2014/05/14 - 2014/05/16
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buchijoyceさん
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あれは何年前になるだろうか。確か富山からの帰り、新穂高温泉からロープウェイで西穂を眺め、その日は平湯に泊った。翌日、バスで上高地に入った。そのとき、バスから帝国ホテルを眺めながら、連れ合いに,若いころ、足しげく穂高に通っていたけど、たいていその日のうちに涸沢まで入ることが多かったから、上高地に泊ることはなかった。だから、バスからあのホテルを眺めながら、いつかあのホテルに泊まりたいと思っていたのよ、と言った。すると、連れ合いが、じゃ〜、予約して泊りに来ようと言ってくれた。とはいえ、その後上高地のことは忘れていて、思い出すこともなかった。
去年のことだ。学生時代の友人が、上高地へ行き、穂高の写真を送ってくれた。晴れ男を自認する山男の友人の写真は、晴れあがった青空に穂高連峰がそびえ、梓川が美しく流れていた。すこぶる懐かしかった。穂高は私の青春の山々だ。多感な時代、「もし魂があるのなら、私は、死んだら、穂高山頂の、青い空の深みに住もう」と書いたことがある。もう頂上までは登れないが、お別れに穂高の山々に会いに行こうと決めた。まだ雪が残っていて、空の青さが岩壁や岳沢に反射して青く輝いているときに、と口癖のように言っていた5月にしたのだ。2月、さっそく上高地帝国ホテルを予約した。ついで電車の予約もした。バスの運行開始、ライブカメラの作動開始、それらを待って、毎日のようにライブカメラを眺め、最近の上高地の情報を集めたりしていた。
◇5月14日(水)
いよいよ出発だ。山は天気が気がかり。予報は今日一日は晴れるとあったが明日からは崩れる模様。今日一日光があるなら出来るだけ今日のうちに写真を撮ろうと思っていた。ロマンスカーで新宿へ、新宿からはスーパーあずさで松本へ。中央線など乗ることがないので,窓外の景色は新鮮。でもガスっている。白い北岳、間の岳、南アの連山も見えるには見えるがはっきりしない。光はあるが松本に近づくにつれ、雲が厚くなってきた。松本で7番線のアルピコ鉄道に乗り換え、新島々へ。精算所で「どちらへ」「上高地へ」「なら往復買われた方がお得です」「では」と松本、上高地往復券を購入した。
ますます雲は厚くなる。今日一日お天気マークだったのに、と恨めしげに空を見上げている。Ipadを出し、ライブカメラをのぞくと穂高の空は青くない。ため息が出る。
山にのぼるにしたがって、周りの木々は早春から、冬枯れの、やっと芽をふき始めたばかりの幼い緑へと逆戻りしていく。
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バスが帝国ホテル前に着いた。今回は連泊なので、キャリーバッグを引きずってきた。中身は衣類だけなので軽いのだがベルボーイが急いで来て、荷物を持ってくれた。「お天気だったら、荷物だけ預けて、そのままバスターミナルまで行こうと思っていたんだけど、このお天気ではチェックインする」なんて言いながら、チェックイン。 ラウンジには大きな煙突のついた暖炉がある。部屋は107号室、2階だ。荷物を置くやすぐに窓を開け、ベランダに出て、外を見た。右手に穂高の山々、岳沢、そして左手に焼岳。空は青くはないとはいえ、くっきり見える山々の大きさに感激。写真ではこの感覚はないんだよな、と小さなバッグにカメラとレンズだけを入れ、すぐにホテルを飛びだした。
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林の中を遊歩道が続いている。ウグイスの声が響く。駐車場から梓川沿いの歩道に出た。団体客が多い。発声がどうも日本語ではない。聞くと台湾の人たちだった。午後3時、河童橋からライブカメラに向かって手を振る。山男の友人からライブカメラを見ているから手を振ってと言われていたからだ。連れ合いは最敬礼している。じゃ〜、五千尺でお茶にしよう、と中に入った。私はチーズケーキとミルクティ、連れ合いはブルーベリーケーキとコーヒー。ひときれが大きくておなかに残った。
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河童橋を渡って、今度は右岸を下った。河原にカモがいる。岩場をニホンザルが歩いている。予定はウェストンの碑を見て、田代橋を渡って、ホテルに帰る。道は砂利道で歩きにくい。こちら側を歩いている人ほとんどがいない。静か。しかし右岸にホテルが増えた。それだけ需要があるということだろうか。
やっと橋が見えた。ほたかはしとたしろばしを渡って向こう岸へ。林の木の間ごしにホテルの赤い屋根が見える。
今日は初日、足慣らしにはちょっと多すぎたかな。バスタブにつかって、ゆっくり体を休めた。朝早かったこともあり、久しぶりのウォーキングで疲れたんだろう、ソファに足を伸ばしたまま寝てしまった。目を覚ましたら6時半を過ぎていた。そろそろ起きよう、ディナーは7時45分の予約。そこで明日の天気を見ようとIpadを立ち上げた。「インターネットに接続していません」という表示。で、自分のブログを開けてみた。やはり「接続していません」と出る。たしかインターネット使えます、ってあったはず。引き出しを見ると、接続ケーブルが入っていた。なるほど。
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Ipadが使えるとばかり思っていたから、そのままブログに日記を書きこもうと思っていたのだ。これは大いなる誤算。しかたがないので、IpadはBGMとなった。シューベルトの即興曲とベートーベンのピアノ3重奏曲が入っている。
そこで部屋の備品を眺めた。双眼鏡、星座標、磁石、自然観察ガイドetc.が置いてある。携行してもいいと書いてある。う〜ん、お天気ならば、な。早速磁石は使った。北は間ノ岳の方向だ。
そろそろ時間ですよ、といわれて、着替えをして、ダイニングルームに向かった。今夜は洋食「神河地」 をチョイスしてある。
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