が終わると、ここで眠ったそう。
別名「動く監獄」と呼ばれていたようです。 -
寝床は板張りで、薄い布団1枚に、長い丸太棒が枕代わりだったようです。
出入口は1か所で、逃亡を防ぐ作りになっています。 -
博物館の見学を終えて、網走駅へ。
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JR釧網線に乗車。
知床斜里駅を目指します。 -
車窓からはオホーツク海が見えます!
母と二人で感動。 -
原生花園駅が近づくと、オレンジ色のはまなすの花が咲いていました。
同じ電車に乗り合わせた、地元の人の話によると、昔はもっとたくさんの花が咲いていたとか。 -
車窓を眺めているうちに、知床斜里駅に到着。
ウトロ温泉バスターミナル行きのバスに乗りかえます。 -
雄大な自然のパノラマを眺めながらバスに揺られました。
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ウトロに到着。
ホテルにチェックイン後、夕日を見に行くことに。
途中で見かけたゴジラ岩。 -
オロンコ岩。
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オロンコ岩とは、「そこに座っている岩」を意味するアイヌ語に由来するそう。
上まで登れるよう、階段が備え付けてあります。急な階段ですが……息を切らしながらのぼりました。 -
高さ60メートルのこの岩の上からは、オホーツク海を一望することができました。
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ウミネコもゆったりと飛んでいました。
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気持ち良さそうに走る、遊覧船も見えました。
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そして、海に夕日が沈んでいく様子を堪能することもできました。
絶景です!
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