2014/06/09 - 2014/06/16
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しんちゃんさん
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珊瑚潭(烏山頭水庫)(烏山頭ダム)は官田渓貯水池といい、約15万k㎡の田畑を潤す“水がめ”である。大正9年(1920年)から昭和5年(1930年)十年の歳月を掛けて完成した。
当時東洋一の規模で、ダムはほとんどが土で構成された“セミ・ハイドロリックフィル工法(半水成式工法)が採用された。
灌漑(かんがい)する土地はあまりに広いので三区画に分けて、3年に一度給水する「三年輪作給水法」がとられた。これらの工事は台湾を日本が統治する最中に計画実行された。日本国内の米が足らないための増産適地の的がこの台湾南部の嘉南平原だったのである。
工事を設計実施監督した八田与一は現在でも地元の方々に愛され、命日の5月8日には“墓前祭”が行われる。八田与一等が住んだ官舎が復元され隣には「展覧解説館(3D動画館)」と休憩施設がある。
八田與(与)一は日本人のほとんどの方が知らない方である。
写真は「展覧解説館」前の説明板
左側の奥様は八田が31歳の時(大正6年)、金沢第一高等女学校を卒業したばかりの16歳、米村外代樹(とよき)と結婚した。彼女は結婚後ほとんどを台湾で過ごした。八田が昭和17年(1942年)太陽丸に乗りアメリカの潜水艦に撃沈され死亡したが子供と共に台湾で過ごした。昭和20年9月1日、日本人は日本へ引き上げなければならなくなった時八田が仕上げたダムの放水口に身を投げ夫の後を追った。享年45歳であった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス ヒッチハイク 徒歩 バイク 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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初めに訪問したが、「入場券はあっちで購入して来い」と言われ、700m先にて入場券を購入また戻って来て「これが目に入らぬか!」と入場券を見せた。「復元官舎」と「展覧解説館」入り口。
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入り口からの復元官舎・展覧解説館までのアプローチ
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アプローチの左側に排水ポンプの圧力弁らしきものが展示されていた。
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「防空洞」芝生の中に入って行ったが梅雨で水溜りが出来ており、運動靴が濡れてしまった。急いで逃げ帰った。
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ナンヨウザクラ(南洋桜)
説明版からです。【敷地内のナンヨウザクラは、当時ダム設計監督であった八田与一技師が郷愁にかられ、1930年ダム完成時にわざわざ熱帯アメリカより取り寄せ自ら植えたもので、80余年の樹齢を数え、特別な歴史的意義を持ちます。】 -
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右側、トイレ・休憩室(若干の資料)左側「展覧解説館(3D動画館)」奥に復元された官舎4棟。
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休憩室
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休憩室内。八田与一が昭和17年5月8日(1942年)大洋丸に乗りアメリカの潜水艦に撃沈され死亡した。大洋丸の写真が大きく張り出されていた。
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説明版
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一個人が八田与一の業績に感動し南投県へ銅像を寄付した新聞記事が切り抜きされていた。この銅像がどこにあるか休憩所の女性に聞いたが、ダム湖半の座った銅像の場所を示した。話にならない…話するの諦めた
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切り抜きされた新聞記事。
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イチオシ
官舎跡全景、東側から。
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阿部宅
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阿部宅説明版
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修復前阿部宅
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赤堀宅
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赤堀宅説明版
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修復前赤堀宅
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赤堀宅
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赤堀宅
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八田宅
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八田宅
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八田宅説明版
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修復前八田宅
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修復前八田宅
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修復前八田宅
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八田宅内、奥様の外代樹(とよき)銅像
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八田宅内
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八田宅内
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八田宅内
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八田宅内
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八田宅内
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八田宅裏庭
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八田宅裏庭
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八田宅家族写真
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八田宅書斎
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八田宅書斎
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八田宅書斎
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八田宅書斎
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八田宅書斎のラジオ
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八田宅書斎のラジオの裏側名盤「金澤市電気水道局」ネットで検索したが金澤市電気水道局の古い真空管ラジオは見つからない。ご存知の方は教えてください。
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書斎の八田夫妻
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庭の銅像のミニチュアかな?原型かな?
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田中及び市川宅
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田中及び市川宅説明版
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修復前の田中及び市川宅
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田中及び市川宅
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イチオシ
「展覧解説館(3D動画館)」前の説明版
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展覧解説館内部
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展覧解説館内部
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展覧解説館内部
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展覧解説館内部アニメで八田夫妻の生涯を描いていた
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八田夫妻のアニメ
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珊瑚潭(烏山頭水庫)(烏山頭ダム)が潤した嘉南大圳平面図
“圳”とは水路の事だそうである。この工事の前に八田は桃園埤圳
を完成させている。
“埤”は灌漑施設の意。
嘉南埤圳では規模が大き過ぎて桁違いに大きいため大圳とした。 -
展覧解説館内部説明版。八田は台湾人・日本人を差別する事はなかった。かばん持ちは前科者を使用していた。心配した方が尋ねると「金を持ち逃げして職を失うことが損か得かぐらい計算出来るだろう」と言ったらしい。
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珊瑚潭(烏山頭水庫)(烏山頭ダム)工事関係施設図
青は「六甲尋常高等小学校」現在も嘉南国小学校として使用されている。 -
珊瑚潭(烏山頭水庫)(烏山頭ダム)工事関係施設図。緑部分が復元した官舎。橙色部分にトイレ・休憩施設、展覧解説館。
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展覧解説館内部
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展覧解説館内部
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展覧解説館内部
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展覧解説館内部「完成した烏山頭ダム」
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イチオシ
官舎入り口
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官舎西側から
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現在も当時の宿舎が朽ち果てていた場所もあった。
小学校は当時の場所にあり現在も使用していた。 -
朽ち果てる宿舎
----713 「八田与一記念園区・記念公園」 台湾一周一人旅 ③へ続く----
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