2014/06/14 - 2014/06/14
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ドクターキムルさん
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横浜市戸塚区戸塚町にある戸塚警察署の男子洋式トイレを紹介(http://4travel.jp/travelogue/10492247)してから4年が経つ。便器をおよそ45°の角度を付け、トイレの個室に斜めに設置して前を広くするやり方である。しかし、このアイディアのあるやり方も、この4年間に他ではお目に掛かってはいないから、全くのところ普及してはいないのだろう。
カメラアングルで、斜めにすれば長い被写体でもカメラに収められるのに、横か縦でしか写真撮影がなされないのと同じなのだろうか?
(表紙写真は戸塚警察署の男子洋式トイレ)
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戸塚警察署。 戸塚警察署は東京都新宿区にもある。
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戸塚警察署の海抜表示。旧東海道にある大坂を上ったところ(横浜新道沿い)にある。
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戸塚警察署の男子トイレ。普通に良くある風景だ。
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戸塚警察署の男子トイレ。「洋式」の貼紙がある。
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戸塚警察署の男子洋式トイレ。およそ45°の角度で設置されている。利用しても何の違和感もない。ドアまでの間が広い。
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戸塚警察署の男子洋式トイレ。
「余談になるが、戸塚警察署でトイレを借りたが、様式トイレの便座が45°程度ずらして設置されていた。角度をずらしたトイレは初めて見たが、かつて国内携帯電話(PDC)で用いられた変調方式を思い出した。こんなトイレがそこここにあったなら、赤岩さんでなくても誰でも位相をπ/4(45°)シフトすることを思い付いたであろう。」
と紹介したら質問が寄せられた。
その返事にディジタル無線機の開発秘話が載っている。この分野の専門家でさえも知らない内容なので転載しておく。
「 来年7月24日までで地上波TVのアナログ放送は停波されると告知されています。現在の地上波TVのアナログ放送は6月30日までで、7月に入ると放送内容は各TV局に委ねられ、どのような放送内容になるかはまだ伺い知れませんが、何か7月24日で停波になる警告文が入ることでしょう。NHK BSで受信料のご案内の表示が出るイメージに近いでしょうか。
地上波TVのディジタル化を見ているとアナログからディジタルへは大変なことが分かると思います。しかし、ケータイではもうとうの昔にディジタル化されています。端末が移動する場合には電波の受信状態が変化するためにより条件がきついと言われていたケータイからディジタル化されるなどと言うことは当時では考えられないことでした。しかし、日本では、良くあることなのですが、アナログの自動車電話がサービスインされた時(1979年12月25日)には次世代システムとして自動車電話のディジタル化の試作開発が進んでいました。実際に自動車電話のサービスイン時には既に試作機の組み立てが始まっていました。当時の電々公社(NTT)の試作・開発では、国内通信各社(所謂電々ファミリ)に一括して試作・開発を任せる、丸投げ方式に似たやり方で、基本方式はNTTから指定され、細部は電々ファミリ側で実現して行くのです。NTTから分社化されたドコモのケータイが今でも製造メーカ間で規格は統一されているようでも細部の仕様には違いがあり、製造メーカの特色があるのはそうした歴史のなごりでしょう。
こうした研究・開発ではテーマが進み過ぎていたりして中々成功しない場合が多く、このディジタル自動車電話の試作開発の場合も、職場の皆は成功しないものと踏んでいたようです。実験していると職場の先輩諸氏が来ては、「これがうまく行くと世の中はこの様になる。」と一席ぶっていくのです。幸いなことにその夢のような話の内容はその後しばらく経ってから現実のものとなりましたが、ケータイ依存症やケータイを使った犯罪など本来の技術から距離を置いたことは誰も何も指摘してくれませんでした。
この頃あった常識とされていたことに、「移動通信では振幅値一定」のアナログのFM変調に類するものでないと駄目だと言うことがありました。今ならば昔あった迷信みたいなことですが、自動車電話の最初のディジタル化はこの迷信に合ったものでした。
当時、赤岩さん(赤岩博士)は上司の松尾さんから、こうした迷信の実証を指示され、逆にこれまで常識とされていたことが迷信であることを実証しました。ちなみに松尾さんは名古屋大学の出で、私がこれまでに出会った人の中では最も頭の回転の良い人の一人です。名大出のノーベル賞学者ではあの著名な野依先生がおりますが、数年前に益川敏英・小林誠両氏が受賞されたときに、名大出で同じ時期に学位を取得した知り合いに聞くと、「クラスには東大を受けずに名大に来る恐ろしく優秀な人が少なからずいたものだ。」と言われ、納得しました。次世代スーパーコンピュータ予算の仕分け作業で、蓮舫議員が「2番ではいけないのですか?」と発言し、あの野依先生が出張ってきたので、「蓮舫は凄い。あの野依先生を怒らせたのだから。」と驚きました。
この赤岩さんの仕事からは移動体通信系にも直交変調方式が採用され、地上波TVのディジタル化もそうした1つでしょうか。位相をπ/4(45°)シフトするやり方は振幅値の変動を少なくするやり方です。1、0のディジタルのシンボル(×2)をXY座標で表すと、三角形を上下に合わせたXY座標上にあるシンボル(1,0)、(0,1)、(-1,0)、(0,-1)で出来た正方形を45°回して普通の正方形にしている訳で図形的にはありふれた形に変ります。テキスト文だけで図形は描けないのですが、イメージできると思います。こうした自然に見える形の方が技術的にもケータイの変調方式として好ましいのです。
ちなみに日本国内のケータイのディジタル化は海外ヨーロッパに遅れ、ヨーロッパでは私たちが試作・開発を担当して成功したやり方が採用され、国内では後出しジャンケンとでも言うべきか、その後の技術も織り込んで最新のやり方にして、結果、世界のデファクトから外れてしまいました。ケータイ分野では日本メーカは、世界的に見れば意味のあるシェアは占めてはしません。国内ケータイ市場は特殊な製品展示会場のような様相で存在意義を持ち、新たな機能を確認して世界市場で受け入れられ得るものかを判断する場になっているようです。現在のケータイ時代を切り開いた一人としては想像のできない世界になってしまいました。
ついでにもう1つ。私たちが試作・開発して成功したために、製品化してオーストラリアに輸出されました。1980年代のことです。図面やスペックが英語化され、技術開示され、しかも基本特許がなかったことがヨーヨッパのケータイに採用され、世界のデファクトとなった要因でしょう。その後開発された製品は技術的には大変古いものであり、アポロが月に行き1960年代に月の映像を地球に送信してきたNASAが開発したシステムを採用したものです。ケータイの分野は日進月歩と言われてきましたが、意外なこともあるものです。このやり方を提唱したのは誤り訂正符号で余りにも有名なビタビ博士です。このときには国内の無線関係の博士は、「この方式で実用化できる訳がない。」と言う声が支配的でした。しかし、実現されると誰もが当時の発言に責任を持ちません。博士なら責任を感じて学位を返上すべきでしょうか。私は通信関連と言っても集積回路(LSI)分野の博士なので通信分野のレベルは良くは分かりませんが、通信分野の博士には符号理論分野のビタビ博士レベルの人は皆無だったことは分かります。専門家の意見にも眉唾だという貴重な経験をしたと思います。この当時、ビタビ博士のやり方を最初に解説したのが松尾さんです。それが出来たのは、やはり頭が素晴しく良かったからでしょうね。」(2010年08月23日) -
戸塚警察署の男子洋式トイレ。
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