イタリア縦断１３日間の旅 ③６月７日 ヴェネツィア　ホテル従業員の質はあまり…

2014/06/05 - 2014/06/17

今日はヴェネツィア本島に渡り２時間の市内観光とゴンドラ遊覧後昼食を摂りメストレに戻りフィレンツェ迄２６０㎞、約４時間のバス移動となります。

①ドゥカーレ宮見学
　今日のガイドさんはシルバーノさん、名物ガイドさんで通称銀ちゃん。

②サンマルコ寺院

③ヴェネツィアングラス工房
　ここで銀ちゃんとはお別れ

④ゴンドラ遊覧（カンツォーネ付き）

⑤昼食

⑥メストレに戻りバスにてフィレンツェへ

ヴェネツィアは世界各地から観光客が集まる観光地、港には大型のクルーズ船が何隻も停泊しているのでスタートが大事と云う事で昨夜の夕食時点ではホテル出発７時３０分となっていましたが朝食が７時オープンで客室棟とレストラン棟が離れているなど条件が悪いので当日１０分猶予が貰え７時４０分発に変更されました。

イタリアのサービス業に働く人はサービス精神有りません。７時丁度にレストランはオープンしました。
2013年のエジプト旅行では５時３０分発の為朝食はボックスの予定でしたがメナハウスのレストランスタッフが我々１７名のツアー客の為に４時４５分にレストランをオープンさせてくれ通常より品数は減っていましたが暖かい朝食を食べさせてくれたうえ支配人が我々を見送ってくれたのとは大違い。

スーツケースのピックアップに至ってはポーターが大勢のツアーを優先して我々が後回しにされており時間が迫ってきたので美土路さんが運び始め朝食を済ませた者がリレーしました。
そこへポーターさんがやって来て運ぼうとしましたが美土路さんが一喝『手出すな！』的な事を言ってポーターさんを追い払い全て我々がバス迄運び時間通りに出発。
何故こんな事になったかホテル側に問い詰めたところ『スーツケースが時間までに出ていなかった』とフロントは言い、ポーターは『フロントから指示されていない』とお互い自分に責任は無いと言い逃れをしたそうです。
部屋割りの指示をしていても家族を離れさせたり友人を離れさせたり仕事はいい加減な連中です。先が思いやられます！

エリア ベネチア(イタリア)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

8時の水上バスに乗り本島に向かいますが写っているだけで10隻の船、朝から混雑しています。

このようなクルーズ船が何隻も来ているので本島の混雑度が推し量れ、スタートが肝心です。

この教会の名は？

これも？

さすがにピサの斜塔には負けますが充分に傾いています。

水上バスに乗る事30分弱で本島到着

溜息の橋
左手ドゥカーレ宮殿で裁判を受け右手の牢獄へ入る際、橋上の格子窓から見られるヴェネツィアの最後となるであろう景色を見て囚人が溜息をついたとして19世紀に詩人バイロンが名付けたとの説もありますが・・・。。
地元民の間では、日没時にゴンドラに乗った恋人同士が橋の下でキスをすると永遠の愛が約束されるとしてゴンドラ観光の定番コースとなっているとウィキに書かれていましたが我々のゴンドラは通りませんでした。

こちらは橋の格子窓から見た景色

ドゥカーレ宮
地盤が弱いので石を多用出来ないので中は木造として重量を軽減して築造

ドゥカーレ宮中庭よりサン・マルコ寺院を望む

階段天井の豪華な装飾

細かいです

階上から見ると分かるが登るときには気付かない踊り場の立体感

天井画も豪華絢爛、撮影禁止区域なので写真はありませんがサッカーが出来るような大広間があります。四隅の柱だけでよくあの大空間が作れたものです。

宮殿より望む運河、このようなプライベートボートが何隻も停泊しています。この日はイベントが有りフェラーリの会長がボートで来ていたそうです。

サンマルコ小広場に立つヴェネツィアのシンボル有翼の獅子と聖テオドーロ、ナポレオンは有翼の獅子の像をことごとく破壊し新たに作る事を禁止したのでヴェネツィア人は今でもフランス人が嫌いと銀ちゃんが言っていました。
旅行記を書くに当たりいろいろ調べていたらこの２本の柱の間に死刑台が設置され絞首刑が行われていたのでヴェネツィアの人々はこの間は避けて通らないそうです。
ヴェネツィアには数多くの幽霊の話が有るそうで調べていると興味が湧いてきました。

獅子のスタイルには聖書に足を掛けたものや剣を掲げたものなど数種類ありそれぞれに意味があるそうです。これは聖書を踏んでいるもの。

こちらは聖書を開いたもの

分かりずらいですがポールの先端の獅子は剣を掲げています。
至る所に在りますので訪れる方は何種類の獅子がいるか探してみるのも面白いかも・・・。

サン・マルコ寺院入口
通常の入口は小広場の端の方まで行列が伸びていましたが、銀ちゃんのようなガイド付きの団体さんは一人１．５ユーロのお布施を払えば並ばずにスイスイと入場出来ます。正に『地獄の沙汰も金次第』なのですが行列が短ければ使う必要もないお金なので事前にシステムの説明があり参加者の同意を得ています。
第４回十字軍がコンスタンティノープルから盗んできた４頭の青銅の馬（写真では２頭しか写っていません）はレプリカで本物は寺院内に展示されています。外に置くと盗まれる為、自分達が盗んで（戦利品）おいてよく言います。

入口天井のモザイク
大変細かい作業で寺院内の二階に行くと一部剥がれた部分があり肉眼で確認することが出来ます。
二階バルコニーに出て写真を撮ったりして約３０分程度で見学は終わり。
ヴェネツィアの守護聖人サン・マルコは８２８年に内外に国威を誇示するためアレキサンドリアから聖遺物を盗んできて守護聖人としたもの。
ヴェネツィアが凄いのは『虎の威を借る狐』で終わらず一流国家となった点です。

大鐘楼
高さ９６ｍ
もともとの役目は灯台と見張り台
現在はエレベーターで昇れるが入場料８ユーロ
もともとあまり高い建物が無いのでサン・マルコ寺院のバルコニーからの景色で充分なので昇りませんでした。

時計塔
大鐘楼よりも早く建てられ屋上の二体のムーア人のブロンズ像が鐘を打ち鳴らし時を告げます。

銀ちゃんはヴェネツィアングラスの工房入口でお別れ、マルコと名のつく有名人は大体ヴェネツィア出身でマルコ・ポーロが一番有名、皆が知っていて違うのはちびまるこ位だそうです。
こんな感じで面白おかしくガイドしてくれるので大変楽しい時間でした。

ヴェネツィアン・グラスの実演
去年のエジプトでも見ているので興味湧かず
二階のショップでの説明も適当に聞き流しトイレを拝借
ツアー途中のこういったショップの立寄りも短い時間だし別に買わなくても店員の態度が変わるわけではないのでトイレを気軽に借りるには良いシステムと感じるようになってきました。
ここで売られている製品はムラーノ島で作られており本島ではヴェネツィアン・グラスの製造はされていないとの事でした。

少々の自由時間の後ゴンドラ遊覧
三隻に分乗し専属の歌手付きで４０分弱の遊覧
狭い水路を何隻ものゴンドラが行きかう中、巧みな櫂さばきでリアルト橋付近まで出てカンツォーネを聞いてまったりとしてきました。

こちらが我々の専属歌手と演奏者、なかなか良い声をしていました

本日のランチはイカ墨のパスタ
味は良いけど食べた後の歯に気を付ける必要あり！

メインディッシュは手長エビと白身魚

デザート

アンジーとジョニー・デップの出ていた『ツーリスト』の舞台となったホテル『ダニエリ』が写っていますが外観だけ見ると？？？
中は豪華なんでしょうか？

バスに乗り換えると何やら外が騒がしい
ヴェネツィア人がイタリアから独立したいとデモを行っているのだそうです。ヴェネツィアだけは観光客が押し寄せるので景気が良いが他が足を引っ張るので離れたいのだそうです。

ヴェネツィアより４時間弱のバス移動で連泊するフィレンツェのホテル『ヒルトン フローレンス メトロポール』に到着。
ホテルの周りはこのような田園地帯と住宅が混在している場所です。　

大きなバッグを必要としない程度の旅行なら問題ない広さですが

スーツケースを広げるには狭い

シャレた感じのバスルーム
使ってみるとガラスの仕切り版と湯船の隙間が開いていて注意して使っても床はビショビショになるし３つのハンドルで湯温と蛇口・シャワーを調節する面倒なシステム
おまけに洗濯物を干すロープも低い位置にあり使い物にならないただ設置しただけの物。
床が濡れるのはうちの部屋だけでなく皆さん言っていましたので設計者のミスのようです。

これまたシャレた洗面ボウル
カッコはいいけど水が貯められないので洗濯するのが大変、カッコだけつけるのは容易い事、そこに実用性を持たせるのがデザイナーの力量だと思います！

トイレはバスルームの中で仕切られています
ペーパーの位置は悪いし便座の緩衝用ゴム４カ所のうち１つが無くギコギコ五月蠅い！
見た目は良いけど使用するには最低のホテルでした！
ＪＴＢのアンケートにも連泊するホテルはもう少し慎重に選んでほしいと記しました。

冷蔵庫前しかスーツケースを開くスペースが無い！
そこに置くと冷蔵庫の扉が開かない！

本日のパスタ

本日のメイン

本日のデザート