2014/04/03 - 2014/06/18
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≪エリーチェ≫
エリチェは、トラーパニの西隣の標高751mの山の上の城砦都市。
中世の城塞都市の面影を残し、
今でも3つの城門と城壁の一部が残っています。
古い石造りの建物と入り組んだ石畳の道が、独特の雰囲気。
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パレルモのホテルはそのままで
わずかな荷物だけ持って、
今日はトラーパニの駅前のホテルに1泊。
今日の予定。
トラーパニのホテルにチェックインした後
バスでエリーチェに向かいます。
明日はトラーパニの街を散策してから
午後にパレルモに戻ります。
バスターミナルは、トラーパニの鉄道駅の隣。
ここでまた、トラーパニから一緒だったルーマニアのご夫婦と偶然、
エリチェに行くバス停で一緒になりました。
その後も、メールのやり取りが続いている出会いになりました。 -
エリチェに到着です。
トラーパニ門を入ると、ヴィットリオ・エマヌエーレ通りが続いていて、
つきあたりには、町の中心のウンベルト1世広場があります。 -
■ トラーパニ門 Porta Trapani
エリチェの門を取り囲んでいた城壁の門の一つ。トラーパニの町の方向にあるのでトラーパニ門と呼ばれています。
門の左側に続く城壁の一番下の大きい石のブロックの部分は
紀元前7、8世紀のフェニキア人が造ったものをローマ時代に修復したもの。
城塞の上の部分はノルマン時代に造られているそうです。
エリチェの観光は、トラーパニ門からスタートしてみます。
(最初に、ノルマン城やバリオ公園に行く場合は、
トラーパニ門には入らずに、右側の道を行きます。) -
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門から一歩入ると
ニャンコのお出迎え。 -
門をくぐってすぐ、いきなりドゥオーモと塔が現れます。
立派な聖堂です。
ドォーモ(マトリーチェ教会)
1314年、アラゴンのフェデリーコ3世により建てられたゴシック様式の教会で、
被昇天した聖母マリアに捧げられています。
教会内部は、1853年に屋根が落ちた後に造りなおされ、ネオ・ゴシック様式。
横の礼拝堂の一つには、15世紀のフランチェスコ・ラウラーナもしくは
ドメニコ・ガジーニのものとされる聖母子像があります。 -
左奥は、宝物殿になっています。
教会前の鐘楼は、1312年に見張りの塔として建てられたそうです。
開: 夏季 10:00〜18:00頃 冬季 10:00〜12:30頃
料: 2.00ユーロ -
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程よく整備された石畳 -
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エリチェは、古代、豊饒の女神の聖地として発展した場所。
エリチェの周辺では石灰岩がふんだんに採れるため、
家や路地などには石灰岩が多く使われているそうです。
きれいな方形の石がびっしりと敷き詰められた細い路地が印象的で、
中世の雰囲気を楽しみながら散策。 -
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途中の崩れたような廃墟っぽい建物。
空いていた穴からのぞくと
こんなっでした。
有名なところだったのでしょうか?
修復しているのでしょうか?
手入れをしている気配があまりなくて・・ -
このピンクの建物はサン・ジュリアーノ教会です。
内部はノルマン朝様式です。(再建のもの) -
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凝った石畳で敷き詰められた路地。
エリチェは、
トロイア戦争に負けシチリア北西部に逃げてきたトロイア人の血を引くエミリ人によって築かれたそうです。
セジェスタと並んでエミリ人の重要都市だったとか。
紀元前3世紀には、フェニキア人(カルタゴ)の重要拠点となり、のち
古代ローマに滅ぼされ荒廃。
アラブ時代になると要塞としての重要性を持つようになり、
ノルマン時代に町が再建。
城壁が造り直され、ヴィーナスの神殿があったところには城が建てられ、
そしてその後もいくつもの教会が建てられ、町が形成されていったのだそうです。
エリチェは、イスラム王朝時代の面影を色濃く残す石畳がもっとも特徴的かも。
アラブ的な迷路やノルマン風の建物が町を包み、独特の散策時間を楽しめる。 -
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城壁に囲まれた街はさほど大きくない。
もともとノルマン人は、フランス北部沿岸に定住していたが、
彼らの一部が、南イタリアへ傭兵として赴いたらしい。
そこで活躍した恩賞として、領土を授かったが、
自らも領土を拡張していく。
そのなかで台頭したオートヴィル家が、とうとう南イタリアを統一。
さらにはアラブ人の内紛に乗じてシチリアまで征服した。
彼らが特徴的であったのは
シチリア統治に当たって、既成のシステムを踏襲したこと。
主な住人だったアラブ人とギリシャ人の既得権を保証した。
異文化を排斥することもせず、イスラムおよびビザンティン様式を積極的に採用し
ノルマン様式と融合させたのだ。
独特の文化を創り上げたその功績はすばらしく、
後の発展の要でもあったのではないか。
エリチェの町はその融合が目で確認でき、楽しい。 -
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。
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エリチェはシチリアで唯一「中庭文化」がある街と言われています。
外からみるとただ小さな扉があるだけなのですが、
扉を開けてみるとそこには美しい中庭が広がるのだそうです -
高台の町、エリチェ。
それは海を行く船員にとっても灯台代わりの街でもあったそうです。
そして船員にとってのお楽しみ場所ともなり
代々の女神信仰と関係してか、神殿売春の形跡もあったとか。 -
バリオ公園と塔
バリオ公園は、ノルマン城の手前にあるエリチェの市民公園。
ノルマン城に居を構えていた当日の統治者がバイウーロと呼ばれていたことに由来
公園の崖側にある塔はノルマン時代のもので、
ノルマン城の前衛の役割を果たしていたとか。
19世紀後半、ペポリ公爵により塔の修復が行われ
2005年にホテルに改装されオープンしたが、現在は営業されていないようだ。
塔の横の展望台からは、素晴らしいパノラマが広がる。
塔のある崖の下に見えるペポリの小塔と呼ばれる建造物は、
19世紀後半にアゴスティーノ・ペポリ伯爵により建てられたものだそうだ。 -
ウンベルト1世広場
ヴィットリオ・エマヌエーレ通りのつきあたりにある広場。
エリチェの町の中心。
19世紀に建てられた市役所、博物館、レストランやカフェがある。
(って、通りを撮った写真を消去しちゃったし・・) -
町の外回りを散策。
エリチェの西側にある紀元前8〜6世紀の城壁跡。 -
人影もまばらで静けさだけがある石畳の細い道を辿る。
あまりにも人の気配が無く、ちょっと心細くなった。。。 -
人の気配がない・・・・
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人が居ないと急に心細くなって・・・
急いで町のほうに足をむけた。
急に視界が開け、ほっとする。 -
トラーパニの街と地中海、
マグロ漁で有名なエガディ諸島、
更には遠くチュニジアまで見渡せるそうなのです。
エガーディ諸島のシルエットがぼんやりと・・・
【13】フェリー移動ナポリへhttp://4travel.jp/travelogue/10911343
(【12】モンレアーレ編集中につき飛ばします)
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