2014/04/03 - 2014/06/18
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キャッツアイさん
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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~編集中
電車やバスにちゃんと乗れるの?
トラブルがあった時、語学力無くて大丈夫なの?・・・
考えれば考えるほど、心配や不安にかられ、
出発直前までこの計画から逃げ出したかった。
でも、空の巣症候群の空虚な自分にカツを入れるために
無理やり緊張感のある場所に身を置くことにした
語学力超初級なのに・・イタリア縦断、2ヶ月半の一人旅・・
≪いつカラッポの巣から旅立つの?・・今でしょ・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【パレルモからフェリーでナポリヘ】
≪夜の8時15分発のフェリーで
パレルモからナポリに向います。
目が覚めれば、もう明日はナポリなんだ・・≫
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ホテルをチェックアウト。
行き着けの近くのカフェで少しゆっくりして
お店の人達とお喋りしたりして・・4時半。 -
カフェでタクシーを呼んでもらって
パレルモの港へ。
ティレニア社の受付事務所は、港の入り口から相当距離があるらしく
港の入り口では、それようの送迎シャトルの車(ワゴン車)が待機しています。
港の門に待機している守衛さんに「ティレニア」といえば
すぐ待機している車を指差して乗るように教えてくれます♪
(タクシーでそのままティレニア社の受付事務所まで向ったので、シャトルに乗り換える必要はありませんでしたが)
港の入り口に受付の事務所を置いてくれれば便利でいいのに・・
そこはイタリア。客目線ではない事情があるのかな?・・・
受付事務所では
PCでプリントアウトしたバウチャーを提示・・
乗船券に替えてもらいます。。
事務所にはまだ6人くらいしか並んでいません。
(事務所は広くはなくて、10人くらい並んだらあとは外にはみ出て並ぶ感じ。
雨の日は傘をさして待つの?)
あれ??・・さっきから待っているのに
なかなか列が前に進んでいかない・・・
いくら仕事が遅いイタリアでも、ちょっと酷い。
待っている一人が、とうとう業を煮やして・・
『いつまで待たせるんだ?!』 とが怒鳴りました。(←皆、同じ気持ち)
受付の窓口は2つしか開いていないのですが(←もっと窓口作ってほしい)
そのうちの1つのパソコンの調子が悪くて、今の所発券できませんと言っている模様。
急いで修理しようとする様子もみえず、それどころか後ろにいた男性職員2人も加
わってのんびりお喋りしている。
混んできても、全く無関心ですね。
開いていた一つの窓口の業務で、細々と前に進んでいた列の並びでしたが
その窓口でも、一人の男性が、
あーでもない、こーでもないと受付の人に相談しつづけて、待ちの列は渋滞。
その男性も、後ろに並んでいる人のこと、全く気にする様子は無くて・・・
自分の納得できる回答が得られるまで粘っているようです。。
さすがに私の前に並んでいた人が、文句を発しました。。
それにもわずかに反応してチラッと一瞥。
が、その男性は相変わらず相談を続けてます。
これは幾度と無く見慣れてきた光景。
すでに私の中ではイタリアの風物詩(←笑)
やっとやっと、
急ぐような足取りで、真面目そうな男性がひとり事務所に入ってきました。
不具合のパソコンを修理しはじめました。(←期待を一心に受けています)
真剣な顔をして、頑張っています・・・
男性の顔がほころびます。直りました!万歳!、・・
窓口で粘っていた男性も居なくなってそこからは普通に列は進み・・
ほどなく、発券してもらうことができました。
ホッ。
ここからまた港の入り口まで戻るのに
待機していた送迎用のワゴン車に乗るようにいわれました。
運転者さん、ドアを閉めてくれます。。
ガッシャーン!
・・むむj!何事!!
閉めようとした車のドアが外れて斜めになって落下しています〜・・
まるでコントのよう・・さすが、なんでもありのイタリア
運転手も、他の人達も慌てる様子なくて「オイオイ〜」的に肩をすくめています。
レシーバーでどこかと連絡・・
10分後、他の車が到着しました。
イタリアって点検とかしてないのかな??
「日本ではありえないこと」が
「イタリアではなんでもあり」の情景
それを見るのも楽しくなっている自分をみて
「旅に馴染んできた」と感じましたw。。。 -
さて・・
出港の乗船時間まで時間をつぶさなくっちゃ。
港の門の所にいた守衛さんみたいなかたに
船が出るまでお茶したいが、お勧めの場所がこの近くにありますか?っと聞くと
親切に『横断歩道を渡った先の左にあるよ」っと教えてくれました〜。
そこでゆっくり過ごします。
出発まであと2時間・・
パレルモの思い出を書いたり、次の予定をチェックしたり、写真を眺めたり・・
シチリア滞在の日々を振り返ります・・
無事過ごせて、
居心地よくて
思い切ってシチリアに来て、本当に良かった!・・
おもえば・・・
旅の難易度が高くて(交通手段)マフィアが居て、ぶっそうで危険な場所と聞き、
来るのを一番躊躇したシチリア・・・
実際は、人情深くて皆が家族のように接してくれる温かいシチリアでした。
今では、だ〜い好きです、シチリア。
シチリアの安全と居心地の良さに慣れてしまい
気持ちがすっかりゆるんでいるようです。
最後のパレルモは、気持ちを引き締めるのには、
いい準備体操になったかも(笑)
これからはさらに引き締めなおします。 -
プリントされたものをながめてみました。。
Route: Palermo to NapoliDeparting:
○○ April 2014 at 2015Arriving: ○○ April 2014 at 0630
Passenger : 1 Adult
Method of Transport: Foot Passenger(s)
Accommodation: 1 of FIRST CLASS CABIN DOUBLE INTERNAL
Cost: 61.65 GBP
帰国して
・・・・引き落としのカード明細で気がつきました。
61.65GBP・・ってユーロじゃなかったんだ、と!
ネットのサイトで予約した時、すっかりユーロの単位で換算してました〜。
相当早く予約を入れた早期割引がきいて、こんなに安いんだ!っと思って
喜んでいましたがイギリスの?予約サイト経由だったらしく
結果、100ユーロ弱の引き落としになってました。
そういえば、ネットで船の予約するのにも・・苦労したっけ・・
入力するのに、意味わからない言葉ばかりで
何度となくくじけながら、つどイタリア通の知人に助けてもらい予約できた。
アナログ人間だからとしり込みしていた自分に挑戦する気持ちで
頑張ったんだな〜っとある種、自信のような充実感が湧いてきました。
あと少しで乗船。
窓側の部屋からはちゃんと朝のナポリ湾が見えるかな。
そう思うと、ワクワクしてきます。 -
乗船時間開始30分前にバールを出て
港にむかいました。
TIRRENIA
あの船にのるんですね。
ときめきます・・
といっても、ただ寝るだけで
目が覚めれば、ナポリに着いてる・・
景色はあまり関係ないかな?。。
しかし
ナポリ・・緊張するぅ〜・・
だいぶ怖い経験談を聞かされているし、気をつけなくっちゃ!
港に着いたらとにかくすぐタクシーで駅に行っちゃお!
切符買ったら即効、カゼルタに行くし、
ナポリの街はスルーするから、危険なことはないはず。。よね。。 -
港では、まず最初は車が搬入されているようです。
誘導され、つぎつぎと船に吸い込まれていきます。 -
でかいトラックです
-
こんなのも乗るんですね
-
-
テキパキと車の誘導をしていたおじさん。
-
写真を撮るなら、僕も入れて〜っと陽気なイタリアーノ
-
貨物便〜。
-
-
船に載る人達は、右手のほうにバラバラとならんでいます。
(誰もきちんと並ばない・・)
車が一通り乗りおわったところで
入り口に進み、右側にある階段から入っていきます。 -
エスカレーターでぐんぐん上に上がります。
レセプションに到着。
ここはまるでホテルのよう。。
レセプションでチケットを見せて、カードキーをもらいます。 -
部屋に入ってみて・・
あれ?窓がない!そんなはずないよね!
窓側を予約したはずだもの!
再び、チェックインカウンターに戻り
「窓側の部屋を予約したのに内側の部屋でした。
部屋の交換をしてください!」
っと勢いよく言った私。
すると受付の女性は、チケットの欄を指差し
『あなたは内側の部屋を予約してますよ。ほら。
INTERNOって書かれているでしょ。』
「え?INTERNOって、窓側の部屋じゃないんですか?!」
INTERNOって、内側の部屋の表記なんだ・・・
・・失敗したぁ〜ああ、残念だな〜。楽しみにしていたのにな〜。
・・〜〜〜でも諦めないで、なんとかくいさがってみたの〜。←毎度
「今から変更できませんか?ぜひ窓側の部屋にしたいのですが・・」
『すべての人が乗船し終わらないとそれはお答えできません。
ただ今日は、団体もいて大変混んでいますから、お部屋は用意できない可能性がお
おきいです。とにかくすべての人が乗船するまで、そこでお待ちください』・・
ショックです。
夜の航行で外は見れないとはいえ、早朝のナポリの港にベスヴィオ火山を見ながら
着岸する感じを味わいたかったなぁ〜。
ま、最悪、早朝にデッキに出て見ればいいか・・ -
言われたとおり、レセプションからすごすごと引き下がり
近くの椅子に座って皆さんのチェックインが終了するまで待機です。
部屋には戻らずに(部屋を使ってしまうと変更してくれないかもしれないので)
レセプションの様子がよく見える椅子に座りました。
いつ終わるともわからない「最後の人のチェックイン」を待ちましょう・・・ふう
・・・・・・
どんどん人がやってきて、次々とチェックインをしています。
ロビーでその様子を眺めていると・・黒装束の神父さまを囲んでのグループがいたり
高校生の修学旅行みたいな団体や、大学生の団体もいたり
とにかくすごい人。。賑やかだw〜。
この混みようか・・う〜ん、やっぱり無理かな・・
フロアーを行ったり来たりしている何人かの客室担当の男性を呼びとめては
事情を話し、窓側の部屋は満室になりそうかどうか聞いて見たり・・
暇つぶしも兼ねて情報収集〜♪
(何人乗れる船なのか?海面からの高さはどれくらいなのか?などなど)
(色々聞いてメモした紙を紛失・・ショック)
そのうちの(たびたび質問などして声をかけていたうちの)
一人の(無愛想な)乗務員が・・
ロビーを通るたびに
時々声をかてくれて
『まだまだ乗船終わらないよ。』
『まだ相当待つよ』
『すべての乗船が終わるのは、たぶん、8時過ぎるから
ここで待っていてもつまらないだろうから、デッキでもあがって色々見てきた
ら?』
っと人相が良くない顔に似合わず(失礼!)笑顔も無いまま・・
親切に声をかけてくれますよ。
見た目は怖そうな乗務員さんでも、中身は親切なのね(笑)
ではでは船内を散策がてらデッキにでてみましょう〜。 -
屋上のデッキにはあまり人がいません。
広いです・・ -
デッキの最後尾のほうに行ってみました。
パレルモの町が見渡せます。 -
-
海面からかなりの高さです。
-
後ろを振り返ると・・TIRRENIAの文字
写真を撮ります。
パシャ! -
ただただ広い!!
十分、景色を堪能〜〜
そろそろ下に戻ろう〜っと。 -
もう一度レセプションに顔を出し
ダメもとで聞いて見たりして
「窓側の部屋、あいてませんか?」 -
『すべての乗船が終わるまでお待ちください。
調べるのはそれからです』
はいはい・・わかりました。
シアタールームを覗いてみたり、お店を覗いてみたり・・
それも飽きて、またレセプション近くの椅子に、どっこいしょ。
するとあの人相の悪い乗務員(失礼!)がやってきて
見るに見かねたのか
私の粘りに同情したのか
小さな声で、こう言いました。
『この場所で待っていてください。
私が様子を見て、窓側の部屋を確保しますから
もうレセプションの方には行かないでくださいね。』
え〜!そんなことができちゃうの?天の声だ〜! -
少し待っていたら、その乗務員さんがまた来てくれました。
小声で・・
『取れましたよ。案内しますから付いて来て下さい』
やった〜〜〜! -
どんどん歩いて
あとを付いていきます・・・
心は躍る踊る〜〜〜♪
諦めないと、望みは叶うんだな〜♪
やった!やった!
いくら割り増し料金を請求されるかな?
いくらでもいいわ!せっかくの船旅。窓側から海をみたかったんだもの。 -
『ここですよ』
ジャ〜ン。窓だ!!!
嬉しいな〜。
GRAZIE MILLE!!
これは4人部屋ですか?ッと聞いたら
上段の二段ベッドを壁にもどしてくれて・・
ゆったりした2人部屋になりました〜。 -
すると乗務員さん、
『最初の部屋番号はいくつですか?荷物を取ってきますから』
ま〜!そこまでしてくれるなんて、なんて親切な!!
最初の部屋のルームキーを渡します。 -
やっぱり、窓はいいな〜〜 -
-
ユティリティチェック。
シャワーもしっかりしてる!よしよし! -
室内をチェックしているうちに
その乗務員の人は戻ってきて
最初の内側船室に置いたスーツケースを運んで来てくれました〜。
部屋の説明をざっとして・・・
『はい、20ユーロね。部屋の変更料金になります』
は〜い!!!もう、喜んで!!!! -
彼はレセプションには内緒でって言ったけれど・・
渡すのかしら?
それともポケットマネーにするのかしら?
その辺がちょっと気になったけれど・・・
どちらにせよ・・・
とにかく、その方の配慮に出会って・・
最終乗船時間まで待つことなく窓側の部屋を確保できたことは
本当にラッキーでした。終わりよければすべて良し!! -
しばらく窓からの景色を楽しみます
-
-
船が動きはじめました。
-
また急いで屋上デッキに上がってみました。
陽が傾き始めて夕日がまぶしい〜
パレルモの街が遠ざかっていきます・・・ -
一気に陽は落ちていき、
はやい・・ -
とうとう、陽が沈みました。。。
このあと、レストランに行ってみたら・・満席。
長蛇の列です。 -
ベッドに横になったとたんに瞬間爆睡
ぱっと目が覚めたら・・
外がほんのり明るくなっています。
朝だ〜〜〜!
即効、起床! -
すぐ着替えて、屋上のデッキに駆け上がりました。
ちょっと寒いけれど・・
超、気持ちいいです!
快晴の空!
ベスビオ火山が綺麗に見えてます。 -
目の前に広がるどこまでも広い広い海原
頬に触れる朝の爽やかな風
遠くに見え始めたナポリの街・・
佇んでいると・・
旅をしているんだな〜という感慨が湧いて来ました。 -
-
館内放送が、ナポリの港に着岸したことを伝えています。
朝焼けのベスビオ火山、おはようございます!
さ、下船しましょう。
次は
【14】ナポリhttp://4travel.jp/travelogue/10911346
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この旅行記へのコメント (2)
-
- duc teruさん 2014/10/25 15:03:55
- UP Grade 良かったですね
- duyc teru です、私も在りましたよ、ナポリのホテルで、
部屋が余りにも狭かったので部屋替えを頼んだところ空きがないとの事、空きができたら頼むよと5ユーロ渡したところ、即、空きが見つかりました。
もともと安い部屋を予約していたので サーチャージ を払うつもりでしたが4泊サーチャージはありませんでした。
勿論キャッツアイさんの20ユーロは彼のポケットでしょうね、
昨日、川口マーン美恵著 ’住んでみたヨーロッパ9勝1敗で日本の勝ち’
を読みました、若し未読でしたら1読をお薦めします。
-
- pedaruさん 2014/10/25 05:43:21
- ナポリ
- キャッツアイさん お早うございます。
2ヶ月半の長い旅を記録するのは大変ですよね。写真ばかりの旅行記ではなくて、文ばかりのすこし写真入りの旅行記ですから、完成までのエネルギーは大変なものでしょうね。
読者を飽きさせない長いコメントは巧みな文章力によるものと思いますが、それ以上に、実体験が面白いのです。
イタリア語が不安とおっしゃいましたが、実践伊会話ですから、帰国後のイタリア語はかなり上達したのではと推察しています。
私の息子は英会話が全然出来ないのに、2ヶ月位だったかはっきりしませんが、オーストラリアに出かけて、現地ではトラブルや旅行者との交流でいやが上にも、英語を使わざるを得ない結果になって、帰ってきたら、「フンッ お父さんの英語なんて」などと、鼻で笑うほどになっていました。 受験英語の単語の数の多さが英会話を上達させたと思っています。英会話教室以上の効果でした。
また〜 男性に親切にされて〜・・・窓のあるお部屋に移れてよかったですね。相手がキャッツアイさんだと親切にしたくなるのでしょうかね。窓は大きくて開放感がありますね。古典的なpedaruは船の窓は小さな円形だと思っていましたよ。もっともpedaruが知っているのは捕鯨船くらいですからね。
早朝の空気を胸いっぱいに吸い込んで、ナポリ、夢の街・・・それにベスビオ山を目にしてこれから始まるドラマを思い、胸が熱くなったのですね。そのお気持ちが伝わって来ました。
pedaru
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