2014/06/22 - 2014/06/23
488位(同エリア1045件中)
経堂薫さん
御城と野球場…一見、何も関係なさそうな両者を結びつける旅。
広島に続く第三弾は西宮を訪れました…が、御城訪問はナシ。
まずは“野球の聖地”阪神甲子園球場へ。
そして阪急西宮球場の跡地に立つ阪急西宮ガーデンズを巡ります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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8時5分、高速バス「神戸エクスプレス」は広島バスセンターを出発。
10時ごろ、山陽道吉備サービスエリアで休憩です。
安富牧場のしおアイスと丹波の黒々茶を購入し、バスは神戸へ。
12時5分、三ノ宮バスターミナルに到着。
ターミナルといっても、ただの車庫でしたが。
神戸三宮駅に移動し、阪神電車に乗車します。吉備サービスエリア 道の駅
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神戸三宮から特急で20分弱、阪神甲子園駅に到着。
まだ試合開始まで1時間以上あるのに、既に駅前は黒山の…というか黒と黄色の人だかりですけど。甲子園駅 駅
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駅前から球場へ向かう通路の右側に、古びたお土産屋さんや食堂が並んでいます。
昔からある一角で建物の規模そのものは変わらないのですが、外装や品揃えは年々パワーアップしている感じ。
この日も大勢のお客さんでごった返していました。甲子園駅 駅
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目の前を通る阪神高速の下をくぐり、阪神甲子園球場の正門前へ。
日曜の昼ということもあって観客が次から次へと押し寄せています。
まさに“日本一の大スタジアム”の面目躍如といったところです。阪神甲子園球場 名所・史跡
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スタジアムの外周を反時計回りに一周します。
何店舗かあるタイガースショップも人で溢れています。
外周を歩いている皆さんは既に出来上がっている感じ。
いつ試合が始まっても準備万端ってところでしょうか。阪神甲子園球場 名所・史跡
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スタンドの中に入ると既に客席は7割方埋まっています。
まだ試合開始まで時間があるのに、この気合の入りよう。
甲子園の象徴たるスコアボード、いつ見ても美しい。阪神甲子園球場 名所・史跡
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グランドでは両チームのキャラクター、阪神のトラッキーと楽天のクラッチが華麗(?)なる舞い。
阪神甲子園球場 名所・史跡
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いよいよ試合開始!
各ポジションでタイガースガールズが小さな子供たちと一緒に、選手たちが守備位置に就くのを待ちます。阪神甲子園球場 名所・史跡
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始球式はWBC世界バンタム級チャンピオン山中慎介。
ワンバウンドでの投球も場内からは拍手喝采の嵐!阪神甲子園球場 名所・史跡
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というわけで試合が始まったのですが…。
阪神の先発能見が大乱調で打たれまくり!
5回裏終了時までに5対0と阪神が劣勢。
だんだん場内の雰囲気が険悪に…。阪神甲子園球場 名所・史跡
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7回表終了時で4点のリードを許している阪神。
勝利を信じて無数のジェット風船が打ち上げられますが…。
結局5対1のまま阪神は敗戦と相成りました。
終盤、雨が落ちてきたので最後まで見ずに席を立ちました。阪神甲子園球場 名所・史跡
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その夜は梅田まで戻り大阪駅近くのホテルに宿泊。
変貌著しい大阪駅近辺を散策します。
それにしても久しぶりに来た大阪駅は、まるで別の駅のよう。ホテルグリーンプラザ大阪 宿・ホテル
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翌朝、阪急梅田駅から特急列車に乗車します。
頭端式ホームにマルーンカラーの電車がズラリと並んでいる様は、まさに阪急。
車内は大学生、特に女子大生が多し。
両隣も、向かいの席も、目の前に立っているコも、みんな女子大生っぽい感じです。大阪梅田駅 駅
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10分余りで西宮北口駅に到着。
車内の女子大生の皆さんもゾロゾロ降車していきます。
たぶん隣駅にある関西学院大学か神戸女学院の学生さんたち。
その後ろを付いて行きたいところですが、ここはグッと我慢。
南口方面の出口から伸びるペデストリアンデッキに向かいます。西宮北口駅 駅
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歩いて5分ほどで阪急西宮ガーデンズに到着。
敷地面積7万平方mにも及ぶ西日本最大級のショッピングモールです。阪急西宮ガーデンズ ショッピングモール
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道を挟んだ向かい側に、ちょっとした広場があります。
ここでは「西宮北口ものがたり」という3つの逸話が紹介されています。阪急西宮ガーデンズ ショッピングモール
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一つ目は「高畑町遺跡」。
西宮市で初めて出土した奈良時代の遺構について紹介しています。
二つ目は「阪急西宮球場」。
西宮ガーデンズが出来る前、ここに聳立していた「西宮北口の主」です。阪急西宮ガーデンズ ショッピングモール
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三つ目は「ダイヤモンドクロス」。
かつて神戸本線と今津線は西宮北口駅構内で線路が平面で交差していました。
「ダイヤモンドクロス」とは、この平面軌道交差のことをいいます。
鉄道の平面軌道交差はダイヤを組む上で非常に厄介な存在。
全国の高速鉄道でも唯一ここにしかありませんでした。
それゆえ西宮北口駅名物として、鉄道ファンのみならず西宮市民にとっても愛されていたそう。
西宮球場とダイヤモンドクロスは西宮北口駅のランドマークだったわけですね。阪急西宮ガーデンズ ショッピングモール
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しかし1970年代から80年代にかけ、旅客輸送量が年々激増。
そんな中、ダイヤモンドクロスは安全保安上のネックになります。
昭和59(1984)年、ダイヤモンドクロスは撤去されました。
そして今津線は西宮北口駅で南北に分断されることに。
おかげで神戸本線のホームを延伸することができ、輸送力の増強に成功。
神戸本線は高架化されましたが今津線の線路は今なお地上を通っています。
撤去したダイヤモンドクロスの一部を埋め込み、ここに保存しているわけです。阪急西宮ガーデンズ ショッピングモール
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阪急百貨店の南側出入口の横、南駐車場の側壁に植え込みがあります。
ここに、二つの記念物があります。阪急西宮ガーデンズ ショッピングモール
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ひとつは「ブレーブスこども会記念碑」。
西宮球場が存在した時代から敷地内に立っていたもの。
球場解体の際に撤去されましたが、西宮ガーデンズ建設に際して再び設置されました。阪急西宮ガーデンズ ショッピングモール
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もうひとつは「ブレーブス後援会記念樹」。
記念碑には「愛する阪急ブレーブスと野球への思いをこめてバットの木アオダモを寄贈します。」と記されています。阪急西宮ガーデンズ ショッピングモール
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西宮ガーデンズの中へ。
フェスティバルガーデンにあるエレベーターで5階へ登ります。阪急西宮ガーデンズ ショッピングモール
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TOHOシネマズ西宮OSの隣に、阪急西宮ギャラリーが佇んでいます。
西宮球場や阪急ブレーブスだけでなく、阪急電鉄や阪急百貨店の歩みに関する資料も掲示されています。阪急西宮ギャラリー 美術館・博物館
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ギャラリーは中央の入口を挟んで左右に分かれます。
左側中央には1983年当時の西宮北口駅周辺を再現した1/150のジオラマ。
球場の模型は手が込んでいて、当時の雰囲気を彷彿とさせます。
もちろん駅構内のダイヤモンドクロスも再現されています。阪急西宮ギャラリー 美術館・博物館
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ジオラマの隣には阪急ブレーブスの栄光を象徴する品々の数々。
特に黄金時代を支えた福本豊、山田久志、加藤英司の3選手については、個人所蔵のバットやトロフィーを借り受けて展示するという熱の入りよう。
今でも福本氏や加藤氏は阪神戦やオリックス戦のメディア中継で解説を務め、そのトボけた味わいが話題になったりしますが。
今の姿しか知らない若い人たちには、どれだけ両者が偉大な選手だったか知ることのできる稀少な場所です。阪急西宮ギャラリー 美術館・博物館
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入口を入って正面には“野球殿堂”こと野球体育博物館(東京ドーム内)に掲げられているレリーフのうち、阪急ブレーブスに貢献した13人のレプリカが展示されています。
先出の福本、山田両選手のほか、阪急黄金期の礎を築いた西本幸雄監督、1975〜77年に日本シリーズ三連覇を達成した上田利治監督らの肖像が掲げられています。
しかし、とりわけ偉大なのは大阪急を築いた不世出の経済人、小林一三翁でしょう。
もちろん野球競技者としてではなく、プロ野球の発展そのものに貢献した特別表彰での栄誉です。阪急西宮ギャラリー 美術館・博物館
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ギャラリーには野球だけでなく、鉄道やイベントなどの資料も展示されています。
左は昭和9(1934)年に梅田/神戸間25分特急運転を実現したポスター。
手前には特急運転に投入された920型車両の1/20スケール模型。
右は昭和25(1950)年に西宮球場近辺で開催された「アメリカ博」のポスター。
手前はアメリカ博の宣伝用に塗装された800型車両の1/20スケール模型。阪急西宮ギャラリー 美術館・博物館
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ギャラリーの右半分は主に阪急百貨店など阪急グループについての展示です。
これは阪急百貨店の前身、阪急マーケットについての解説。
鉄道系百貨店の草分け阪急百貨店も、創業時は店員が元鉄道マンの素人ばかりだったとか。阪急西宮ギャラリー 美術館・博物館
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ギャラリーには西宮球場の歴史を映像で紹介する装置があります。
例えば「箕面有馬電気軌道創業」からたどる阪急電鉄関係の歴史。
「プロ野球の誕生」や「初の日本一」「高知キャンプ」といった阪急ブレーブス関係の歴史。
歴史やイベントなど西宮球場関係や、アメフト「阪急西宮ボウル」についても。
出色なのは西宮球場で開催された「宝塚歌劇大運動会」の映像。
大運動会は10年に1度、歌劇団創設を記念して開催されます。
映像は80周年ですから1994年に開催された大会でしょうか。
なお西宮球場の解体後は大坂城ホールに会場を移転。
ちなみに今2014年は創立100周年なので、10月7日に開催されます。阪急西宮ギャラリー 美術館・博物館
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西宮ギャラリーを後にして、屋上のスカイガーデンへ。
設置されているスタンドは、どこか野球場を彷彿とさせます。
それもそのはず、西宮球場のスタンドをイメージして設計されているのです。阪急西宮ガーデンズ ショッピングモール
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スカイガーデン内にあるイベントガーデンの「緑の観覧席」は、まさに野球場のスタンド。
「緑の観覧席」の左端下部の地面にはホームベースがあしらわれています。
かつて西宮球場でホームベースがあった場所を今に伝えています。
阪急電鉄にとって西宮球場と阪急ブレーブスが、いかに大切な存在だったかアピールしているかのようです。阪急西宮ガーデンズ ショッピングモール
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