2014年7月 中欧4ヵ国とドイツをめぐる鉄道の旅 (1) ブダペスト前編

2014/07/12 - 2014/07/21

今年の夏は2年前から計画していた中欧鉄道の旅。当初はドイツのフランクフルトからハンガリー（ブダペスト）オーストリア（ウィーン）チェコ（プラハ）と周る予定でしたが、ドナウ川の高速船利用も加えてスロバキア（ブラチスラバ）の中欧4ヵ国とドイツ（ベルリン）を加えた鉄道の旅となりました。

第１回は出発からフィンランドのヘルシンキを経由しハンガリーの首都ブダペストを紹介します。王宮のある西岸のブダと、対岸の商業の街ペスト「ドナウの真珠｣と言われる夜景の美しい町を歩きました。一人歩きのヒントはトラベルカードというトラム、メトロ、バスに乗り放題の24時間券。
ブダ側は王宮や漁夫の砦、ゲッレールトの丘の夜景、（以下第２回目の予定）ベスト側はドナウ川散策やにぎやかなヴァーツィ通り、ドナウ川散策や食事をしました。夜は最大の楽しみナイトクルージングで最高な旅の始まりとなりました。

今回の鉄道利用は以下のとおりです。
ブタペストからウィーンまではオーストリアの誇るレールジェットに乗車。この列車はエコノミー・ファースト・ビジネスと３クラス制で、一番上のクラス　ビジネスクラスに乗車しました。

ウィーンからブラチスラバまではTWIN CITYLINERというドナウ川クルーズ船に変更。このクルーズ船は国際航路でありながら60分と短い時間でブラチスラバに到着します。船での移動も楽しい思い出になりました！

ブラチスラバからはチェコの誇るSC（スーパーシティ）に乗車する為、ジリナ経由でオストラバからプラハまでSCに乗車しました。昔は同時刻（5時35分）出発でプラハに9時35分到着するSCがあったのですが、今はチェコ国内専用で運行しているようです。結局プラハ到着14時39分となりました。

最後はプラハからベルリンまでEC176に乗車。プラハを出るとヴルタヴァ（モルダウ）側沿いを走る車窓の景色が素晴らしい路線でした。

今回の世界遺産
ハンガリー
ドナウ河岸、ブダ城地区及びアンドラーシ通りを含むブダペスト　
（文化遺産）登録年：1987年 2002年

オーストリア
ウィーン歴史地区（文化遺産）登録年：2001年
シェーンブルン宮殿と庭園群（文化遺産）登録年：1996年

チェコ
プラハ歴史地区（文化遺産）登録年：1992年

全日程
◎2014年7月11日（金）
夜、新幹線で博多に移動

◎7月12日（土）
福岡空港からJAL001便で成田空港に移動
成田 10時30分発 JAL413便 ヘルシンキ 14時55分着
ヘルシンキ AY755便　17時00分発 ブダペスト 18時20分着

◎7月13日（日）　ブダペスト市内観光

7月14日（月）
ブダペスト 13時10分発 レールジェット66　ウィーン 15時56分着

7月15日（火）　 ウィーン市内観光

7月16日（水）
ウィーン 13時00分発　TWIN CITY LINER（ドナウ川観光船）
ブラチィスラバ 13時59分着　ブラチィスラバ市内観光

7月17日（木）　　
ブラチィスラバ 5時33分発　EC150 ジリナ　7時44分着
ジリナ　8時21分発　EC105　オストラヴァ　10時15分着　
オストラヴァ 11時27分発SC（スーパーシティ）510 プラハ 14時39分着

7月18日（金）　プラハ市内観光

7月19日（土）
プラハ 8時29分発　EC176　ベルリン 13時15分着
ベルリン市内観光

7月20日（日）
ベルリン 17時15分発 AB（エアベルリン）6567便
フランクフルト 18時40分着
フランクフルト 19時30分発 JAL408便　

7月21日（月）
JAL408便　成田空港　15時25着
羽田空港 18時30分発 JAL329便　福岡空港 21時15分着

写真はブダペスト・くさり橋から見る夕暮れの王宮　　

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 船
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

1日目　2014年7月12日（土）
福岡空港から成田空港に出発します。

今回はどんな旅行になるのか？どきどきしながらの旅立ちです。

成田空港でチェックイン

サクララウンジで搭乗の朝食。

今年はJL413便ヘルシンキからハンガリーのブダペストに入ります。

これが、始めて搭乗機材ボーイング787-8です。
去年、シンガポールに行く時はB787のバッテリートラブルで機種替えで乗れませんでした。

エコノミーの食事です。朝食を食べたばかりなのでお腹がいっぱいになりました。

J 級ハンバーグ＆ 海老カレー、エッグベネディクト風 サーモントラウト添え、フレッシュ サラダドレッシングとディッピングソース、フルーツとハーゲンダッツ アイスクリームでした。

食事の後、映画のプログラムを見たらディズニーアニメがあったのアナと雪の女王見てしまいました（恥ずかしいので感想はなしです）

最新鋭機のボーイイング787のサンシェードはスイッチで窓ガラスが暗くなります。透明にすると眩しいくらいの明るさが暗くするとこんな感じに！

２回目の食事

AIRくまモン タイピーエンと焼きおにぎり 棒棒鶏、揚げ玉子
くまモンストロベリーケーキ

紅蘭亭 大平燕(タイピーエン）熊本のご当地グルメだそう！

ロシアのサンクトペトルブルグ市上空を通過。

サンクトペトルブルグ市
２年後訪れる予定です(モスクワ→サンクトペトルブルグ→ヘルシンキ）
いけるかな？

ヘルシンキに到着しました。

搭乗時間が約9時間なので、エコノミーシートでもぎりぎり我慢できる感じ。

次はフィンエアー（AY755便）ブダペスト行きです。

軽食が出ました。

ブタペスト空港に到着し、20､000円を両替　35､520Ft（フォリント）
レート1､776　100円／177,6Ft　100Ft／56,3円

ブタペストの空港からはエアポートシャトルを利用してホテルにむかいます。
左側はチケットオフィスで右側が待合室です。電光掲示番にチケット番号がでており、乗車する小型バスの号車番号が出たら外に待機しているバスにに乗ります。

ターミナルを出ると写真中央に停車しているのが、エアポートシャトル、希望のホテルまで行ってくれます。

宿泊したのはスターライト スイーテン ホテルですが、となりの有名なフォー シーズンズ ホテルを行き先に指定しました(^^;
料金3､200Ft /1､800円
実際はカードで支払ったらカード会社からの請求額1､447円でした。
やっぱりカードで支払った方が手数料やレートの関係で安いかもしれません。

エアポートシャトルの車窓から

ゲッレールトの丘が見えました。山頂に自由の像が見えるのですぐ分かりました。
自分が一番最後の乗客でフォーシズンズ ホテルで下車。

こちらが、スターライト スイーテン ホテル
外観が少し古く感じます。

スイートルーム指定なので快適に２泊できました。

こちらが、ベットルーム
くさび橋に近く観光には便利なホテルでした。

☆くさり橋
チェックイン後、ホテルから歩いて行ける観光スポットとして有名なくさり橋で来ました。

橋の正式名称は、「セーチェーニ鎖橋」と言うそうです。この橋の建設を進めた「セーチェ二伯爵」の名が名称の由来です。

くさり橋の両端には左右に２頭のライオン像があります。

以外に大きな石像です。

くさり橋から見る王宮の丘
夕方から曇ってしまいましたが、雲のおかげで夕焼けが素晴らしく綺麗でした。
旅行初日から記憶に残るような景色が見れてブダペストの街に感謝です。

タイトル画像

くさり橋を渡ってブダ側（王宮）行きます。

ブダ側に来ました。左にみえるには王宮の丘に上がるケーブルカーです。

くさり橋から歩いてゲッレールトの丘の下にあるエルジェーベト橋まで来ました。

工事情報
王宮の下のドナウ川沿いは通りも含めて工事をしておりました。

ブダ側から見たくさり橋

エルジェーベト橋近くのこの階段からゲッレールトの丘に上がります。

（夜はかなり暗くなるので一人で上るにはやめましょう-反省です）

途中、左に見えるくさり橋もライトアップされました。右の橋がエルジェーベト橋

☆ゲッレールトの丘
丘に上がる途中にある聖ゲッレールト像

この場所からドナウ川に投げ込まれたのだろうか？

☆ゲッレールトの丘

ここから見える夜景も素晴らしいです。
中央左側に王宮が見える。

☆ゲッレールトの丘
ゲッレールトの丘に下から20分ぐらいで到着しました。

ゲッレールト山の山頂に立つ自由の像（サバッチャーグ像）
この像はドナウ川をはさんだペスト側でも良く見えます。

☆ゲッレールトの丘

自由の像の両脇に立つ像（名前不明）

☆ゲッレールトの丘

ゲッレールトの丘のから見た王宮とドナウ川の夜景
有名な撮影ポイントから撮影

☆ゲッレールトの丘

手前の橋がエルジェーベト橋。
その先が、くさり橋。

☆ゲッレールトの丘

☆ゲッレールトの丘

別の角度から
緑色の橋が自由橋。1896年ハンガリー建国1000年を祝って架けられた橋。

同じ道を下って、エルゲーベト橋を歩いています。
雲の合い間から見える月が幻想的でした。

ライトアップされた自由の像が見えました。

ブダペストの夜

どこで撮っても絵になります。

ペスト側から見た王宮

この後、食事を買ってホテルに戻りました。

2日目　7月12日（日）

朝の散歩、ペスト側から見る王宮。
風がさわやかでとても気持ちいい！

☆くさり橋

くさり橋に来ました。今日は朝から快晴。
どんな１日になるのか、今から楽しみです。

くさり橋も、朝は交通量がすくないので、道路を自由に渡れます。

橋のたもとには4頭のライオンがどっしりと構えています。
こちらはペスト側の２頭を撮りました。

☆くさり橋から見た王宮の丘にある漁夫の砦とマーチャーシュ教会

この絵もいいてすね。

ホテルに戻り朝食、昨晩は夜遅くまで観光していたので、スーパーで買ったパンとビールだけだったのでしっかりと食事をしました。

ドナウ川沿いを歩いてメトロ　M1、M2、M3が接続する駅のあるデアーク・フェレンツ広場に向かいました。

ブダペストに来るとこのような可愛いい写真もとりたくなります。

デアール・フェレンツ広場の観覧車。

後ほど乗ってみました。

この広場にあるメトロ駅　デアークテール（Deak ter)駅で24時間使用できる（当日限り）トラベルカードを購入。

1､650Ft / 930円

早速Deak ter駅からメトロ２号線でブダ地区のBatthyany駅でトラム19番に乗換えます。

くさり橋の対岸にある（昨晩も来た所）クラークアーダーム広場で降ります。

王宮に行くケーブルカーに乗車。

ケーブルカーの片道チケット　1､100Ft /620円

このケーブルカー全席ペスト側（ドナウ川）を見るような座席になってます。
どの席からもこの景色を見る事ができます。

まもなく王宮の入口に到着。

王宮正門の広場に到着。

王宮は10時開門なので、先に漁夫の砦に行きます。

漁夫の砦まで石畳の通りもいい雰囲気です。

三位一体広場が見えてきました。

左に見えるのが三位一体像（残念ながら周りは工事中でした）
右の教会がマーチャーシュ教会

三位一体広場側から見たマーチャーシュ教会。

この角度が迫力がある。

☆漁夫の砦

こちらはお馴染み、漁夫の砦前に建つ聖イシュトヴァーンの騎馬像

☆漁夫の砦

七つの三角屋根の塔の間に回廊がある。
この回廊から眺めるドナウ川とペストの町が美しい

回廊は１階と２階が有って２階は有料。
（午前中の早い時間が逆光になります）

☆漁夫の砦

左はマーチャーシュ教会、右が漁夫の砦

☆漁夫の砦

漁夫の砦はどの角度で撮ってもベストショットになります。

☆漁夫の砦

２階に上がるのは有料。700FT / 390円

☆漁夫の砦

左にマーチャーシュ教会の三角の模様の屋根も良く見えます。

☆漁夫の砦

２階の回廊から見たマーチャシュ教会。

☆漁夫の砦

三角屋根も間近で見られるし、ドナウ川、王宮側と素晴らしい景色なので入場料700Ftは高くはないと思います。

漁夫の砦とマーチャシュ教会を後にします。
次回は王宮と夜のブタペストを楽しみます。

2014年7月27日 投稿
2014年8月4日 画像追加

2014年7月 中欧4ヵ国とドイツをめぐる鉄道の旅 (2) ブタペスト編　後半に続きます。
https://4travel.jp/travelogue/10911214