2014/03/13 - 2014/03/13
5位(同エリア12件中)
れいろんさん
セモンコンは首都マセルから南東に120kmの所にあります。
往路はミニバス(バン)にぎゅうぎゅう詰めになって、4時間かけて到着しました。
復路はたまたま止まっていた(※)大型の公共バスを利用しました。
※地球の歩き方によると、1日2便あるとのことです。
やはり広いスペースがあると楽ですね。
時間は公共バスのほうがかかりますが、広い窓から景色が楽しめて大満足。
そして、このバスの中で可愛い女の子(女学生)と知り合いました。
彼女のまっすぐな好奇心が素敵でした。
レソトで会った人達の中で、一番、長くおしゃべりしました。
おかげで、すこーしだけレソトという国への理解が深まりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
セモンコンのバスターミナルに到着するやいなや、「マセルに行くのかい?」と、声がかかりました。
彼はこのミニバスの運転手さん。
前に書いたように、ミニバスは満員(超満員)にならないと出発しないので、運転手さんもお客集めに一生懸命です。 -
すると、もう一人の男性が・・・。
「マダム、マセルに行くのならパブリックバスにしてはどう? あの大きなバスさ! 公共バスはほぼ定刻に出発するし、値段も安いよ。」
なので、ミニバスの運転手さんにごめんねして、公共バスに乗り込みました。 -
ちなみに運賃はミニバス70マロティ、公共バスは58マロティです。
公共バスにした理由は金額ではなく、バスの大きさ。
こちらは、頭上に物置もあり、通路もあって、広いで〜す。 -
前の方の座席は混むのがわかっているので、後方の座席に座ります。
いや〜、窓も大きくて良いわ。「駅前商店街」を撮影しよう。
と、隣の座席にリュックを置いたところ、 私の数列前に座っていた少女がやってきて、「荷物は上の棚に置けるのよ」と、教えてくれました。
・・・うん、知っているけど。
そして、??と思いながら、リュックを頭上にあげたところ、彼女が隣の席に移ってきました。 -
そして、「マセルに行くの? 私もマセルに行くのよ。学校の寮があって、いつもそこに居るのだけど、今はセモンコンの家に用事があって帰って来ていたの。」
・・? どこの学校に行っているの。
「セント・ジョーンズなの!(自慢そうに)」
「ねえ、どこの国の人なの? 何しにレソトに来たの? マセルとセモンコンとどちらが気にいった?」 -
そうかぁ、外国人とお話しがしてみたかったんだね〜。
物売りの人が乗って来れば、「このパンは焼きたてなんだって、一切れ○ロティだって」と通訳してくれ、あげくに、自分が買ったパンを「半分食べない?おいしいよ」と差し出してくれたり・・・。 -
可愛いなぁ。本当はのんびりしたかったけど、仕方ない彼女につきあうか。
ミニバスはまだお客さんが集まらないようですね。
私の乗ったバスは出発です。当然、定刻の11時は過ぎています。 -
さようなら、セモンコン。
楽しい2日をありがとう。 -
町はずれの洗車場?
豊かに流れる川の水は綺麗です。 -
洗濯もしているみたいね。
-
刈り取られた穀物。
-
大きな川を渡ります。
橋を架ける工事中でした。 -
こちらは現在通行している仮の橋。
増水には弱そうです。 -
水量豊富な川ですね。
-
日本の重機が活躍中。頑張れ〜!って思っちゃう。
(韓国の重機も活躍中でした。) -
今日は天気が良いし、バスの窓は大きいし・・・。
嬉しいな。 -
未舗装の道を行くので揺れはひどいのですが、皆、ウトウトしています。
-
でも、私は眠ってなんかいられない。
この素晴らしい風景を写真に収めなければならないし、 -
隣の女の子と話をしなければならないし。
-
「レソトの田舎の家は、あのように円形なのよ。屋根は草なの。」
日本でも昔の家の屋根は、草でできてたんだよ。今も少しだけど、そういう家もあるよ。 -
道路はいたるところで工事中でした。
数年すればセモンコンまでは舗装道路になるのでしょう。
でも、馬が移動手段というのは変わらないでしょう。
(メインロードから民家までは、車が入らない道がほとんどなので。) -
道の上の斜面に部落が見えてきました。
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このように家のある所では、必ず誰かが降り、誰かが乗ってきます。
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バスが停車するので、写真もゆっくり撮れます。
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さて、出発〜。
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レソトの男性はカッコよかったなぁ。
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大きな谷が見えてきました。
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本当に素敵な風景がずーっと続きます。
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上を見れば、山と空と雲。
(大きな窓、最高〜!) -
大人しくなったと思ったら、隣の女の子、寝ちゃいました。
先ほどは、私の髪(ストレートの黒髪)を触り、「すごく綺麗な髪だねぇ。天使の髪みたい・・・」と。
確かに、ソト族でストレートな髪の人はいないし、珍しいのは事実でしょう。
そんな事ないよ。エンジェルの髪はあなたのようにふわふわしているよ。
大多数の日本人の髪は私みたいにまっすぐだけど、みんな、あそこにいるお姉さんみたいな髪にしたくて、パーマをかけるんだよ。 -
「良いな〜。私も1度でいいから、こんな髪にしてみたい。」
そうね、世界は狭くなったし、私は人種の違いってあまり感じない(それより、背負っている宗教・文化の違いを感じる)けど、生まれてもった身体の特徴とか、変えられないものもあるね。
この小さな女の子に教えてもらいました。
私によっかっかって熟睡中。本当に子供なんです、
たしか11歳って言っていたな。 勉強ができるので、首都の国立学校に通っているようです。 -
これから谷に降りて行きます。
往路でこの急こう配の道を写したかったのですが、ミニバスにぎゅうぎゅう詰めだったので、叶いませんでした。 -
下りでも急な感じが判るでしょうか?
遠くに高い山を見ながら、舗装の終わった道を下って行きます。 -
山好きなら、う〜ん、と感心してしまう風景。
-
このバスは公共バスなので、そこここで乗降のため停車します。
家屋がまったく見当たらない場所で、乗る人、降りる人。 -
彼はどこまで歩いていくのでしょう。
-
あっ、これも素敵。
草ぶきの円錐形の屋根が、陽光を受けて光ってますね。 -
本当に綺麗な景色。
全くの「自然」ではなく、そこに人がいる風景なんです。 -
山腹には収穫のあとが模様を描いています。
-
公共バスも、往路でミニバスが止まった同じ場所でトイレ休憩。
-
今度は黄桃を4つ購入。2マロティです。
一つは隣の席の彼女にあげて、自分も一つバスの中で食べました。 -
ロバが刈り取った草(?)を運んでいます。
-
のんびりした様子で目に嬉しい。
-
この川は濁っていますが、とにかく水の豊かなレソト。
-
桃売りの人達が寄ってきました。
黄桃と白桃があるみたい。 -
レソトで初めて見た、売り込み合戦。
東南アジアチックだな。 -
実りの秋ですね。
-
小さな国ですが、広い大地。
-
人の営みと自然が一体となって・・・。
昔の日本もそうだったのかと思わわれる風景が続きます。 -
うん、天空の王国の名は伊達じゃない!
-
マセルに近づくと、少しづつ「村」が現れます。
バスが停車したここは、学校前のようです。 -
鶏肉を焼いている人たち。(お弁当屋さん?)
子犬が足元をちょろちょろ走っています。
後ろは学校のようです。 -
学校です。
生徒たちがこちらに手を振ってくれたのに・・・。
写真ボケボケでした。悲しい。
公共バスは停車が多く、ローマの、町中にも入るので、マセルまで4時間半くらいかかるようです。 -
マセルのバスターミナルに到着。
彼女はこれから学校の寮に帰るのだそうです。
感心したのがこの国のシステム。この子のように親元を離れて学校に行っている場合、バス代は無料なんです。
その代わり、バスがマセルに到着後、この子はバスの中のゴミを集めて(簡単にですが)、捨てるという仕事をするんですね。
レソトには、こういうシステムがあるんだなぁ。素晴らしい!
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この旅行記へのコメント (7)
-
- ムロろ~んさん 2014/09/05 17:44:24
- こんなところに降りるの\(◎o◎)/?って思うことあります。
- れいろんさん
こんにちは、ムロろ〜んです。
レソトに行かれた旅行記を拝見しました。
確かにミニバンよりも値段が安く時間が読みやすいバスの方が利用しやすいのも分かる気がします。やはりバスの時間帯にぶつかっちゃうとミニバンは閑古鳥が鳴くのですね(-_-;)。
バス旅、良いなぁと思うのですが、海外でも日本国内でも路線バスにゆらりゆられながら風景を見ながら乗る旅も大好きなんです。
私もこんな何もないところにバス停?こんなところに降りるの?っていうところに不思議に感じますよ。
需要があるのだからかもしれませんが、ビックリしちゃいます。
英語を話せる学生さん、良い思い出になったようですね。
今月末、ニュージーランドでバス旅をしようと思っているのですが、いい出会いがあることを願って…、アハ(笑)。
ムロろ〜ん(-人-;)
- れいろんさん からの返信 2014/09/06 22:39:43
- RE: こんなところに降りるの\(◎o◎)/?って思うことあります。
- ムロろ〜んさん、メッセージありがとう。
バス旅は良いですよね。
私は飛行機よりも好きだな。ずっと外が見えるし。
おお、次はNZですか、良いですね。羨ましい。
NZはレンタカーかバスじゃないと旅行できないから、運転しないなら、バスしか選択肢がないでしょ(笑)。
私はNZに3回行っていますが、バス旅も快適でしたよ。
レソトの公用語は英語とソト語ですから、レソトではほとんどの国民がベーシックな英語を話すんです。
日本より、はるかに英語の通用度は高いです。
ムロさん、今回のオーストラリアで、オージーイングリッシュに驚きませんでしたか?
私は「グッダイ」とか「Pay=パイ」とか、独特の発音が印象的でしたね〜。
まあ、そんなに英語が話せるわけではないので、どうでも良いのですけれど
れいろん
-
- ジョ-ジ・ジョン・ポ-ルさん 2014/08/30 08:34:02
- そうそう!!仮設の沈下橋・・・懐かしいなぁ。
- れいろんさん、ルメラ−。
セモンコンのバス広場、確か駐馬場のすぐ側に有りましたよね。
懐かしいなぁ♪
ウチは、その広場を歩いてたら、バス待ちの客と勘違いされて、
下手くそな英語でヒ−ヒ−言いながら断ってました。
そのバス広場から続くトタン・ショップ群は、色々な国旗が
落書きみたいに描かれてて、とても楽しかったのを覚えてますよ。
町を出る時に渡る仮設の沈下橋・・・数ヶ月後に、ウチが行った時も、
まだそのままでしたよ〜。れいろんさんのコメで・・・
>こちらは現在通行している仮の橋。
増水には弱そうです。
て書いてある写真が有りますが、ウチとピ−タ−は、
あの沈下橋を左に曲がって滝を目指したのを覚えてますよ。
セモンコン〜マセル間の風景は、ホントに絶景ですよね。
ウチも寝るのが勿体なくて、何枚も写真を撮りましたよ。
工事箇所が多いから、窓を開けると埃が凄くて・・・。
だから、ピ−タ−がアチコチで「撮影タイム」で止まってくれてたから、
とても助かりました♪
- れいろんさん からの返信 2014/08/30 22:29:40
- RE: そうそう!!仮設の沈下橋・・・懐かしいなぁ。
- ジョ-ジ・ジョン・ポ-ルさん、ルメラ〜!
ジョ-ジ・ジョン・ポ-ルさんのセモンコン旅行記を見てきました。
盛りだくさんな内容で、もう、その一つ一つにコメントしたいです。
書き込んで下さったバス広場の事を書くと・・・。
私は、「日の丸「Japan」「日本」と書いてあるお店」見ることはできませんでした。
良い発見ですね。何のお店か入ってみればよかったのに!!
私も気になっちゃいます〜!
長靴は雨期の必須アイテムなんです。乾季はサンダルでも大丈夫なのですが、雨期の道はもうドロドロの泥濘。
(ジョ-ジ・ジョン・ポ-ルさんも旅行記で書いていましたが、)馬やロバの落とし物(糞)が道に沢山ありますよね。
それが混ざった泥濘なので、レソトの人たちも長靴で防御するんですって。
ジョ-ジ・ジョン・ポ-ルさんはチャーター車で移動だったので、写真の撮影も自由自在でしたね。羨ましい。
予算オーバーの旅行代金を払ったかいがありますよね〜。
れいろん
- ジョ-ジ・ジョン・ポ-ルさん からの返信 2014/08/31 10:27:41
- そっか!!長靴は・・・
- るめら〜、れいろんさん♪
ウチも、あの「日の丸ショップ」は、開けたかったんですけど、
1人旅で「連れ込まれたら怖いなぁ・・・」と思って・・・。
でも、今でも「あの店は、何屋さん?」て気に成ってるんですよ。
これは「いつか、もう1度・・・」てことなのかも・・・。
長靴て、そう言う使い方をしてたんですね。
言われてみれば、確かにそうですね・・・スッキリしたよ。ありがとう。
でも、どうやって知ったんですか??
ウチも、行く前は結構レソトを勉強したんですけど、れいろんさんは、
ラマバンダ・ロッジを始め、ウチよりも更に知ってるから・・・ビックリで凄く興味が沸いてきます♪
れいろんさんの、バス車中の写真・・・動いてる中で「よく撮れてるなぁ」と
思ってたんですけど、あれは窓を開けて撮ったんですか?
工事箇所が多かったから窓を開けるとブーイングされませんでしたか?
今、少しずつですがレソトの写真を現像してるんですよ♪
やっぱりPCで見るのとは、全然違いますネ。うぅぅ、現像代が・・・。
ジョージ・ジョン・ポール
-
- たらよろさん 2014/08/24 21:34:06
- 素敵な女の子だね
- こんばんは、れいろんさん。
バスの中、、、
荷物は上に乗せるのよ、、、から始まった女の子とのバス旅♪
凄い素敵な子だねっ。
外国人の人とお話ししたい!
そんな好奇心が彼女を素敵なレディに成長させてくれて、
そして世界に羽ばたくレディになるんだろうねー
車窓からの風景にのどかな気分に浸ったわ。
もし、私がここに居たら、、、と思っても、ちょっぴり想像つかないような素朴な街並みだけれど、こうして4トラベルの旅行記で疑似体験できるのは楽しいなぁ。
ミニバスよりも大きいバスでといっても、相当しんどい道中なんだろうね。
可愛い女の子の寝顔、彼女に送ってあげたのかな??(笑)
たらよろ
- れいろんさん からの返信 2014/08/25 21:34:57
- 素敵かなあ〜?
- たらよろさん、こんばんは!
レソトは多くの人がベーシックな英語を問題なく話すので、コミュニケーションがとりやすく良かったです。
う〜ん、私は隣空席が希望だったんですよ。
だから、後ろの方に座ったのに!
好奇心いっぱいの素直な女の子が来ちゃったら、無下にもできないし。
そうそう、この国はたらよろご夫妻向きじゃないですね。
大切なお金と時間をかけて行って、かえって疲れちゃうことでしょう。
とにかく人も国も素朴。
一般の人たちには、インターネットはおろか、携帯電話の普及もまだまだです。
個別の郵便配達のシステムもないのよ。
なので、写真は送っていないの。(しかも名前が難しいのよ。聞いたけれど覚えられなかった〜。)
れいろん
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